赤ちゃんが泣きやむアプリ10選！ホワイトノイズで夜泣き対策をしよう！

ホワイトノイズとは、不規則に上下に振動する音の波のことです。赤ちゃんがお腹にいる10ヶ月のあいだ聞いているママの胎内音に似ているといわれています。

ママの胎内では血の流れる「ザー」という音や心臓をうつ「トクットクッ」という音、消化器官の動く「ギュルギュル」という音などが絶え間なく聞こえています。生後間もない赤ちゃんは初めての世界に戸惑いやストレスを感じることもあるでしょう。ホワイトノイズの音にママの胎内にいたころの安心感を得て、泣き止むことがあるのだと考えられています。

ホワイトノイズと聞いていちばん想像しやすいのがテレビの砂嵐のザーッという音です。しかし近年のテレビ放送はデジタル放送のため砂嵐を見る機会はあまりないでしょう。ほかにも身近なもので鳴らすことができるホワイトノイズをご紹介します。

ドライヤーの「ゴーッ」という音も、多くの赤ちゃんが好きなようですね。ただしドライヤーを使ってホワイトノイズを作る際は、熱風を直接赤ちゃんにかけないように気を付けてくださいね。

扇風機の規則的な風の音や、エアコンの室外機の音もホワイトノイズです。扇風機も、赤ちゃんに風が直接当たらないようにして聞かせてみてください。

赤ちゃんを泣き止ませるテクニックとしても有名なのが、ビニール袋を握ったりこすりあわせたりして「ガシャガシャ」という音を鳴らす方法です。赤ちゃんが大好きなこのビニール袋のガシャガシャ音を出すおもちゃが売られているほどです。

経験のある人もいるかもしれませんが、寝ている赤ちゃんの横で掃除機をかけても目を覚まさないことがあります。掃除機の音は子宮内の音に似ているといわれています。個人差があるので、すべての赤ちゃんが好きとはいえないのですが、赤ちゃんによっては掃除機の音に落ち着くというタイプの赤ちゃんもいます。ぜひ一度試してみてください。

ラジオの周波数をわざとずらしてザーザーという音を出してみるのもおすすめです。一緒にいる大人は不愉快な場合もありますが、赤ちゃんによってはすんなり眠ってくれるということもあるようです。ラジオの音量を下げて枕元に置いておけば、赤ちゃんは安心して深い眠りについてくれるかもしれません。

道路を走る車の中で聞こえる車の走行音も赤ちゃんが安心できる規則的な雑音です。信号などで定期的に止まったり、ほかの車のクラクションの音がしたりということがない高速道路などを走っているときのホワイトノイズには特に赤ちゃんを泣き止ませる効果があるようです。

雨の日は赤ちゃんがあまり泣かず良く眠ってくれるという経験のあるママも多いかもしれません。雨のシトシトとふる音、ザーザーという豪雨の音もホワイトノイズです。大人でも心が落ち着くという人もいるでしょう。

泣いている赤ちゃんを抱っこやおんぶしながら洗い物をしたら、ぴたっと泣き止んだ、という経験のあるママもいるでしょう。赤ちゃんは水の流れる「ジャバジャバ」という音や、しめた蛇口から「ぽたぽた」と水がしたたり落ちる音が大好きです。水道の蛇口から水が流れる音もホワイトノイズです。赤ちゃんが泣きだしたら蛇口をひねって流水音を聞かせてみましょう。

赤ちゃんがなかなか泣き止まないと、ママがイライラしてしまうことも少なくありません。そんなときに、赤ちゃんを泣き止ませるためのアプリを活用してみてはいかがでしょうか。

赤ちゃんが泣き止む音アプリには、赤ちゃんがママの胎内で聞いていたホワイトノイズを上手に活用したものが多くあります。いつでもすべての赤ちゃんに効果があるというわけではありませんが、実際に多くのママたちがその効果を実感しているので、試してみる価値はありそうですね。

赤ちゃんが泣き止む音アプリには多くの種類があります。音の種類が豊富だと、赤ちゃんの気に入る音が見つけやすいでしょう。すでに赤ちゃんが好きな音がわかっているのであれば、収録音が少ない方が使いやすいかもしれませんね。録音やタイマー機能が付いているものや、同時再生機能のあるもの、アプリを起動したままほかの操作ができるものなどさまざまなので、使いやすいものを探してみてください。

また、実際にアプリを使っているママたちのレビューも参考になります。文中で紹介しているレビューの評価、口コミ数は2017年12月25日時点でのGoogle Playを参考にしています。

ビニール袋やテレビなどの音が収録されているこちらのアプリでは、同時再生機能が付いているので、いくつかの音を組み合わせて赤ちゃんに聞かせることができます。自分の赤ちゃんが泣き止む音の組み合わせを探すのも楽しいですよ。また録音や再生をすることができるので、ママの声を繰り返し聞かせても良いですね。タイマー付きで、長時間の使用を制限できますよ。

・レビューの評価　3.3
・収録音　9種類

音を聞くだけでなく、赤ちゃんがタッチをして遊ぶことができるアプリです。かわいらしいイラストに、ママもほっこりとした気持ちになれそうです。

ワンタッチ自動再生なので片手で操作できる点も、忙しいママには魅力的です。泣き止ませ音はさらに追加予定とのことなので、いろいろな音を試してみてはいかがでしょうか。

・レビューの評価　4.2
・収録音　30種類

収録音の種類が多いこちらのアプリでは、お気に入り登録をしておけば、赤ちゃんのお気に入りの音をすぐに再生することができます。複数音組み合わせたり、ほかのアプリを操作しながら音を流せたりする点も便利です。また育児の体験談を投稿することもでき、ほかのママの体験談も読むことができます。育児に役立つ豆知識をチェックしたりすることができます。

・レビューの評価　4.3
・収録音　46種類

たまひよのこちらのアプリには、赤ちゃんが泣きやむといわれている音だけでなく、泣きやむ要素を盛り込んだオリジナルの音楽が収録されています。

「これで泣きピタ！」ボタンがあり、赤ちゃんが泣きやんだ回数を記録することができるので、どれが1番効果的なのかわかりやすいですよ。ママやパパの声を録音できる機能も付いています。

・レビューの評価　3.0
・収録音　15種類（オリジナルミュージック　6曲）

イラストをタッチするだけで音が流れる、シンプルでとても使いやすいアプリです。片手で操作することができるので、赤ちゃんを抱っこしたままでも大丈夫です。動物や鳥の鳴き声、オリジナルの音楽などを鳴らすことができます。まるで絵本のような温かみのあるイラストに、赤ちゃんも泣き止むかもしれませんしママのストレスも軽くなるかもしれません。

・レビューの評価　3.5
・収録音　18種類

ホワイトノイズに特化した赤ちゃんを泣き止ませる音をだす無料アプリです。赤ちゃんがすっと眠りにつけるような優しい子守歌も収録されています。タイマーで音を鳴らしながらほかの操作もできるので便利ですね。アプリ内の操作もシンプル。レビュー評価も高く人気を物語っていますね。

・レビューの評価　4.5
・収録音　50音以上

こちらは収録音や音楽の種類が豊富で再生時間のタイマーもついているアプリです。複数の音や音楽を同時にならすことや気に入った子守唄を好きな順番で流すことができるので、赤ちゃんの夜泣きがひどいときにも効果を発揮してくれそうですね。寝かしつけや泣き止ませのテクニックとしても評価が高いのですが、アプリ内のタッチボタンがかわいらしいので赤ちゃんの遊びに取り入れても良いかもしれません。

・レビューの評価　4.6
・収録音　15種類　子守歌19曲　おもちゃの音4種類　動物の鳴き声　12種類

こちらのアプリは、赤ちゃんの夜泣きや寝ぐずりに悩む方におすすめです。再生時間を設定することができるので、赤ちゃんといっしょにママやパパも眠ってしまっても安心です。ボタンがシンプルなので見るからに使いやすいですよね。

また録音機能も付いているので、お気に入りの音楽やママの声を保存しておいても良いですね。

・レビューの評価　4.7
・収録音　3種類

このアプリの魅力は収録音やクラシック音楽の種類の豊富さだけでなく、アプリ内のイラストやフォントがとてもおしゃれにまとまっていることです。赤ちゃんやママのお気に入りの音や音楽をダウンロードして追加することもでき、タイマーや録音機能も付いています。ガラガラの音が鳴るボールをタッチして遊べる機能もあり、泣き止ませ効果だけでなく赤ちゃんの興味を引く工夫もされています。

・レビューの評価　4.8
・収録音　21種類　音楽　10曲

その名の通り赤ちゃんの睡眠のために開発されたアプリです。ホワイトノイズやオルゴールなど赤ちゃんが落ち着ける音が収録されているので赤ちゃんを泣き止ませる効果も高そうです。機能がシンプルなので片手でも使いやすいかもしれません。タイマーとスライド機能が付いているので赤ちゃんが眠りについた後や落ち着いた後にもしばらく再生させておくのも良いでしょう。

・レビューの評価　4.6
・収録音　19種類

赤ちゃんに早く泣き止んでほしいからといって泣いたらすぐにアプリを使うのではなく、まずは泣いている原因がなにかを確認するようにしましょう。お腹がすいていたり、おむつが汚れていたりすると、アプリを使っても本来の効果が期待できず赤ちゃんが泣き止まないこともあるでしょう。

また赤ちゃんの気持ちとしてママやパパが自分の泣いている原因を探ろうと一生懸命だと安心して泣き止む、ということもあるかもしれません。

赤ちゃんが泣き止むアプリは便利ですが、長時間の使用は避けましょう。乳幼児期にスマートフォンを見る時間が長いと、視力や脳の発達に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

また赤ちゃんが泣いたらすぐにスマートフォンをとりだすことが習慣になってしまうと、赤ちゃんはママやパパにかまってほしくて、ますます泣いてしまうということがあるかもしれません。その悪循環に陥るとアプリの効果が薄れてしまいそうですよね。あくまでアプリは赤ちゃんが泣き止まないときのサポートとして活用し、話しかけたり抱っこしたりしてあやすようにしてくださいね。

赤ちゃんが泣いたら、まずは身体的な不満を解消するようにしましょう。授乳やおむつ替えをしたり、汗をかいているようなら着替えさせたり、空調を調節したりと赤ちゃんの環境を整えてあげましょう。

赤ちゃんを泣き止ませるためには、やはり抱っこが効果的です。赤ちゃんの首がすわるまでは、頭をしっかりと支えることができる横抱きがおすすめです。縦抱きが好きな赤ちゃんの場合は、しっかりと首を安定させて抱っこしてくださいね。赤ちゃんの首がすわったあとも、たとえ泣いたり暴れたりしても赤ちゃんを落としてしまわないよう、必ず両手で抱っこしましょう。

お気に入りのおもちゃがある場合は、それを見せると赤ちゃんの気分が変わり、泣き止んでくれるかもしれません。普段から使っているおしゃぶりやタオルなど、赤ちゃんが安心できるものがあると、泣いているときだけでなく寝かしつけなどにも便利ですよ。

生後数ヶ月の赤ちゃんはまだ話すことができませんが、お腹の中にいたころから毎日聞いていたママの声が大好きです。「どうしたの」「大丈夫だよ」というママのやさしい声に、泣いている赤ちゃんの心も落ち着くかもしれません。

そのときはうまく泣き止めない赤ちゃんも、泣くたびにママが繰り返し語りかけることで、自分は愛されている、さみしくはないという風に思えるようになるかもしれません。赤ちゃんが泣いたときにママとコミュニケーションをとることは赤ちゃんとママの愛着関係を作り上げるという意味でも大切なことです。

最近では胎内音に似た音が鳴る、寝かしつけのためのおもちゃや、ママの胎内音を録音再生するおもちゃなどもありますよね。寝かしつけや泣き止ませの奥の手としてうまく使うのも良いですね。

赤ちゃんの泣き声にイライラしたり、泣いている理由がわからなくて暗い気持ちになったり、赤ちゃんを泣き止ませる良い解決策が見つからなくてこちらが泣きたくなったりしたなど、たくさんのママが赤ちゃんを泣き止ませるのに苦労した経験があります。

赤ちゃんが泣き止まないときに自分の力だけで乗り切ろうと頑張ってしまうママは少なくありません。赤ちゃんが泣き止んでくれないときは、ホワイトノイズやアプリに頼ってみるのもひとつの手です。

日常生活の中のホワイトノイズやアプリから聞ける音には、ママのイライラやつらい気持ちを落ち着かせる効果も期待できます。

どうしてもつらいときや赤ちゃんが泣き止んでもイライラが治まらないときなどは周囲の人や保健師や小児科医などの専門家に相談できると良いですね。赤ちゃんがよく泣く時期というのはほんの短いあいだです。頼れる人や頼れる道具には頼って、うまく乗り切れると良いですね。

※この記事は2022年11月時点の情報をもとに作成しています。