子どもの名前の決め方!我が子に最高の名前を贈るための12のコツ【先輩ママの実例あり】
名前は生まれてくる子どもへの大切な贈り物。素敵な名前を付けてあげたいと思えば思うほど、悩んで決められなくなる親も多いでしょう。名前の決め方は、音の響きや漢字から選ぶ、姓名判断を参考にするなどさまざまです。先輩ママの名付けの実例とともに、我が子に最高の名前を贈るための12のコツを紹介します。
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目次
「子どもの名前が決まらない!」先輩ママも名付けに悩んだ
名前は親から子どもに贈る一生もののプレゼント。我が子の名前を考える時間は幸せですが、「考えすぎてわけがわからなくなった!」「夫と意見が合わずに大もめ!」など、なかなか名前が決まらないで苦労した先輩ママは案外多いようです。
お腹の赤ちゃんは男の子だとわかったときから、私の中で候補は決まっていました。ただ、使いたいと思っていた漢字は女の子の名前に使うイメージが強く、読み方も一般的ではなかったため、両親や親戚が大反対。「女の子みたい」「誰も読めない」「将来苦労する」などと言われて大喧嘩になりました。
夫はその名前に賛成してくれて、「自分たちが付けたい名前にしよう」と言ってくれたのですが、生まれるまでは「本当にこれで良いのかな」とかなり悩みました。
でも、生まれた息子の顔を見たら迷いが吹っ切れて、やっぱりその名前をつけようと決めました。生まれてしまえば両親や親せきも息子にメロメロで、「呼びやすくて良いね」と言ってくれるようになりました。
男の子なら「太朗」「太一」といった「太」という字を入れた名前にしたいと思っていました。ただ、私が出す候補に対して、夫がことごとく「その名前は友だちにいる」「その名前で嫌いな奴がいたから嫌だ」と却下したため、なかなか決まりませんでした。
正直イラっとしながらも「ここは譲歩しなければ…」と気を取り直し、夫の名前の「平」からとった名前を提案し直しました。「淳平」や「悠平」などさまざまな候補が出ましたが、「想像力がある優しい子に育ってほしい」という思いを込めて「想平」と名付けました。
子どもの名前の決め方のコツ12!先輩ママの実例は?
あれやこれやと悩み、決まったと思ってもまたふりだしに戻ることもある子どもの名付け。ここでは、名前を決める12のコツを紹介します。どこに一番こだわりたいか優先順位をつけると、候補を考えやすくなりますよ。
1.音の響きや呼び名で決める
名前は一生涯にわたって、さまざまな人から呼ばれるもの。声に出した音の響きにこだわって名前を決めるのは、名付けのコツのひとつです。発音しやすいか、呼ばれた本人が心地良いかを考えながら、音が持つイメージから候補をあげてみましょう。
特に名前の最初の音は、その子の雰囲気やイメージに影響を与えやすいので重要です。たとえば、「そうた」「さな」などサ行の名前には爽やかで明るいイメージ、「れん」「りな」などラ行の名前には理知的でクールなイメージがあるのではないでしょうか。
また、「いっくん」「あいちゃん」など、愛称(ニックネーム)から名前を考えるのも良いですね。
「なな」「ねね」など、同じ音が続いて、柔らかい響きの名前にしたいと思っていました。私自身が松谷みよ子さんの児童文学シリーズ「モモちゃんとアカネちゃんの本」が大好きだったので「ももこ」に。あえてひらがなにして、優しい雰囲気が出るようにしました。
2.生まれる季節や月をイメージする
赤ちゃんが生まれる季節や月をイメージするのも名前の決め方のひとつです。春生まれなら、春の暖かい日差しを思わせる「陽」や「日」といった漢字を使ったり、「さく」「はる」など春らしい響きを選んだり。「睦月」や「葉月」など、生まれる月の旧暦にちなんだ名前にするのも素敵ですね。
8月生まれの娘の名付けは「夏」という漢字と呼びやすさにこだわりました。「夏香(なつか)」と「萌夏」で悩んだのですが、夏香だとあまりに元気ハツラツでイメージと違うかなと思い、萌夏にしました。
パパとママの名前の最初の一文字がどちらとも「ゆ」だったので、「ゆ」が付く名前を考えていました。子どもが生まれた6月の英語(June )の語源をたどると、ローマ神話の女神Juno(ユノー)。ユノーは結婚や出産を司る女神で、柔らかな響きも良いなと思ったので、そこから名付けました。
3.植物などの自然をイメージする
豊かな自然からイメージして名前を付けるのも素敵です。「桜」「すみれ」など、四季折々の草木花を取り入れれば、生まれた季節も思い描いてもらいやすいでしょう。海、大地、空、星、宇宙など、壮大な自然にちなんだ名前には、のびやかなイメージがありますね。
樹木のようにたくましく、のびのび、いきいきとした子になるようにと願いを込めました。他にあまり候補はなく、ほぼパパが即決しました。
4.使いたい漢字から発想する
漢字にはそれぞれ意味があるので、漢字を使った名前はそこに込められた願いがひと目でわかり、周りの人にも親しんでもらいやすいですね。使いたい漢字から発想を広げ、音読みと訓読みのどちらにするか、どんな文字を組み合わせるか考えるのも名付けのコツです。
パパやママにとって思い入れの深い漢字を使うのはもちろん、パパやママの名前から一文字とるのも良いですね。
ママの名前の漢字とパパの名前の読みを組み合わせて名付けました。パパの名前は「ま」から始まり、ママの名前は「代」がつくので「真代」に。「真」にはまっすぐな人生を歩んでほしいという願いを込めました。
本当は「拓也」にする予定だったのですが、おじいちゃんに「也は『~なり』で終わりのイメージがある。弓で放つ矢のように先へ先へと道を切り拓いていけるよう『弥』にしたほうが良い」と言われて納得。急きょ変更しました。
5.パパとママの思い出から決める
パパとママの初デートの場所、よく聴いた音楽など、ふたりにとって大切な思い出にちなんで名前を考えるのも良いですね。将来子どもに由来を聞かれたときに少し照れくさいかもしれませんが、子どもはパパとママが仲良しなことを実感できて嬉しくなるでしょう。
プラネタリウムに行った日にプロポーズされたので、赤ちゃんができたら星や宇宙に関する名前を付けたいと決めていました。
6.パパとママの願いを込める
「友人に恵まれますように」「大らかな人に育ってほしい」など、パパとママの期待や願いを込めて名付けるのはスタンダードな方法です。子どもが大きくなって自分の名前の由来を知ったとき、親のメッセージに嬉しくなると同時に、名前に恥じないように生きようと背筋がピンと伸びるのではないでしょうか。
「真実」「まっすぐ」といった意味の「真」の文字をどうしても名前に入れたかったことと、船の帆のように、どんな向かい風が吹いても力強く前に進んでいけるようにとの願いを込めて「真帆」と名付けました。
「大陸をまたいで活躍するような人になってほしい」という願いを込めました。
7.家族の伝統を大切にする
赤ちゃんがこの世に誕生できるのは、命を大切につないできてくれたご先祖様の存在があってこそ。おじいちゃんおばあちゃんの名前から一文字もらうなど、家族の伝統を意識した名前を付けるのもおすすめです。
夢におじいちゃんが出てきて「お告げ」があったという不思議な体験談もありますよ。
流星の時期だったため星にちなんだ名前にしようと思っていたのですが、夢に亡くなった祖父が出てきて「けいすけにしなさい」と言われました。しかも、その夢を見た日に出産。予定日よりだいぶ早かったこともあり驚きました。
それでも当初考えていた名前にしようとしたのですが、病院で黄疸が出たため、「もしや」と思って「けいすけ」に変更したら黄疸がおさまってさらにびっくり。漢字は後から考えた珍しいパターンです。
8.尊敬する人や有名人の名前にあやかる
スポーツ選手や芸能人、歴史上の偉人のほか、恩師のように身近で尊敬する人の名前にあやかって名付けるのも手です。子どもは、その人の生き方から学びを得るようになるかもしれませんね。
パパが憧れている坂本龍馬が由来です。パパはまるっきり同じ名前にしようとしたのですが、私が「それは嫌」と止め、漢字を変えて「亮磨」としました。
9.海外で通用する名前を選ぶ
グローバル化が進み、海外に行ったり外国人と接したりする機会が増えています。そのため、海外で通用するという観点から名前を考えるのもおすすめです。外国人でも発音しやすいか、音を外国語に当てはめると悪い意味にならないかといった点に気を付けると良いでしょう。
自分自身が英語教師だったこともあり、子どもたちには英語圏で通じる名前をつけたいと思っていました。
10.きょうだいとのつながりを考える
二人目以降の赤ちゃんには、上の子とのつながりが感じられる名前を付けても良いですね。一人目の名付けのときに、きょうだいができることを想定して名前を決めるママやパパも多いかもしれません。漢字一文字で揃える、韻や音を合わせるといった方法がありますよ。
上の娘は今どきのキラキラネームは嫌で、古風な名前にしたいと思っていました。5月生まれだったので、「皐月」からとって「彩月」に。「となりのトトロ」のサツキちゃんのように優しくしっかりした子に育ってほしいという思いも込めました。
二人目の男の子は「となりのトトロ」のカンタの響きが良いなと思い、「カン」をもらいました。
11.文字数で決める
名字との相性やバランスを考えて、名前の文字数を先に決めてしまうのも手です。たとえば漢字三文字の名前は男女ともに人気がありますが、名字も三文字以上の場合には画数が多くなり、バランスが悪くなってしまう可能性もありますよね。
出産前から男の子と女の子のどちらが生まれても「翼」という名前をつけたいと思っていたのですが、名字が漢字一文字なのでバランスが悪いだろうかと夫婦で悩みました。結局生まれたのは女の子だったので、ひらがなにして解決しました。
12.姓名判断を参考にする
姓名判断は、名字と名前の字画(画数)によって、その人の持つ運勢などを判断する占いです。あまり画数にこだわると、名前を考えること自体が難しく感じられるので、あくまでも参考程度にするのがおすすめです。いくつか候補が決まってから姓名判断をすると良いかもしれませんね。
もともと、左右対称で縁起が良いといわれる鏡文字の名前にしたいと思っていました。生まれる季節にちなんで、葵や薫など漢字一文字の名前が候補にあがっていたのですが、姓名判断で画数が合わなかったので葵をいかして「早葵」に決めました。
人気の名前ランキングもチェック!【男の子・女の子別】
人気の名前は時代によって大きく変わります。昔は流行っていた名前でも、今の時代には古臭く感じられ、場合によっては悪目立ちしてしまうこともあるもの。今、どんな名前が人気か知っておくと、周りから浮かない素敵な名前を付けられますよ。
ここでは、赤ちゃん本舗が調査・公表した2023年版の名前ランキングを男女別にご紹介します。
【2023年版】男の子の名前ランキング |
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1位…陽翔(はると) |
2位…結翔(ゆいと) |
3位…颯(そう) |
4位…朝陽(あさひ)※同率4位 |
4位…蓮(れん)※同率4位 |
4位…湊斗(みなと)※同率4位 |
4位…蒼(あおい)※同率4位 |
【2023年版】女の子の名前ランキング |
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1位…さくら |
2位…ひなた |
3位…陽葵(ひまり) |
3位…つむぎ※同率3位 |
5位…陽菜乃(ひなの) |
子どもの名付けで気を付けること
子どもの名前を決めるときには注意点もあります。以下の点に気を付けながら、広い視野を持って我が子にぴったりの名前を探しましょう。
名前に使える漢字は常用漢字と人名用漢字のみで、これ以外の漢字は役所で受理されません。使って良い漢字かどうか悩んだら、法務省のホームページでチェックしてみましょう。
また、常用漢字や人名用漢字であっても、マイナスな意味にとられるものは注意してください。たとえば、「流」という漢字は「流産」を連想する人もいるようで、女の子の名前には避けたほうが無難かもしれません。
名前には使えない漢字がありますが、読み方については決まりはなく、「星」を「きらら」と読ませるなど当て字も可能です。ただ、初対面の人が見て読むのに迷うような名前の場合、子どもが困ることが多いかもしれません。名前の候補があがったら、読めるかどうか周りに聞いてみても良いでしょう。
名字とのバランスも重要です。たとえば、名字が一文字の場合、名前も一文字だと見た目のバランスが取りづらいとされています。「たなか たかなり」のように同じ子音が続いて発音しにくくないか、「渋沢 海」のように似た漢字が続いていないかといったことも気をつけたいですね。名付けの際は、紙に書いたり声に出して読んだりして、どのような印象を受けるか確認しましょう。
我が子を思う気持ちがあれば自ずと素敵な名前に
名付けにはいろいろな方法がある分、迷ってしまうことも多いでしょう。我が子の人生を名前が左右するかもしれないと思うと、名付けのコツや注意点を意識しながら決めた名前でも「これで良いのだろうか」と不安になることもあるかもしれません。
しかし、名付けで一番大切なのは「我が子に最高の名前を贈ってあげたい」という思いそのものです。この思いをパパとママが忘れないでいれば、自ずと素敵な名前が付けられますよ。
子どもが大きくなったら、名前の由来を聞きたがるはず。自分の名前にパパとママの愛情がたっぷりと込められていることを知ったら、きっと誇らしい気持ちになるでしょう。
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※この記事は2023年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。