更新日:2018年01月31日

陣痛の痛みを和らげる6つの方法!出産前のツボやアロマは役に立つ?

陣痛の痛みは出産未経験の人にはなかなか想像しづらいものです。一体どれぐらいの痛さで、耐え切れるものなのでしょうか。できれば痛みを緩和して安産につなげたいものですよね。ここではアロマやツボ押しなど、陣痛の痛みを和らげるとされる方法を解説していきます。事前に知っておくだけでも、心の余裕につながるかもしれませんよ。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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記事の監修

陣痛とは?痛みをたとえるとどんな感じ?

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臨月に入ったママの心配事のひとつに陣痛があります。陣痛はどのくらい痛いのか、不安に感じることもあるでしょう。そもそも、陣痛が起こる仕組みはどのようなものでしょうか。怖いと感じるものの正体と仕組みを知ることで、心に余裕が生まれるかもしれません。

陣痛とは、赤ちゃんを外に出そうと子宮が収縮することで起こる痛みです。一定の間隔で起こり、分娩にいたる陣痛を「本陣痛」、不規則に起こりそのまま一度消えてしまう痛みを「前駆陣痛」とよぶこともあります。

陣痛には段階に応じた大切な役割があります。初期の陣痛は子宮口を開き、胎児の位置を安定させます。ピーク時は、胎児を子宮の外に押し出す原動力となります。赤ちゃんが生まれた後では胎盤を娩出する役目もありますよ。

陣痛の感じ方は個人差が大きいものです。世間一般でよくたとえられるのが「鼻からスイカ」という表現ですね。他にも以下のように感じるママがいるようです。

・1年間ずっと便秘していたものが出る感じ
・身体が真っぷたつに裂けるような痛み
・腰をかなづちで打たれているような感覚
・骨盤が割れるような痛さ

陣痛の初期は、生理痛や下痢に似た痛みを感じることもあります。思ったより痛くなかったという人もいれば、想像以上に痛かったという人もいます。陣痛を理解し、できるだけリラックスしてのぞみたいものですね。

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陣痛の痛みを和らげる方法1:呼吸法

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陣痛の緩和や軽減には、呼吸法が役に立つこともあります。上手に息を吸えば身体が弛緩して痛みが楽になり、酸素が赤ちゃんにまでいきわたるかもしれません。病院によっては事前に呼吸法を指導することもあります。たっぷり息を吐くことを意識すると、自然と多くの空気を吸い込むことができますよ。

リラックスしたいときは、鼻からゆっくり息を吸い込み、軽く止めてから口から細く長く息を吐きます。息を吐くときには緊張や疲れ、不安などが外に吐き出されるようにイメージすると良いでしょう。

陣痛は痛いときと痛くないときの波が交互にやってきます。ママが痛いときは赤ちゃんも苦しいときです。痛くないときはなるべくゆっくり呼吸をして、赤ちゃんに新鮮な酸素を届けるようにイメージしてみましょう。

陣痛が始まって深呼吸がしにくいときは、呼吸のリズムと気持ちを整えて「フー、フー」と吐きます。陣痛の強さに応じて呼吸の速さも調節します。さらに分娩が進み、子宮口全開の前にいきみたくなったときは、無理にいきんで会陰部に傷が入るのを防ぐために「ヒッ、ヒッ」と短く息を吐いた後、「フーッ」と長めに吐いて力を抜きます。陣痛時に「フーウン」と言うことでもいきみをのがすことができます。

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陣痛の痛みを和らげる方法2:温める

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腰やお腹など、痛む部分を使い捨てカイロや温タオルで温めることで、痛みがやわらぐ場合があります。張るタイプのカイロよりも揉むタイプのカイロのほうが、いろいろな場所が温められるため便利かもしれません。

陣痛時に足湯をする産院もあるようです。足を暖めることで、全身の血行を良くするためです。子宮は筋肉でもあるため、身体が冷えると硬くなったり緩みにくくなったりする可能性があるといわれてます。靴下を履いたり毛布をかけたり、できるだけ身体を温めることを心がけましょう。

陣痛の痛みを和らげる方法3:ツボ・マッサージ

陣痛を和らげる方法としてツボ押しを試すママもいます。陣痛緩和のツボとして知られているのが「三陰交(さんいんこう)」です。足の内くるぶしの一番上から、指四本分上側の位置にあるツボです。血行を良くし、分娩を促進させるともいわれています。息を吐きながら静かに指圧し、息を吸いながら離してみましょう。タオルなどで温めても良いですね。手の甲にも「合谷(ごうこく)」という万能のツボがあり、陣痛を和らげるといわれています。親指と人さし指の骨がまじわったところから、少し人さし指側にあります。

パートナーがそばにいるときはマッサージをお願いしても良いですね。マッサージの際は指先よりも手のひらの下側を使ったほうが、力の調整がしやすく温かさも伝わりやすいです。陣痛の初期では腰全体を上から下へ、ゆっくり円を描くようにさすります。人によっては一箇所をぐっと押されたほうが気持ち良いこともあります。

陣痛が進むと痛みの位置も下りてくるので、骨盤の真ん中あたりを中心に、ぐるぐると円を描くようににさすります。分娩直前では手のひらでお尻を包み込むようにして下から押すと痛みが楽になることもあります。気持ち良いと感じる場所や強さは個人差がありますから、指示しながらパートナーと協力して楽になる位置を探してみましょう。

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陣痛の痛みを和らげる方法4:アロマ

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ママの身体や精神をリラックスさせ、陣痛の痛みを和らげる方法のひとつに「アロマ」があります。アロマオイルを使ったマッサージやディフューザーによるアロマセラピーを取り入れている産院もありますよ。

たとえば「クラリセージ」や「ジュニパー」といったアロマには、子宮の伸縮を促し分娩を進める作用があるといわれています。柑橘系のアロマは気持ちを明るくする作用、「ローズ」や「イランイラン」などの香りには鎮静効果があるともいわれていますね。

肌に合わないこともあるので、オイルマッサージは医師や助産師に相談したうえで慎重に行いましょう。ハンカチなどにしみこませて香りを楽しんでも良いですね。リラックスできることが大切なので、効果よりは香りの好き嫌いを重視したほうが良いかもしれません。

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陣痛の痛みを和らげる方法5:テニスボール

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病院によっては、陣痛の際に助産師がゴルフボールやテニスボールで肛門あたりをぐっと圧迫することもあります。手に入れやすいものなので、入院時に自宅で用意してきても良いでしょう。握りこぶしで押してもらっても似たような効果があります。

個人差がありますが、陣痛が進むと強い便通に似た感覚を覚えます。力を入れていきみそうになる肛門付近を硬いもので押し戻すことで、いきみ逃しや痛みを和らげることができる場合があります。激しい腰痛も硬いもので抑えることで軽減される可能性がありますよ。

ただし、痛みがひどいときは自分では物を持っていられないこともあります。パートナーがそばにいるときは、サポートをお願いしておきましょう。圧迫するときは助産師にアドバイスしてもらって適切な位置を教えてもらいましょうね。

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陣痛の痛みを和らげる方法6:姿勢

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陣痛が始まるとすぐに分娩にいたるわけではなく、多くの場合子宮口が開くまで時間を要します。初産の場合11~15時間ほどかかるといわれ、子宮口が開くまでは病院の陣痛室などで待機しています。その間ずっとベッドの上で仰向けの姿勢でいるのはつらいと感じることもあるでしょう。動けるうちに、ママが楽だと感じる姿勢を探してみると良いかもしれません。

思いもよらない体勢が、意外と痛みを我慢しやすいこともあります。横に寝そべる「側臥位」は、痛みが強くじっとしていられないけれど体力を回復したいときに向いています。子宮が圧迫されにくい「四つんばい位」を好むママも多いようです。椅子に前かがみに座る「座位」や立った姿勢は胎児の重力が加わるので陣痛が進みやすくなる可能性もあります。腰を落とし立膝をついた「蹲踞(そんきょ)位」が楽な場合もあるようです。

姿勢を変えるだけではなく、抱き枕にしがみついたり、硬いものをにぎったりすると痛みが緩和するママもいます。陣痛の際はママが自由に姿勢を変えられる環境が大事なようです。力を抜きやすく、呼吸を整えられる姿勢を探してみましょう。

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陣痛の緩和法に関する体験談

Comment icon試したいことをリスト化しておく

筆者はこれまで大きな怪我や病気をした経験がなく、陣痛の痛みに耐えられるのか本当に不安でした。自分が痛みに弱いタイプだと思っていたので、和痛分娩や無痛分娩も検討しましたが、産院の方針などもあり結局は自然分娩を選びました。自然分娩を選んでからは、痛みの緩和方法をネットなどで調べ、試そうと思ったことはリスト化しておきました。

陣痛が始まってからは、ツボ押しや呼吸法を試しました。痛みが完全になくなるわけではありませんでしたが、うまく力を抜くことができたので、体力の回復にはつながったと思います。痛みがひどくなってくると助産師さんがテニスボールで肛門を押してくれました。これは本当に一瞬痛みがなくなったので、その後は夫にお願いして痛みがくると強く押してもらいました。「恥ずかしい」というような感情は抜けていましたね。ずっとお尻に力をこめていたので、この圧迫がないと脱肛になっていたかもしれません。

声を我慢せず、痛いときは泣き叫んでいたことも痛みをまぎらわしてくれたように思います。夫の手を壊しそうなほどぎゅっと握り、自分の呼吸に集中することで、痛みに弱いと思っていた筆者でもなんとか乗り切ることができました。その達成感と喜びは計り知れないものでしたよ。

自分にあった緩和法を見つけよう

陣痛の緩和方法はいろいろありますが、どれが自分にあっているのかは試してみるまではわかりません。痛みが軽いうちに試してみるのも良いでしょう。お気に入りのアロマやタオル、毛布なども入院時の荷物に用意しておくと良いかもしれません。お産をスムーズに進めるには、ママ自身がリラックスできることがとても重要です。呼吸法や姿勢などを事前に知っておけば、リラックスして出産にのぞめるかもしれません。

記事内でおすすめした方法に加え、陣痛やお産の最中の環境というのはとても重要です。照明を薄暗いライトにしてもらったり、自分が一番安心できる人にそばにいてもらったりなど病院や身近な人にもリラックスできるお産環境づくりに協力してもらいましょう。

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