苗字に合う名付けのコツ!響きが重要?バランス抜群の組み合わせ術

名前と同じように苗字にもさまざまな種類があります。名前との組み合わせによっては、より素敵な印象を与えたり、反対に違和感を与えたりすることがあります。苗字に合う名付けでは、響き、画数のバランス、全体のイメージなどが大切です。ここでは男女別に苗字に合う名付けのコツを解説していきます。

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目次

  1. 苗字に合う名前を赤ちゃんにつけたい!
  2. よくある苗字、珍しい苗字の場合の名づけは?
  3. 苗字に合う名づけのコツ【男女共通】
  4. 苗字に合う名前の決め方
  5. 苗字に合う名づけの体験談
  6. 苗字と名前のバランスを考えてみよう
  7. あわせて読みたい

苗字に合う名前を赤ちゃんにつけたい!

赤ちゃんの名前を考えるときには、呼びやすくて覚えやすいかどうか、外国語で悪い意味はないか、画数による姓名判断でどのような診断結果が出るかなど、気になるポイントがたくさんありますよね。苗字に合う名前かどうかを気にする人も多いでしょう。姓と名を続けて呼ばれるときや、紙に氏名を書くときなど、苗字と名前との相性が重要な場面もあります。

日本では、苗字は家族のつながりを表すものとして使用されてきました。結婚などによって戸籍が変わる可能性もありますが、結婚する・しないにかかわらず、幼いころから長い時間をともにする苗字をアイデンティティーの一部のように感じる人も多いことでしょう。苗字に合った名前とは、どのようなものなのでしょうか。

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よくある苗字、珍しい苗字の場合の名づけは?

よくある苗字の場合

全国で多い姓名の組み合わせのランキングは、以下のようになっています(※1)。

順位
姓 名
1位田中 実
2位鈴木 茂
3位佐藤 清
4位高橋 清
5位佐藤 正

佐藤、高橋、田中、鈴木などが日本では多い苗字といわれています。これに男性名で多い「実」や「清」を付けると、同姓同名となる可能性が高いようですね。とはいえ、これらの「実」「清」「茂」といった名前が人気ランキングトップ3に入っていたのは、昭和の中ごろまでです。

昭和後半以降は、男女ともに名前が多様化したため、同姓同名の人と遭遇する可能性は低くなったといえるでしょう。よくある苗字の場合は、近年の人気ランキングに入っている名前を避けて名付けると、人とかぶる確率を減らせるかもしれません。

名前ランキングは毎年、明治安田生命や赤ちゃん本舗、たまひよなどから発表されています。姓と比較して、名前の印象を強くするため、名前の漢字や響きをあえてユニークなものにする人もいるようです。

珍しい苗字の場合

珍しい苗字の場合は、名前が全体の雰囲気に合うかどうかが大切です。珍しい苗字であれば、名前がどのようなものでも完全に姓名がかぶる可能性は低いでしょう。あえてシンプルで呼びやすい名前を付けて、覚えてもらうのも良いですね。

余談ですが、フィクションの世界で有名な日本の探偵や刑事は、珍しい苗字と古風な名前が対になった人が多いようですよ。「金田一 耕助」「明智 小五郎」「古畑 任三郎」などがそうですね。珍しい苗字と昔ながらの名前の組み合わせは、印象に残りやすいのかもしれません。

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名前みたいな苗字の場合の名づけは?

名前と区別がつきにくい苗字の人もいます。佐倉(さくら)、千歳(ちとせ)、三崎(みさき)、弥生(やよい)などの苗字の響きは、女の子の名前にありそうですよね。結城(ゆうき)、五郎丸(ごろうまる)、神(じん)など、男性名にありそうな苗字も存在します。

名前のような苗字の場合、名付けでは読みがかぶらないように注意すると良いでしょう。たとえば「三崎 咲(みさきさき)」は、名前と苗字が似すぎて区別がつきにくかったり、読みにくかったりすることが考えられます。

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苗字に合う名づけのコツ【男女共通】

苗字と名前のイメージのバランスに注意する

苗字と名前のイメージが正反対でも合い過ぎていても、違和感があります。たとえば大野、大橋など「大」という漢字がつく苗字の場合、小春や小鉄など名前に「小」という漢字があるとイメージが食い違うかもしれません。

苗字と名前のイメージが合い過ぎて、意味のある文章になる名付けも注意が必要です。「蒼井 海(あおいうみ)」「高井 空(たかいそら)」「森野 花(もりのはな)」などですね。覚えてもらいやすいというメリットはありますが、姓名のイメージが合い過ぎると芸名やペンネームのように感じられることがあります。苗字との相性をよく考えると良いでしょう。

苗字と名前の響きに注意する

苗字と名前の響きが一部かぶっていると、フルネームで通して呼んだときに違和感があったり、呼びにくかったりすることがあります。たとえば「河本 元子(かわもともとこ)」の場合は「もと」がかぶっています。「吉本 義男(よしもとよしお)」などもそうですね。漢字が違うと響きのかぶりに気が付かないこともあるので、一度ひらがなに変換してみたり、名前を声に出したりしてみると良いでしょう。

苗字と名前の画数はバランスを考える

画数が多い苗字の場合、名前の画数も多いと全体の印象が重くなりがちです。画数の多い漢字が続くと、パッと見て苗字と名前の判断がしにくいこともあります。テストで名前を書くときも時間がかかりやすいかもしれません。

たとえば「轟 珊瑚(とどろきさんご)」や「廣瀬 馨織(ひろせかおり)」といった名前は、響きだけなら違和感はありませんが、漢字で見ると少し仰々しく感じるかもしれません。

画数の多い苗字は、墨で名前を書いたときや印鑑を押したときに文字がつぶれやすくなりますね。通帳などの印鑑は、苗字だけではなく名前でも作ることができます。印鑑にする文字の画数を少なくしたい場合は、名前で印鑑を作っても良いですね。

苗字と名前で漢字のカテゴリがかぶらないようにする

それぞれの漢字があらわす意味は、数字や動物、季節などに分類することができます。苗字と名前で同じカテゴリの漢字があると、姓名の構成要素がかぶっているように感じられることがあるでしょう。たとえば、以下のような名前です。

・牛島 一馬(牛、馬と動物をあらわす漢字が2つ)
・春田 千秋(春、秋と季節をあらわす漢字が2つ)
・七尾 二葉(七、ニと数字をあらわす漢字が2つ)

1つの姓名の組み合わせ中に同じカテゴリ内で別の意味を持つ漢字が含まれていると、たとえば姓は「春」のイメージなのに名は「秋」のイメージ、というように、統一感がなく感じられることが考えられます。姓名を構成する漢字のカテゴリがかぶることは必ずしも悪いわけではありませんが、名前本体の意味をより目立たせたいときや、姓名全体に統一感を持たせたいときは、避けたほうが良いかもしれません。

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ひらがなで書いて別の意味を持たないか確認する

漢字で見ると普通の氏名でも、音にして別の漢字を当てはめると他の意味を持つことがあります。幼少期にはからかいの対象になることもあるので、なるべく避けたいものですね。別の漢字に置き換えると違う意味が読み取れる姓名の組み合わせとしては、以下のようなものがあります。

・佐藤 敏夫(砂糖と塩)
・小田 真理(お黙り)
・原 真紀(腹巻き)
・水田 真里(水たまり)
・大場佳代(大馬鹿よ)

名前を声に出したり、ひらがなで書いたりしてみると別の意味に気付きやすいですよ。自分だけでは気付かないこともあるので、第三者に響きを聞いてもらって確認するとより安心ですね。

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苗字に合う名前の決め方

置き換えが起こりにくい名前にする

置き換えが起こりやすい苗字の場合、名前は置き換えが起こりにくい漢字を選ぶのも良いでしょう。置き換えが起こりやすい組み合わせとは、漢字二文字で、ふたつの漢字がひっくり返っても名前のように見えるものです。苗字であれば「中山/山中」「松村/村松」などはどちらも存在する苗字なので、置き換えが起こりやすいといえますね。

名前は一文字にしたり、「斗」や「太」などわかりやすい止め字(添え字)を使ったりすると、言い間違いの可能性が減ります。反対に「和正/正和」や「昌弘/弘昌」など、ふたつの漢字を逆にしても成立する名前は混同しやすいといえるでしょう。

苗字と名前の文字数のバランスを考える

苗字と名前を合わせた文字数のバランスも大切です。たとえば、苗字が漢字三文字の場合、名前を漢字三文字以上にすると、文字列としては少し長く感じるかもしれません。「長谷川 竜太郎」「日下部 隆之介」などがそうですね。

反対に、苗字が漢字一文字の場合、名前が一文字になると短く感じることがあります。「森 剛」「原 充」などです。長めの氏名は古風な雰囲気や凛々しさを感じさせる場合がありますし、短い氏名は覚えやすい、書きやすいというメリットがあります。子どもにとってのメリット・デメリットを予測して文字数のバランスを考えてみるのも良いでしょう。

一般的な姓に多く用いられている漢字は避ける

今の日本では、結婚すると夫・妻どちらかの苗字に合わせることになります。結婚相手によっては、思いもよらない苗字になることがあるでしょう。結婚相手の苗字によっては漢字の一部がかぶったり、全体のバランスが崩れたりすることが考えられますね。

しかし、将来のことを予想するのは難しいものですし、苗字で結婚相手を決めるわけにもいきません。将来的に苗字と名前が一緒になるのを避けるために、日本に多い苗字の漢字を避けるのも良いでしょう。

たとえば「林」という苗字は一般的なため、「林(りん)」という名づけでは「林林」となる可能性がゼロではありません。「佐藤」や「加藤」も多いため、「藤(ふじ)」という名前も漢字がかぶる可能性があります。考えすぎる必要はありませんが、少し気にかけてみても良いですね。

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姓名判断にこだわりすぎない

姓名判断にこだわるあまり、付けたい名前の候補から画数が悪い名前を外す人もいます。苗字に合っていることに加えて、姓名判断の結果が良いことなどさまざまな条件を求めすぎると、選択肢が狭まって本当に付けたい名前がなかなか見つからない場合もあるでしょう。

姓名判断の結果を参考にするかどうかは人それぞれですが、思い入れのある名前や、響きや第一印象で気に入っている名前がある場合には、姓名判断の結果にとらわれすぎずに自分の気持ちを大事にしてみても良いかもしれません。

姓名判断の結果は流派によって異なりますし、結果が必ずしも子どもの将来に影響するというわけではありません。苗字と名前を合わせた全体の画数から導き出される姓名判断の結果には、こだわり過ぎないほうが良いかもしれませんね。

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苗字に合う名づけの体験談

筆者は苗字がシンプルな漢字一文字だったため、名前は画数を多めにして、少し華やかにしようと考えていました。女の子だったので、「ゆいか」という響きを決めてから、漢字を当てはめていきました。

「唯香」「結花」などいろいろな案が出ましたが、漢字二文字よりも漢字三文字のほうが書いたときにしっくりきたので、最終的には「優衣花」と漢字三文字の名前となりました。全体的な線のバランスを見て、書いたときに疲れない程度の画数にしましたよ。苗字が二文字だったら、二文字にしたかもしれません。

苗字と名前のバランスを考えてみよう

苗字と名前の組み合わせに悩んだときは、まずは全体のバランスを見てみましょう。自分の苗字の画数、漢字があらわす意味のカテゴリ、響きなどをよく知ることが大切です。苗字も名前も、人生を形作る大切な要素のひとつです。お互いを引き立てるような素敵な名前が見つかると良いですね。

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