更新日:2018年11月09日

赤ちゃんの健診(乳幼児健診)はいつあるの?スケジュール、内容、費用は?服装や持ち物、当日に気をつけることは?

赤ちゃんの健診(乳幼児健診)は、赤ちゃんの発達や健康状態を把握するために、各自治体や医療機関が定期的に実施するものです。ここでは、乳幼児健診の内容・費用・時期について詳しく知りたい方のために、乳幼児健診の基本的なスケジュールや内容、料金、当日の持ち物や服装などの注意点を解説します。

監修 : ままのて 医師・専門家
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記事の監修

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小児科医
染谷 朋之介

赤ちゃんの健診(乳幼児健診)とは?

赤ちゃんの健診(乳幼児健診)は、赤ちゃんが健やかに成長しているか、病気や発達上の問題がないかを把握するために行うものです。離乳食の進め方や歯磨き方法など、赤ちゃんの月齢に応じた情報も提供しています。パパやママが子育てに不安を感じていたり、悩んでいたりする場合は、その場で相談するか、相談窓口を紹介してもらうことができます。

赤ちゃんの健診はいつ?スケジュールは?

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赤ちゃんの健診には、大きく分けて以下の2つがあります。

・定期健診
母子保健法に基づくもので、自治体が必ず実施しなければならない健診

・一般健診(任意)
自治体(あるいは医療機関)が任意で定めている健診

それぞれの時期について詳しく見ていきましょう。

定期健診の時期

母子保健法に基づき、それぞれの自治体では1歳半健診と3歳健診を行っています。ほとんどの自治体で3~4ヶ月健診が実施されています(全自治体の98.8%)(※1)。

3~4ヶ月健診は生後3~4ヶ月頃、1歳半健診は1歳6ヶ月頃を目安に実施されます。3歳児健診の実施時期は市町村によって異なり、3歳0~2ヶ月頃か3歳6ヶ月以降に行うのが一般的です。

任意の一般健診の時期

任意の一般健診の時期は自治体によって違います。一般的な健診時期は次の通りです。( )内の数字は実施している自治体数です(H23年度/全1737市町村)
(※1)。

・1ヶ月健診 (448)
・6~7ヶ月健診 (816)
・9~10ヶ月健診 (1347)
・1歳健診 (365)
・2歳健診 (446)
・5歳健診 (183)

2週間児健診、4歳児健診、6歳児健診を行う自治体もあります。詳しくは母子健康手帳や自治体のサイトに掲載されているので、確認してみましょう。

自治体で定められていない場合でも、医療機関が実施している健診があります。カレンダーやスケジュール帳にメモしておき、受診し忘れることがないようにしましょう。

赤ちゃんの健診の内容は?

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赤ちゃんの健診では身体測定(身長・体重・頭囲・胸囲など)や心音聴診をはじめ、発達や情緒に問題がないか、病気の有無をチェックします。健診の時期によって確認する内容は異なります。それぞれの乳幼児健診の内容例を見ていきましょう。

1ヶ月健診

・母乳やミルクを飲む頻度や量は適切か
・大きな音に反応するか
・臍肉芽腫(おへそのジュクジュク)の有無
・おむつかぶれや陰部の異常はないか
・乳児股関節脱臼の有無
・うんちの色に異常はないか
・予防接種の案内 など

そのほか、1ヶ月健診では赤ちゃんの頭蓋内出血予防のためのビタミンKシロップを投与することがあります。

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1ヶ月健診の内容は?平均体重や身長はどのくらい?持ち物や費用、服装について

3~4ヶ月健診

・首がすわり始めているか
・目つきや目の動きは自然か(斜視や眼球運動の異常の有無)
・見えない方向から声をかけると見ようとするか(聴覚の異常の有無)
・頭を左右に動かせるか、ただし他動的でも可(斜頸の有無) など

6~7ヶ月健診

・首すわり、寝返りなどの発達状況の確認
・テレビやラジオのに反応するか(聴覚異常の有無)
・瞳が白や黄緑色に光って見えることがないか(白色瞳孔の有無)
・離乳食の進め方の説明 など

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【生後6ヶ月・7ヶ月】定期健診のチェック項目一覧

9~10ヶ月健診

・歯の生え方のチェック
・寝返り、ハイハイ、つかまり立ちなど発達状況の確認
・後追いするか
・背後からささやき声で呼びかけたときに反応があるか(聴覚異常の有無)
・離乳食は適切に進んでいるか(1日3回)
・事故防止のための指導 など

1歳健診

・つかまり立ちや歩行などの運動発達状況の確認
・ものをつかんだりおもちゃで遊んだりできるか
・バイバイなどの身振り手振りをするか
・大人が言う簡単な言葉(おいで、ちょうだいなど)を理解しているか
・予防接種の状況の確認 など

1歳半健診

・指さしをすることがあるか
・言葉を発するか
・積み木など簡単なおもちゃで遊べるか
・歯の生え方や虫歯のチェック、仕上げ磨き指導など
・歩行や脚の発達に問題がないか(O脚・X脚の有無)
・肥満度のチェック
・離乳食の進み具合の確認、栄養指導など

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1歳半健診の体験談!内容や持ち物、注意点は?気になる指差しや言葉の発達について

3歳健診

・クレヨンで丸が書けるか
・手を使わずに階段を上がれるか
・ごっこ遊びをすることがあるか
・自分の名前が言えるか
・歯の生え方や虫歯のチェック
・尿検査による腎疾患の有無
・肥満度のチェック 
・しつけについての相談 など

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3歳児健診の目的と健診内容、質問の内容とは?発達や悩み相談の機会を活かし不安を解消しよう

赤ちゃんの健診の費用は?

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定期健診

母子保健法で定められている1歳半健診と3歳健診は公費で実施されているので、無料で受診できます。

任意の一般健診

自治体が定める一般健診は無料で受けられることが多いですが、自己負担とする自治体もあります。不明な場合は母子健康手帳や自治体の公式サイトを確認しておきましょう。

健診を無料で受けられる場合は、母子健康手帳と一緒に健診券が配布されるケースが多いでしょう。ただし、定められた期限内に受診しない場合には自費になることもあるため、注意が必要です。

健診を自費で受ける場合には、病院によって金額は異なりますが、数千円程度かかるでしょう。自費の場合は医療費控除の対象になることがあるので、必要な場合は領収証や医療費明細書を残しておくと安心です。

赤ちゃんの健診での赤ちゃんとママの服装は?

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赤ちゃんの健診はどのような服装がふさわしいでしょうか。順に見ていきましょう。

お座り前の赤ちゃんの服装

赤ちゃんの服装は、なるべくシンプルで脱がせやすく着せやすいものが理想的です。腰がすわる前であれば、上下がつながっているカバーオールでボタンがなるべく少ないものが良いでしょう。寝かせた状態ですぐに脱ぎ着できるよう、前開きタイプのものがおすすめです。

お座りができるようになってからの赤ちゃんの服装

お座りができるようになってからは、上下が分かれていて、ボタンが少なくスムーズに脱ぎ着できるものが良いでしょう。夏はTシャツ、冬はトレーナーなど、季節に合ったものを選んでくださいね。

ただし、健診会場や病院の待合室は冷房や暖房がききすぎていることがあります。肌寒いときに上から羽織るものを用意したり、暑くなったらすぐに脱がせられるようにしたりと、温度調節がしやすい服装にしておくと安心です。

ママの服装

ママの服装に決まりはありません。ただし、集団健診では赤ちゃんを連れて会場内をあちこち動き回ることがあるため、動きやすい服装がおすすめです。荷物は最小限にし、ショルダーバッグやリュックを活用すると良いでしょう。

赤ちゃんの健診で必要な持ち物は?

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健診に必要な持ち物は次の通りです。

・母子健康手帳(事前に質問事項に回答しておく)
・健診券、問診票
・各自治体が指定するもの(採尿容器、歯ブラシ、バスタオルなど)
・おむつ
・着替え
・ミルクやおやつ
・おもちゃなど、赤ちゃんに必要なもの

自治体によって指定する持ち物が異なるので、事前に必ずチェックしておきましょう。

赤ちゃんの健診当日に気をつけることは?

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赤ちゃんの体調を確認する

発熱、下痢、嘔吐など赤ちゃんの体調が悪い場合は、健診日時を見合わせましょう。健診を見合わせる際は、必ず指定の連絡先にキャンセルの連絡をします。症状が軽く赤ちゃんが元気なら健診が受けられることもあるので、自分で判断できないときは事前に電話で問い合わせましょう。

健診の前に授乳・離乳食を済ませておく

健診の内容や会場の混雑状況によっては、健診が長時間になることがあります。事前に授乳や離乳食を済ませておき、機嫌が良い状態で健診が受けられるようにしましょう。

ただし、健診ではお腹を触られることがあります。直前に授乳すると嘔吐(おうと)してしまうことがあるので、注意しましょう。特に1ヶ月健診ではK2シロップが投与されることがあります。お腹がいっぱいの状態ではK2シロップが飲めない可能性があるため、授乳は健診の30分前までに終わらせましょう。

歯科健診がある場合は歯磨きを済ませておく

歯が生えそろう時期になると、乳幼児健診で歯科健診を行うことがあります。虫歯や汚れをチェックしやすいように、事前に歯を磨いておきましょう。

時間に余裕を持ってでかける

健診の会場までの交通手段と所要時間をチェックし、余裕を持って出かけるようにしましょう。指定の時間に遅れると後に回されることがあるので、注意が必要です。集団健診の場合は時間に幅があるため、前もって空いている時間帯を聞いてみても良いでしょう。

子育ての不安や悩みは乳幼児健診で遠慮なく質問しよう

子育てをしていると「子どもに病気がないか」「発達に問題がないか」など、小さなことも気になってしまいますよね。ほかの子どもと比べて成長が遅いのではないかと心配になってしまう方も多いでしょう。

乳幼児健診は、小児科医や看護師、保健師、栄養士、歯科医師など、さまざまな専門家に子育ての疑問や悩みを相談できる良い機会です。気になることがあれば積極的に質問し、アドバイスをもらってみてくださいね。

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