【歯科医監修】赤ちゃんに歯ブラシは必要?仕上げ磨きは?選び方と磨き方、おすすめ歯ブラシ10選
赤ちゃんに歯が生え始めたら、いつから、どのように歯磨きすればいいのか悩んでしまいますよね。歯磨きに慣れるまでは嫌がる赤ちゃんも多く、歯磨きをスムーズに行えるようステップを踏んでいくと良いでしょう。ここでは、赤ちゃんの歯ブラシの選び方や仕上げ磨き法・おすすめの赤ちゃん用歯ブラシを歯科医監修で解説していきます。
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この記事の監修
目次
赤ちゃんに歯ブラシは必要?
慣れるまではガーゼや綿棒がおすすめ
歯が生え始めたからといって、すぐに赤ちゃんに歯ブラシを用意する必要はありません。赤ちゃんは、大人より唾液が多いので自浄作用で清潔に保たれます。赤ちゃんは口の中を触られるのを嫌がる子が多いので、慣れるまではガーゼや綿棒がおすすめです。歯の表面を軽く磨いてあげるだけで充分です。
次のステップは乳児用歯ブラシ
口の中を嫌がらず触らせてくれるようになったら、乳児用歯ブラシを持たせてみましょう。歯ブラシのヘッド部分は小さめで、毛先が全体的に丸くなっているものがおすすめです。赤ちゃんが口の中に入れたまま転んでも刺さらないよう、「セーフティ」が付いているものであれば安心ですね。歯磨きは毎日行なうものなので、赤ちゃんが嫌がらず楽しんでもらえると良いですよね。歯ブラシをかわいい絵柄にするなど、いろいろ工夫してみてくださいね。
歯ブラシを使うのはいつから?
本格的に歯ブラシを使うのは、歯が上下2本ずつ生えてくるころ(8〜11ヶ月頃)からです。上の前歯は特に虫歯になりやすい歯です。赤ちゃんが自分で歯ブラシをかみかみし終えたら、最後はママやパパが仕上げ磨きをしてあげましょうね。
赤ちゃんの歯磨き
赤ちゃんの歯は、大人と同じように虫歯になる可能性があります。食べ物のカスや歯垢には、ミュータンス菌が生息しており、ミルクや母乳などの糖分を利用して酸を作り出し、これが歯をむしばみます。赤ちゃんは大人より唾液が溢れているので、自浄作用で清潔に保たれていますが、食べカスや歯垢が残っていると虫歯になる可能性はあります。赤ちゃんでも歯磨きをしっかりと行い、歯を守ってあげましょう。
始めたばかりの時期は、何もつけずに歯磨きを
赤ちゃんが歯磨きを始めるころは、歯ブラシに何もつけずに歯磨きを行いましょう。離乳食が始まり、歯の汚れが気になり出したら歯磨き粉の使用を検討しましょう。
歯磨き粉を使用する時期
歯が上下6本以上生え始めたら歯磨き粉の使用を検討しても良いかもしれません。特に離乳食を食べるようになり、歯の汚れが気になりだしたら歯磨き粉を使用しましょう。ただし1歳までは、歯ブラシの先端に少し付ける程度の使用量が適量です。
歯磨き粉の選び方
歯磨き粉は下記のようなものがおすすめです。
・まだ、上手にうがいできない赤ちゃんでも安全な優しい成分配合のもの
・ 赤ちゃんの好きな味がついているものや、好きなキャラクターが印刷されているものなど、赤ちゃんが楽しく歯磨きを続けられるようなもの
・虫歯予防効果が高いフッ素が配合されているもの
・ジェルタイプでママやパパが仕上げ磨きしやすいタイプのもの
赤ちゃんの歯ブラシの選び方
ヘッド
赤ちゃんの歯は小さいので、ヘッドも小さいものでなければしっかりと歯に当たりません。赤ちゃん用はもちろんですが、ママやパパによる仕上げ磨き用の歯ブラシも小さなヘッドの商品をおすすめします。
握りやすさ
赤ちゃんの手でも握りやすいグリップの歯ブラシがおすすめです。柄が長いと歯ブラシが喉に刺さる事故などの原因になり得ます。小さな手でも握りやすく、赤ちゃんが自分でも歯が磨きやすい短い柄のものを選びましょう。
ブラシの毛
赤ちゃん用の歯ブラシの毛は、柔らかく短いものを探しましょう。赤ちゃんの歯は柔らかいので、固いブラシの毛だと歯の表面を傷つける可能性があります。歯ブラシの毛が硬かったり長かったりする場合、赤ちゃんは異物感を強く抱き、歯磨きが嫌いになる可能性があります。
おすすめの歯ブラシ
対象月齢:0~6歳
赤ちゃんの月齢別歯磨きのポイント
0〜6ヶ月頃の歯磨きのポイント
赤ちゃんの歯が生え始める0~6ヶ月頃は、虫歯の心配は特にありません。歯磨きに慣れさせるために、口周りや口内にママやパパの指を入れたり触ったりして、「口に触れられること」に慣れさせましょう。また、母乳やミルク以外の水分補給には、ジュースなど甘いものは避けて極力湯冷ましなどを飲ませましょう。授乳後はガーゼで乳歯を拭いてあげたり、湯冷ましを飲ませてあげたりすると良いですよ。
赤ちゃんの指しゃぶりに不安を感じるママやパパも多いと思いますが、この時期はまだ、指しゃぶりを好きなだけさせてあげても大丈夫です。
6〜8ヶ月頃の歯磨きのポイント
下の前歯が生えてきたら、歯磨きに慣れさせるためにガーゼや綿棒などを使い、1日1回はしっかりとお手入れして、習慣化していきましょう。離乳食を食べた後は、お茶やお水などを飲ませて食べカスを流すように心がけてください。
赤ちゃん用の持ちやすい歯ブラシを持たせてあげて、歯ブラシに慣れさせてあげてください。その際には赤ちゃんの喉に歯ブラシが刺さらないように、十分注意してくださいね。また、仕上げ磨きは赤ちゃんが嫌がるようであれば、無理にしなくても大丈夫です。
8〜11ヶ月頃の歯磨きのポイント
8~11ヶ月頃になると、上下4本の歯が生え始める赤ちゃんが増えてきます。特に、上の前歯はもっとも虫歯になりやすい歯ですので、本格的なお手入れを始めてあげましょう。母乳は虫歯の原因にもなるため、赤ちゃんの様子を見ながら夜中の授乳を減らしてあげると、虫歯になる可能性が低くなります。
赤ちゃん用の歯ブラシを与えて、赤ちゃんの歯磨きに対する抵抗感を減らしていきましょう。仕上げ磨きは、赤ちゃんが嫌がらないように、工夫しながら習慣化していきましょう。歯磨きの歌を歌ったり、絵本を読んだりしながら行うと良いですよ。また、うがいは赤ちゃんにとってまだ難しいので、代わりに湯冷ましを与えてくださいね。
1歳以降の歯磨きのポイント
赤ちゃんが1歳を過ぎると食べる量が増え、虫歯になる確率が上がってきます。個人差はありますが、奥歯が生え始める赤ちゃんもいます。奥歯は溝があり、食べ物が詰まりやすくなるので、1日3回の歯磨きを習慣化していきましょう。
甘いものを食べると虫歯になる可能性が上がりますので、間食を摂りすぎないように気を付けましょう。寝る前の仕上げ磨きはよく行ってあげましょう。また、授乳をして寝かしつけをした際には、必ずガーゼなどで歯を拭くように心がけてくださいね。
赤ちゃんにおすすめの歯磨きグッズ10選
●内容量:42包入
赤ちゃんの歯の汚れを、やさしくしっかりふき取るウエットタイプの歯みがきナップです。1枚ずつ減菌して包装してあるので、衛生的にも心配せずに使うことができます。
歯みがきやうがいがまだ上手にできない赤ちゃんに使うことができるほか、外出先ですぐに歯磨きができないときや、歯磨きをする前赤ちゃんが眠ってしまったときなどにも使うことができますよ。
●内容量:30個入
キシルトールが配合されている歯磨き用の綿棒です。香料・アルコール無添加かつ、衛生的な個別包装なので安心して赤ちゃんが使用することができます。
生え始めでやわらかい赤ちゃんの歯に使用したり、歯ブラシが使用できない場合に使用したりすることで、赤ちゃんの歯をきれいに保つことができますよ。
赤ちゃんの離乳時期から歯が生え始めるまでのトレーニンググッズとして人気の歯固めです。「吸う」から「噛む」へ移行することで歯の基礎を作ることができます。
独自の形状で唇や歯茎に刺激を与えて噛む感覚を学ぶことができます。また、口に入れる先端部分がブラシのような形状なので、歯茎をやさしくマッサージしてくれるので、赤ちゃんが自分の口内にものが入る感覚を覚えることができますよ。
生後6ヶ月~1歳まで時期に合わせて使うことができる歯ブラシセットです。やわらかいブラシ面が歯や歯茎を傷つけず、表面の汚れを落としてくれますよ。
赤ちゃんの喉に歯ブラシが刺さらないように安全プレートも付いているので、ママやパパも安心して使用することができますね。
歯が生え始める6ヶ月頃から使うことができる仕上げ磨き専用歯ブラシです。カーブネックと握りやすいすべり止め付き三角グリップで、歯の裏にまで届き、隙間が多い赤ちゃんの歯でもきちんと磨けますよ。
ブラシはやわらかくてコシのある短い極細毛を使用しているので、やわらかくて傷つきやすい赤ちゃんの歯にも安心して使うことができます。
6ヶ月~1歳頃まで使うことができる乳歯歯ブラシセットです。こちらの商品は歯の専門医との共同開発なので、スムーズに歯磨きのトレーニングをすることができるでしょう。
赤ちゃんが抵抗なく口の中に入れられるやわらかい素材のブラシを使用し、赤ちゃんの発育に合わせてにぎりやすいグリップ設計となっています。月齢に合わせた歯ブラシが3本ついているのでお得ですね。
歯の専門医との共同開発から生まれた仕上げ磨き用の歯ブラシです。2本セットで6ヶ月~1歳頃まで使えるのが嬉しいですね。
歯ブラシの毛先と磨いている歯面が確認しやすい「15°ななめネック」や、磨き残しの多い奥歯の溝や虫歯になりやすいところでも効率よく汚れを落とすことができる「山形ブラシ」など、きちんと仕上げ磨きができる設計になっています。また、指にフィットする「ひし形グリップ」と「すべり止め」で、ママやパパも使いやすい歯ブラシです。
前歯が生えそろう1歳頃から使う歯ブラシでおすすめなが和光堂の「にこピカ」です。赤ちゃんの小さな口に入りやすいコンパクト設計になっています。
ブラシが360度構造になっているので、どの角度からでも磨きやすいと評判です。ブラシは極細のやわらか素材なのでデリケートな赤ちゃんの口や歯茎にも安心です。しっかり握れるハンドル付きなので、赤ちゃんも歯磨きがしやすいですよ。
●内容量:4本セット
かわいらしい動物柄の歯ブラシもおすすめです。子どもたちも歯磨きを楽しく行えること間違いなしの一品ですね。
ちょうどよい厚みと丸み、リングの形が赤ちゃんの手にフィットするので使いやすい設計になっています。5ヶ月~3歳頃まで使用することができるので、セットで買っておくと楽ですよ。
こちらの商品はレインボーに光る小児用電動歯ブラシです。きらきらと光る歯ブラシに夢中になり、歯磨きが苦手な赤ちゃんも歯磨きの時間が楽しくなってしまいますよ。
白色LEDライトも搭載されており、仕上げの磨きの際に赤ちゃんの口の中がよく見えるので、磨き残しをしっかりチェックできます。1分間に16,000回ほど音波振動するので、軽く当てるだけで磨け、ママやパパも歯磨きが楽ちんになりますね。
赤ちゃんの歯ブラシに関する体験談
まずは、カーゼ状の歯磨きナップからはじめ、子どもが口の中に手を入れることに対して抵抗感を抱かなくなるように努力しました。その後は、歯磨きの歌を聞かせたり、絵本を読んだりして「歯磨きは大切で必要なこと」という意識を持たせるようにしました。子どもにはなるべく自分磨き用の歯ブラシを好きなだけ持たせて、「歯磨き上手だね」と褒めるように心がけました。その際には喉の奥に歯ブラシが刺さらないように、しっかり様子を見るように気を付けていました。一時期は仕上げ磨きを嫌がることもありましたが、今では楽しく歯磨きができるようになりました。
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あせらず楽しい歯磨きタイムを
歯磨きは大人はもちろん、赤ちゃんにとっても必要です。しかし、あまり無理強いをする歯磨きが嫌いになり、虫歯になってしまうという可能性も考えられるので、ゆっくりと焦らずに計画を立てて歯磨きをしていきましょう。
数種類の歯ブラシを試し、その子に合う歯ブラシを見つけてあげましょう。親子にとって楽しい歯磨きタイムになると良いですね。
※この記事は2022年1月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。