無痛分娩の痛みはどれくらい?前日・当日の流れをマンガで紹介!【産婦人科医監修】
初産の方は、妊娠がわかった喜びがある一方で、陣痛やお産に対する不安も大きいのではないでしょうか。「自分は痛みに弱いから無痛分娩がいい」と考えているママも多いでしょう。ここでは、初産で無痛分娩を選んだ漫画家みずじさんの体験をもとに、無痛分娩の痛みと前日〜出産までの流れを産婦人科医監修マンガでご紹介します。
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この記事の監修
目次
無痛分娩前日の処置の流れは?麻酔は痛い?
無痛分娩の麻酔は、「硬膜外麻酔(こうまくがいますい)」と「点滴麻酔」の2種類です。みずじさんは、鎮痛効果が高く赤ちゃんへの影響がほとんどない「硬膜外麻酔(こうまくがいますい)」を選択しました。
麻酔の痛みの感じ方は人によって異なりますが、みずじさんは痛みをほとんど感じなかったそうです。
陣痛からお産が進むまでの痛み
無痛分娩前日に麻酔と子宮口へバルーンを入れる処置をしたら、無痛分娩当日に促進剤で陣痛を促すのが一般的です。「どのくらいの痛みなのだろう」と不安に思う方もいますよね。
みずじさんの場合は、前日に子宮口にバルーンを入れた刺激で自然と陣痛がきたそうです。麻酔が入ると、まったく痛みを感じなかったといいます。
子宮口全開!無痛分娩本番の流れ
子宮口が全開になったら、医師や助産師が出産の準備を進めます。助産師の指導のもといきみます。
数回いきむと、赤ちゃんが出てきてくれたようです。お産がすすむ早さは人それぞれですが、みずじさんの場合は早かったのですね。
無痛分娩で痛みの少ないお産が実現!(まとめ)
初産で無痛分娩にのぞんだみずじさんは、前日の処置〜出産〜産後の処置まで痛みを感じることはほとんどありませんでした。麻酔がきれたあとは痛かったそうですが、痛みが少ない快適なお産になったのですね。
みずじさんのように、麻酔を入れるまでは陣痛を感じた方が多いようです。そうはいっても、無痛分娩は普通分娩に比べて痛みがかなり軽減されるので、選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。
無痛分娩経験者の痛みに関する体験談
痛みに弱くても大丈夫だった
麻酔効くか半信半疑だったので痛みがなくなったときはホッとしました。
痛みに弱い私でも無痛分娩なら大丈夫でした!次の機会があれば、また無痛分娩で産みたいです。
出産時にまったく痛みがなかった
第2子を無痛分娩で出産しました。陣痛促進剤で陣痛が来てから麻酔薬を注入するまでは痛かったのですが、麻酔を入れてからはまったくの無痛でした。
一人目を出産したときの陣痛レベルが5段階あるとして、出産時がレベル5だとすると、レベル2くらいで麻酔薬を使い始めたイメージです。麻酔が効いてからは、お腹が張る感覚はあるけれど、痛みの感覚だけが取り除かれているような感じでした。
陣痛の痛みはあったが、産む瞬間を体感できた
二人目は無痛分娩を選択しました。一人目の普通分娩に比べたら、「痛い」と感じられるだけ余裕があったのかなというのが感想です。人工破水してからも麻酔は弱めだったので、陣痛の痛みは感じました。
生まれる直前に、あまりに痛そうなのでと麻酔のレベルを上げてくれて少し楽になり、陣痛の合間に助産師さんと話すこともできました。前回は意識がもうろうとして話もできなかったので、痛みがゼロではないにしろ、無痛分娩が断然楽でした。
今回の無痛分娩で特に嬉しかったのは、産む瞬間をしっかりと体感できたことです。意識がしっかりあったので、生まれた赤ちゃんをすぐに抱くことができました。
お産がスムーズに進んだ
初産で無痛分娩を選択したので、自然分娩と一概に比較はできないのですが、看護師さんからは「お腹の赤ちゃんが大きかったので、自然分娩だったらさらに10時間くらい時間がかかっていたかもしれませんね」と言われました。
無痛分娩によって分娩がスムーズに進行したこと、お産の痛みに気をとられずに赤ちゃんと対面できたことは、今でもありがたく感じています。
産後も元気に歩くことができた
初産で無痛分娩をしました。自然分娩の人と同じように、無痛分娩でも産後6時間後に歩行を開始してOKです。小さい歩幅ながらも歩いて元気に過ごすことができたので「無痛分娩のおかげかな」と思った出産翌日でした。
会陰の裂傷や会陰切開がなく産後の回復が早かった
一人目の自然分娩のときは産後の筋肉痛がひどくて、疲労感もあり、退院してからもフラフラでした。しかし、二人目の無痛分娩のときは筋肉痛がまったくなく、疲労感もそれほど強くありませんでした。会陰の裂傷や会陰切開がなかったのも良かったです。無痛分娩は産後の回復が早いので、日常生活に戻りやすいのが大きなメリットだと思います。
(文・ままのて編集部/マンガ・みずじ)