「楓」の意味・読み方、名前140例【男女別】！楓の花言葉は？怖い意味はある？

「楓」は一文字名前として人気が高い漢字です。かつては女の子の名前に多い印象でしたが、最近は男の子にもよく使われるようになりました。明治安田生命の2022年の名前ランキングでは、「楓」という名前が女の子部門で50位、男の子部門では28位と、ともにベスト100に入っています。

「楓」は葉のイメージが強いですが、春に花を咲かせます。楓の花には「大切な思い出」「美しい変化」といった花言葉があります。楓は春に花を咲かせ、夏に青い葉が茂り、秋に紅く染まります。

「楓」が使われる名付けには、変化する時代や年齢にあわせて、それぞれの美しさで輝いてほしいという願いが込められるでしょう。また、懐かしい景色や人との絆を忘れない、思い出を大切にする人という由来にもなりますね。

「楓」というと、紅葉の秋をイメージする人が多いかもしれません。しかし、楓は一年を通して美しい姿を見せてくれる木です。「イロハモミジ」や「ハウチワカエデ」は春の終わりに可憐な花をつけます。初夏は緑色の葉が鮮やかで、昔から多くの人が愛でていました。

ちなみに「楓の芽」は春の季語、「青楓」「若楓」は夏の季語となっていますよ。春生まれ、夏生まれの赤ちゃんにも問題ないといえるでしょう。厳しい寒さを耐えて甘い蜜をためる木でもあり、カナダでは雪にメープルシロップをたらして食べる「メープルトフィー」が冬の名物となっています。「楓」のひびきや意味を重視して、名付けでは季節を限定しない人も多いようです。

「楓」という漢字の成り立ちや花言葉には、悪い意味や怖い意味は含まれていません。「楓」は昔から日本人が愛でてきた自然であり、色や形も美しく、馴染み深いものです。しかしネットなどで「楓」と検索したときに、「楓　怖い」といった候補が出てくることがあります。

これは、スピッツの「楓」という曲の歌詞が意味深だからといわれています。「楓」というタイトルですが、楓のことはまったく描かれていません。そのため、名付けの際に「楓」に悪い意味が含まれるのではないかと心配する必要はないでしょう。

楓は「かえで」という読み方以外にも「ふう」「ふ」「かえ」「か」などと読ませることが多いようです。組み合わせる漢字によってアレンジしやすい漢字だといえるでしょう。

秋に美しく紅葉するもみじのイメージから、秋生まれの赤ちゃんの名前としても人気が高い漢字です。「楓」を使った女の子におすすめの名前を紹介します。

「楓」という漢字の持つ上品なイメージから、どの名前も風流で凛とした佇まいを感じさせます。特に自然にまつわる漢字と組み合わせるとその良さが際立ちますね。

古風な印象を残しつつも可愛らしい、幅広い年代の人から支持される名前だといえるでしょう。

女の子の名前として人気が高い「楓」の漢字ですが、最近では漢字一文字で「かえで」と読ませる名前が男の子の人気の名前ランキングでも上位を獲得しています。「楓」の漢字を使った男の子らしい名前をピックアップしてみました。

「楓」の漢字は男の子の名前に使うと高貴な印象になりますね。特に和風のイメージの漢字と組み合わせるとより上品さが際立ちます。

「ふう」という響きにしたいときには「風」「夫」などがよく使われていますが、季節感や個性が出る「楓」を使うのも素敵ですよ。

※この記事は2023年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。