予定帝王切開になる原因は?予定帝王切開の流れと費用とは
妊娠期間中に経膣分娩が難しいと判断されると、あらかじめ帝王切開での分娩をすることになる場合があります。このときに計画的に行われる帝王切開を「予定帝王切開」といいます。どんな場合にそうなるのか、準備などは違うのかなど気になることがいっぱいですね。今回は予定帝王切開について、流れと費用などを詳しく見ていきましょう。
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目次
予定帝王切開とは
最初から予定を立てておく帝王切開
妊婦期間中にさまざまな理由から経腟分娩が難しいと判断されると、分娩時のリスクを回避するために、予定を立てて帝王切開で出産することがあります。これを「予定帝王切開」といいます。
緊急帝王切開との違い
「緊急帝王切開」は、分娩中に経腟分娩が難しくなった場合に急遽行われる帝王切開のことをいいます。これは途中で分娩の方式を変更するものです。どちらも手法としては母体を開腹して胎児を取り出す手術になります。
予定帝王切開になる原因
胎位のトラブル
逆子など、そのまま経腟分娩を行うと胎児や母体にとって危険を伴う位置に胎児がいる場合、このリスクを回避するために予定帝王切開を行います。
発育遅延
胎盤機能の低下などで胎児が小さい場合、陣痛により胎児に危険が及ぶと判断されると、このリスクを回避するために予定帝王切開を行います。
児頭骨盤不均衡
母体の骨盤の大きさに比べて胎児が大きい場合、胎児と母体の体形を考慮して危険が及ぶと判断される場合があります。
胎盤のトラブル
胎盤が子宮の下部で子宮口を塞いでいるような「前置胎盤」の場合は、分娩時に大量出血を起こす危険性があります。
多胎妊娠
双子や三つ子を妊娠した多胎妊娠の場合、それぞれ胎児が小さいために経腟に耐えられない、あるいは第一子の出産後に第二子が逆子になってしまうといったリスクがあるため、予定帝王切開を行うことがあります。
母体の病気
母体に感染症があり経腟分娩では胎児に感染する恐れがある場合や、心臓の疾患等で母体に過度な負担をかけられない場合に、予定帝王切開を行います。
前回帝王切開
前回の傷が子宮収縮で伸びて薄くなり、子宮破裂を起こす心配があるため、帝王切開になることが多いです。
予定帝王切開を行う時期
37~38週が一般的
陣痛が起こる前で、胎児が十分に発育したタイミングで手術を行うため、手術日は37~38週目で行われることが一般的です。
帝王切開を行うかは36週頃に最終判断
できるだけ経腟分娩ができる可能性を考慮し、妊娠10ヶ月目(36週~)に入ったあたりで、帝王切開を行うかどうかの最終判断が行われることが多いようです。
予定帝王切開の流れ
病院によって流れは異なりますが、前日から入院をして麻酔によるトラブルを防ぐために絶食状態にします。手術自体は、通常1時間程度です。
当日の流れ
1. 手術室に入り、脊椎麻酔(硬膜外麻酔)
2. 開腹して赤ちゃんを取り出す(数分程度)
3.脊椎麻酔(硬膜外麻酔)なら意識はあるので赤ちゃんとすぐに対面できる
4. 切開部の縫合、胎盤の取り出しや羊水吸引などの処置
予定帝王切開の費用
健康保険が適応される
帝王切開の手術費には健康保険が適応されます。一般的な3割負担の健康保険の場合、診療報酬点数表によれば約65,000円です。32週未満の早産などの場合には約70,000円になります。
ただしこちらの金額は一般的な帝王切開術単体のものになります。ママや赤ちゃんの状況や、使用する薬剤、手術当日の日時などによっても変わりますので、あくまで目安にしてください。
分娩費用などは別に必要
帝王切開の手術代のほか、通常の分娩費用もかかるので、上乗せされた金額になります。また経腟分娩よりも数日入院日数が増えることが多く、処置にかかる費用も増えるので、経腟分娩に比べて全体でかかる費用は増えるのが一般的です。
高額医療制度を利用できる
加入している健康保険などで、高額医療制度を利用できる場合があります。加入している保険組合や国民健康保険の窓口に「限度額適用認定証」の申請をしておきましょう。出産一時金や高額医療制度を利用することで普通分娩と同じくらいの費用か、最終的には安く済むケースもあります。
また任意の医療保険が帝王切開手術の補償を行っている場合もあるため、補償内容を保険会社に確認をしておきましょう。
予定帝王切開前に陣痛が来たらどうする?
予定帝王切開で手術日を決めていても、手術日より前に陣痛が来る場合があります。元々経腟分娩にリスクを伴うために予定帝王切開を計画していたので、基本的には緊急帝王切開で対応します。
予定帝王切開に関する体験談
筆者も多胎妊娠で、予定帝王切開が適応になりました。経腟分娩ができないのは残念ですが、予定が決まっていて親族が集まりやすく、みんなでお祝いしてもらえそうで嬉しいです。陣痛も術後の痛みも、痛みは一緒。赤ちゃんを落ち着いて迎えられるよう準備していきたいです!
事前準備が可能な予定帝王切開、万全に整えて赤ちゃんを迎えましょう!
様々な事情で帝王切開が決まると、手術であることもあり少しナーバスになりがちですね。でも予定帝王切開は事前準備が可能なところが良いところです。身体も心も赤ちゃん用品も、万全の準備を整えて赤ちゃんを楽しみに迎えましょう。
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