【2024】お盆休みはいつまで?お盆の意味や由来は?家族旅行におすすめのプランと過ごし方!
夏の大型連休として馴染み深いお盆休みですが、2022年のお盆休みの期間はいつからいつまでなのでしょうか。ここでは、お盆の由来や意味、お盆休みのおすすめの過ごし方、家族旅行のプランなどをご紹介します。まだ予定が決まっていないという方は参考にしてみてくださいね。
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目次
2024年のお盆休みの期間はいつからいつまで?
一般的にお盆休みというと、8月13日~8月16日までの4日間のことをいいます。年によって土日などの休日が加わり、連休期間が前後します。2024年は8月11日(日)が「山の日」となり、12日(月)が振替休日となります。また、16日は金曜日で17日・18日が土日となるため、8月10日(土)~8月18日(日)までの最大8連休となるでしょう。
お盆休みの期間は企業や職種などによって大きく異なるので、勤めている会社のお盆休みをあらかじめ確認しておいても良いですね。
お盆とは?由来は?
現代では「お盆」という言葉が一般的ですが、本来はこの期間のことを「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。「盂蘭盆会(うらぼんえ)」とはインドのサンスクリット語で「ウラバンナ(逆さ吊り)」、イランなどで使われているペルシア語では「ウラヴァン(霊魂)」を意味する言葉に由来するようです。
仏教信仰の中では、生きているあいだに罪を重ねた人は、死後「餓鬼道」や「地獄道」へと落ち、どんなことをしても永遠に逃れることのできない苦しみを味わうとされています。盂蘭盆会は今この世にいる人がかわりに功徳を積むことで、その地獄の苦しみから救い出す修行のことを指しています。この盂蘭盆会の習わしが今に伝わり、「お盆」の行事として残り続けているのです。
お盆の意味とは?
お盆の由来となった盂蘭盆会(うらぼんえ)は、お釈迦様の弟子である目連尊者の物語の一部として、中国より日本へと伝えられています。
ある日、目連尊者は亡くなった母親が生前の罪によって餓鬼道へ落ち苦しんでいることを知ります。なんとか母親を救いたいとお釈迦様に申し出た目連尊者に対し、お釈迦様はこう伝えたとされています。
「雨季(インドの夏、具体的には旧暦7月15日で現在の8月中旬ごろ)に修行が終わった僧侶たちへごちそうなど供物をささげ、供養する盂蘭盆会をしなさい。そうすることで母だけでなく、親族や先祖をも救えるでしょう。」
目連尊者がお釈迦様の言う通りに「盂蘭盆会」を行ったところ、母は極楽往生することができたのだといいます。
現代のお盆とは?送り火や迎え火って何?
現代では、僧への供養というよりは、先祖や仏に対して供物を供える形で盂蘭盆会(うらぼんえ)を行うのが一般的です。具体的には、以下のような流れでお盆を迎え、そして再び先祖を送ります。
8月12日の夜~13日の朝までは迎え盆
お盆が始まる日の朝までに、先祖を迎えるための準備を整えます。供物などを備えるための盆棚や精霊棚を用意して、位牌を並べておきます。先祖があの世からこの世へと移動する際の乗り物として、きゅうりで作った馬、なすで作った牛などの精霊馬を供えておきます。また、五供(キキョウやユリなどの盆花、線香、ろうそく、水、野菜や果物、おはぎなどの菓子類、そうめんなどの食べ物)と呼ばれる供物を供え、先祖を迎えします。
13日当日は迎え火を焚いて先祖を迎える
お盆の初日となる8月13日は、お墓参りをして夕方ごろに迎え火を焚くのが習わしです。迎え火とは、先祖が自分の家へと戻ってくる際に、迷わないようにするためのものだとされています。
今では、住宅環境の変化や寺の檀家に入っている家庭の減少などの理由もあり、本来のオガラを燃やす形での迎え火の儀式はあまり行われなくなりました。かわりに、今では迎え火や送り火専用のろうそくなどが販売されています。そちらで代用したり、盆提灯に灯りをともして玄関先に立つといった形でお迎えしたりする方法が用いられているようです。
14日と15日は先祖と共に過ごし、16日に送り火で送る
先祖が家へと帰ってきているあいだは、盆棚への供物を絶やさないようにして過ごします。お盆の最終日にあたる16日には、送り火をして再び先祖をあの世へと送ってあげる方法が一般的です。送り火のやり方は、迎え火と同じと認識しておくと良いでしょう。16日の午前中までは、先祖は家にいるとされているので、その日の夕方ごろから暗くなる前に行うとされています。
これが、現代のお盆の流れです。その地域によって供物の内容や習慣などが異なる場合がありますが、お盆の初めに先祖を迎え、最終日に無事に戻れるよう送り届けてあげるというのは同じですね。
お盆休みのおすすめの過ごし方
お盆期間中は一斉に休みとなる職場も多く、ある程度まとまった休暇となることも少なくありません。貴重な連休を有意義にするためには、どのように過ごすのが良いのでしょうか。おすすめのお盆休みの過ごし方を紹介します。
旅行に行く
ある程度まとまった休みとなるお盆期間には、思い切って旅行に行くのがおすすめです。普段はなかなか足を運べない遠方や、海外旅行なども良いですよね。ただし、お盆休みに旅行をしようと考える方はとても多いため、早い段階で宿をおさえておかないと、あっという間に宿泊先が埋まってしまうため注意が必要です。
お盆の時期は、どうしても飛行機や宿などの料金が高くなりがちです。ある程度費用がかかることも覚悟したほうが良いでしょう。
墓参りする
お盆期間は毎年お墓参りをすると決めている方もいるでしょう。迎え火や送り火などの儀式は一切しなくても、お墓参りだけは必ずするという家庭もあるのではないでしょうか。普段なかなかお墓参りができないという方も、この機会にお参りをすると良いですね。
帰省する
実家から離れ暮らしている方は、お盆休みの機会に帰省するのも良いでしょう。子どもがいる家庭では、普段はなかなか会うことができないおじいちゃんやおばあちゃんと会う絶好の機会です。特に、帰省先が暮らしている環境と異なるような土地柄の場合、子どもにとって夏休みの素敵な経験になるのではないでしょうか。
近場にでかける
お盆休みはどこへ行っても人があふれ、混雑しているものです。遠出をしてしまうと、移動だけで疲れてしまうという方もいるでしょう。また、仕事の関係で長期休暇が取れないという家庭もありますよね。そんなときには、近場のレジャー施設や観光スポット、大きなショッピングモールへ遊びにでかけるだけでも、リフレッシュになるのではないでしょうか。
お盆休みの旅行の予約はいつから?
旅行にでかける場合には、飛行機や宿などの予約が必要です。多くの方が休暇をとり旅行にでかけるお盆休みでは、予約が殺到することもあるため、なるべく早めの予約が必要ですよね。では、いつごろから予約をするのがベストなのでしょうか。
国内旅行の場合
盆を含めた夏休みの国内旅行は、一年の中でも最も予約が殺到しやすいとされています。国内のホテルや旅館などの予約は、5ヶ月前や1年以上前からでも可能なところが少なくありません。予約方法やその宿泊先によって受付開始期間が異なる場合があるので、気になる施設がある場合には休みが確定次第すぐに連絡をすると良いでしょう。
国内線の飛行機の予約は通常2ヶ月前の同一日からの販売が原則です。しかし、JALやANAなどの一部航空会社では、5ヶ月前ほど前から早期予約割引つきの航空券を予約できることがあります。利用する航空会社によって販売開始日が異なるので、できるだけ早めに予約できる航空会社からチェックしてみるのもひとつの方法です。
新幹線の場合、事前予約は早くても1ヶ月と1週間前からしかできません。そのため、お盆休みに利用する新幹線の予約時には多くの人が殺到する傾向にあります。利用客の多い路線は、あっという間に座席がなくなってしまうこともあるため、予約が開始されたらすぐに席を予約したほうが安心でしょう。
海外旅行の場合
お盆休みを含めた長期休暇を利用して、海外旅行へでかけるという方もいるでしょう。パッケージツアーなどを利用して海外旅行をする場合、早いところで1月下旬から販売されます。一般的なところでも、2月上旬以降から販売を開始するようですよ。
代理店を通さずに飛行機やホテルなどを直接予約する場合には、2月上旬ごろから2月中旬以降が目安となります。海外向けツアーも国際線の飛行機も、状況に応じてキャンセルもできるので、まずはできるだけ早く予約をしておいたほうが安心ですね。
お盆休みの旅行予約におすすめのサイト
お盆休みどこへ旅行に行こうか迷っているという場合、旅行予約サイトなどを活用して行き先を選んでみてはいかがでしょうか。お得なプランはもちろんのこと、子連れ旅行をより楽しめるようなツアーやコースも充実していますよ。
お盆休み期間の計画は早めに
2024年のお盆休みは、パパやママの会社・職種の休暇にもよりますが最大6連休の方も見込まれます。業種や職場によっては、長期の休暇になるという方もいるかもしれません。お盆は、先祖が家族のもとへ戻り一緒に過ごす時期だとされています。日本ならではのお盆の過ごし方はもちろんのこと、長期の休暇を活かして旅行や帰省など充実した夏を過ごすのも良いでしょう。
お盆はどこも混雑しやすく、公共交通機関も予約が殺到しがちです。お盆に向けてゆとりをもって準備ができると良いですね。
※この記事は2024年6月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。