スワドルミーとはどんなおくるみ?使い方やサイズは?いつまで使える?
スワドルミーは、さまざまな育児雑誌でとりあげられている、新生児から使えるおくるみです。ママのお腹の中にいたときの姿勢をとらせてあげることで、新生児が安心して泣きやみ眠るのが特徴です。赤ちゃんを簡単に包めることも嬉しいポイントでしょう。ここでは、スワドルミーの特徴や使い方、サイズや注意点をご紹介します。
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目次
スワドルミーとは?どんな効果があるの?
スワドルミーはアメリカで生まれたおくるみで、逆三角形になっているのが特徴です。足元が袋状になっていることから、育児が初めてのママでも簡単に装着できるおくるみとして人気を呼んでいます。
アメリカなどの欧米では、赤ちゃんをおくるみで巻くことをスワドルと呼び、新生児の腕を固定した状態でしっかりとおくるみで巻くことが一般的です。しっかりとおくるみで巻かれると、赤ちゃんは安心して泣きやむといわれています。
赤ちゃんを簡単に巻くことができるため、赤ちゃんが泣きやまないときや寝かしつけのときなど、スワドルミーはさまざまなシーンで活躍します。スワドルミーは第3回日本ペアレンティングアワード(2010年)を受賞したほか、世界各国で優れた育児用品として評価されています。
赤ちゃんに安心感を与える
赤ちゃんは、ママのお腹の中にいたときには手足を丸めた状態で過ごしていたため、同じような姿勢を作ってもらうと安心して泣きやむことが多いといわれています。スワドルミーは、伸縮性のあるコットン素材の生地でしっかり包み込むことで、赤ちゃんをママのお腹の中にいるような感覚にさせることができます。
赤ちゃんのモロー反射を防ぐ
モロー反射は、赤ちゃんが突然手足をビクッとさせる原始反射です。眠っているときのモロー反射にびっくりして、起きてしまったり泣いてしまったりする赤ちゃんは珍しくありません。スワドルミーで包めば、赤ちゃんの手足は固定されるため、モロー反射を防ぐことができます。
スワドルミーの特徴
赤ちゃんを簡単にくるめる
一般的なおくるみは正方形なので、巻くのに慣れるまでに時間がかかったり、おくるみがよれたりずれたりしてしまうことがあります。泣いたり手足を動かしたりしている赤ちゃんを簡単に包むことができれば、ママやパパは楽ですよね。
スワドルミーは、ぐずっている赤ちゃんにも簡単に装着することができるよう、袋状に作られています。子育てが初めてのママやパパであっても、安心して巻くことができるでしょう。コットン100%の伸縮素材なので、赤ちゃんの身体に優しくフィットし、赤ちゃんも快適に過ごせます。
赤ちゃんが自由に足を動かせる
スワドルミーのおくるみの足元は袋状で、赤ちゃんの足が窮屈にならないように工夫されています。おくるみに強く巻かれると、赤ちゃんは股関節を脱臼してしまうことがあります。袋状になっているのは、赤ちゃんが袋の中で自由に足を曲げられるように配慮されているためです。
赤ちゃんを包んだままおむつ替えできる
スワドルミーには、赤ちゃんを包んだままおむつ替えができるというメリットがあります。せっかくおくるみで包んでも、新生児の頃は何度もおしっこをするため、すぐにおむつがパンパンになるものです。おむつ替えのたびにおくるみを巻きなおすのでは、ママやパパは大変でしょう。
スワドルミーなら、上半身は巻いた状態で足の部分だけめくることができるので、赤ちゃんを包んだままでおむつ交換ができます。巻き直す手間が省けるので、いつも忙しいママには嬉しいポイントですね。
スワドルミーの使い方
スワドルミーは、簡単な手順でしっかり赤ちゃんを包み込むことができるおくるみとして人気です。巻き方の手順を見てみましょう。
■手順
1.おくるみが逆三角形になるように広げ、おくるみの上端が赤ちゃんの肩のラインに重なるように赤ちゃんを寝かせる
2.足元のポケットに赤ちゃんの足を入れ、ポケットの折り返し部分が赤ちゃんの胸の上にくるように広げる
3.向かって左側の羽根部分を赤ちゃんの左腕の下まで包み込む(足用のポケットの上部も同時に挟み込んでいるか確認し、羽根の先端をしっかり赤ちゃんの背中の下まで巻き込む)
4.反対の右側の羽根部分を左側に巻きつけ、面ファスナーでしっかり固定する(両方の羽根がしっかり赤ちゃんの両腕を包み込んでいるか確認したら完成)
スワドルミーのサイズは?いつまで使える?
スワドルミーはいつまで使えるのでしょうか。赤ちゃんが気に入っているなら、できるだけ長く愛用していきたいものです。
スワドルミーは、SサイズとLサイズの2種類のサイズで展開されています。Sサイズは新生児から生後4ヶ月頃まで、Lサイズは生後6ヶ月頃までの使用が目安です。赤ちゃんが快適に使えるよう、赤ちゃんの身体の大きさにあったスワドルミーを選んでくださいね。
ほとんどの赤ちゃんは生後3~4ヶ月頃におくるみを卒業するため、生後4ヶ月頃にはスワドルミーを使わなくなるママが多いようです。長く使っても、寝返りを始める生後5ヶ月頃には、自然とスワドルミーの出番が減りスワドルミーを卒業していくでしょう。
スワドルミーは、おくるみとしての出番を終えても、赤ちゃんのバスローブやブランケット代わりとして長く愛用されています。
Sサイズ | Lサイズ | |
---|---|---|
対象月齢 | 生後4ヶ月頃まで | 生後6ヶ月頃まで |
体重 | 約3~6kg | 約6.5~10kg |
身長 | 48~66cm | 48~66cm |
サイズ | 約51×幅約32cm | 約65×幅約35cm |
スワドルミーを使うときの注意点
スワドルミーの巻き方は簡単ですが、慣れてくるとしっかり赤ちゃんが巻けているか確認し忘れてしまうことがあるかもしれません。足はポケットに収まっているか、赤ちゃんの鼻や口をふさがないように布はとまっているかを必ず確認してくださいね。
スワドルミーを巻いても赤ちゃんの身体がなかなか固定できず、フィットしないという場合は、まだ赤ちゃんの身体が小さすぎるためにうまく巻けないことが考えられます。無理に巻こうとせず、赤ちゃんの身体がスワドルミーを巻けるくらいまで大きくなってから使用しましょう。
赤ちゃんの体温が上がりすぎると、乳幼児突発死症候群(SIDS)のリスクを高める危険性があります。乳幼児突発死症候群(SIDS)とは、睡眠中に赤ちゃんの呼吸が突然止まってしまう病気です。
はっきりとした原因は不明ですが、体温の上昇は乳幼児突発死症候群(SIDS)を発症する要因のひとつであると考えられています。スワドルミーを使うときには、赤ちゃんの体温が上がりすぎないよう、暖かい部屋での使用や衣類の着せすぎには十分に気をつけましょう。
スワドルミーの種類は?
スワドルミー
■サイズ:Sサイズ(体重:約3~6kg)、Lサイズ(体重:約6.5~10kg)
■素材:コットン100%
デザインとカラーが豊富なスワドルミーは、どれにしようか迷ってしまいそうなほどかわいらしいおくるみです。スワドルミーを安く購入できるなら、家計にも嬉しいですよね。並行輸入品なら正規品より安く購入できます。ただし、正規代理店を通していないと、アフターフォローを受けられない場合もある注意してくださいね。
ちなみに、スワドルミーは、赤ちゃんに巻いたままで車移動が楽にできます。スワドルミーの背面にはスリットが入っており、チャイルドシートのベルトをスリットに通せば、赤ちゃんを簡単に固定できるでしょう。
スワドルミー ラップサック
■サイズ:体重約3~6kg
■素材:コットン100%
「スワドルミー ラップサック」がほかのスワドルミーと違う点は、赤ちゃんの両腕を出して使用できるところです。寝返りを打てるようになった赤ちゃんをおくるみで包むときに便利ですよ。
赤ちゃんはだいたい生後3ヶ月頃には両腕を動かせるようになるので、半ぐるみとして活用しても良いでしょう。好奇心旺盛な赤ちゃんは、手足の自由がきかないためにおくるみを嫌がることがあります。さまざまなものを触ったり舐めたりして興味を示しているようなら、両腕を出してあげると良いですね。
スワドルミーは夏でも使える?
スワドルミーはコットン100%なので、基本的に1年を通して使うことができますが、夏場の赤ちゃんには暑すぎると感じるママは少なくないようです。夏専用のスワドルミーはありませんが、スワドルミーを扱うメーカーが「Summer(サマー)」という会社名のため、夏用が別にあると勘違いされることがあるそうです。
赤ちゃんは基本的に汗をかきやすいものです。夏場は赤ちゃんが汗をかきすぎていないか、体温調節に問題はないか気を付ける必要があります。スワドルミーを使うときは、熱が中にこもっていないか、赤ちゃんの顔が赤くなっていないかをチェックしましょう。
夏場は、おむつだけをはかせてスワドルミーで包んでみたり、冷房の調節に気をつけたり、赤ちゃんが快適に過ごせるように調整してあげてくださいね。通気性の良いガーゼ素材のおくるみを1枚プラスしても良いかもしれません。
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ママと赤ちゃんに優しいスワドルミーを活用しよう
スワドルミーは、赤ちゃんの夜泣きや寝つきが悪いときなどに使うと、赤ちゃんがぐっすり寝てくれると口コミでも人気が高い商品です。赤ちゃんが快適に眠るためのサポートをしてくれるので、新生児が泣きやまずに困っている場合には、1枚持っていると助かるでしょう。
育児と家事に大忙しのママは、無理をせずに育児用品を上手に活用し、少しのあいだだけでもリラックスタイムを過ごせると良いですね。特に初めて子育てをするママやパパには、簡単で巻きやすいスワドルミーがおすすめですよ。