子どもの嘔吐!吐いた後の対処法、受診の目安と食事の注意点は?

子どもが嘔吐をすると、本人も周囲もあせってしまいますよね。嘔吐後のお世話の注意点や受診の目安、吐いてしまった後の食事について解説します。

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目次

  1. 子どもが嘔吐したときの対処法
  2. 二次感染を防ぐための対処法
  3. 嘔吐後に医療機関を受診するときの目安
  4. 吐いた後の食事の注意点
  5. 嘔吐後の子どもにおすすめのメニュー
  6. 水分補給や食事はあせらずに
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子どもが嘔吐したときの対処法

子どもが嘔吐をするとママはあせってしまいがちですが、あせった状態で処理をすると、ウイルス性の感染症に感染してしまう場合があります。子どもが嘔吐したら、落ち着いて対処するようにしましょう。

嘔吐のほかに症状がないか確認する

まず嘔吐物の色や状態をチェック。次に、嘔吐以外に腹痛・下痢・発熱などふだんと変わったところがないか、子どもがお腹以外の場所を痛がっていないかどうかをチェックします。

水分を補給する

嘔吐をすると水分不足で脱水症状を起こしやすくなるので、水分補給が必要です。でも、吐き気が治まらないうちに水分を与えてしまうと、再び嘔吐してしまうおそれがあります。水分補給は嘔吐が落ち着いてから行うようにしましょう。

感染予防しながらお世話をする

嘔吐後のお世話をするときは、ウイルス性の感染症などに感染しないよう、マスクや手袋を着けましょう。嘔吐物の処理をし終わった後は、手洗いやうがいをして感染を予防しましょう。

症状が治まらないときは病院へ

吐いた後も症状がなかなか治まらないときは、思わぬ病気が隠れている場合があります。病院でよく診てもらうようにしましょう。

二次感染を防ぐための対処法

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子どもの嘔吐の原因が急性胃腸炎などのウイルス性の感染症の場合は、お世話をするママやパパが二次感染するおそれがあります。子どもが嘔吐したときに気をつけたいポイントを紹介します。

トイレや洗面台で嘔吐した場合

トイレで嘔吐してしまった場合は、洋式であればウイルスが飛び散らないようにふたを閉めて嘔吐物を流すようにしましょう。洗面台などで嘔吐してしまった場合も、勢いよく流すのではなく静かに流します。

嘔吐物を洗い流した後は消毒をしましょう。市販の衣類用または台所用の塩素系漂白剤を水で100倍程度に薄めたものを使ってトイレや洗面台を消毒します。周辺の壁や床も消毒すると良いでしょう。

床や畳、カーペットに嘔吐した場合

できるだけ早く嘔吐物を取り除きます。その際、こすってしまうと畳やカーペットの中のほうに入り込んでしまう場合があるので、気をつけながら処理をします。

衣類や寝具に嘔吐した場合

衣類や寝具が嘔吐物で汚れてしまった場合、ほかの洗濯ものと一緒に洗濯するのは避けましょう。嘔吐物を取り除き、塩素系漂白剤などの次亜塩素酸ナトリウムで消毒(水で0.02%に薄めたものに30~60分間程度浸ける)したり、熱湯消毒(85℃以上のお湯に1分間以上浸けられれば理想的)をしましょう。

シーツなど大型のもので熱湯消毒が難しい場合は、スチームアイロンをあててその熱で消毒するのが手軽で効果的です。

処理は嘔吐物が乾く前に

嘔吐物を処理するときは素手では行わず、手袋やマスクを着用し、処理後は石けんでしっかりと手を洗いましょう。なお、嘔吐物が乾燥してしまうとウイルスが空気中に飛散してしまうため、乾く前に処理をすることが重要です。

嘔吐後に医療機関を受診するときの目安

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乳児は元気の良いときでもミルクなどを吐いたりするので、嘔吐をした場合、急いで病院へ連れて行ったほうが良いのかどうか迷いますよね。そこで、受診する際の目安をまとめてみました。症状には個人差があるのであくまでも目安とし、心配なときは迷わずに病院を受診してくださいね。

脱水症状

脱水症状が疑われるときの身体的な症状は次の通りです。
・顔色が悪く、ぐったりしていて元気がない。もうろうとしている状態。
・尿量がいつもより少ない。
・嘔吐物が緑色である。
・口の周辺や口腔内が乾燥していて、手足が冷たい場合など。

便の異常

便の状態がいつもと違う。白色であったり、血液が混ざっていたり、水様便であったりする。

食欲不振

嘔吐をした後、水分を摂ることもできないほど食欲不振である場合。

発熱

嘔吐とあわせて、発熱がみられる場合。

軽度だが症状が続く

症状が軽度であっても、素人判断ではわからないこともあります。少しでも心配なときは迷わず受診して医師に診てもらいましょう。

吐いた後の食事の注意点

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子どもが吐いてしまった後の食事について、どんなことに注意をすれば良いかまとめました。

食事は少しのあいだがまんする

嘔吐した後すぐに何かを食べるのは避けましょう。吐いてからすぐに食べ物を与えると再び嘔吐することになりやすいので、嘔吐と吐き気が治まって水分を摂取できるようになるまでは、食事はがまんさせます。嘔吐してから約1時間は固形物を与えるのを避けましょう。

少量の水分補給から始める

嘔吐をした後は、いきなりいつもと同じ食事をするのではなく水分補給からスタートするのが安心です。水分補給も少量ずつ(1さじ程度から)与え、吐かないで飲めるかどうか様子を見ながら量を増やしていきましょう。

あせらずに少しずつ食事する

子どもが嘔吐後に何も食べていないとママは心配になり、ついつい一度に多くの量を食べさせようとしてしまったり、吐いた本人もたくさん食べようとしてしまったりすることがあるでしょう。しかし嘔吐後に食事をするときは、与える量とペースに注意する必要があります。

嘔吐後の子どもにおすすめのメニュー

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嘔吐後の子どもに与えたいおすすめのメニューを紹介します。刺激が少なく消化の良いもの、冷たいものより温かく柔らかいものから与えるのがおすすめです。子どもが食べることをいやがっている場合は、無理に食べさせる必要はありません。様子を見ながら与えましょう。

おかゆ

お米1に対して水が10くらいの重湯から食べさせるのがベストですが、おじやくらいのおかゆから少しずつ与えるようにしましょう。

スープ類

野菜スープやみそ汁などのうわずみや、茹で野菜をペースト状にしたスープも食べやすくておすすめです。カボチャ、大根、ニンジンなどの野菜を使用して作ります。

湯豆腐

温かい湯豆腐は食べやすいのでおすすめです。薄めに切った大根やニンジンなどを加えて、少しずつ与えるのも良いですね。

うどんや煮麺

温かいうどんや煮麺も、食べやすくて身体が温まるのでおすすめ。いつも食べている麺より柔らかいものを与えましょう。うどんと一緒に、食べやすい大きさに切った野菜を煮込んでも良いでしょう。

すりおろしりんご

すりおろしりんごは、簡単に作ることができて子どもも食べやすく、消化に良いのでおすすめです。同じく口当たりが良いようでも、柑橘系のフルーツは吐き気を誘発してしまうおそれがあるので避けましょう。

水分補給や食事はあせらずに

筆者の小学生の子どもが乳児だったころ、いつもより大量の嘔吐をし、いったいどうしたのだろうとあせったことがあります。吐いた直後にもふつうに水分を与えてしまったため、子どもは嘔吐を繰り返してしまいました。脱水症状が心配で、急いで水分を与えたのが大失敗でした。

嘔吐した後は、できるだけ早く水分補給や食事をさせようとママはあせってしまいますよね。でも、吐いた直後に与えるとそれをまた吐くことになります。水分や食事は嘔吐が落ち着くまで待ってから与えるように心がけましょう。

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