【妊活】精子の寿命は何日?射精後の受精可能時間と受精確率は?妊娠しやすいタイミングについて
妊娠したいと思ったら、まずは、卵子と精子がどのようなものかを知りましょう。ここでは、女性にとってはわかりにくい「精子」について詳しく解説します。精子の役割や寿命、卵子と比較した精子の受精可能期間など、知っていると妊活の際の助けになる情報を紹介しているので、参考にしてくださいね。
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目次
精子とは?
赤ちゃんの遺伝子の半分はパパの遺伝子であり、パパの遺伝子を卵子まで運んでくれるのが精子です。そもそも精子はどのようにして作られ、どれくらいの数が存在しているのでしょうか。精子や、精子の数を調べるための検査についても解説します。
精子はどうやって作られる?
精通が起こると、精子は一生作られ続けます。精子が作られるのは「精巣」で、精巣は陰茎の下の陰嚢の中にある部位です。
作られた精子はすぐに出てくるわけではなく、完全な精子が作られるまでには「約70日」の日数がかかるといわれています。さらに、作られた後は副睾丸にある細い管の中で何日か待ち、それから精嚢に運ばれて外に放出される「射精」に備えています。
精子の数はどれくらい?
WHO(世界保健機関)によると、精液検査の基準値中の「総精子数」は、1mL中3900万以上であれば標準といえます。
男性側が不妊の原因となっている「男性不妊」に関しては、総精子数以外にも判断基準があります。精子量、精子濃度、運動率、正常形態率、総運動精子数などを考慮した上で、「乏精子症」や「精子無力症」などの精子の問題を判断しています。
精子の数を調べる検査とは?
精子の数や、運動率、形態、感染など、精子を調べる検査を「精液検査」といいます。日本産科婦人科学会によると、この検査をして、1度は基準値以下の項目でも、1~2度の再検査を行い、1度でも全項目に合格すれば、不妊における男性因子なしと判断するとのことです。
日本生殖医学会によると、精液検査の方法は、2~7日間の禁欲期間のあとに、マスターベーションで精液の全量を採取し、検査するというものです。基本的には病院で精液を採取しますが、20~30℃程度での保持が可能であれば、自宅で採取して2時間以内に検査しても同様の結果が得られるとされます。
不妊は女性だけの問題と考えている人もいますが、事実はそうではありません。男性因子における男性不妊症も不妊カップルの40~50%程度を占めることから、男性も女性と同じように不妊症の原因となることがわかっています。
精子の寿命とは?卵子との違い
女性が持つ卵子と男性が持つ精子は、どちらも新しい生命の誕生のために大事なものですが、性別が違う以外にはどのような違いがあるのでしょうか。一番の違いとしてあげられるのは、「寿命」の長さではないでしょうか。ここでは、精子と卵子の寿命の違いを見ていきましょう。
精子の寿命
精子は作られるまでに約70日という長い時間がかかります。射精後はどのくらい生きていられるのでしょうか。
精子の女性の体内での寿命は72時間(約3日)といわれています。しかし、この寿命はあくまで平均なので、もっと寿命が短い精子もいれば長い精子もいます。長い精子では約1週間生きるものもいるといわれています。
卵子の寿命
卵子の寿命は、排卵後24時間といわれています。精子に比べるととても短いように感じますね。そのため、不妊治療の最初の段階では、女性の「排卵時期」に合わせて性交渉をもつ「タイミング法」が取られることが多くあります。
精子の受精可能時間は射精後いつから?卵子の場合は?
少し聞きなれない言葉ですが、実際に受精できる「受精可能時間」を紹介します。受精可能時間も、精子と卵子で少し違いがあります。
精子の受精可能時間はいつから?
精子は、射精後すぐに受精できるわけではありません。精子の寿命は約3日ですが、射精の5~6時間後から受精可能運動ができるようになることがわかってきました。たとえば、3日の寿命の精子ならば、射精後6時間後から受精可能運動ができるとして、寿命までの60時間ほどのあいだが受精可能となるのです。
卵子の受精可能時間はいつから?
卵子は、もともとの寿命が排卵後24時間といわれており、精子よりも受精可能な期間が短いことがわかっています。さらに、そのすべての時間が受精可能なのではなく、受精可能時間は6時間程度といわれています。
精子の数や運動率が悪いと不妊の原因に
精子の寿命以外にも、そもそも精子の数が少なかったり、運動率が悪かったりすることは不妊の原因となります。男性側の不妊の原因は、射精がうまくいかない「性機能障害」と、精子の数や運動率が低い「精液性状低下」に分けられます。
特に精子が原因となる不妊で問題になっているのは「精液性状低下」です。精巣での精子形成や、精巣上体での運動能獲得過程に異常が起こっていると、なかなか受精できません。異常の原因として「精索静脈瘤」が生じていることがあり、精索静脈瘤の場合は外科的手術で造精機能が回復する可能性があります。
妊娠しやすい性交渉タイミングと受精確率
妊娠しやすい「タイミング」とは
精子や卵子の寿命と受精可能時間を合わせて考えると、排卵時間ぴったりに性交渉を持つよりは、排卵より前に性交渉を持つことが望まれます。しかし、実際に「排卵する時間」は、正確にはわかりません。そのため、前後に少し幅を持たせ、「排卵日の3日前~1日後」が妊娠しやすいタイミングといえます。
性交渉の回数も妊娠する上で重要です。性交渉の頻度と妊娠率を調べた研究では、週1回であれば周期あたり妊娠率15%であるのに対し、1日おきでは33%、毎日では37%と、頻度が上がるごとに妊娠率も上がっていました。
精子に関しては、毎日射精したものと、毎日射精していないものでは、質や濃度、運動率に変化は見られないことがわかっています。
健康な20代の男女でも1周期で妊娠する確率はわずか20~25%程度
健康な20代の男女が排卵日に性交渉をしても、妊娠する確率は20~25%程度といわれておいます。これは、1周期あたりの妊娠確率としては最も高いものです。年齢や状態により、妊娠する確率はさらに下がると考えられています。
ちなみに、年齢別の具体的な妊娠率は、30代前半では20~15%、30代後半では10%、40歳となると5~1%と急激に確率が低下していることがわかります。妊娠できたとしても、流産をする確率も加齢とともに上がっていきます。
年齢とともに受精確率も下がる傾向に
年齢も受精に大きく関連がある原因は何なのでしょうか。女性側で考えてみると、卵子の元となる原子卵胞は生まれたときにはすでに作られています。原始卵胞が成長して排出されていくだけなので、卵子が新しく作られることはありません。そのため、加齢とともに原子卵胞の数は減り、質も低下していくと考えられています。
日本生殖医学会によると、妊娠するために何らかの治療が必要な「不妊」の頻度は、25~29歳では8.9%、30~34歳では14.6%、30~34歳では14.6%、35~39歳では21.9%、40~44歳では28.9%と報告されているとのことです。
「不妊」の頻度は、年齢が上がるほど高くなるのです。つまり、受精する確率が下がっているともいえます。精子についても、男性の年齢が上がるほど精子量、運動率、精子正常形態率は下がるとされています。
女性は自分の身体をいたわることも大事
子どもが欲しいと考える年齢は男女ともに働き盛りであることから、できるだけタイミング良く性交渉を持ちたいと考えることは自然なことです。だからこそ、特に排卵日は細やかに知りたいですよね。
しかし、女性の身体はデリケートなので、それまで順調に一定の周期で排卵していても、ストレスなどで周期が乱れたり、排卵が一時的にストップしてしまったりすることはよくあることです。周期や排卵にトラブルがあると、妊娠しやすいように性交渉をしても妊娠にいたらないという結果になってしまいます。
タイミングを考える上で、女性が自分自身の身体をいたわることはとても大事なことではないでしょうか。男性は女性をサポートできるとさらに良いですね。
受精率を上げるためには?
受精率を上げるためには、「排卵とタイミングを合わせる」「年齢が高い場合はできるだけ早いタイミングで性交渉をする」といったことが受精確率を上げる秘訣といえそうです。質を上げるという点では、以下のようなことも大切です。
・ストレスをうまく発散する
・栄養バランスの良い食事をとることを心がける
・喫煙は男女ともに控える
・お酒を飲み過ぎない
35歳以上である場合で、タイミングを合わせても6ヶ月以上妊娠しないときは、できるだけ早めに婦人科を受診することをおすすめします。専門家の力を借りることで、受精率は上がりやすくなるでしょう。
精子と卵子が出会えることは奇跡!不妊治療はその手助けと考えて
精子の寿命や卵子の寿命、それぞれの受精可能期間を考えると、精子と卵子が出会って受精することは奇跡のようですよね。近年は男女ともに結婚する年齢が上がり、妊娠を希望する年齢も上がったことで、妊娠することはさらに難しくなっているのではないでしょうか。
しかし、その分不妊に関する知識は増え、不妊治療の技術も向上してきています。「妊娠は自然にできるものだから、何となく不妊治療はしたくない」と考える人もいるかもしれませんが、不妊治療は奇跡を手助けしてくれるものと考え、専門家の手を借りてみることも検討してみませんか。
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