離乳食のれんこんは後期から!超簡単レシピ4選と下ごしらえ・アク抜きの方法を写真で解説!
食物繊維がたっぷりのれんこんは、離乳食後期から活躍する食材です。ここでは、離乳食後期・完了期におすすめのアクの抜き方や保存方法、便利な時短テクニックなどを紹介します。忙しいママでも作りやすい、れんこんの離乳食レシピをぜひ参考にしてくださいね。
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目次
れんこんはシャキシャキとして食感を楽しめるため、離乳食にも取り入れて家族で味わいたい食材のひとつですね。食べ始めの時期を見極めながら、れんこんを離乳食に取り入れてみましょう。
離乳食のれんこんはいつから?
れんこんは離乳食後期(カミカミ期)から取り入れることができます。アクが強く食物繊維が豊富なので、消化器官が未熟な離乳食初期・中期(ゴックン期・モグモグ期)には避けたほうが良いでしょう。
離乳食後期からは、赤ちゃんの体調の良いときに少しずつれんこんを取り入れてみましょう。赤ちゃんが初めて食べるものは、まず単品で一口食べて様子を見ます。万が一、アレルギー反応が出てもすぐ病院へ連れていけるように、平日の午前中に食べさせるのがおすすめですよ。
れんこんを離乳食で使う場合は、離乳食の時期によって以下の表のかたさや大きさを目安にしてみてくださいね。
時期 | かたさ・大きさ |
---|---|
初期 (5ヶ月・6ヶ月頃) × | まだ食べさせない |
中期 (7ヶ月・8ヶ月頃) × | まだ食べさせない |
後期 (9ヶ月~11ヶ月頃) ◯ | すりおろしてペースト状にして調理する |
完了期 (1歳〜1歳半頃) ◯ | みじん切り程度にカットしてやわらかくなるまで加熱する |
れんこんは食材の中でも特にかたい部類の野菜なので、十分にやわらかくなった状態で赤ちゃんに食べさせるようにしましょう。
離乳食の進み具合には個人差があります。同じ月齢でも赤ちゃんによって食べられるかたちや大きさは異なるため、赤ちゃんに合わせて調節してくださいね。
野菜は大きめに切ってから茹で、そのあと時期にあった状態にペーストにしたり切ったりした方が、柔らかくなりやすいです。
特に、初期、中期はこの順の方がいいと思います。
れんこんの下ごしらえのコツは?
離乳食にれんこんを使う際におすすめの下ごしらえのコツを紹介します。ちょっとしたひと手間で、簡単でおいしい離乳食を作れますよ。
アク抜きを忘れずに
れんこんはアクが強い食材なので、しっかりとアク抜きをして調理します。れんこんはアク抜きをすることで、ほくほくに仕上がって食べやすくなりますよ。アク抜きの方法は、水を張ったボウルに10分ほど入れておきます。
れんこんは切ったままにしておくと黒ずんでしまうので、変色が気になる場合は酢水につけると白さを保てます。酢が極端に多かったり浸けすぎたりすると、れんこんの風味を損ねてしまうため注意しましょう。(目安:水2カップに酢小さじ1)
電子レンジで時短!
れんこんを加熱するときは、電子レンジがおすすめです。電子レンジでは、茹でるよりも短時間で少量の水で加熱できますよ。
薄切りであれば、耐熱容器にラップをかけて、500Wで2分ほど加熱します。電子レンジによっては調理メニューなどがあるため、れんこんのかたさを見ながら加熱時間を調節しましょう。
すりおろしのコツ!
れんこんは皮をむくとぬめりが出るので、うまくすりおろせないことがあります。キッチンペーパーなどで持つ場所をくるんですりおろすと、手が滑りにくいのでおすすめですよ。
おすすめの保存方法は?
離乳食で使うれんこんの保存方法と、注意点を紹介します。
冷蔵庫での保存方法
れんこんを冷蔵庫で保存する場合、濡れた新聞紙にくるんでポリ袋に入れるか、ボウルなどで水に浸した状態で保存しましょう。れんこんは、時間が経つにつれて黒ずみが出てきます。
新鮮なうちにおいしく食べるためにも、保存して2日以内には使うようにしましょう。
冷凍でも保存できる!
れんこんは冷凍保存ができるので、忙しいママの離乳食作りに大活躍します。冷凍方法は、れんこんのアクを取ってすりおろし、加熱してからおこないます。
製氷皿や離乳食用の保存容器に小分けにしておくと、必要な分だけ解凍ができて料理に使いやすいですよ。ただし、解凍するときに加熱により水分が飛んでかたくなってしまうことがあるため注意しましょう。
電子レンジでの解凍だけでなく、汁ものとして調理するときには、そのまま鍋に入れて使えるので便利ですよ。
【離乳食後期のレシピ】ツナ入りもちもちれんこんおやき
れんこん特有のもっちり食感を楽しめるおやきです。ツナ入りなので栄養もしっかり摂れて、旨みが出るので赤ちゃんもおいしく食べられますよ。手づかみの練習になるように、赤ちゃんが握りやすいサイズに分けて焼きましょう。
材料
・れんこん 70g
・ツナ(水煮缶) 20g
・片栗粉 小さじ2
・サラダ油 小さじ1
作り方
1.れんこんは皮をむき、アクを取る
2.れんこんをすりおろす
3.ツナはざるで水気を切る
4.れんこん・ツナ・片栗粉をあわせてよく混ぜる
5.食べやすい大きさに形成する
6.サラダ油を熱したフライパンで両面をこんがり焼く
【離乳食後期のレシピ】れんこんと鶏ひき肉の豆腐ハンバーグ
れんこんと豆腐でふわふわな食感のハンバーグです。焼く前は汁気が多いように思えますが、焼くとほどよいかたさでまとまります。調理後に味付けをすれば、大人もおいしく食べられますよ。
材料
・れんこん 30g
・にんじん 10g
・豆腐 25g
・鶏ひき肉 15g
・片栗粉 大さじ1/2
作り方
1.れんこんの皮をむき、アクを取る
2.れんこんをすりおろす
3.にんじんをある程度の大きさに切ってから電子レンジ(600w)で1分ほど加熱してやわらかくした後、みじん切りにする
4.れんこん・にんじん・豆腐・鶏ひき肉・片栗粉を混ぜ合わせる
5.熱したフライパンに、スプーンなどで量を調節しながら形成する
6.弱火~中火で、中に火がしっかりと通るように両面を焼く
【離乳食完了期のレシピ】青のり風味のれんこんはさみ焼き
噛む力を育むれんこんのはさみ焼きは、青のりを加えることで風味が豊かになります。れんこんは薄切りにすると赤ちゃんが食べやすいので、赤ちゃんの噛む力に応じて厚さを調節しましょう。
材料
・れんこん 30g
・豚ひき肉 15g
・豆腐 5g
・片栗粉 大さじ1
・青のり 小さじ1/2
・しょうゆ 4~5滴(なくてもよい)
作り方
1.れんこんはアクを取り、2mm程度の厚さを4枚切る
2.1で余ったれんこんをすりおろす
3.すりおろしたれんこん・豚ひき肉・豆腐・青のり・しょうゆをよく混ぜ合わせる
4.形成して、1で切ったれんこんにはさむ
5.熱したフライパンに、弱火~中火で中まで火がしっかり通るまで焼く
【離乳食完了期のレシピ】れんこんとにんじんのきんぴらごぼう
根菜類の栄養と歯ごたえが楽しめるきんぴらごぼうは、離乳食完了期(パクパク期)にぴったりです。ごぼうは、れんこんと同様でアクが強いため、しっかりとアク抜きをしてから使いましょう。
材料
・れんこん 15g
・ごぼう 15g
・にんじん 15g
・しょうゆ 3~4滴くらい
・砂糖 ひとつまみ
・水 適量
・仕上げにすりごま 少々(なくてもよい)
作り方
1.れんこんとごぼうは皮をむき、アクを取る
2.れんこん・にんじん・ごぼうを細切りにする
3.れんこん・にんじん・ごぼうを小鍋に入れ、具材が浸るくらいの水で弱火で煮る
4.やわらかくなるまで煮たら、しょうゆと砂糖を加え、汁気を飛ばす
れんこんの選び方のポイントを押さえておこう!
れんこんでおいしい離乳食を作る際には、れんこん選びも大切です。レンコンの形は、ふっくらと丸くて厚みがあり、傷がないものを選びましょう。手に持ったときに、ずっしりと重みがあるものは水分が多く含まれているので新鮮ですよ。
カット売りの場合は、れんこんの穴が小さめで大きさが揃っているものがおすすめです。切り口や穴の中は時間とともに黒ずむので、選ぶ際にチェックしてみましょう。
新鮮なれんこんは栄養たっぷりで、赤ちゃんの食事の幅を広げてくれます。れんこんはすりおろしてもカットしても使いやすい食材なので、いろいろな食材と合わせて楽しく離乳食を作ってみてくださいね。
※この記事は2019年8月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。