【歯科医監修】赤ちゃんに歯磨き粉はいつから必要?子ども用のおすすめ10選
赤ちゃんに歯が生えてきて歯磨きに少しずつ慣れてきたころ、「歯磨き粉はいつから使うのだろう」と疑問に思うママやパパは多いかもしれません。ここでは、子ども用歯磨き粉の使用開始時期や選び方について歯科医監修で解説します。おすすめの子ども用歯磨き粉10選も紹介するので、赤ちゃんや子どもの歯磨き粉選びの参考にしてみてくださいね。
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目次
赤ちゃんに歯磨き粉はいつから必要?
赤ちゃんの歯磨きは、下の前歯が2本生えたら始めるのが理想だといいます。歯磨きがスタートすると、歯磨き粉はいつから使えば良いのか疑問に思うママやパパもいるかもしれませんね。赤ちゃんの歯磨きの開始時期と、歯磨き粉の使用開始時期は同じではありません。ここでは、赤ちゃんの歯磨き粉デビューの時期について解説します。
目安は水を吐き出せるようになってから(1歳後半頃~)
歯磨き粉を使用するタイミングの目安は、「赤ちゃんが水をぺっと吐き出せるようになってから」と考えておくと良いでしょう。
赤ちゃんは1歳後半~2歳頃になると、歯磨きの際に今まで飲み込んでいた唾を吐き出せるようになってくるといいます。赤ちゃんの成長には個人差があるので、年齢だけで判断せず、子どもの様子を見て使用時期を検討してくださいね。
歯磨き粉を嫌がる場合は使用しなくてもOK
歯磨きの主な目的は、歯垢を取り除くことです。歯磨き粉を使用したほうがきれいになるように感じるかもしれませんが、きちんと磨けていれば歯磨き粉を使用しなくても問題はありません。
赤ちゃんが歯磨き粉を嫌がる場合は無理に使用せず、ママやパパがしっかりと磨いてあげるようにしましょう。
歯磨きを嫌がる場合は味付きの歯磨き粉を
歯磨きそのものを嫌がる赤ちゃんは多いでしょう。毎回嫌がられると、ママやパパもストレスを感じてしまうかもしれませんね。
赤ちゃんが歯磨きそのものを嫌がる場合は、赤ちゃんの好きな味が付いた子ども用歯磨き粉の使用を検討してみると良いでしょう。子ども用歯磨き粉の中には、子どもが飲み込んでしまうことを踏まえて安全性にこだわった商品が多くありますよ。
子ども用歯磨き粉の選び方
研磨剤や発泡剤の入っていないもの
歯磨き粉に入っている研磨剤は、着色汚れを防止する効果があり歯を白く保つのに役立つ成分です。しかし、乳歯に研磨剤を使うと、表面が磨り減ってかえって汚れが付きやすくなります。
発泡剤は歯磨き粉を泡立たせ、汚れを落とす手助けをする成分です。子どもによっては、発泡剤によって口の中が泡立つと、歯ブラシがしづらくなったり、しっかり磨けていると思い込んだりしてしまうかもしれません。
子ども用歯磨き粉を選ぶときは、できるだけ研磨剤や発泡剤が配合されていないものを選ぶようにしましょう。
うがい不要のもの
子ども用歯磨き粉の中には、万が一飲み込んでしまってもほとんど問題のない成分で作られたうがい不要のものがあります。うがいが苦手な赤ちゃんには、うがいなしで済む歯磨き粉を選んであげましょう。
フッ素配合のもの
フッ素には虫歯予防の手助けをする効果があります。2歳半~5歳頃には虫歯ができ始めると考えられているため、1〜2歳頃からフッ素入り歯みがき粉の使用を検討すると良いでしょう。
歯磨き粉の成分表示に、モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)、フッ化ナトリウム、フッ化第一スズと表示のあるものが「フッ素」です。濃度に差異がなければ、基本的にはそれぞれ同じ効果が期待できます。
泡立ちにくいジェルタイプ
乳児や幼児には、ジェルタイプの歯磨き粉がおすすめです。ジェルタイプは誤飲しても安全なように、「発泡剤」や「研磨剤」が配合されていないものが多くあります。また、ジェルタイプは泡立ちにくいため、歯ブラシをしやすいというメリットもありますよ。
子どもの好きな味
子ども用歯磨き粉の多くは、イチゴやバナナなどの味が付いています。さまざまな味の歯磨き粉が販売されているので、ドラッグストアなどで子どもと一緒に選んでみても良いかもしれません。
ネットで購入できる子ども用歯磨き粉の中には、歯磨きシールやおもちゃのプレゼントなど、子どもが自発的に歯磨きを続けられるような特典の付いているものがあります。2歳や3歳になり、イヤイヤ期で歯磨きを嫌がるようになったら特典付きのものに頼ってみるのもひとつのアイデアかもしれませんね。
子ども用歯磨き粉のフッ素の濃度は?
フッ素の濃度はできるだけ高いものを
一般的にフッ素の濃度は高いほうが良く、子どもの場合は500ppmよりも1,000ppmのほうが良いといいます。
厚生労働省によると長期にわたるフッ化物の反復投与による過量摂取から生じる慢性中毒症であるフッ素症が確認されています。歯のフッ素症は、エナメル質の石灰化期間に過量のフッ化物を継続的に摂取した場合に生ずる特異的な歯の形成障害で、エナメル質に審美上の変化(不透明な縞模様・境界不明瞭の白斑・白濁など)があらわれ、中等度になると歯面全体にわたってチョークのように白濁します。これに小陥凹が加わることがあり、凹部に外来性の色素が沈着して褐色もしくは黒色を呈します。(※)
したがって、フッ素の過剰摂取については十分に注意しましょう。
うがいができない時期はフッ素量に注意
子どもがきちんとうがいをできない場合は、フッ素の量に注意しましょう。うがいができない時期は、フッ素濃度500ppm以下のものが推奨されています。歯磨き粉の使用量は、生え始め~2歳頃は米粒大、3~6歳頃は5mm程度の量が目安だといいます。
おすすめの子ども用歯磨き粉10選
子ども用歯磨き粉の中には安全性や効果だけでなく、子どもが歯磨きを続けたくなるような工夫が施された商品がたくさんあります。ここでは、歯磨きデビューをした赤ちゃんや歯磨きを嫌がる子どもにおすすめの歯磨き粉をピックアップしました。
1.アロベビー 歯みがきジェル
●内容量:50g
●風味:オレンジ味
チェックポイント | 詳細 |
---|---|
研磨剤・発泡剤 | 研磨剤のみ |
フッ素 | × |
うがい | 不要 |
タイプ | ペーストタイプ |
味 | フルーツミックス |
「アロベビー 歯磨きジェル」は、歯磨き嫌いの子どもにとことん寄り添って開発された歯磨き粉です。子どもと開発したフルーツミックス味で、歯磨き粉を飲み込んでしまっても大丈夫な成分で作られています。すすぎが不要なので、歯のふき取りにも使えますよ。
2.チェックアップジェル
●内容量:60g
チェックポイント | 詳細 |
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研磨剤・発泡剤 | 低発砲剤 |
フッ素 | ○ |
うがい | 必要 |
タイプ | ジェルタイプ |
味 | バナナ(他ピーチ、グレープ、レモンティー、ミント) |
フッ素が長く留まるよう、独自の工夫が施されたジェルタイプの歯磨き粉です。バナナ味には500ppm、ピーチ・グレープ・レモンティー味には950ppm、ミント味には1,450ppmのフッ素が配合されています。優しい泡立ちで磨きやすく、人気の高い商品です。
3.親子で乳歯ケア ジェル状歯みがき
●内容量:40mL
●風味:ぶどう味
チェックポイント | 詳細 |
---|---|
研磨剤・発泡剤 | × |
フッ素 | ○ |
うがい | △(フッ素以外は食品にも使われる成分) |
タイプ | ジェルタイプ |
味 | ブドウ、イチゴ、キシリトール |
大手ベビー用品メーカーのピジョンによる歯磨き粉です。6ヶ月頃から使用することができ、歯質を強化し虫歯を予防してくれます。フッ素以外は食品にも使われる成分が使われていて、キシリトールが配合されていますよ。赤ちゃんの歯磨きデビューにおすすめです。
4.親子で乳歯ケア ジェル状歯みがき ぷちキッズ
●内容量:50g
●風味:いちご味
チェックポイント | 詳細 |
---|---|
研磨剤・発泡剤 | 研磨剤のみ |
フッ素 | ○ |
うがい | △(フッ素以外は食品にも使われる成分) |
タイプ | ジェルタイプ |
味 | ブドウ、イチゴ、キシリトール |
1歳6ヶ月頃からの赤ちゃんの乳歯を考えて作られた歯磨き粉です。6ヶ月頃から使用できるタイプに対して、こちらのタイプは研磨剤が配合されています。虫歯の予防と同時に、赤ちゃんの歯の白さを守ってくれますよ。
5.テテオ 歯みがきサポート 新習慣ジェル
●内容量:30g
●風味:グレープ味
チェックポイント | 詳細 |
---|---|
研磨剤・発泡剤 | × |
フッ素 | ○ |
うがい | △ |
タイプ | ジェルタイプ |
味 | グレープ、オレンジ、ストロベリー |
9ヶ月頃からの赤ちゃんの歯磨き習慣をサポートしてくれる歯磨き粉です。フッ素のほかにキシリトールが配合されています。ほんのりとした甘さなので、歯磨きを嫌がる赤ちゃんも楽しく歯磨きできるかもしれませんね。3種類のフルーツ味のほかに、大人用歯磨き粉を使用する前におすすめのプチミント味もありますよ。
6.パックス こどもジェルはみがき
●内容量:50g
●風味:フルーツ味
チェックポイント | 詳細 |
---|---|
研磨剤・発泡剤 | × |
フッ素 | × |
うがい | △ |
タイプ | ジェルタイプ |
味 | フルーツ |
安全性にこだわり、天然原料を使用している歯磨き粉です。ハッカ油が入っているため、少しひんやりと感じるかもしれません。歯磨き粉に慣れてきたり、ほかの味付き歯磨き粉だと甘過ぎると感じたりする子どもにおすすめです。
7.クリニカKid's ジェルハミガキ
●内容量:60g
●風味:グレープ味
チェックポイント | 詳細 |
---|---|
研磨剤・発泡剤 | × |
フッ素 | ○ |
うがい | △(フッ素以外は食品にも使われる成分) |
タイプ | ジェルタイプ |
味 | グレープ、イチゴ |
「クリニカ」の子ども向け商品です。パッケージにはミッキーがプリントされていて、子どもがすすんで歯磨きをできるようサポートしてくれますよ。フッ素以外は食品にも使われる成分で作られているため、安全性にこだわりたいママにもおすすめです。
8.ブリアン
・60包(約1ヶ月分)
・2回の継続購入必須
・2回目は4,200円
チェックポイント | 詳細 |
---|---|
研磨剤・発泡剤 | × |
フッ素 | × |
うがい | 不要 |
タイプ | 粉末タイプ |
味 | イチゴ |
子ども用歯磨き粉の中でも珍しい、粉末タイプの歯磨き粉です。「ブリス M18」という善玉菌が配合されています。万が一食べてしまっても問題のない成分で作られているため、歯磨き粉デビューにもおすすめですよ。
通販のみの販売で、60日間の返金保証が付いています。プレゼント付きのお得な定期便は、2回以上の継続購入が必要なので、よく確認してから注文してくださいね。
1.毎回届く「歯磨きチェックシート」
2.絵本「ブリアンはともだち」を初回にお届け
3.オリジナル歯ブラシと小皿のプレゼント(継続購入のみ)
9.ハキラ はみがきジェル
●内容量:40g
●風味:ほんのりリンゴ味
チェックポイント | 詳細 |
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研磨剤・発泡剤 | × |
フッ素 | ○ |
うがい | 必要 |
タイプ | ジェルタイプ |
味 | リンゴ、ブルーベリー |
粉ミルクやベビーフードで有名な、ビーンスタークによる歯磨き粉です。味はリンゴとブルーベリーの2種類で、比較的珍しいラインアップですね。1歳半頃からの使用が目安となっています。ハキラシリーズには歯磨き粉のほかに、口内環境を整えるタブレットが販売されていますよ。
10.こどもハミガキ
●内容量:40g
●風味:いちご味
チェックポイント | 詳細 |
---|---|
研磨剤・発泡剤 | ○ |
フッ素 | ○ |
うがい | 必要 |
タイプ | ペーストタイプ |
味 | イチゴ、メロン |
子どもに人気のアンパンマンがプリントされた歯磨き粉です。アンパンマンが大好きな子どもにおすすめですよ。コスパの良さもうれしいポイントですね。
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歯磨きの習慣を早めに付けておこう
子ども用歯磨き粉は子どもの歯を健康に保ってくれると同時に、毎日の歯磨きを楽しく過ごせるようサポートしてくれる心強いアイテムです。歯磨き粉を使い始めたばかりの赤ちゃんには、うがいをしなくても安全な歯磨き粉がおすすめです。
また、歯磨きを嫌がる子どもには、キャラクターのプリントされたパッケージの歯磨き粉や、フルーツなどの味が付いたものがおすすめです。子どもの気に入る歯磨き粉で、ママやパパも子どもも無理のない歯磨きタイムを過ごせると良いですね。