子どもが変な咳!クループ症候群の原因と症状、治療法は?

お子さんが体調を崩してしまった2~3日後に犬の鳴き声のような咳をしたら、クループ症候群にかかっている可能性があります。ママは子どものいつもと違う咳にびっくりして、不安になってしまうかもしれませんね。ここでは、クループ症候群の原因と症状、治療法、家でできる対処法についてご紹介します。

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目次

  1. クループ症候群とは
  2. クループ症候群の原因
  3. クループ症候群の症状
  4. クループ症候群の検査方法
  5. クループ症候群の治療法
  6. 家での対処法は?
  7. 予防するにはどうすればいい?
  8. クループ症候群にかかりやすい年齢は?
  9. 大人もクループ症候群になる?
  10. まとめ
  11. あわせて読みたい

クループ症候群とは

クループ症候群とは、上気道(声帯あたり)が、ウイルスや細菌に感染することで炎症が起きる病気です。「クループ」はスコットランドの言葉で「しゃがれた声で鳴く」という意味があり、その名の通りに犬やあしかが鳴いているようなケンケンと甲高い咳が出るのが特徴です。夜間に症状が悪化する場合があり、慌てて夜間救急を受診するケースも少なくありません。

クループ症候群の原因

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クループ症候群はウイルスが原因である場合が多いようです。特にパラインフルエンザウイルスがクループ症候群の原因の大半であるといわれています。その他、アデノウイルス・RSウイルスなどが原因になることもあります。

細菌が原因の場合にはインフルエンザ菌、溶連菌などが主な原因となります。インフルエンザ菌については特に注意が必要なため、気を付けましょう。インフルエンザ菌b型(Hib)が原因の場合、急性喉頭蓋炎を発症する可能性があり、急に喉が腫れてしまうことにより気道がつまったり、症状が酷くなると息ができなくなったりと命に関わることがあります。

クループ症候群の症状

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風邪のような発熱や咳・のどの痛みといった症状から始まり、その後ケンケンという咳が出始めた段階でクループ症候群の発症に気付くというケースが多いようです。38℃以上の発熱を伴う場合もあります。重篤なタイプになると、ケンケンという咳が出始めてから、2~3時間で急激に具合が悪くなる場合があります。子どもの様子をよく観察するようにしましょう。

重症化すると、呼吸数が多くなる多呼吸の症状が出たり、呼吸すると喉の下や肋骨の間がへこむ陥没呼吸の症状が出たりする場合があります。陥没呼吸の疑いがある場合、喉頭蓋炎などにより呼吸がしづらい状態になることもあるため、より注意が必要です。

クループ症候群の検査方法

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一般的に、医師が子どもの咳を聞いてクループ症候群か否かを判断をする方法が多いようです。ただし、咳は夜に出やすく、朝には咳が治まっているケースがあります。念のため、夜の咳をメモしておく・スマホなどで咳を録音をしておくと医師に相談しやすくなるでしょう。

クループ症候群の咳の特徴は、以下になります。
・声がかれる
・「ケーンケーン」と犬の遠吠えに似た咳が出る
・息を吸うときに「ヒーヒー」と苦しそうな音がする

クループ症候群の治療法

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クループ症候群の治療では、喉の腫れを取るために薬剤の吸入をしたり、ステロイドを内服したりする場合があります。細菌感染の疑いがある際には、抗生剤を使用することもあるでしょう。症状が重い場合や急に呼吸がしづらくなった場合は、治療のため入院になる可能性があります。

家での対処法は?

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クループ症候群と診断された場合、家では加湿に気をつけましょう。お湯を沸かしたり、加湿器を置いたり、洗濯物を干したりして、室内をしっかり加湿してください。

子どもには水分を小まめに与えるようにし、泣くと喉が喉が腫れてしまう原因となるため、なるべく泣かせないように機嫌をとりましょう。小さな子どもであれば、抱っこなどで身体を起こすと呼吸が楽になる可能性があります。子どもの様子に少しでも変わったところがあれば、一度受診をしていても再度病院へ連れて行きましょう。

予防するにはどうすればいい?

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クループ症候群を予防するためには、原因となるウイルスや細菌に対する予防接種を受けることが大切です。クループ症候群に有効なワクチンは、以下になります。

・DPT三種混合ワクチン
・DT二種混合ワクチン
・ヒブワクチン
・インフルエンザワクチン

クループ症候群の原因となる「ジフテリア」はDPT三種混合ワクチンやDT二種混合ワクチンで予防ができ、「インフルエンザ菌B型」はヒブワクチンで予防することができます。ウイルスをもらったり風邪をひいたりしないためにも、日頃から手洗いうがいの習慣をつけておくことも大切ですよ。

クループ症候群にかかりやすい年齢は?

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クループ症候群にかかるのは、生後3ヶ月~5歳くらいまでの幼い子どもが大半です。その中でも生後2歳以内の子どもが最もかかりやすいようです。一般的にクループ症候群の発症は男の子に多く、冬期の発生が多いといわれています。3~6歳までの子どもは再発することもありますが、成長に伴い気道が発育するとクループ症候群の発症数は減少するようです。

大人もクループ症候群になる?

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クループ症候群の中でも、主にインフルエンザ菌が引き起こす急性喉頭蓋炎は大人もかかる可能性があります。急な喉の痛みや咽頭痛、嚥下痛、呼吸困難感は要注意です。子どものインフルエンザ菌が感染しする場合もあるため、思い当たる症状があれば医療機関を受診した方が良いでしょう。

まとめ

クループ症候群は、さまざまなウイルスや細菌による感染が原因で発症します。ケンケンという変な咳が出始めたら要注意です。酷くなったり、急性喉頭蓋炎を発症したりすると息がしづらくなってしまいます。子どもの様子をしっかりと観察し、呼吸や様子がおかしければ病院へすぐに連れて行きましょう。

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