更新日:2017年09月04日

おむつかぶれの原因と対策!薬やワセリン、シャワーなどさまざまな方法をご紹介

おむつを外してみたら、赤ちゃんのおしりが真っ赤になっていたことはありませんか。おむつかぶれは、多くの赤ちゃんが一度は経験するトラブル。不快な状態が続くとかわいそうですし、泣き出してしまうことも多く、ママにとっても悩みの種ですよね。今回は、おむつかぶれの症状や原因、さまざまな対策をご紹介します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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おむつかぶれの症状とは?

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おむつかぶれとは、赤ちゃんのおむつに触れる部分に起きてしまう炎症のことをいいます。医学的に「おむつ皮膚炎」と呼ばれることもあります。

ポツポツとしたあせものような湿疹

おむつかぶれになると、おむつに触れているおしり全体が赤くなったり、ポツポツとしたあせものような湿疹が現れたりします。おしりだけでなく、太ももやウエストなどおむつのギャザー部分に現れることもあります。

かゆみ、痛みを伴う

おむつかぶれは、かゆみや痛みを伴い、ひどくなると赤くただれてしまうことがあります。かゆみや痛みを感じると、赤ちゃんは泣いたり不機嫌になったりすることで、つらさや不快感をママに訴えることもあります。お腹が空いているわけでもないのに泣き止まない場合などは、おむつかぶれを疑ってみても良いでしょう。

おむつかぶれのサイン

おむつかぶれになって痛みやかゆみを感じていても、赤ちゃんは自分でママに伝えることができません。おむつかぶれにすぐに気付いてあげることで、少しでも早く症状を和らげてあげたいですよね。では、おむつかぶれが起きているとき、赤ちゃんはどんな行動をするのでしょうか。

以下のような傾向があるときには、おむつかぶれの可能性があります。赤ちゃんの様子を普段から注意深く観察し、早く気付いてあげましょう。

・おしりを拭いたりお湯をかけたりすると痛がって泣き出す。
・おむつを外すときに、おしりに手を伸ばしてかゆそうにしている。

おむつかぶれに似た症状と見極め方

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おむつかぶれに似た症状

赤ちゃんのおしりに湿疹ができているからといって、すべてがおむつかぶれとは言い切れません。カンジダ性皮膚炎やあせも、アトピー性皮膚炎などになると、おむつかぶれと似た症状が生じるため、注意が必要です。

おむつかぶれ以外の皮膚のトラブルが起きている場合は、使用する薬や治療法が異なります。本当におむつかぶれなのかどうかをしっかりと見極め、正しい治療を行いましょう。

おむつかぶれの見極め方

おむつかぶれかどうかを見極めるためには、おむつが直接触れている部分以外にもかぶれているところがないかを確認することがポイント。おむつかぶれは、おむつが接触している部分のみに生じますが、カンジダ性皮膚炎やあせも、アトピー性皮膚炎などの場合は、他の部分にもかぶれが出てくる場合があります。

例えば、カビが原因で起こるカンジダ性皮膚炎の場合は、おしり以外にも股や陰部、手の指の間など、湿ったりこすれたりしやすい場所に症状が出ます。おむつかぶれとカンジダ皮膚炎を両方発症している場合もあるようです。また、あせもはおしりだけでなく、首や背中など、汗をかきやすい場所に出てきます。

赤ちゃんの身体全体をチェックし、さまざまな原因の可能性を考えてみましょう。

おむつかぶれの原因

赤ちゃんの皮膚は薄くて弱いため、刺激にとても敏感で、もともとトラブルが起こりやすい傾向にあります。おむつかぶれは、どのようにして起こるのでしょうか。

おむつかぶれの主な原因

おむつかぶれの原因は、大きくわけて3つあります。

1つ目は、排泄物による刺激です。おしっこに含まれるアンモニアなどの老廃物や、うんちに含まれる細菌や酵素などの成分が、赤ちゃんの皮膚に刺激を与えてしまいます。

2つ目に考えられるのが、汗による蒸れ。赤ちゃんはもともと汗をかきやすい体質ですが、おしっこやうんちをした後のおむつの中は、温度や湿度が上昇してますます汗をかきやすい状態になっています。密封されたおむつの中で汗をかくと蒸れてしまい、おむつかぶれにつながるのです。夏は特に汗をかきやすいので注意しましょう。

3つ目に、おむつの繊維によるこすれや、おしりふきによる刺激があげられます。赤ちゃんの皮膚はとてもデリケートなため、ちょっとした刺激で荒れてしまうことがあります。

おむつかぶれしやすい体質

おむつかぶれになる赤ちゃんはたくさんいますが、赤ちゃん自身の体質や健康状態によってかぶれやすさや程度は異なります。例えば、もともと肌が弱い赤ちゃんは、おむつかぶれを起こしやすい場合が多いでしょう。栄養が足りていなかったり免疫力が低下したりしているときも、皮膚が弱くなりやすいため、おむつかぶれが起こりやすくなります。

おむつかぶれの対策は?

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赤ちゃんがおむつかぶれになってしまったら、どのように対処すれば良いのでしょうか。間違った対処をすると、逆効果の場合もあります。赤ちゃんの症状に適した方法を選びましょう。

お風呂やシャワーで洗い流す

もっとも大切なことは、赤ちゃんの素肌を常に清潔に保つことです。定期的にお風呂やシャワーでおしりを洗い流し、皮膚に付着した排泄物や汗を取り除いてあげましょう。洗い流す際には、肌への刺激を抑えるため、ぬるま湯を使うようにしてください。

また、石鹸を何度も使うと肌の油脂が必要以上に洗い流されてしまうため、石鹸の使用は1日1回程度に抑えましょう。

おしりを清潔にできるグッズを活用する

おしりを洗い流したくても、外出中はお風呂に入れませんよね。家にいるときでも毎回お風呂に連れて行くのが面倒に感じられたり、おしり以外の場所も濡れてしまい、身体が冷えてしまうのではと心配になったりする人もいるのではないでしょうか。

お風呂に入れない場合には、ぬるま湯をたっぷり含ませたガーゼなどで優しくおしりを拭いてあげましょう。シャワーボトルや霧吹きなどで、おしりを洗い流してあげるのもおすすめです。100円ショップなどで手に入るソース入れをシャワーボトルとして使うと便利ですよ。

おむつやおしりふきの種類を変えてみる

赤ちゃんの皮膚に合わないおむつやおしりふきを使用すると、おむつかぶれが起こりやすくなります。おむつやおしりふきを変えることで、症状が良くなった、あるいは悪くなった事例が多いようです。いくつか試してみて、赤ちゃんに合うものを選ぶと良いですね。

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ワセリンを塗る

赤ちゃんの肌を刺激から保護するため、ワセリンをおしりに塗ってあげる方法があります。ワセリンは石油由来の保湿剤で、皮膚を害する危険性のない成分でできているため世界中で幅広く活用されています。お風呂あがりやおむつ替え後に水分を拭き取ってから塗ってあげると良いでしょう。

ワセリン自体には炎症を和らげる作用はありませんが、排泄物などの刺激から肌を守り、軽度のおむつかぶれには対応できます。

馬油を塗る

馬油は、馬の脂肪から取れる天然の保湿剤です。人の皮脂に近い成分でできており、低刺激なので赤ちゃんの肌に使うことができますよ。ワセリン同様、おしりが清潔な状態のときに塗ってあげましょう。

馬油には、皮膚の表面に油の膜を作って赤ちゃんの肌を保護する効果に加え、炎症を抑える効果もあるといわれています。乳児湿疹やあせもなど、おむつかぶれ以外の対処法としても使われることがあります。

ただし、赤ちゃんによっては馬油の成分が肌に合わない場合があるため、注意が必要です。おむつかぶれがなかなか良くならないときや、ひどくなってしまったときには使用を中止し、医師に相談するようにしましょう。

病院で処方してもらった薬を塗る

おむつかぶれがひどい場合や、家庭で対処をしても良くならない場合は、病院で医師に相談しましょう。おむつかぶれ以外のトラブルがないかを知ることができますし、赤ちゃんの症状に合った薬を処方してもらえるため安心です。薬は用法・用量を守って塗ってあげてください。

非ステロイド軟こうを塗る

病院で薬を処方してもらいたいけれど、忙しくてなかなか連れて行けないママもいるのではないでしょうか。程度の軽いおむつかぶれであれば、市販の軟こうを使ってみてはいかがでしょうか。

薬を選ぶ際には、効用にかぶれが含まれていることを確認し、ステロイドが配合されていないものを選ぶのが無難です。ステロイド軟こうは、正しく使用すれば非常に効果がありますが、何らかの感染が起こっている場合、ますますかぶれがひどくなる可能性もあります。病院で処方してもらうほうが安心でしょう。

市販の軟こうを塗っても症状が改善しなかったり、ひどくなってしまったりした場合には、すぐに使用を中断し病院で診てもらってください。

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おむつかぶれで病院を受診する目安

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受診をしたほうが良い肌の状態

おしりの表面が少し赤くなっている程度であれば、皮膚を清潔に保ちつつ、家庭でできる対処をして様子を見ましょう。それでも良くならない場合や、以下のような症状が出てしまった場合には、放っておかずに病院に行くことが大切です。赤ちゃんの症状をしっかりと把握し、ひどくならないうちに治療を始めたいですね。

・おしりに赤い発疹が出る
・ただれて血が出たり、じくじくしたりする
・皮膚がめくれる
・炎症が広範囲に広がる

受診をしたほうが良い赤ちゃんの状態

皮膚の症状だけでなく、赤ちゃんの行動で病院を受診するべきかを知ることができます。排便や排尿のたびに泣き出す場合には、赤ちゃんが強い痛みを感じている証拠。早めに病院に連れて行き、炎症を和らげてあげましょう。

おむつかぶれは何科を受診する?

おむつかぶれを病院で診てもらう場合には、小児科と皮膚科のどちらを受診すれば良いのでしょうか。

一概には言えませんが、小児科では赤ちゃんの病気全般を扱っているため、小児科で間に合う場合も多いでしょう。子どもを専門にしているので、赤ちゃんへの害が少ないように弱めの薬を処方する傾向があります。おむつかぶれの症状が軽い場合や、薬による影響が気になる人は、まずは小児科へ行くと良いでしょう。

小児科で処方してもらった薬を塗っても治らない場合や、症状があまりにもひどい場合には、皮膚科を受診しましょう。小児科の先生から専門医や病院を紹介してもらえる場合もあります。

おむつかぶれで処方される主な薬

おむつかぶれで病院に行くと、どのような薬が処方されるのでしょうか。処方される薬には、ステロイドが配合されているものと配合されていないものがあります。軽いおむつかぶれの場合には、アズノール軟こうなどの非ステロイド薬、ひどいおむつかぶれの場合には、ロコイド軟こうなどのステロイド薬が処方されるのが一般的です。

特にステロイド薬は、医師の指示通りに使用するとともに、症状がよくなったら勝手に中断することはせず、病院で再び診てもらうのが良いでしょう。医師の判断で、弱めの薬に切り替えることになったり、薬の処方が中止されたりするかもしれません。

おむつかぶれの予防法

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うんちをしたらすぐにおむつを替える

おしっこやうんちを長時間放っておくと、おむつの中の温度や湿度が上昇して蒸れやすくなります。また、肌に刺激を与える老廃物が分解されたり、細菌が繁殖したりしておむつかぶれの原因になります。

おしっこやうんちをするたびにおむつを替えるのは大変ですが、うんちをしたときだけでもすぐに気付いて替えてあげることで、赤ちゃんのおしりを清潔に保ってあげましょう。

ワセリンやオイルでうんちがつくのを防ぐ

赤ちゃんの素肌におしっこやうんちが直接付かないよう、ワセリンやオイルを塗ってあげる方法があります。オイルには馬油やオリーブオイル、ベビーオイルなどの種類がありますが、赤ちゃんの肌に合わないものを使うと肌に刺激を与えて逆効果になる場合もあるため注意して選びましょう。

肌にかゆみや痛みがでたり、発疹がでたりした場合は、必ず医師に相談してください。

おしりをよく乾燥させる

おむつの中は湿度が高く、蒸れやすい環境であるためにおむつかぶれが起こります。おしりを拭いた後には、よく乾燥させてからおむつを履かせるなどして、おしりをできるだけ湿らせないようにしましょう。

おしりを乾燥させるときには、おしっこで床が汚れてしまわないよう、防水シートなどを下に敷くのがおすすめです。

おしりふきを使わない

おしりふきが肌に合わず、おむつかぶれになってしまうケースも多いようです。おしりふきで赤ちゃんの肌を刺激してしまう場合があるため、おしりふきを使わずに霧吹きや濡れたガーゼ、ぬるま湯などでおしりを洗うのもひとつの方法です。

おしりふきを使用する場合は、霧吹きでおしりを湿らせたり、おしりふきに水を含ませてやさしく拭き取ってあげたりすると、刺激を和らげることができます。

赤ちゃんを注意深く観察しよう

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赤ちゃんにとってもママにとってもつらいおむつかぶれ。自分から声をあげることのできない赤ちゃんの変化に気付き、こまめにおむつを替えたり、洗い流したり、皮膚を保護したりしながら、デリケートな素肌を守ってあげたいですね。おむつかぶれがひどい場合は、病院に行くことも忘れないようにしましょう。

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