【健診が受けられない!】乳幼児健診のチェックポイントを紹介!自宅でセルフチェックしよう!

2020年5月現在、新型コロナウイルスの影響で乳幼児集団健診が延期や中止の地域がたくさんあります。ママ・パパにとっては「子どもの発達や発育は大丈夫かな」と不安になることもあるでしょう。ここでは「佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクト」の資料をもとに、乳幼児健診でチェックするポイントやよくある質問などを紹介します。

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目次

  1. ママが気になる「乳幼児健診」を知ろう!
  2. 4ヶ月健診
  3. 6~8ヶ月健診
  4. 10~12ヶ月健診
  5. 1歳半健診
  6. 3歳児健診
  7. 健診は子どもの発達の目安として適切に受診しよう
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ママが気になる「乳幼児健診」を知ろう!

「乳幼児健診」は、赤ちゃんに発達の遅れがないか、病気の疑いがないかなどスクリーニングするところです。ママにとっては、育児の不安や心配事を相談する場でもあります。生後4ヶ月、1歳半、3歳は市町村で乳幼児健診の実施が決まっていますが、さらに医療機関でも生後1ヶ月、6~8ヶ月(10~12ヶ月)に行うことが多いでしょう。

特に子育てが初めてのママにとっては「どんなことを聞かれるのだろう」「何かの項目に引っかかったらどうしよう」など、不安も多いですよね。健診ごとのチェック項目がクリアできていない=必ず異常があるわけではありませんが、各健診のポイントやパパ・ママでもチェックできる項目などを確認していきましょう。

※この記事は「佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクト 乳幼児健診を知ろう」を参考に作成しています。

4ヶ月健診

目的

眠るか泣くかといった新生児期を超え、徐々に表情が豊かになり人間らしくなる時期です。4ヶ月健診では首すわりなどの発達チェックを行います。

赤ちゃんだけではなく、ママの精神的な負担などもケアしていく時期です。4ヶ月健診で地域の保健機関と初めて接点をもつというパパ・ママも多く、相談窓口や情報提供の場にもなるでしょう。自治体の子育て情報や支援センター、相談場所などをチェックしておくと安心です。

ポイント・受診の目安

4ヶ月健診でチェックするポイントは以下の項目です。

1.体重が増えているか
2.首がすわっているか
3.股関節脱臼がないか
4.目を合わせられるか
5.目で物を追うことができるか

具体的には、赤ちゃんの股関節の動きやうつ伏せにしたときに顔を持ち上げるかどうかを見ていきます。色の鮮やかなおもちゃを見せて、視線の動きを見ることもあります。

体重増加が週に100g以下の場合や、首のすわりが不安定な場合、ひどい便秘や湿疹などがある場合は医師に相談してみましょう。

よくある質問

Q.おむつかぶれがひどい

A.おむつはこまめに替えて、お尻を布や紙で拭き取らずにぬるま湯で流しましょう。赤みがひどい場合は病院で相談しましょう。

Q.赤ちゃんが便秘がち

A.便の回数が減り、便秘の相談が増える時期です。体重増加に問題がなければ心配いりませんが、苦しそうなら綿棒で浣腸してみても良いでしょう。

Q.でべそが気になる

A.臍ヘルニアの出っ張りは3〜4ヶ月ごろに最大になります。自然に良くなることも多く、1歳ごろまで様子を見るケースもあります。

Q.産後うつかも

A.体調不良、意欲の減退、不眠、食欲低下などが見られるときは病院に相談してみましょう。

6~8ヶ月健診

目的

寝てばかりいた赤ちゃんが、寝返ったり座ったり立とうとしたりと姿勢が変化する時期です。発達の進み具合や、離乳食の経過などを確認します。

発達の個人差が大きくなる時期でもあり、ママの不安を解消するための役割もあります。

ポイント・受診の目安

6~8ヶ月健診でチェックするポイントは以下の項目です。

1.寝返りができるか
2.近くのおもちゃに手を伸ばして自分でつかむか
3.音が聞こえる方向を見るか
4.離乳食を始めているか
5.お座りができているか
6.横になった状態で顔のタオルを取りのぞけるか

お座りは個人差が大きいので、できていなくても「発達が遅れている」とされることはありません。音がきちんと聞こえるか、目が見えているかなどをチェックします。

寝返りをまったくしない場合や、乳児湿疹がひどい場合はかかりつけ医を受診してみましょう。

よくある質問

Q.離乳食を食べない

A.この時期はさまざまな食べ物に慣れることが目的なので、少食でも問題ありません。母乳を減らす必要もありません。ママが大変なときは市販のベビーフードなども取り入れてみましょう。

Q.指しゃぶりする

A.指しゃぶりは自然に改善するケースもよくあります。3歳ごろまでは叱らずに見守ってみましょう。

Q.夜泣きする

A.おむつをかえても、ミルクをあげても、抱っこをしても泣き止まないときはあります。ママやパパはイライラせず「泣きたいときもあるよね」と見守りましょう。頭や身体を強く揺さぶらないことが大切です。

10~12ヶ月健診

目的

個人差はありますが、徐々につかまり立ちや伝い歩きをする赤ちゃんが出てきます。赤ちゃんがさまざまなものに興味を示して目を離せない時期なので、コーナーガードを使用したりフロアマットを敷いたりして事前に事故を予防する方法を確認しましょう。

赤ちゃんの成長面では、歩行やおしゃべりの前準備ができているかなどを見ていきます。

ポイント・受診の目安

10~12ヶ月健診でチェックするポイントは以下の項目です。

1.「あーあー」「うう」などの喃語が出ているか
2.「おいで」「だめ」などの意味がわかるか
3.つかまり立ちができるか
4.伝い歩きが少しできるか
5.指先で物をつまむか
6.横になった状態で顔のタオルを取りのぞけるか

発達の個人差やバリエーションが大きい時期です。よちよち歩きをしている子もいれば、座ったままの子もいます。赤ちゃんの移動範囲が広がるため、健診では誤飲防止や転落防止などの重要性を教えてもらうこともあります。

この時点でお座りができない場合は、医療機関に相談してみましょう。

よくある質問

Q.歯がはえない

A.歯のはえ方は個人差が大きいです。10〜12ヶ月健診では、はえていなくても問題ありませんが、気になる場合は歯科で相談してみましょう。

Q.ハイハイしない・つかまり立ちしない

A.ハイハイやつかまり立ちをせず膝でずるずる歩く子や、座ったまま進む「いざりっこ」もいます。歩きはじめが遅れることもありますが、運動発達は問題ありません。気になる場合は医療機関で相談してみましょう。

Q.入浴を嫌がる

A.この時期には急に入浴を嫌がることがあります。成長過程で何度かあることなので、おもちゃやシャワーなどで様子を見守りましょう。いつのまにか平気になるケースも多いですよ。

1歳半健診

目的

乳児期から幼児期に移行する時期です。育児のポイントも大きく変化するため、生活リズムや食生活、親子関係などを確認します。健診では発語や歩行などを見ていきます。

ポイント・受診の目安

1歳半健診でチェックするポイントは以下の項目です。

1.ひとりで歩くことができる 
2.積み木を2~3個積める
3.鉛筆で落書きできる
4.スプーンを使える
5.意味のある言葉を話せる
6.興味のあるものを指さす

つかまり立ちができない場合や、言葉があまり理解できずコミュニケーションが取りにくい場合は医療機関に相談してみると良いでしょう。

よくある質問

Q.言葉が出ない

A.言葉が出ていなくても、パパ・ママが言っていることをなんとなく理解できているようなら問題ありません。表情や他人への興味なども注目してみましょう。

言葉が出ないだけではなく、コミュニケーションや行動面で気になることがある場合は、小児科を受診してみましょう。

Q.歯磨きを嫌がる

A.乳歯がはえてきたら、就寝前は仕上げみがきを習慣づけましょう。音楽をかけたり歌を歌ったり、楽しい雰囲気を作ると良いですよ。それでも嫌がるようであれば、短い時間でも構わないので終わった後にたくさんほめてあげましょう。

Q.断乳・卒乳したい

A.無理に断乳する必要はなく、子どものペースに合わせて自然と卒乳するのが望ましいとされています。具体的に「いつまで」という目安はなく、2〜3歳頃まで続くこともあります。

乳歯がはえてきている場合は、寝る前に歯みがきを習慣づけましょう。

3歳児健診

目的

主に発達の遅れがないか、虫歯がないかをチェックします。3歳児健診が就学前の最後の健診となることが多いため、社会性の発達や健康的な生活習慣を送っているかも確認します。

ポイント・受診の目安

3歳児健診でチェックするポイントは以下の項目です。

1.自分の名前が言えるか
2.年齢が言えるか
3.視線が合うか
4.丸を書けるか
5.階段を上れるか
6.3語文が出るか
7.「大きい・小さい」や「色」がわかるか
8.ままごとで役を演じられるか
9.虫歯の有無

「お名前は」「いくつですか」と聞かれたり、イラストを見せて「赤色はどれ」「車はどれ」など質問されたりします。虫歯の有無を調べ、虫歯がある場合は歯科医への受診をすすめられ、ない場合はフッ素を塗布してもらいます。

これまでできていたことが急にできなくなった場合や、言葉が理解できずコミュニケーションが取りにくい場合は医療機関に相談してみましょう。

よくある質問

Q.トイレトレーニングが進まない

A.入園前におむつを外そうとあせるママ・パパも多いですが、トイレトレーニングは個人差が大きいものです。失敗しても怒らずに、ゆっくりすすめていきましょう。

Q.言葉が遅れている

A.この時期の子どもは「ママ、おもちゃ、取って」「●●ちゃん、おかし、ほしい」など3語文が目安となりますが、これも個人差があります。

言葉が理解できない、意味のある言葉が出ない、2語文が出ないなど気になることがあれば自治体や医療機関に相談してみましょう。

Q.偏食・少食

A.健康上問題なく発育していれば、偏食や少食はあまり気にする必要はありません。残しても無理強いせず、楽しい食事の場を作ってあげましょう。

Q.かんしゃくが激しい

A.言葉がうまく伝わらなかったり、思い通りに物事が進まなかったりすると、激しく泣くこともありますが正常な反応です。気長に付き合ってあげましょう。

こだわりが非常に強い場合や手の付けられないパニックを起こす場合は、医療機関に相談してみても良いでしょう。

健診は子どもの発達の目安として適切に受診しよう

子どもの成長とお世話がしっかりできているか、悩むママは少なくありません。赤ちゃんや子どもの健診は自治体からお知らせが届くことがほとんどなので、必ず確認しましょう。

しかし、2020年5月現在、新型コロナウイルスの影響で乳幼児健診が中止や延期になっている地域もたくさんあります。ママたちの不安を少しでも解消できるよう、ぜひ「佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクト」を参考にして赤ちゃんや子ども成長の参考にしてみてください。悩みがあればひとりで抱え込まないように、どのようなところに相談すれば良いか、相談窓口もチェックしておきましょう。

※この記事は2020年5月時点の情報をもとに作成しています。

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