【コツ】子どもと年末大掃除!お手伝いの仕方&雑巾のしぼり方!やる気にさせる絵本は?
子どもがいると大掃除が進まない、片付けをしたがらないといった悩みを抱えるパパやママは少なくありません。年末の大掃除は、子どもが掃除の楽しさを学ぶチャンスです。大人だけでなく、子どもを巻き込んで家の中をきれいにしてみてはいかがでしょうか。ここでは、子どもと一緒に大掃除するためのポイントやコツ、おすすめ絵本をご紹介します。
本ページはプロモーションが含まれています
目次
大掃除の由来・意味は?
大掃除の由来
大掃除は年末に神社やお寺で行われている「すす払い」が由来です。すす払いとは、お正月に歳神(としがみ)様という新年の豊作を約束する大切な神様をお迎えするための宗教的な行事です。
日本では昔から薪や炭を使って食事を作っていたので、各家庭ですすを払うという掃除が必須でした。最近の家庭ではすす払いをする必要はありませんが、その代わりに大掃除として家じゅうをきれいにする習慣が浸透しています。
大掃除をする意味
大掃除はすす払いにちなんで、新年を気持ち良く迎えるための行いとして取り組まれています。不要なものやゴミを処分して部屋をきれいに整理整頓することで、清々しい気持ちで新年を迎えることができるのではないでしょうか。
子どもと一緒に大掃除をするコツ
新年を気持ち良く迎えるために、小さな子どもも家族の一員として大掃除に参加させると張り切ってお手伝いしようとするかもしれません。子どもと一緒に大掃除をするコツをつかんでくださいね。
子どもの使いやすい道具をそろえる
一般的な掃除用具は大人の体型にあわせて作られているので、子どもには扱いにくいものがほとんどです。子どものやる気を引き出すには、子ども専用のほうきやちり取り、雑巾など、小さいサイズで色や柄があるものを用意してはいかがでしょうか。100均でも手軽に購入できるものもありますよ。
子どもが掃除をしやすい環境を作る
お手伝いはメリハリが大切です。長時間になると退屈になり、掃除が嫌いになりかねません。15分、30分などと時間を区切ったり、休憩時間を挟んだりするようにしましょう。
集中力が持続する時間内に終えるためには、テレビを消す、おもちゃを片付けるなどしてほかの誘惑を遮るようにします。お手伝いを終えたらしっかりほめ、感謝することを心がけてください。
子どものヤル気を尊重する
お手伝いをしようと張り切っている子どものやる気を削ぐ行為は避けましょう。失敗させまいと手を出しすぎる、上手くできないと口調が厳しくなるなど、ついついしてしまいがちですよね。これでは子どもが自信をなくし、この先もお手伝いをしたいと思う気持ちが芽生えにくいでしょう。
大人がやったほうが早い場合も多いですが、子どもの成長のチャンスととらえて温かく見守るようにしてくださいね。たとえ上手にできなかったとしても、しっかりほめてあげましょう。
子どもがお手伝いできる大掃除のやり方
大掃除では、さまざまな場所の掃除をすることになります。なかでも子どもが取り組みやすい掃除を紹介します。ママがお正月準備をしているあいだに、パパと子どもで掃除をする、きょうだいがいる場合には子どもたちで掃除に取り組む、といった分担をしても良いかもしれませんね。
窓掃除
窓掃除は、新聞紙を丸めて軽く濡らしたものを使うと簡単で、霧吹きがあるとなお便利です。新聞紙のインク油の成分が窓の汚れを落とし、表面のツヤを出してくれます。効果がわかりやすいので、子どもにとってもやりがいがあるでしょう。低い位置は子ども、高い位置は大人が拭くなど、一緒に取り組んでみてはいかがですか。
床掃除
床掃除では、ほうきや掃除機で履き掃除をしてから、雑巾がけなどの拭き掃除をします。まずは、汚れが比較的少なく掃除しやすい廊下から始めてみましょう。少し慣れてきたらリビングや子ども部屋など、場所を変えていきます。
床掃除は、ゲーム感覚で楽しく取り組んでみてはいかがでしょうか。決められた時間内でより多くのゴミを集めた人が勝ち、真っ白の雑巾を一番黒くした人が勝ちなど、家族で取り組んでみるのもおすすめです。
おもちゃの掃除
普段使っているブロックやお人形、おままごとセットなどのおもちゃをきれいに掃除しましょう。購入時の取扱説明書がある場合は、お手入れ方法にしたがって進めてください。
プラスティック製のもので水に濡れても良いものは、大きなバケツの中にぬるま湯を張って洗いましょう。スポンジや使用済みの歯ブラシを使って汚れを落としていきます。水遊び感覚でできるので、子どもも喜ぶことでしょう。
お人形の衣類など布製のおもちゃは、水洗いするか洗濯洗剤を少量入れて洗います。しっかり水けを絞り、洗濯物を干すように乾かしましょう。お洗濯ごっこを取り入れ、ままごと感覚で進めていくとよいですね。
おもちゃの掃除は、普段楽しませてもらっているというおもちゃへの感謝の気持ちを込めるのがポイント。「いつもありがとう」「きれいになったね」とパパやママが声掛けをしながら、お手本を見せてあげてください。子ども自らがお手入れをすることでおもちゃへの愛着が増し、大事に使うようになるでしょう。
子どもに教えたい雑巾の絞り方
握力が弱い子どもでも、ぞうきんをしっかり絞るコツがあります。
・子どもが握りやすいサイズに雑巾をたたむ
・雑巾は横ではなく縦に握る
・最初に利き手で手前を握り、反対の手は奥に添える
・両方の手で内側へ絞り込む
以上を参考に、雑巾の絞り方を教えてあげましょう。
大掃除に関する絵本
大掃除のやる気を引き出すための絵本をご紹介します。いずれもパパやママからの口コミの評判が高く、子どもが楽しめるものばかりです。
ノンタンぱっぱらぱなし
発売日:2009年01月
著者/編集:キヨノサチコ
出版社:偕成社
幼児に大人気の「ノンタン」シリーズより、お片づけをテーマにした作品です。ゴミを捨てずに放っておくとノンタンについて回ってくる、という不思議な物語です。お片付けの大切さを楽しく学べると、パパやママからも評判です。
ぐりとぐらのおおそうじ
発売日:2013年09月
著者/編集:なかがわりえこ, やまわきゆりこ
出版社:株式会社 福音館書店
森の中に住む2匹の野ねずみ「ぐりとぐら」シリーズより、お掃除をテーマにした作品です。ある日窓を開けたら家のなかが埃っぽく、大掃除をしようと思い立ちますが、掃除道具が古くて使い物になりません。そこで、さまざまな工夫をして掃除を試みるというのが見どころです。何となく面倒で退屈な大掃除も、この作品を読めば楽しく感じるでしょう。
かたづけやさーい
発売日: 2015年04月
著者/編集: わたなべ あや(絵)
出版社: ひかりのくに
キャベツやとうもろこしなど、子どもにもおなじみの野菜たちが登場するシリーズ絵本です。最初はお片づけを嫌がる野菜たちですが、おどりながらお片づけをするキャベツちゃんに誘われるように、だんだんとお片づけが楽しくなってきます。目線を変えて掃除に取り組めるようになる1冊です。
子どもと掃除をする習慣をつけよう
大掃除をきっかけに、普段から子どもと一緒にお掃除やお片づけを取り組んでみましょう。食後のテーブル拭きや本棚の整頓など、簡単なものから任せてみるとよいですね。
お部屋がきれいになるのはとても気持ちが良いことです。掃除の楽しさや喜びを体験することは、片付けや掃除をすすんで行うきっかけになります。子どもたちを巻き込んで家じゅうをきれいにする習慣を身につけましょう。
※この記事は2023年11月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。