赤ちゃんに多いカンジダ皮膚炎とは?原因と症状・治療法・ホームケアはどうする?

カンジダ皮膚炎とは、赤くポツポツした発疹ができたり、ジクジクした水ぶくれができたりと、カンジダ菌が悪さをしておこる皮膚の疾患です。赤ちゃんに多くみられ、おむつかぶれやあせもと見間違うことがあるでしょう。一体、カンジダ皮膚炎とはどのような症状なのでしょうか。カンジダ皮膚炎との原因と症状、治療法やホームケアを紹介します。

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記事監修

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目次

  1. 赤ちゃんに多い「カンジダ皮膚炎」ってどんな病気?
  2. カンジダ皮膚炎の症状は?
  3. どんなときにカンジダ皮膚炎になりやすいの?
  4. カンジダ皮膚炎になりやすい場所
  5. カンジダ皮膚炎の診断と治療方法
  6. カンジダ皮膚炎を予防するためのホームケア
  7. 間違われやすい皮膚の病気
  8. 子どもの病気に関するおすすめ本
  9. 清潔を保ってカンジダ皮膚炎を予防しよう
  10. あわせて読みたい

赤ちゃんに多い「カンジダ皮膚炎」ってどんな病気?

「カンジダ」と聞くと、カンジダ腟炎のような性器にみられる疾患を想像する人も多いのではないでしょうか。

カンジダ皮膚炎とは、カンジダ菌が原因で、皮膚にトラブルがおこりる疾患を言います。「乳児寄生菌性紅斑(にゅうじきせいきんせいこうはん)」ともいわれ、赤ちゃんにおこりやすい皮膚炎のひとつです。

カンジダ皮膚炎はカビの一種?

カンジダ菌は、真菌(しんきん)というカビの仲間です。主に、性器周辺の粘膜や口の中・消化器官・皮膚などに常に存在していて、自然に体内に繁殖する菌のひとつです。そのため、体内にカンジダ菌がいたとしても、普段の生活にはなんら問題はありません。

普段は人の日常生活に、悪い影響をおよぼすことはありませんが、以下のようなことが原因で、皮膚や性器・粘膜にトラブルをおこすとされています。

・免疫力の低下
・疲れがたまる
・体調不良
・ストレス

カンジダ菌が増えると、皮膚に赤みが増して、かゆみや不快感があるでしょう。すると、医療機関を受診して適切な治療が必要になります。カンジダ腟炎・口腔カンジダ症なども、カンジダ皮膚炎と同じく、カンジダ菌が原因です。

赤ちゃんがなりやすい理由

カンジダ皮膚炎は、赤ちゃんによく見られる皮膚の疾患です。

カンジダ菌は、免疫力の低下や疲れなどから増殖して、赤い発疹やかゆみなどの症状を引きおこします。赤ちゃんは、肌の免疫力が大人よりも低いため、カンジダ菌が悪さをしやすい状況です。

さらに、カンジダ菌はじめじめして温かい、高温多湿な状態を好みます。新陳代謝が活発で、汗をかきやすい赤ちゃんの皮膚は、カンジダ菌が生息しやすい環境といえます。

これが、赤ちゃんにカンジダ皮膚炎が多いとされる理由です。

カンジダ皮膚炎の症状は?

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カンジダ皮膚炎になると、主に下記の症状が見られます。

・肌が赤くただれる
・赤くポツポツとした発疹
・じわりとにじむような赤いまだら模様
・赤くジクジクした状態
・水ぶくれや膿(うみ)のたまった水疱

また、軽いかゆみをともなうことが多いです。症状が悪化すると、皮膚が真っ赤に腫れたり、皮がむけて白くなったりすることもあります。

赤い発疹があらわれることから、おむつかぶれやあせもに間違われることがあります。おむつで覆われている皮膚以外にも発疹が広がり、陰部のしわにも症状がみられたらカンジダ皮膚炎画強く疑われます。

皮膚のトラブルには、さまざまな原因が考えられます。診断により治療法が変わることがあるので、自己判断は避けて、症状が悪化する前に医療機関を受診できると良いですね。

どんなときにカンジダ皮膚炎になりやすいの?

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カンジダ菌は、健康な人でも常に粘膜や皮膚などに付着している常在菌です。

普段、生活をしていても体調や皮膚の状態が、カンジダ菌に左右されることはありません。しかし、免疫力の低下・疲れがたまる・体調不良・ストレスなどが原因で、カンジダ菌が増加して、性器や粘膜・皮膚にトラブルをおこします。そのため、ホルモンバランスが不安定で免疫力の低下した妊娠中にも、カンジダ菌によるトラブルが多いといえます。

赤ちゃんの場合は、大人よりも免疫力が低いので、ちょっとしたことが原因でカンジダ皮膚炎をおこしやすいとされています。

・風邪をひいた
・大量に汗をかいたままにしていた
・おむつを長時間交換できなかった
・きつい衣類を身に着けていた
・脇の下やひざの裏側などに汚れがたまっていた

カンジダ皮膚炎になりやすい季節

カンジダ皮膚炎は、高温で湿度の高い場所を好むので、夏に発症しやすいとされています。おしっこやうんちがでたおむつを変え忘れていたり、赤ちゃんが汗をかいたまま着替えずにいたりすると、カンジダ皮膚炎の原因になります。

夏は、あせもや虫刺されなどの皮膚のトラブルがおこりやすい季節です。できる範囲で清潔を保ち、赤ちゃんの肌にも気を配れると良いですね。

カンジダ皮膚炎になりやすい場所

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カンジダ皮膚炎は、身体の中でも高温な場所や、ムレやすい場所、汚れがたまりやすい場所にあらわれやすいとされています。

・おむつの中
・またの部分
・脇の下
・陰部
・指と指のあいだの付け根
・爪と皮膚のあいだ

身体の中でもおむつの中や肌と肌が重なる部分に、カンジダ皮膚炎の症状がみられやすいようです。

また、カンジダ皮膚炎が陰部にみられた場合、陰部の表面部分だけではなく、男の子ならしわの部分、女の子なら股のデリケートな部分がかぶれやすいとされています。陰部でもデリケートな部分にかぶれがみられたら、カンジダ皮膚炎を疑い、皮膚科や小児科を受診しましょう。

カンジダ皮膚炎の診断と治療方法

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カンジダ皮膚炎の診断

赤ちゃんの皮膚にトラブルがおこったときに、発熱や嘔吐などの症状がなければ、基本的には皮膚科を受診すると良いでしょう。

カンジダ皮膚炎は、皮膚炎をおこしている部分から皮膚の一部を採取して、顕微鏡で検査したり、培養検査でカンジダの検出があるか確認したりします。カンジダが検出できたら、診断されます。

カンジダ皮膚炎の治療

カンジダ皮膚炎と診断された場合、医師から「抗真菌薬(こうしんきんやく)」を処方されることがほとんどです。医師の指示に従い適切な治療を受けることで、きちんと完治させることができます。

再発を防ぐためにも、カンジダ皮膚炎が発症した原因を探ると良いでしょう。ムレが原因であれば、通気性を優先した服装やおむつに変えるなど、赤ちゃんの服装や環境を工夫してあげられると良いですね。

また、おしりにカンジダ皮膚炎がみられた場合は、おむつかぶれの症状とよく似ています。おむつかぶれの薬を使用してかぶれがひどくなったという人もいるので、自己判断は避けたいですね。

カンジダ皮膚炎を予防するためのホームケア

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日ごろのホームケア

カンジダ菌は、高温多湿を好みます。夏の赤ちゃんのおむつの中はムレやすく、温度が上がりやすいので、カンジダ菌が増殖しやすいと考えた方が良いでしょう。できる範囲で、こまめにおむつ交換をしてあげることが予防につながります。また、おむつを替えるときは、軽く拭いて清潔を保ち、乾いた状態を作ってあげられると良いですね。

汗をかいた部分はきれいに拭いてあげたり、シャワーを浴びさせてあげたりすることも、カンジダ皮膚炎の予防につながります。脇の下や指のあいだ、股など肌と肌が重なる部分は丁寧に洗うと清潔を保つことができますよ。

カンジダ皮膚炎になったときのホームケア

どれだけ清潔に気を付けていても、免疫力が低下したり疲れがたまったりして、カンジダ菌が増殖することがあります。カンジダ皮膚炎の診断を受けても、ママの責任とは一概には言えませんよ。まずは赤ちゃんの皮膚のケアを優先してあげましょう。

カンジダ皮膚炎が疑われたら、できるだけ早く皮膚科を受診しましょう。医師の診断により、処方される薬が違うことがあります。また、完治するまでは処方された薬を使い続け、定期的に受診することが再発防止につながります。

カンジダ皮膚炎は、夏の暑い時期におこりやすい疾患とされています。しかし、高温多湿を好む特性上、冬でも似たような環境があれば増殖しやすいでしょう。カンジダ菌が増殖しやすい、おむつのムレや過度の厚着を避けて、赤ちゃんが快適に過ごせる環境を整えてあげられると良いですね。

間違われやすい皮膚の病気

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おむつかぶれ

おむつかぶれは、おむつに覆われた部分に炎症がおこって、おしりが赤くなったり、ポツポツと赤い発疹があらわれたりすることを言います。かゆみや痛みを感じ、悪化すると、皮膚がただれて血がにじむことがあるでしょう。

カンジダ皮膚炎も、おしりが赤くなり、発疹があらわれます。カンジダ皮膚炎とおむつかぶれは、症状が非常によく似ているので、間違えやすい皮膚疾患のひとつです。

しかし、このふたつは治療法が違います。カンジダ皮膚炎は抗真菌薬(こうしんきんやく)を使用しますが、おむつかぶれは保湿薬や非ステロイド外用薬、悪化するとステロイド外用薬を使用します。

カンジダ皮膚炎にステロイド外用薬を使用すると、症状がより悪化することがあります。おむつかぶれかなと感じても自己判断は避けて、できるだけ早めに皮膚科か小児科を受診しましょう。

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あせも

あせもになると、皮膚に小さな赤いブツブツができて、かゆみをともないます。汗を大量にかいたり、汗をかいたままにしておいたりすると、汗が皮膚の中にたまり炎症をおこすことが原因です。

カンジダ皮膚炎もあせもも、小さな赤いブツブツができるので、自己判断での見分け方が難しい症状です。発症しやすい身体の部分や時期も似ているので、肌にトラブルがおこったときは、まずは皮膚科や小児科を受診すると安心ですね。

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清潔を保ってカンジダ皮膚炎を予防しよう

カンジダ皮膚炎は、肌と肌が重なる場所やムレやすい部分に多く見られ、赤ちゃんにおこりやすい症状です。カンジダ皮膚炎になったとしても、医師の指示にしたがい適切な治療を行うことで、スムーズに治りやすいとされています。赤ちゃんの肌に発疹ができたりかゆがったりする場合は、できるだけ早く皮膚科を受診しましょう。

カンジダ皮膚炎に限らず、赤ちゃんの肌トラブルを防ぐためには、皮膚を清潔に保つことと保湿のケアは必要です。特に、夏はカンジダ皮膚炎やおむつかぶれ・あせもなどのトラブルに悩まされる時期です。また、冬でも、おむつを変え忘れたり過度な厚着をさせたりすると、カンジダ菌が増えやすくなるでしょう。

こまめにおむつ替えたり汗を拭ってあげたりと、できる範囲で肌ケアにも気を配り、赤ちゃんの肌トラブルを予防していけると良いですね。

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