【先輩ママが伝授!】布おむつの使い方・洗い方の秘訣!
布おむつに興味はあるけれど、使い方や洗い方がわからず踏み出せずにいる、というママやパパもいるのではないでしょうか。ここでは、実際に布おむつを使った経験がある先輩ママやパパのリアルな体験談をもとに、布おむつの使い方や洗い方を紹介します。
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目次
布おむつの種類は大きく分けて2種類
布おむつには大きく分けて「輪おむつ」と「成形おむつ」の2つのタイプがあります。「輪おむつ」は細長い布を輪の形にしたおむつです。自由に折り方を変えることができるので、性別や赤ちゃんの成長に合わせて使うことができますよ。一方、「成形おむつ」は、そのままカバーに付けられる形に成形されています。自分で折る必要がなく、すぐに使うことができるのが特徴です。
どちらのタイプにもメリット・デメリットがあるので、ライフスタイルに合うものを選ぶと良いでしょう。詳しくは以下のリンクを参考にしてください。
布おむつの基本の使い方とコツ
布おむつを使うときは、布おむつのほかにおむつカバーを用意します。布おむつの基本的な使い方の手順やコツを見ていきましょう。
折って当てるまでの手順
輪おむつは、折ってからおむつカバーに重ねて使います。手順は以下の通りです。
1.布おむつをたたむ
2.たたんだ布おむつをおむつカバーの上に重ねる
3.赤ちゃんのおしりと足を持ち上げてセットする
4.はみ出た部分をカバーの中に入れる
正方形の布おむつの場合、おむつを広げ、細長い長方形になるように3つ折りにします。3つ折りにした布おむつをさらに2つ折りにし、短い長方形にします。この状態で、おむつカバーの上に重ねます。
赤ちゃんのおしりと足を持ち上げて、おむつカバーのおしりがわにあるウエストベルトがおへその位置になるようにして赤ちゃんをのせます。次に、布おむつの前がわを赤ちゃんのお腹の上に返して、おむつカバーのベルトを止めます。最後に、外にはみ出した布おむつをおむつカバーの中にしまいます。
おむつを当てるときに、輪になっている方が赤ちゃんの背中に当たるようにしましょう。おむつの端が背中に当たったままだと皮膚に刺激となり、仰向けの姿勢でいる赤ちゃんは痛いと感じることがあります。
これで漏れない!上手に当てるコツ
女の子はおしっこやうんちが背中がわに伝いやすいので、後ろがわを厚くすると漏れにくくなります。おむつカバーに布おむつを重ねる際に、おしりがわを折り返して厚みをつけてから赤ちゃんのおしりに当てると良いでしょう。ただし、厚さが厚すぎると赤ちゃんのおしりが持ち上がってしまうため、折返し部分分が厚くなりすぎないように工夫しましょう。
男の子はおしっこやうんちが前に伝いやすいので、前がわを厚くすると漏れにくくなります。布おむつをお腹がわに返すときにお腹の下で折り返して厚みをつけてから、ウエストのベルトを止めると厚みが出ます。
おしっこやうんちが伝いやすい方向には個人差があるので、毎回のおむつ替えで厚みをつける位置を調節してフィットする当て方を探してみると良いですね。
布おむつを当てるときに、おむつカバーからはみ出すとおしっこが漏れるということを知らず、何度か洋服までおしっこが漏れてしまうことがありました。遊びに来た実母に注意されましたが、親世代では当たり前でも私たちの世代には広まっていない知識だなと感じました。
布おむつの洗い方【おしっこ・うんち別】
準備するもの
布おむつを洗うときに使うグッズは以下の通りです。
・つけ置き用のバケツ(蓋付きだとにおいが漏れにくい)
・予洗い用の洗面器
・洗剤や洗濯石けん、重曹など
・パラソルハンガーやタオル干しハンガー
基本は予洗い、つけ置き、洗濯機の流れ
布おむつを洗うときの基本的な流れは以下の通りです。
1.つけ置き用のバケツに水を張り、洗濯石けんや重曹を溶かす
2.洗面器に水を張り、手洗いして布おむつの汚れを軽く落とす
3.手洗いした布おむつをバケツにつけ置く
4.何枚かたまったら洗濯機で洗う
5.洗い終わったらなるべく早く干す
おしっこ汚れだけの場合や、時間や体力に余裕がないときは、手順2の手洗いは省略しても大丈夫ですよ。手洗いしてから洗濯することで、布おむつへのシミやにおいの染み付きを抑えることができるので、余裕があるときには手洗いすることをおすすめします。
洗濯機で洗い終わったら、雑菌の繁殖を防ぐためになるべく早く干しましょう。パラソルパンガーやタオル干しハンガーを使うと、一度にたくさん干すことができます。風通しが良い場所で天日干しすると良いですね。
布おむつの洗い方【おしっこ編】
つけ置きの前に軽く手洗いをするのが理想的です。雑菌が繁殖する原因となるので、つけ置きの際はバケツの水から布おむつがはみ出さないようにしっかりと浸しましょう。つけ置きした布おむつが何枚かたまったら洗濯機で洗います。
布おむつの洗い方【うんち編】
硬いうんちの場合は、まずはうんちをトイレに流しましょう。布おむつにうんちの汚れがあまりついていない場合はそのままつけ置きしても良いですよ。汚れが気になる場合は、洗濯石けんや洗剤を使って揉み洗いします。
軟らかいうんちの場合は、うんちをトイレットペーパーでさっと拭き取りトイレに流します。次に、手洗いをしてこびりついた汚れを落とします。このとき、いきなりごしごしとこするのではなく、まずは水を張った洗面器の中で振り洗いをすると汚れが繊維の奥に入り込みにくいですよ。振り洗いしたあとに、洗剤や洗濯石けんを使って揉み洗いしましょう。
つけ置きした使用済みおむつは、バケツに蓋をしておけばそれほどにおいませんでした。離乳食が始まってうんちが硬くなると、布おむつの洗濯がぐっと楽になりましたよ。
うんち汚れのときの洗濯には、節水のためお風呂の残り湯を活用しました。布おむつは紙おむつより節約になるという声もありますが、洗濯コストを考えると微妙なところもあるかなと思います。
布おむつの洗い方に関する素朴な疑問に回答!
大人の洗濯物と一緒に洗ってもいい?
手洗いやつけ置きをするとはいえ、おしっこやうんちがついた布おむつを大人の洗濯物と一緒に洗っても衛生的に問題ないのか気になる方もいるのではないでしょうか。新生児であってもうんちの中には大腸菌がいます。しかし、しっかりと洗い流して天日干しをすることで、布おむつについた大腸菌はほとんど死滅するでしょう。
布おむつとほかの洗濯物を一緒に洗ったとしても、赤ちゃんや家族の体調に悪影響が出ることはほぼないでしょう。最終的には気持ちの問題かもしれませんね。ただし、ほかの洗濯物と一緒に布おむつを洗う場合は、つけ置きだけでなく手洗いもしてくださいね。
洗剤はどれが良い?
布おむつを洗うときは以下のアイテムを使うと、汚れを落としたりにおいを抑えたりすることができるでしょう。
種類 | 効果・特徴 | おすすめの使い方 |
---|---|---|
重曹 | おしっこやうんちの汚れを浮かせる、脱臭 | つけ置き |
クエン酸 | おしっこのアンモニアの脱臭 | つけ置き |
セスキ炭酸ソーダ(アルカリウォッシュ) | しつこいうんち汚れも浮かせる | つけ置き |
洗濯石鹸 | 洗浄力が高い、肌にやさしい成分のものが多い | 手洗い |
液体洗剤 | 洗浄力が高い、水に溶けやすく溶け残りが少ない | 洗濯機 |
洗剤は、赤ちゃんの肌に負担がかかりにくいように、添加物の使用を抑えたものを選ぶのがポイントです。成分を確認して「蛍光増白剤」や「界面活性剤」、「香料」などが使われていないものを選ぶと良いでしょう。特に、洗濯機で大人の洗濯物と一緒に布おむつを洗う場合は、洗剤成分が落ちるようにすすぎを十分に行ってくださいね。
先輩ママからおすすめしてもらい、アルカリウォッシュを使っていました。おしっこやうんちの汚れがよく取れましたよ。布おむつのほか、服の母乳汚れや吐き戻しの汚れもしっかりと落ちました。
おむつカバーの洗い方は?
布おむつからおしっこやうんちが漏れて、おむつカバーまで汚れてしまうことがあるかもしれません。おむつカバーを洗うときに注意したいのが「つけ置きは避ける」ことです。一般的なおむつカバーには撥水加工が施されており、つけ置きをすると撥水効果が弱まってしまう可能性があります。
おむつカバーを洗うときは、水を張ったバケツですすぎ、汚れが気になる部分を揉み洗いします。その後、洗濯ネットに入れて、布おむつと一緒に洗濯機で洗いましょう。マジックテープを閉じた状態で洗濯機にかけると、マジックテープ部分にゴミが付着しづらくなり、長持ちさせることができるでしょう。
布おむつに関する体験談
実際に布おむつを使用していた先輩ママの体験談を紹介します。参考にしてみてくださいね。
夏は布おむつが汗も吸収してくれるせいか、子どもはおしりが心地良さそうでした。冬は冬でおしりが布に覆われて温かそうでしたよ。ただし、冬におしっこが冷えてしまうと、紙おむつのときより不快そうだったように思います。
布おむつは肌へのやさしさが感じられ、使うだけで気分が良かったです。しかし洗濯に手間や時間がかかったり、紙おむつより頻繁におむつ替えをしなければならなかったりと、不便な点も多く感じました。紙おむつは、ママの体調が悪いときや疲れたとき、おでかけや就寝時には圧倒的に便利でした。布おむつより吸収力が高いので、逆に子どもの肌に良いと感じることもありました。
布おむつだと頻繁におむつ替えが必要で、また離乳食前のゆるゆるうんちのときには洗濯が大変でした。ただ、洗った布おむつをお日様の下に干している様子は、なんだかすごくちゃんとした育児をしている感覚があり気分が良かったです。
布おむつで赤ちゃんにやさしい育児をしよう
布おむつはおむつ替えや洗濯に手間がかかるイメージがあるかもしれません。しかし、おむつの当て方や洗濯方法にはこれと決まったやり方はないので、基本的な方法をもとにいろいろとアレンジして試してみると良いでしょう。気負わずに布おむつを使っていけると良いですね。