薬局の市販葉酸サプリはおすすめ?選び方や注意点・コツなどご紹介|サプリメントアドバイザー解説

妊活中や妊娠中に摂取をしておきたい葉酸。ドラッグストアや薬局ではたくさんの商品が販売されていますが、どのように選べば良いか迷いますよね。そこで、葉酸サプリの選び方や注意すべきポイント、おすすめのサプリをサプリメントアドバイザーの解説でご紹介します。

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この記事の監修

元井 里奈
サプリメントアドバイザー
元井 里奈

目次

  1. 妊活・妊娠中に必要な葉酸
  2. 薬局などでの葉酸サプリの選び方・注意点
  3. 薬局やドラックストアの市販人気葉酸サプリ4選
  4. 通販の葉酸サプリをおすすめする理由
  5. 通販のおすすめ人気葉酸サプリ5選
  6. 葉酸の過剰摂取による副作用
  7. サプリ使用に不安がある方は医師に相談を

妊活・妊娠中に必要な葉酸

厚生労働省は、妊活中から妊娠の可能性のある(妊娠3ヶ月頃まで)女性は食事から240μgの葉酸を摂取し、さらに食事以外にサプリメントなどから1日400μgのモノグルタミン酸型の葉酸を摂取することを推奨しています(※1)。母子手帳にも、葉酸の重要性について記述されるようになりました。

妊娠初期に葉酸が不足すると、赤ちゃんが神経管閉鎖障害という先天障害になるリスクが高まります(※2)。妊娠初期は妊娠に気づかない女性も多いことから、妊活中から十分な葉酸を摂取することが望ましいとされています。

ちなみに妊娠中期以降は、食事を中心に480μgの葉酸摂取が推奨されています(※1)。引き続き、葉酸の摂取を意識するとよいでしょう。

薬局などでの葉酸サプリの選び方・注意点

葉酸サプリはネットで販売されている商品も多いですが、薬局やドラッグストアでも購入することが可能です。

タブレット型がおすすめ

葉酸サプリには、ドリンクタイプのものやキャンディタイプなどさまざまなものがありますが、おすすめはタブレット型です。タブレット型のサプメントは、携帯しやすいだけでなく、保存性に優れており、小粒でつわりのときでも飲みこみやすいなどの特長があります。

ビタミンB12配合

ビタミンB12は葉酸と同じビタミンB群の仲間です。主に肉や魚に含まれている栄養素で、赤血球の合成に関わっています。

妊娠初期に葉酸が不足すると、神経管閉鎖障害のリスクが高まりますが、その理由のひとつに、体内での有害物質であるホモシステインの増加が関係しているといわれています。ホモシステインとは、体内の必須アミノ酸であるメチオニンが変化して生じるものです。

ビタミンB12や葉酸は、有害物質のホモシステインを再びメチオニンに戻すなどして、体内のホモシステインの増加を防ぐ効果を期待できます。葉酸単体で摂取するよりも、ビタミンB12と一緒に取りこむことで相乗効果が見込まれます。

葉酸の種類はモノグルタミン酸型

葉酸は、大きく分けてポリグルタミン酸型とモノグルタミン酸型があります。妊活中から妊娠の可能性のある時期に推奨されている400μgの葉酸は、モノグルタミン酸型です(※1)。

葉酸サプリのなかにはポリグルタミン酸型の葉酸を配合していたり、葉酸の種類を記載していなかったりするものがあります。妊活中から妊娠の可能性のある時期に葉酸サプリを選ぶ場合は、モノグルタミン酸型の葉酸が配合されているか確認しましょう。

添加物と天然成分に注意

葉酸サプリをはじめ、一般的にサプリメントの多くは添加物が使用されています。添加物と聞くと、身体に悪いものというイメージがあるかもしれませんが、国内で使用されているものは、安全を保つための基準が定められています。しかし、サプリメントを過剰に摂取したり、複数のサプリメントを同時に摂取したりすると、身体に悪影響が出てしまう可能性があります。

たとえば、添加物のなかには「賦形剤(ふけいざい)」というものがあり、サプリメントを決まった形状に整える際に使います。賦形剤として使用されることの多い乳糖は牛乳由来の成分で、過剰に摂りすぎると下痢が起こることがあります。セルロースやマグネシウムといった賦形剤も、過剰摂取によって体調に変化を与える可能性が考えられます。

サプリメントの中には天然成分を強調しているものがあります。しかし、必ずしも天然成分のサプリが安全とは限りません。天然成分であるローヤルゼリー・プロポリスなどを配合したサプリを摂取して、アレルギーを発症した事例があります(※3)。アレルギー体質の方は注意が必要です。

薬局やドラックストアの市販人気葉酸サプリ4選

ピジョン 葉酸カルシウムプラス

ピジョン 葉酸カルシウムプラス
¥4,980〜(2023/10/07 時点)

内容量:60粒(約1ヶ月分)

「葉酸カルシウムプラス」は、マタニティ・ベビー用品の大手販売会社であるピジョンが販売している葉酸サプリです。モノグルタミン酸型の葉酸が400μg配合されているほかに、鉄分10mgやカルシウム160mg、ビタミンBやビタミンDなどを補うことができます。

妊娠中でも安心して使用しやすいよう、香料、着色料、保存料を使用していません。国内のGMP認定工場で、放射能・残留農薬検査済みの徹底管理のもと生産されています。

小林製薬 葉酸

小林製薬 葉酸
¥694〜(2023/10/07 時点)

内容量:30粒(約1ヶ月分)

大手製薬会社の小林製薬が販売している葉酸サプリです。モノグルタミン酸型の葉酸が480μg配合されています。葉酸のほか、ビタミンB12・ビタミンCの成分が配合されています。

GMP認定工場で生産されていて、放射能・残留農薬検査済みなのもポイントです。1日1粒の摂取で葉酸をしっかり摂取できるお手軽さがうれしいですね。

DHC 葉酸

DHC 葉酸
¥258〜(2023/10/07 時点)

内容量:30粒(約1ヶ月分)

DHCの葉酸サプリは、1日1粒で葉酸400μgを摂取することができます。モノグルタミン酸型の葉酸400μgのほかに、ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12が配合されています。比較的価格が安く、全国のドラッグストアなどで販売されているため、気軽に入手しやすいでしょう。

ディアナチュラ 葉酸

出典:amzn.to
ディアナチュラ 葉酸
¥395〜(2023/10/07 時点)

内容量:60粒(約2ヶ月分)

「ディアナチュラ 葉酸」は、アサヒグループ食品が製造販売している葉酸サプリです。1日1粒で、モノグルタミン酸型の葉酸400μgを摂取することができます。そのほかに、ビタミンB6とビタミンB12も配合されています。約60日分の量が入っているにもかかわらず、入手しやすい価格の安さも特徴です。

通販の葉酸サプリをおすすめする理由

葉酸サプリは薬局やドラッグストアで購入することができますが、ネットで購入できる通販の葉酸サプリはよりおすすめといえるでしょう。

国内で販売されている通販の葉酸サプリは、妊娠中の女性が安心して使用できるように、素材選びや工場の管理体制、放射能チェックなど、安心・安全へのこだわりを持っているメーカーが多いためです。

さらに、通販の葉酸サプリの多くは、葉酸だけではなく妊娠中に必要な鉄分やカルシウムなどがバランス良く配合されているのも、おすすめする理由のひとつです。葉酸サプリといってもメーカーによって、特徴がさまざま異なるので、自分にあったサプリを探してみてはいかがでしょうか。

通販のおすすめ人気葉酸サプリ5選

プレミン

出典:premin.shop
プレミン
¥3,866〜(2021/07/27 時点)

プレミンは400μgの葉酸を摂取できるほか、鉄・ミネラル・ビタミンなどの不足しがちな成分をバランス良く摂取することができます。妊活中から妊娠15週まで、妊娠16週から出産まで、産後から授乳期までの3パターンに商品が分かれているので、妊活中〜授乳期間まで飲み続けられるのも魅力のひとつです。

安全性にこだわっている「プレミン」は、製造から袋詰めまで「NSF GMP認証」をクリアした工場で行い、全成分の原産国と最終加工国を開示。食物アレルギー検査も実施しているので、アレルギーが気になる人には嬉しいですね。

ベルタ葉酸サプリ

出典:belta-ad.jp
ベルタ葉酸
¥1,980〜(2023/10/05 時点)

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妊活中~妊娠3ヶ月の女性は葉酸の積極的な摂取が望ましいとされています。厚生労働省は妊娠可能性のある女性に対し、食事からの摂取に加えて1日400μgの葉酸を摂取することを推奨しています。 ベルタ葉酸からは400μgの葉酸を手軽に摂取できるほか、鉄分やカルシウム、ビタミン、ミネラルなどが摂取でき、妊娠中の健康維持に役立ちますよ。

葉酸を効率良く摂取できるように体内にとどまりやすい「酵母葉酸」を使用している点もこだわりポイントのひとつ。香料、着色料、保存料などを使用していないところもうれしいですね。サプリメントの大きさは直径9mmと小さく比較的飲みやすいでしょう。

メルミー

メルミー
¥2,980〜(2022/12/15 時点)

メルミーの魅力は、産婦人科医と管理栄養士によるダブル監修を受けていることです。葉酸のほか鉄やカルシウムなど、妊娠中に特に重要な17種類の栄養素を配合し、内14種類の栄養素については厚生労働省の定める栄養機能食品の基準値をクリア。「無添加」なのも嬉しいポイントですね。

厚生労働省が定める管理基準を満たしたGMP認定工場で生産されているほか、放射能検査や残留農薬検査もクリアして品質にこだわって作られています。また、配合されているすべての成分について、原産国と最終加工国の両方が公開されています。

葉酸の過剰摂取による副作用

葉酸には食事から摂取する天然葉酸と、サプリメントなどから摂取する合成葉酸があります。食事に含まれる天然葉酸は、多く摂取したとしても尿と一緒に排泄されるため、過剰摂取による危険性はほとんどないといわれています。

しかし、サプリメントなどから合成葉酸を過剰摂取した場合、健康に影響を及ぼす可能性があります。妊活中から妊娠の可能性のある時期にかけて、モノグルタミン酸型の葉酸を摂取する場合は1日1000μgの上限を超えないように注意しましょう。

サプリ使用に不安がある方は医師に相談を

妊活中や妊娠中の女性をはじめ、葉酸サプリは幅広く愛用されています。しかし、葉酸サプリには、葉酸以外にもさまざまな成分や添加物が使用されています。

もちろん、添加物などは安全性が確認された上で使用されていますが、アレルギー体質の方や持病があって薬を飲んでいる方などは、注意が必要です。飲みあわせによっては効果が得られないどころか、不調が起こる可能性もあります。心配な方は事前に医師に相談すると良いでしょう。

※この記事は2022年3月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。