手洗い、うがいで感染予防!子どもが楽しく手洗いできる!おすすめのうたや絵本

手洗いうがいは風邪予防の基本ですね。ただ、ばい菌は目に見えない分、子どもに手洗いやうがいの必要性を理解してもらうのは難しいものです。ここでは、手洗い、うがいがなぜ大切なのか、子どもにどのように伝えたら良いのか、子どもに伝える際に役立つ動画、絵本について紹介します。

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この記事の監修

染谷 朋之介
小児科医
染谷 朋之介

目次

  1. 手洗いにはどんな効果があるの?
  2. 帰宅時だけの手洗いになっていませんか?
  3. 除菌グッズを上手に使おう
  4. 冬に流行する病気には手洗いが有効!
  5. うがいにはどんな効果があるの?
  6. うがいはインフルエンザ予防に効果がある?
  7. 手洗い、うがいの大切さを子どもにどう伝える?
  8. 正しい手洗いのやり方
  9. 手洗いうがいの大切さが学べる絵本3選
  10. おすすめの殺菌グッズ
  11. 手洗い・うがいを習慣づけよう
  12. あわせて読みたい

手洗いにはどんな効果があるの?

風邪やインフルエンザなど、病気を引き起こす感染症の多くは、手を介して体内に侵入することが多いといわれています。たとえば、風邪やインフルエンザの流行期には、電車のつり革やドアノブ、子どもであれば保育園のおもちゃなど、さまざまな場所にウイルスが付着しています。それらを触った手で、自分の眼や鼻、口を触ったり、食事をしたりすることで、ウイルスが体内に侵入してくるようです。

しかし、日々の生活の中で、手にウイルスを付けないようにすることは非常に困難です。手洗いをすることにより、手に付いたウイルスが身体の中へ侵入することを防ぐことができます。

帰宅時だけの手洗いになっていませんか?

手洗いは、帰宅時や食事前だけでなく、電車のつり革やトイレのドアなど、不特定多数の人が触るようなものに触れた後にも可能な限り行うよう心がけましょう。特に食事の際は、直接口を触ることや、手に食べ物が触れることもあるため、念入りに手洗いをするようにしましょう。石鹸を使って丁寧に手洗いすることが大切です。

除菌グッズを上手に使おう

水道が近くにない場合、ウェットティッシュや、市販されているポケットタイプの除菌ジェルを使うのも良いですね。風邪やインフルエンザなどの感染予防のためには、頻繁に手洗いを行うことをおすすめします。

冬に流行する病気には手洗いが有効!

ノロウイルスや食中毒

ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。ノロウイルスは手指や食品などを介して人に感染します。症状としては、嘔吐、下痢、腹痛などがあり、子どもやお年寄りの場合、重症化する可能性も高くなります。

ノロウイルスや食中毒を予防するには、丁寧な手洗いはもちろんのこと、食品をしっかり加熱することも大切といわれています。十分に加熱を行うことで、菌をころすことができるからです。また、調理器具をしっかりと消毒することも忘れないようにしましょう。

インフルエンザ

手洗いは手指など身体についたインフルエンザウイルスを除去するために有効な方法といわれています。石鹸を使って丁寧に手洗いすることが大切です。インフルエンザウイルスはアルコールによる消毒も効果が高いため、アルコール消毒液を用意するのも良いでしょう。

うがいにはどんな効果があるの?

空気中にはさまざまな細菌が飛んでいます。その細菌が体内に入ろうとする際に、だ液や微生物、体毛などが侵入を防いでいます。

しかし、身体の防御機能を越えて細菌は入ってくる場合があるようです。ここで、うがいをすることによって、侵入してしまった細菌を除去することができるといわれています。また、喉を適度に刺激することで粘液の分泌や喉の保湿などの効果もあるようです。

うがいはインフルエンザ予防に効果がある?

うがいには、インフルエンザウイルスを除去するという科学的根拠はないようです。インフルエンザウイルスのように感染力が強いウイルスに対して、うがいでは対処が難しいとされています。

しかし、風邪をひいてしまっては、インフルエンザウイルスに対する抵抗力も低下してしまします。インフルエンザになりにくい身体にするために、うがいは大切ですね。

手洗い、うがいの大切さを子どもにどう伝える?

子どもも、手洗いうがいが大切だということは、何となくわかっているのではないでしょうか。しかしばい菌は目に見えない分、子どもに手洗いうがいの効果や必要性をきちんと理解してもらうのはなかなか難しいですよね。

一方的に大切さを伝えるだけでなく、一緒に考えてみるのはどうでしょうか。まずは、子どもに「どんなときに手を洗うの?」と聞いてみてください。

ご飯を食べる前、外から帰ってきたとき、トイレに行った後…など、いろいろな場面をあげてくれるでしょう。日常生活の体験に沿って考えさせることで、どんな場面でばい菌に触れるのかが少し理解しやすくなるのではないでしょうか。

まだ理解ができなくても、とにかく習慣化させることが大切です。ママやパパがお手本になってあげたり、子どもが手洗い・うがいをしている姿をほめてあげたりすると良いかもしれませんね。

正しい手洗いのやり方

せっかく手を洗っていても、「正しい手洗い」ができていないともったいないですよね。手のひらをサッと流すだけで終わっていないでしょうか。すみずみまで石鹸で丁寧に洗い、指先や指の間、手首についた汚れも落とすよう心がけましょう。

引用元:www.mhlw.go.jp

指先や爪の間は、特に洗い残しが多いといわれている部分です。また、手のひらに比べて手の甲、反利き手に比べて利き手に洗い残しが多い傾向にあるようです。注意して手洗いをするようにしましょう。

手洗いうがいの大切さが学べる絵本3選

えほん もやしもん 「きんのオリゼー」 てをあらおう

えほん もやしもん 「きんのオリゼー」 てをあらおう
¥862〜(2021/10/11 時点)

作・絵/いしかわ まさゆき、講談社

菌のキャラクターたちが「衛生」と「食育」をテーマにわかりやすくお話をする絵本シリーズの第1弾です。

この絵本は、「こんにちは きんのオリゼーです。」と自己紹介するところから始まります。菌には良いものもいれば悪いものもあるので、食事の前や外から帰ってきたらちゃんと手を洗おう、と教えてくれます。そのページでの教育方法を小さく記されているため、子どもに読み聞かせながら詳しい話もしてあげることができそうですね。対象年齢は3歳~6歳です。

ぼくびょうきじゃないよ

ぼくびょうきじゃないよ
¥972〜(2021/10/11 時点)

作 角野 栄子/絵 垂石 眞子、福音館書店

主人公のケンは熱が出て、布団に寝かされてしまいました。するとドアをとんとんとたたいて、白いお医者さんの服を着た大きなクマが入ってきました。

この絵本では、クマ先生が風邪の治し方を教えてくれます。絵本中に出てくるクマ式うがいが子どもたちの好きな擬音で表現されていて楽しめます。子どももクマ式うがいを思い出して、うがいをすることが楽しくなるのではないでしょうか。

ぴかぴか おてて (あかちゃんのための絵本)

ぴかぴか おてて (あかちゃんのための絵本)
¥864〜(2021/10/11 時点)

作・絵/わらべ きみか、ひさかたチャイルド

おやつを食べる前やトイレに行った後、砂場で遊んだ後など、動物たちが手を洗う様子が描かれています。どんなときに手を洗うのか、絵本で楽しみながら考えることができますね。対象年齢は1~2歳からで、ちいさな子どもでもわかりやすい構成になっています。

おすすめの殺菌グッズ

手ピカジェル お出かけホルダー付

手ピカジェル お出かけホルダー付60mL
¥407〜(2021/10/11 時点)

ジェルタイプのアルコール手指消毒剤です。手にすり込むだけで除菌できるので、手洗い場がない場所でも使えるのがうれしいですね。

また、エタノールが使われているので、舐めてしまうような小さい子どもにはあまり使わないようにしましょう。手荒れの心配などもありますので、初めは少量ずつ使いましょう。

ビオレu 手指の消毒スプレースキットガード置き型

ビオレu 手指の消毒スプレースキットガード置き型
¥498〜(2021/10/11 時点)

置き型の消毒スプレーです。玄関や洗面所などに置いて、家族で使用するにはちょうど良いサイズですね。

天然成分のエタノールを使っていてアルコールは入っていませんが、アルコールで手が荒れる方は注意して使ってください。

手洗い・うがいを習慣づけよう

子どもに手洗い・うがいの大切さを理解させることはなかなか難しいものです。今回ご紹介した絵本や動画を使って、手洗い・うがいについて楽しく学べると良いかもしれませんね。うまくできなかったときは、パパやママが除菌シートなどで拭いてあげると、安心です。はじめから完璧にできる子どもはいないので、少しずつ習慣化させると良いでしょう。

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