【男女別】「佳」の意味と読み方、名前180例！名付けに良くない？漢字の成り立ちは？

「佳」はすぐれた、美しいという意味を持ち、女の子、男の子とも、名付けに使いやすい漢字です。「佳」は「けい」という読みで漢字一文字の名前にしたり、「か」や「よ」の読みで漢字三文字の名前にしたりと、組み合わせ方が多彩にあるのも魅力ですね。「佳」にはどのような意味や由来があるのか、ご紹介します。

「佳」は8画と画数が少なめで、子どもでも書きやすい漢字です。芸能人、スポーツ選手、画家や作家と幅広い分野で活躍している人の名前にも多く使われていますよ。縁起が良いイメージで、験担ぎにもなりそうですね。明るい未来を象徴する名前にぴったりです。

明治安田生命の名前の読み方ランキング（2022）では「いちか」「ほのか」「あかり」「かのん」「ふうか」など、読み方に「か」がつく名前が多くランクインしました。「佳」は古くから名付けに使われている漢字なので、現代的な響きの名前に「佳」を合わせると、落ち着いた印象も与えられますよ。

男の子の名前では、「けい」や「よし」という読み方も人気です。「よし」という読みは古風な響きなので、名前に安定感が増しますね。明治安田生命の名前の読み方ランキング（2023）では、「かいと」や「かなた」「かなと」と言う名前が上位にランクインしていました。現代的な響きをもたせたいときは「か」という読みで使うのがおすすめです。

「佳」は、物語が盛り上がりを見せる場面を指す「佳境（かきょう）」、良い日を指す「佳日（かじつ）」、できばえが良くすぐれた作品をいう「佳作（かさく）」と、ほかよりもすぐれた物事を評価するときに使われる漢字です。名付けの漢字としては非の打ち所がない印象ですね。しかし、まれに「名付けに良くない」といわれることもあるようです。

中国の古典には「佳人薄命（かじんはくめい）」という言葉があり、「美人薄命」と同じような意味で使われています。美しい人は数奇な運命をたどるという熟語です。受け取り方によって「名付けに良くない」と考えられるのかもしれませんね。しかし、科学的根拠はなく、気にしすぎる必要はありません。

むしろ、容姿にすぐれた人は自分の健康に対して肯定的なため、病気の人が少ないというアメリカの研究もあるほどです。容姿にすぐれた人は目を引きやすく、身の回りに起こったできごとが印象に残りやすいのでしょう。良いときほど慎重に、天狗にならないようにという自戒ととらえておくと良さそうです。

※この記事は2024年2月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。