更新日:2017年06月06日

出産を促すバルーンって何?バルーンの方法と費用とは

出産がスムーズに進まなかった場合は、どうのような処置が行われるのでしょうか。ここでは、出産がなかなか進まない時に行う処置のひとつ、「バルーン」の使われ方や効果、費用はどの程度かかるのかについて解説します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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出産を促すバルーンとは

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誘発分娩の一つ

バルーンは誘発分娩に使用されており、子宮口を開かせるための医療器具です。陣痛を誘発するために用いられ、その名の通り風船のような形をしています。

どんなときに使われる?

バルーンは次のような場合に、出産を促す目的で使用されます。

・陣痛が起こらない場合
・陣痛が弱い場合
・逆子を分娩する場合

そのほかの誘発分娩

バルーン以外の誘発分娩には、陣痛促進剤という薬剤を使って出産を促す方法もあります。

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出産を促すバルーンの方法と効果

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方法

まず、しぼんだ状態のバルーンを子宮の入り口にセットし、中に滅菌水を入れて徐々に膨らませていきます。風船が膨らむことでだんだんと子宮口が広がっていき、子宮口が十分に開くと自然と外れ、その流れで出産を促します。

効果

1.陣痛を起こす
通常は子宮口が広がってから破水するものですが、その前に破水が起きたり(前期破水)、また予定日を過ぎても陣痛が起こらない場合に、バルーンを使って陣痛を引き起こし、出産を促します。出産日を決めてお産を行う「計画分娩」の場合にも、陣痛を引き起こす目的でバルーンを使用します。

2.陣痛を促進する
子宮口が2cm程度開いているけれど、陣痛が弱いために子宮口がなかなか開かず、お産の進みが悪い、などの場合に陣痛を促進する目的で使用されることがあります。バルーンを使用して子宮を刺激し、子宮口を柔らかくして広げることで出産を促します。

3.逆子を出産できる
帝王切開をせずに逆子を出産する場合は子宮口が十分に開いていないと、臍帯が圧迫されることで、赤ちゃんに酸欠などの危険が及ぶ恐れがあります。そのため、子宮の入り口をあらかじめ広げるためにバルーンを使用することがあります。子宮の入り口を安全な大きさまで十分に広げることで、臍帯を圧迫するリスクを減らして逆子の赤ちゃんを出産することが可能です。

出産を促すバルーンは痛い?

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挿入時

バルーンは、少し開き始めた子宮口にしぼんだ状態で挿入するので、内診時のような痛みがあるくらいでそこまで大きな痛みはありません。しかし、恐怖心や不安から力が入ってしまい、痛みを強く感じてしまうこともあります。内診程度の痛みといわれていますが、内診も痛みをあまり感じない人や痛みを感じる人がいるように、痛みの感じ方は人によって違うようです。

挿入後

子宮口に入れてから、適正な大きさまでバルーンを膨らませていきます。いったん挿入してしまえば、違和感があるくらいで、痛みは感じないようです。その後に起きる陣痛と分娩に比べれば、我慢できる痛みといわれています。

バルーンを使うときのリスク

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出産を促すためのバルーンでも、何かしらのリスクはないのか気になるのではないでしょうか。

バルーンを使うと、バルーンの先で赤ちゃんの頭を押し上げるような形になってしまい、子宮壁と赤ちゃんの頭のあいだに隙間ができます。その隙間に臍帯(へその緒)が挟まって出てしまうリスクもあるので、慎重に行わなければなりません。お医者さんから提案された場合は、しっかりと説明を受けて不安なことは聞いておくようにしてくださいね。

出産を促すバルーンの費用

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病院によって異なる

バルーンを使う場合、費用は別途かかります。費用は病院ごとに異なるので、事前に確認しておくと安心ですね。また、バルーンは入院してから挿入するので、入院日数が1日プラスされることもあります。入院日数が増えると、数万円ほどの費用が追加でかかることも頭に入れておいてください。

保険適用されない

バルーンは保険適用されません。費用は請求されない病院もあるようです。

出産を促すバルーンの体験談

ここでは、バルーンを実際に使用した方の体験談を紹介します。

私の場合は、バルーンで陣痛、ってのは残念ながらありませんでした。バルーンを入れても痛みがあるのは、入れてから少しの間だけ。その後は、違和感はあるものの、陣痛が付くような痛みはありませんでした。
病院や担当医の方針によるかも知れませんが、バルーンが抜けても陣痛が付かない場合は、促進剤を使用するのではないでしょうか?

引用元:detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

今バルーンが子宮に入った状態で回答しています。16日が予定日だったけど子宮口はまだ1cm。昨日まで産まれず、昨日入院しました。ちなみに今回の出産は2人目です。
昨日15時にバルーンを入れ、16時からキレイに5分間隔の痛みが22時まで続きました。これはいい感じ!と思いましたが、いつの間にか寝ていて気づけばこの時間。バルーンは抜けず、痛みもなくなってしまいました。今日の午前中に、促進剤を使い始め、出産に挑むことになると思います。

引用元:detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

私の場合は、予定日を一週間超過しており、バルーンを入れて一日様子を見て、無理なら陣痛促進剤という予定でした。午前中に入院して検査など行い、午後1時過ぎ頃にバルーンを入れ、2時過ぎくらいから10分間隔の陣痛(そんなに強くない)が来ました。

そこから全然進まなかったのですが、深夜になって(12時頃)陣痛の痛みが凄く強くなって5分間隔になったので看護師さんを呼んだら破水していたので、陣痛室に移動してバルーンを抜いて、翌朝(7時半すぎ)出産という流れでした。

引用元:detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

元気に産まれてくれることが一番

バルーンや陣痛促進剤を使う誘発分娩は、痛いイメージがありますが、お産が始まればどんな痛みからももう逃れることはできません。つらい出産の痛みに必死に耐えたごほうびは、産まれてきた赤ちゃんがプレゼントしてくれます。あまり不安になりすぎず、出産の日を迎えてくださいね。

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