【完全版】運動会にはそうめん!くっつかないコツ・容器は?前日準備も紹介
近年、運動会のお弁当でひときわ目を引くのがそうめんです。「消化が良い」「暑い日でも食べやすい」「調理が楽」と三拍子がそろったそうめんのお弁当は、子どもとママにとって良いことばかりのようです。ここでは、時間が経ってもおいしくそうめんを食べるための持って行き方、そうめん弁当におすすめの容器などをご紹介します。
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目次
運動会のお弁当にはそうめんがおすすめ!
運動会は春や秋といった気候の良い季節に行われることが多いですよね。それでも強い日差しの中運動する疲れもあって、食欲が失せてしまいやすいものです。
そんなときにおすすめなのがそうめんのお弁当です。消化が良くサラッと食べられるそうめんは暑い日の栄養補給にもぴったりなことから、お弁当としても人気を集めています。主食でありながらおにぎりやサンドイッチほど手間がかからず、忙しい運動会の朝の時短にも一役買ってくれるでしょう。
普通のそうめん以外に梅や抹茶を練り込んだそうめんを使えば彩りが良く、薬味や具を工夫すれば野菜もたっぷり摂れますよ。たっぷり野菜をトッピングしてサラダそうめんにしても良いですね。
運動会のためのそうめんは前日準備で簡単に
調理が簡単なそうめんのお弁当ですが、前日に準備をしておくことでさらに当日の手間が省けます。前日に準備できることは薬味とつゆの用意です。水筒に入れて持って行くのも良いですが、当日暑くなりそうな場合は、つゆをペットボトルなどに凍らせて持って行く方法もおすすめですよ。
前日のうちに薬味を切っておけば、当日はそうめんを茹でてつめるだけでお弁当の完成です。定番のネギの他に食欲増進が期待できる梅干しも良いですね。白ごまはプチプチとした歯ごたえが楽しめます。オクラやカニカマ、錦糸卵は見た目が鮮やかで子どもにも大人気のトッピングです。大人にはミョウガやしょうがなどもおすすめですよ。
そうめんがくっつかないようにする6つのポイント
そうめんのお弁当と聞くと、まず気になるのが「めんはのびないのか」「時間が経ってめんがくっついてしまわないか」ということでしょう。ここでは時間が経ってもそうめんをおいしく食べられるポイントを紹介します。普段のお昼ごはんのときにも使えるテクニックなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
1.茹で時間は正確に
時間が経ってめんがのびてしまうことを予測して、茹でる時間を短くしそうめんを固めに茹でておこうと考える人もいるかもしれません。しかし、そうめんは水分が少ない状態だと水をためこもうとして余計にのびやすくなってしまうので、既定の時間通り茹でましょう。
2.茹でるときに重曹を加える
コシのあるめんが好きな人におすすめなのが、茹でるときに重曹を入れるテクニックです。そうめんの歯ごたえの秘密は小麦粉のグルテンにあります。重曹を入れることによってグルテンを強化させるアルカリ性の茹で水となり、めんにモチモチとした食感が生まれるそうです。1本1本がしっかりとしてくっつきにくくなるので、お弁当向きですね。
やり方はとても簡単で、水が沸騰したら水1Lに対し大さじ1程度の重曹を入れてそうめんを茹でるだけです。重曹を入れると大量に泡が立つので吹きこぼれないように注意し、泡が落ち着いたらそうめんを茹でてくださいね。
3.茹でた後は冷水で揉み洗い
茹でた直後のそうめんのぬめりは、小麦粉のでんぷん質です。でんぷんを洗い流さずそのままにしておくと、のちにめんが固まってしまいます。そうめんを茹でたらすぐにざるにあげ、冷水で揉み洗いしぬめりを落としておきましょう。
4.水切りはドーナツ状に
ざるで水切りをすると構造上真ん中の底の部分に水分が集まりやすく、その部分にあるめんは固まりやすくなります。まんべんなく水切りをするために、そうめんをざるにあげたら均一に広げてドーナツのように真ん中部分を空けておきましょう。
5.容器は深みのあるもの
めんを盛り付けるときに高さが出やすいので、容器は深めのタッパーなどを使いましょう。浅めの容器だとめんを圧迫してそうめんの食感が失われたり、そうめんがくっついたりする原因になります。
6.盛り付けは一口サイズに
そうめんを盛り付けるときに一口サイズの固まりを作るようにして容器に入れると時間が経っても食べやすく、見た目もきれいです。フォークでパスタを絡めるときのように、一口分のそうめんをくるくると巻き取ると上手に作れますよ。
一口サイズに盛り付ける以外にも、蓋つきのカップなど一人分のそうめんをあらかじめ盛り付けておく方法もおすすめです。カップにつゆを直接入れて食べることができますよ。紙カップなどにすれば、食べ終わった後の片付けが楽で荷物も少なくできますね。
そうめんのつゆの簡単な持って行き方
そうめんをお弁当で持って行く場合、一番重いのがめんつゆですね。濃縮タイプを持って行き、好みの濃さになるまで水で薄める方法もありますが、荷物を少なく済ませたいのならストレートタイプのものが便利ですよ。
市販のめんつゆをそのまま
スーパーなどで購入しためんつゆをお弁当の保冷バッグに入れて、お弁当の時間に開封して使用する方法です。開封したものだと横にしたときにこぼれてしまうおそれがあるので、未開封のものが良いでしょう。
水筒
あらかじめ冷やしておいためんつゆをそのまま魔法瓶の水筒に入れて持って行く方法です。時間が経ってもつゆがぬるくなりにくいので、おすすめですよ。
製氷機で凍らせる
よりキンキンに冷えたつゆでそうめんを食べたい人は、前日のうちにつゆを製氷機で凍らせ氷のつゆを作っておきましょう。当日は普通のつゆに氷のつゆを浮かべて水筒にいれて持って行けば、時間が経ってもつゆが薄まることなく冷たいそうめんを楽しむことができます。
ペットボトルで凍らせる
前日のうちにペットボトルに移し替えためんつゆを冷凍庫に入れて凍らせます。凍っためんつゆは保冷剤代わりにもなり、食べた後は処分できるので、荷物が少なく済みますね。
運動会のそうめんにぴったりな容器は?
そうめんはお弁当箱にそのまま詰めても良いですが、容器と詰め方を工夫することでより食べやすく、きれいに仕上がりますよ。ここでは手に入りやすいおすすめの容器を紹介します。
紙コップ
処分が楽で簡単に手に入る容器が紙コップです。サイズや色、柄はさまざまなので気に入ったものを選びましょう。紙コップに一口サイズのそうめんを入れ、お弁当箱やタッパーに立てて詰めると見た目がきれいですよ。子どもに紙コップに絵を描かせてあげると喜びそうですね。
100均などの蓋つきカップ
100均で「ペーパーランチカップ」などの名前で販売されている蓋つきのカップは、手軽にカフェめしのようなおしゃれさが演出できることから人気を集めています。
深さも容量もじゅうぶんにあるので、一人分のそうめんだけでなくあらかじめ薬味や具材をトッピングすることも可能です。蓋がついているため、そのまま保冷バッグに入れることができますね。
アクリルカップ
透明のアクリルカップは見た目にも涼しげでそうめんのお弁当にもおすすめです。横から中身が見えるので、色とりどりのそうめんを使用したり、薬味を工夫したりするとまるでパフェのようなかわいらしい仕上がりになります。食の細い子どもも思わず手に取りたくなってしまう楽しいアイデアですね。
そうめんと一緒に持っていくおかずは?
暑い日の運動会だと「暑すぎて食欲が出ないかもしれない」と心配するママは多いようですが、そうめんをつるりと流し込むと、意外と食べる気力が湧いてくることが多いようです。ここではそうめんのお弁当におすすめのおかずを紹介します。子どもが好きなおかずを持って行ってみてくださいね。
ウインナー
さっぱりしたそうめんだけでは物足りないと感じる子どもには、お肉系のおかずがおすすめです。特にウインナーは食べやすく口周りが汚れにくい人気のおかずですね。キャラクターのイラストがプリントされたウインナーも販売されています。
ハムチーズ
そうめんのトッピングとして人気のハムは、スライスタイプのチーズと重ねて巻いてハムチーズにしてもかわいいですね。食べやすいだけでなくピンクと黄色の縞模様がお弁当に彩りを与えます。やわらかいので、お弁当箱の半端な隙間を埋めるのにも便利ですよ。
茹で卵
簡単で型崩れもない茹で卵はお弁当に黄色を手軽に取り入れられるおすすめのおかずです。ひと手間加えて煮卵にしても、そのままの茹で卵を半分に切ってごま塩などを振りかけてもおいしく食べられます。100均などで茹で卵をハートの形にするケースなども売っています。
天ぷら
ちょっと豪華にしたいときは天ぷらがおすすめです。天ぷらとめんつゆの相性は抜群で、そうめんのトッピングにすると油のうまみがつゆに混ざって天ぷらうどんのような風合いが楽しめます。エビやナス、かぼちゃやちくわなどお好みの食材の天ぷらを添えてみましょう。
そうめんのお弁当はバリエーション豊か!自由にアレンジを楽しもう
そうめんをお弁当にするという発想に驚いたママもいるかもしれませんね。そうめんのクセのなさは好き嫌いの多い子どもでも受け入れやすく、トッピングのバリエーションが豊かで食べやすいことから、実は子どものお弁当にぴったりのメニューです。さらに、調理が簡単なので、ママにとってこれ以上嬉しいお弁当はありませんね。
なんといっても最大の魅力はさまざまなアレンジが可能なことです。基本的にはめんが上手に茹でられてつゆがあればおいしく仕上がるので、そのときに冷蔵庫にある食材を詰めて、子どもと一緒にオリジナルのトッピングを楽しんでも良いですね。
家族の会話が弾みそうなそうめんのお弁当は、運動会のお弁当の時間がより楽しくなるでしょう。手軽に作れるそうめん弁当でしっかり栄養をとって、家族みんなで運動会を満喫してくださいね。