更新日:2018年07月27日

正中線が妊婦のお腹に!予防や対処法はある?

妊娠中はさまざまな身体の変化が現れます。「お腹」であれば大きくなるだけでなく、妊娠線ができる・張ることがある・かゆみを生じるといったことが起こる人もいます。おへそ辺りに「正中線(せいちゅうせん)」と呼ばれる黒い線が現れる人もいるでしょう。正中線は産後消えるのか、予防法や対策はあるのかを解説します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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記事の監修

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産婦人科医
藤東 淳也先生

妊婦が気になる、おへそ直下の黒ずみ「正中線」

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妊婦が正中線と呼ぶ場合には「前正中線」を指しているケースが多いかもしれません。正中線は「せいちゅうせん」という読み方をします。正中線とは恥骨の結合点から左右の胸の骨が交わる点のような、生物を左右対称に分けようとする際に基準になる線を指している言葉です。妊娠していないのに正中線があることに悩む人も多いですが、妊娠を機に目立つようになるだけで、もともと透明もしくは薄い白い線で身体にあるものです。

妊婦がお腹の黒ずみとして気になる正中線という意味以外でも、美容室で髪型を決める際の参考にモヒカンラインという呼び方で参考にしたり、武道で目安として用いられていたりするケースもあるようです。妊婦であれば、詳細な意味を知らずとも耳にしたことがある人もいるでしょう。妊婦はホルモンバランスの関係でお腹の正中線が目立つようになるケースが多く、正中線の黒ずみはいつ消えるのかを悩んでいる妊婦、産後にまだ残っている正中線を消す方法を探している人は少なくないかもしれません。

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妊娠していないのに「正中線」がある?

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正中線とは、妊婦のお腹の真ん中の部分に目立つ形で縦に現れることが多い線です。正中線は、個人差はあるものの妊娠する前からあるものです。透明もしくは薄い白い線がおへそを通る形で身体の真ん中を通っています。妊娠すると活性化される「メラニン色素」の影響で正中線が黒ずみ、くっきりとした線として現れたり、正中線に沿って毛が濃くなったりする人もいます。妊婦の身体の変化は個人差もあるため、すべての人に正中線が現れるとは限りません。

妊娠していないのに正中線がある、子どものころから・赤ちゃんのころから正中線があったということを気にする人も多いですが、もともとすべての人にあるもので個人差があり、目立つ人と目立たない人がいます。お腹の正中線が生まれつき目立つ人もいれば、出産後から気になるようになった人、妊娠中から産後を通してずっと気にならない状態のままである人もいます。

妊婦の正中線はいつからできる?いつ消える?

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妊婦にはさまざまな身体の変化が起こりますが、なかなか人に言いにくい悩みとして抱えている人が多いのが「正中線」かもしれません。お腹の真ん中に縦に黒ずんだ線が現れる正中線は、もともとすべての人にあるものです。正中線は透明もしくは薄く白い線で、生まれつき目立つ人もいれば、妊娠してから目立つようになる人もいます。女性ホルモンのバランスが妊娠により変化することで、メラニン色素が増えて沈着しやすくなります。このため、正中線をはじめ、乳首や脇の下などが黒ずむ人もいます。お腹では正中線だけでなく、おへそ周りが黒くなる人もいるようです。

すべての妊婦が「妊娠によって正中線が目立つようになる」とは限りません。妊娠中の体の変化は個人差が大きいため、妊娠期間を通してまったく目立たない人もいれば、はっきりとした黒ずみが正中線に現れる人もいます。できる時期・消える時期も個人差があり、妊娠超初期・妊娠初期から急に目立つようになる人もいれば、妊娠中期から少しずつ目立つようになる人、臨月までまったく正中線が現れない人もいます。このため何ヶ月頃に正中線が現れると断言するのは難しいかもしれません。正中線が消える時期も個人差が大きく、3ヶ月から半年程度で徐々に薄くなくなる人もいれば、1年以上かかってやっと薄くなる人もいるようです。

濃い・黒い・へそ下のみ、妊婦の正中線は人による?

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妊婦のお腹に関する悩みはさまざまでしょう。腹痛、お腹が張る、でべそになるなど悩みは人によって異なるかもしれません。おへそを中心とした縦の線である「正中線」に関しても人によって悩みは少しずつ異なるようです。

正中線の悩みとしては、妊娠してから正中線が目立つようになった、黒ずみが気になる、濃い線になった、太い線になったといったものが代表的かもしれません。正中線の長さも人によって異なる場合があり、へそ下のみに線がある、へそを中心にお腹全体に伸びているという人もいます。正中線がまっすぐに伸びているように見える人もいますが、多少ずれている、歪みがあるように見える人もいます。なかには、おへその周りが黒くなる人や正中線に沿って毛が生える人もいます。

妊婦が毛深くなる・毛が薄くなるのも妊娠によるホルモンバランスの変化が原因となります。正中線の黒ずみがなくなる時期も個人差があり、産後数ヶ月で薄くなる人もいれば産後も濃い状態が1年近く続く人もいるようです。ふたり目以降の出産になる妊婦の方が、初産婦よりも正中線は目立つケースが多いようです。

妊娠線・皮膚割れ(皮膚線条)・正中線は何が違う?

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お腹の見た目に関わる妊婦の悩みとしては、正中線とともに「妊娠線」が気になる人も多いでしょう。妊娠線は、妊娠期に起こる皮膚割れ(皮膚線条)を指した言葉です。正中線と妊娠線が交差するなど、同時に起こることもあります。

現れる部位

皮膚割れは、妊婦だけでなく急激な体重増加で起こることがあり、お腹・お尻・太もも・ふくらはぎ・胸などに現れます。「妊娠線」はお腹を中心に起こることが多いですが、急激な体重増加があった妊婦は、一般的な皮膚割れと同様にお腹以外の部位に現れることもあります。妊娠線はジグザク・斜め・縦横とさまざまな形をしたものが複数現れることもあります。一方で妊婦の「正中線」は、お腹のおへその下またはおへそを中心に周囲や上下あたりに正中線が目立つ形で現れることが多いでしょう。正中線自体は多少の歪みはあっても縦線であることが多く、別の黒ずみとしておへその辺りが黒くなる人もいます。

原因

「妊娠線」は妊娠によってお腹が大きくなり皮膚が伸びることで生じます。妊娠線はできる人とできない人がおり、一般的な皮膚割れと同じように、急激な体重増加が認められる妊婦は妊娠線ができやすいともいわれています。一方で「正中線」は妊娠していない人にも生まれつきあるもので、これも個人差があり、妊娠をきっかけに目立つ人もいます。正中線は、妊娠による女性ホルモンの変化でメラニン色素が増加し、色素沈着しやすくなることで起こります。

産後どうなるのか

「妊娠線」は皮膚の繊維組織が壊れることで生じるため、産後もきれいに消えることなく、残ってしまいます。このため妊娠線は予防が必要であり、妊娠期間を通してケアを続けることも大切でしょう。「正中線」は産後ゆっくりと時間をかけながら自然に薄くなる・目立たなくなります。いつ消えるのかは個人差がありますが、気がついたら消えていたという人も少なくないかもしれません。

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妊婦のお腹の正中線、予防法や早く消す方法はある?

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妊婦のお腹にできる正中線や妊娠線、さらにかゆみや湿疹ができる人もおり、さまざまな症状はどのようにしたら消えるのか、ケア方法や予防法が気になる人は多いでしょう。正中線はもともと妊娠していない人にもあるもので、妊娠をきっかけに女性ホルモンのバランスが変わってメラニン色素が増え、色素沈着しやすくなることで濃い線ができる・黒ずみが目立つ人がいます。ただし正中線は妊娠線とは異なり、産後には自然と次第に薄くなっていきます。

注意すべきは完全に元に戻ることはないといわれている「妊娠線」、お腹以外にもできる「シミ・黒ずみ」の方かもしれません。お腹が大きくなることで皮膚が伸びてできる妊娠線は、急激な体重増加と肌の乾燥が原因のひとつだといわれています。バランスの良い食事で必要以上の体重増加に注意し、お腹の肌がひりひりする・赤みが出てくる前にクリームやローションで対策していきましょう。

妊婦のシミ・黒ずみの原因は、妊娠によるホルモンバランスの変化だけではありません。日常的な紫外線対策、肌に刺激を与えないようにキャミソールなどの下着を着用するといった多予防も大切かもしれません。また、メラニン色素の生成を抑えるビタミンCが豊富なブロッコリーやピーマンなどの緑黄色野菜、柑橘類やいちごなどの果物を意識的に摂取するのも良いでしょう。

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正中線には保湿・ビタミンC入りのクリームが良い?

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妊婦のお腹の真ん中あたりで目立つようになる正中線・黒ずみの予防・対策には、どのようなケアアイテムを用いるべきかが気になる妊婦は多いかもしれません。正中線は妊娠していない人にもあるもので、妊娠をきっかけにメラニン色素が増えることで目立つようになる人がいます。ビタミンCにはメラニン色素の生成を抑える効果があるため、ビタミンC配合のローションやクリームには期待がもてるかもしれません。

保湿クリームは、正中線よりは妊娠線予防として用いると良いでしょう。急激な体重増加や乾燥によって生じる妊娠線の予防には、保湿クリーム・ローションによる効果が期待できるでしょう。ホホバオイルなどの自然由来のオイルを用いる人もいるようです。美白効果に期待ができる市販品は多くありますが、メラニン色素の生成を抑えるものが多く、すでにできている色素沈着を改善するものではない商品もあります。

消える時期には個人差があるもの、産後に正中線は次第に薄くなります。一方、妊娠線は元に戻ることはなく、消すことは不可能だといわれています。どうしても目立たなくしたい場合には、レーザー治療、妊娠線の周囲の皮膚をタイトニング(肌の引き締め)、周囲の皮膚との境目をぼかすといったことも可能なようです。産後の妊娠線の相談は、皮膚科・形成外科などを受診すると良いでしょう。症状にもよりますが、ヒルドイド・ハイドロキノンといった薬を処方してもらえる場合もあるようです。

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濃さで性別がわかる!?正中線にまつわる噂

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「正中線が薄いと女の子、濃いと男の子」、「正中線がまっすぐだと男の子、曲がっていると女の子」という話があるそうです。正中線は生まれたときから誰でもあるもので、妊娠により目立つようになっているだけのため、性別がわかるという話の根拠や真偽は明らかになっていません。正中線以外でも、このような噂は多くあります。妊娠はいまだ研究が勧められている分野も多く、男女の確率が半々であることからこのような噂があるのかもしれませんね。性別がわかる前であれば、正中線を見てあれこれ想像してみるのも楽しいかもしれませんね。

マタニティフォト・水着の正中線対策はある?

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正中線は妊娠していない人にでもあるものですが、妊娠によってお腹の真ん中あたりに目立つ形で現れるかどうかには個人差があります。妊婦とはいえ、医師の許可が取れているのであれば水着を着る機会もマタニティフォトの撮影を行う機会もあるでしょう。

個人差はありますが、妊娠後期の急激にお腹が大きくなるころから目立つようになる人が多いといわれているため、まだ正中線ができていないようであれば、「妊娠中期の早い段階でマタニティフォトの撮影を行う」のが良いかもしれませんね。妊婦の身体にはさまざまな変化が生じるため、最近では正中線などをマタニティフォトの撮影後に修正してくれるケースもあるようです。

マタニティスイミングの人気が高まっていることもあり、水着を着る機会がある妊婦は少なくないかもしれません。「お腹をカバーできるような水着を選ぶ」「肌を隠すようなテープ・シートを利用する」といったことで、目立つようになってしまった正中線に対応できるかもしれません。タトゥーや傷跡隠しに用いられるテープやシートは手頃な値段で気軽に試せるため、おすすめです。

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正中線に吹き出物、妊娠線、適切な対処を心がけよう

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妊婦にはさまざまな変化が生じますが、目に見える変化である肌荒れ・正中線・妊娠線は特に気になる人が多いでしょう。妊娠による女性ホルモンの変化でニキビ・吹き出物ができたり、湿疹や蕁麻疹(じんましん)などに悩まされる人もいるでしょう。お腹であれば、正中線や妊娠線が気になることとしてあげられるでしょう。

それぞれ何が原因で、どんな対策をすべきなのかを知ることが大切かもしれません。そのためには、自分ひとりで悩まずにまずは相談することが大切です。妊婦健診時に相談する形でもかかりつけの病院にお相談する形でも良いでしょう。自己判断で市販薬を使用し、症状を悪化させてしまったり流早産を引き起こしてしまったりすることのないように、きちんと対応していきたいですね。

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