【おやつから始める乳幼児の虫歯予防】市販&手作りおやつ8選!乳歯は虫歯になりやすい?歯並びにも影響する?

おやつには、虫歯になりにくいおやつとなりやすいおやつがあります。乳歯から永久歯にかけて丈夫な歯を作るためには、おやつの選び方がとても大切ですよ。今回は乳幼児の虫歯予防に適したおやつと、乳歯の性質やケアの方法をあわせてご紹介します。子どもの虫歯予防のポイントを知って、正しいケアを行いましょう。

2433

この記事の監修

雨森 洋貴
歯科医
雨森 洋貴

目次

  1. 乳歯は虫歯になりやすい?
  2. 乳歯のケアはどうすれば良いの?
  3. 虫歯になりにくいおやつは?いつあげれば良い?
  4. 虫歯予防もできる!市販のおやつ4選
  5. 虫歯予防もできる!手作りのおやつ4選
  6. 正しいおやつ習慣で虫歯を予防しよう!
  7. あわせて読みたい

乳歯は虫歯になりやすい?

乳歯の虫歯は進行がはやい!

歯の表面を覆うエナメル質は、唾液に含まれるカルシウムを取り込みながら2~4年ほどかけて石灰化します(※1)。生えたての乳歯は十分に石灰化が進んでおらず、表面がやわらかい状態です。そのため永久歯と比べても酸への耐性が低く、虫歯になりやすいといわれています。

永久歯の歯並びにも影響

乳歯から永久歯に生え変わるとき、歯ぐきの中に伸びた乳歯の歯根(しこん)は溶けて吸収されます。歯根がなくなった場所に次に生える永久歯がおさまることで、正しい位置に永久歯が生えてくるのです。

ところが、乳歯が虫歯になり早い時期に抜けたりぐらついたりすると、正しい位置に永久歯が誘導されないことがあります。結果として、歯並びが悪くなったり永久歯の成長障害が起こったりする可能性があるため注意が必要です。

乳歯のケアはどうすれば良いの?

ガーゼでふく

乳歯が生え始める生後6ヶ月頃になると、赤ちゃんは歯ぐきをむずがるようになります。この歯の生え始めのころが、虫歯予防のケアを始めるのに適した時期です。

清潔なガーゼをぬるま湯で濡らしたり市販の歯磨きシートを使ったりして、歯ぐきをやさしくぬぐいましょう。口の中にガーゼが触れる感触に慣れることは、歯ブラシを使ったケアへとスムーズにつながります。清潔にしたママの指で歯ぐきをマッサージするのも効果的ですよ。

歯磨きをする

乳歯は一般的に下の前歯から生え始めます。最初の歯が生えたら、歯ブラシによるブラッシングを始めましょう。この時期の歯磨きは汚れを落とすことよりも、歯磨きに慣れることを目的に行います。

生後8ヶ月頃になり上の前歯も生えてきたら、やさしくていねいなブラッシングを心がけましょう。上の前歯は乳歯の中でも虫歯になりやすいため、汚れがたまらないようにすることがポイントです。

食習慣に気をつける

砂糖を含む食品を食べる回数や量が多くなると、虫歯が発症しやすくなります。食事の時間はできるだけ規則的にして、だらだらと食べ続けないように気をつけたいですね。水分補給はジュースよりもお茶や水がおすすめです。

虫歯の原因となる菌を赤ちゃんにうつさないよう、ママやパパが使った食器を使いまわさないことも大切ですよ。

おやつに気をつける

疲れを癒やしたり自分へのご褒美にしたり、おいしいおやつは気持ちを豊かにしてくれますね。しかし、乳幼児期のおやつは栄養を補うことを目的としているため、食事の延長線で考える必要があります。甘いおやつは控え、食事との栄養バランスを考えたおやつを選びましょう。

虫歯になりにくいおやつは?いつあげれば良い?

虫歯リスクの高いおやつ

クッキーやチョコレートのような甘くて歯にくっつきやすいお菓子や、飴やグミのように口の中にふくむ時間が長いお菓子は、虫歯になるリスクが高いお菓子です。

洋菓子だけではなく、あんこを使ったあんパンやどら焼きといった和菓子、スポーツドリンクや乳飲料も砂糖が多く使われているので注意しましょう。

虫歯リスクの低いおやつ

おにぎりや果物の種類によっては砂糖が少なく、食事の不足を補うのに適しています。歯にくっつきにくいゼリーやヨーグルトも、虫歯になるリスクが低く子どもが喜ぶおやつです。

おやつをあげるタイミングが大切!

虫歯になりにくくするポイントは、だらだらと食べないことです。幼児の場合は1日1~2回、食事から2~3時間開けることが望ましいとされています(※2)。袋や箱から直接食べるのではなく、小皿に取り分けると量を調節できますよ。

虫歯予防もできる!市販のおやつ4選

1.キシリトールタブレット

【ロッテ】しまじろう キシリトールタブレット(グレープ・イチゴ)
¥211〜(2021/08/27 時点)

甘味料:100%キシリトール
年齢:2歳頃~

砂糖に代わる甘味料を使ったキシリトール入りタブレットは、歯の再石灰化を促す効果があり虫歯予防にもなります。パッケージに子どもが喜ぶキャラクターが使われている商品も多く幼児でも噛みやすい形とかたさなので、楽しみながら虫歯予防ができますよ。

2.赤ちゃんせんべい、ウェハース

【maruta】ソフトな小魚せん
¥279〜(2021/08/27 時点)

月齢:8ヶ月頃〜

砂糖使用料が少なくカルシウムが摂れる小魚せんべい、かぼちゃやほうれん草を使った野菜せんべいなど、さまざまなタイプの赤ちゃんせんべいが発売されています。香料・着色料・化学調味料が使われていない口どけが良いウエハースは、手づかみ食べにぴったりのおやつです。

月齢に合った固さを選ぶと、かむトレーニングにもなりますよ。カルシウムや鉄分を補給できるタイプもあります。

3.キシリトール入りチョコレート

歯医者さんが作ったチョコレート
¥741〜(2021/08/30 時点)

甘味料:キシリトール100%

普通のチョコレートは虫歯リスクが高いおやつのイメージがありますが、砂糖を一切使わずにキシリトール100%でつくられたチョコレートは虫歯を予防するだけでなく歯を強くする効果もあります。

夜寝る前に食べても大丈夫なので、歯磨き後のご褒美としてあげても良いかもしれませんね。その際にはキシリトールの他に何も糖分が含まれていないものを選びましょう。

4.フルーツジュレ

ベビービオ ベビースムージー
¥273〜(2021/08/27 時点)

月齢:6ヶ月頃~

外出時に持ち運びやすくて便利なのが、パウチタイプのフルーツジュレです。野菜入りのジュレは食事の補助として重宝します。果実の甘さをいかした砂糖不使用のものを選べば虫歯予防の効果が高まりますよ。ベビービオは砂糖・添加物不使用のオーガニックベビースムージーで、有機果実をすりつぶして作られています。

虫歯予防もできる!手作りのおやつ4選

1.手作りおにぎり

幼児期のおやつの定番ですね。ふりかけをまぶすとカラフルで見ばえが良くなりますよ。焼きおにぎりにしたりチャーハン風にしたりとさまざまなバリエーションで作りやすいので、子どもは飽きることなく食べてくれそうですね。

手づかみレシピ|軟飯でもべたつかない離乳食おにぎり!いつから?冷凍術&…

2.手作り蒸しパン

りんごやさつま芋、かぼちゃ入りの蒸しパンは栄養がとれておすすめです。ひき肉を混ぜれば肉まん風の蒸しパンにもアレンジできます。卵を使わずに作れるので、アレルギーの心配があるときでも安心です。

牛乳を豆乳に変えたり小麦粉を米粉に変えたりと、代替えしやすいこともポイントです。誰にとってもおいしく満足できるおやつを作ることができますよ。

【超時短】離乳食の蒸しパンレシピ8選!レンジ&シリコンスチーマーでの作…

3.手作り野菜スティック

蒸した野菜をスティック状にカットすると、赤ちゃんでも食べやすく自然の甘みが楽しめます。電子レンジを利用すればかんたんに作ることができますよ。必ずあら熱をとってから子どもにあげてくださいね。

離乳食のきゅうりはいつから?生で食べられる時期は?簡単レシピもご紹介!

4.手作りゼリー、プリン

手作りのプリンやゼリーなら、甘さや固さを調整しやすく赤ちゃんの好みに作れます。離乳食期には、動物性のゼラチンより植物性の寒天粉のほうがアレルギーの心配が少ないのでおすすめです。

子どもには小さくカットして食べやすい大きさにしてからあげましょう。裏ごしした野菜をまぜれば、きちんと栄養補給もできますよ。

正しいおやつ習慣で虫歯を予防しよう!

虫歯の原因となるミュータンス菌は砂糖(ショ糖)が好物です。砂糖を原料にして歯垢を作り、酸を発生させて虫歯を発症させます。

おやつを選ぶときは砂糖が口の中に長くとどまらないことを意識して、正しく歯をケアしていきたいですね。歯の再石灰化を促すキシリトールやフッ素を含む歯磨き剤なども活用し、子どもの口の中の環境を整えていきましょう。

あわせて読みたい

子どもの虫歯は放置しても大丈夫?乳歯の虫歯治療について徹底解説!
https://mamanoko.jp/articles/26215
【体験談】1~2歳の歯磨きのコツ!嫌がるときの対処法は?
https://mamanoko.jp/articles/30803
【0~1歳】赤ちゃんのおやつはいつから必要?離乳食期のお菓子のおすすめは?
https://mamanoko.jp/articles/8370
2歳児のおやつやお菓子の量と注意点!手作りレシピや市販品のおすすめは?
https://mamanoko.jp/articles/30517
授乳中のおやつとの付き合い方は?母乳育児中におすすめのお菓子・おやつ
https://mamanoko.jp/articles/29313