【睡眠コンサルタント解説】保育園入園で睡眠時間が減る?!入園前の準備と帰宅後のグズグズ予防方法

春から赤ちゃんが保育園に入園するというご家庭も多いのではないでしょうか。はじめての集団生活や慣れない環境が原因で、赤ちゃんの夜泣きが始まったり再発したりすることがあり、悩むママやパパが増える季節です。このコラムでは、赤ちゃんの夜泣きや睡眠不足について、保育園入園前にできる準備とグズグズ予防方法についてご紹介します。

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この記事の監修

和氣 春花
乳幼児睡眠コンサルタント
和氣 春花

目次

  1. 保育園入園で赤ちゃんの夜泣きは悪化する?
  2. 入園前の準備
  3. 帰宅後の赤ちゃんのグズグズ予防方法
  4. 笑顔で保育園生活を
  5. 和氣先生によるお役立ち動画はこちら!
  6. 著者情報:和氣 春花(わけ はるか)
  7. 妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!
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保育園入園で赤ちゃんの夜泣きは悪化する?

保育園入園をきっかけに、夜泣きが発生したり悪化したりすることがあります。原因は、保育園入園で赤ちゃんのおかれる環境が大きく変わることにあります。

これまで昼夜問わずママやパパと一緒に過ごしていたのに、日中は別々に過ごすことになり、離れる時間が長くなりますよね。赤ちゃんはこの変化を敏感に感じ取り、気持ちが不安定になったり、日中不安に感じたことを夜中に思い出してしまったりします。

そのため夜に寝つきが悪くなったり、夜中に泣いて起きる回数が多くなったりすることがあるようです。

しかし、このような要因は一時的な不安によるものでしょう。赤ちゃんが保育園に通い続け、保育園生活にも慣れてくると先生への信頼が生まれ、赤ちゃんの不安も解消されていきますよ。

入園前の準備

赤ちゃんにとってもママやパパにとっても、環境が大きく変わる保育園への入園。事前にできる限りの準備を行っておくことで、入園後の不安や夜泣きの改善などにつながります。

保育園入園に向け、事前にできる準備をご紹介します。

子どもに保育園に通うことを予告してあげる

保育園に入園する前に、保育園に通うことを子どもに予告してあげると良いでしょう。何も知らずに急な環境変化が起こると、赤ちゃん自身もびっくりして不安になってしまい、夜泣きにつながりやすくなります。

もし入園する保育園が決まっているのであれば、入園予定の保育園の前まで赤ちゃんとお散歩に行き、外から園内を覗いてみて、「お兄ちゃんお姉ちゃん楽しそうに遊んでるね〜!」「先生たち優しそうだね〜みんな楽しそうでいいね!」など、ポジティブな声かけをしてみましょう。

ここは楽しい場所、安心できるところ、というイメージを事前に赤ちゃんに持たせてあげることが、入園後の不安解消や夜泣き改善につながります。

先輩ママの体験談1

息子は8ヶ月で保育園に入園しました。保育園の通知が届いたころから折に触れて、「保育園に行くんだよ。たくさんお友だちができるといいね」などと話かけていました。子どもに伝わっていたかはわかりませんが、事前に子どもに話すことで私自身の不安も小さくなりました。

先輩ママの体験談2

2歳の子どもに事前に話していました。「●●保育園に行くよ」と伝えると「イヤ!」というときもあったり「うん!」というときもあったりしました。
実際に通園が始まると、やはり急に環境が変わったことが原因で2日ほど給食をあまり食べず、1週間ほどは泣いて登園しました。帰宅後はいつもより多めに抱っこしたりお話したりとコミュニケーションをたっぷり取るようにしました。

生活リズムを統一する

もし現在、起床時間や就寝時間が毎日バラバラで過ごしている方は、入園前にできるだけ生活リズムを統一しておくことをおすすめします。

ママが育児休業中の場合は、朝起きなければいけない用事がないと、ついつい遅めに起きてしまうこともあるでしょう。また、復帰する職場がフレックスタイム制を導入していると始業時間が柔軟で、早起きする必要がないこともありますよね。

しかし、保育園によっては、クラスごとの遊戯を始めるために登園時間が決まっているところがあります。そのため保育園へ入園する前から、登園時刻に合わせた時間に起床する練習をしておきましょう。同時に就寝時間も統一していく練習をすると良いでしょう。

生活リズムを整えておくことで、睡眠不足を解消できたり朝の時間に余裕ができたりするのでおすすめです。

帰宅後の赤ちゃんのグズグズ予防方法

保育園では、昼食後の午後に一回の昼寝時間を設けるよう統一しているケースが多いようです。そのため、現状1日2回のお昼寝をしている赤ちゃんは、お昼寝時間が減り睡眠不足になってしまうことがあります。

また、日中の睡眠時間が減ってしまうことで、帰宅後に赤ちゃんの機嫌が悪くなってしまうことが考えられます。

和氣先生

そういった不安を抱えるママやパパへ、グズグズ予防方法を解説します。

保育園の先生に相談する

日中、一回の昼寝以外にも赤ちゃんに睡眠を与えてほしいなど、ママやパパの希望がある場合、保育園の先生へ一度相談をしてみましょう。

特に月齢の低い赤ちゃんの場合は、午前中に昼寝をしないと機嫌が悪くなってしまうケースもあります。その場合、保育園によっては個別に対応してくれることがあるようです。赤ちゃんが午前に昼寝をすることで、その後機嫌良く過ごせるのであれば、ママやパパにとっても安心ですよね。

その他不安に思っていることは、ぜひ入園前や慣らし保育中に保育園の先生へ相談してみましょう。

先輩ママの体験談3

子どもが1歳になりたてのころ一時保育を利用していました。1日おきに通っていたもので園の生活リズムになかなか慣れず、保育時間中は無理に起きていたこともあったようです。帰宅後も機嫌が戻らず夜泣きが頻繁だったため、保育園の先生に日中の睡眠について相談しました。

相談後、室内の保育中であれば子どもが眠たくなった時間に部屋の隅で寝かせてくれていたようです。帰宅後は機嫌よく過ごすことが増えましたよ。そのうちに園の生活スケジュールにも慣れて楽しく園生活を送れたので、臨機応変に対応してくれた先生に感謝しています。

帰り道で寝かせる

赤ちゃんは、慣れない保育園生活で日中うまく寝つけなかったり、長く寝られなかったりするでしょう。昼寝が足りず寝不足のままお迎えの時間になってしまう可能性もあります。

日中のお昼寝が足りないと、帰宅後に突然赤ちゃんの機嫌が悪くなり、ときにはグズグズしてご飯が食べられなかったり、お風呂で寝てしまったりする子もいるようです。ご飯の時間や就寝時間が変わると赤ちゃんの生活リズムが崩れ、日中の睡眠不足が夜泣きの原因になる可能性も高くなります。

保育園で睡眠がうまく取れていないようであれば、保育園から自宅までの帰り道で、抱っこ紐やベビーカーなどを使いながら少し寝かせてあげるなど、赤ちゃんが小休止できる工夫をしましょう。車でお迎えをしている場合は、いつもより少し回り道をしてチャイルドシートで揺らしてあげるのも良いかもしれません。

帰宅後に寝かせる

保育園が家からすぐ近くの場合や送迎が自転車の場合など、帰り道に寝かせてあげられないときは、帰宅後にすぐ寝かせてあげることもひとつの方法です。
授乳中の赤ちゃんの場合は、帰宅後すぐに授乳をし、そのまま寝落ちさせてあげることもおすすめです。

和氣先生

15分ほど眠るだけでもその後の機嫌が変わってきますよ。

夜の就寝時間を早くする

思い切って、夜の就寝時間を早くすることも良いかもしれません。

しかし、日中離れ離れになっている分、お家では親子でゆっくりとスキンシップとったりお話したりする時間を設けたいと思うママやパパもいますよね。そんなときは、朝少し早く起きて時間を取ることをおすすめしています。

先輩ママの体験談4

保育園で朝のお昼寝をしなくなったころ、夕食の後片付けをしていると眠ってしまうことが多々ありました。お風呂の時間が遅くなり寝る時間も後ろ倒しになって悩んでいました。

思い切って夕食の後片付けをせずにお風呂に入り、子どもの就寝時間を早めてみると寝かしつけ時間が減りました。寝かしつけの時間が短い分、私が寝落ちしてしまうことも減り、夕食の片付け後には自分時間ができましたよ。

笑顔で保育園生活を

保育園での集団生活に慣れるまで、赤ちゃんにとってもママやパパにとってもさまざまな不安がありますよね。事前準備をして自信を持って保育園入園を迎えていただければと思います。

入園後、赤ちゃんの夜泣きやグズグズに悩まれたときは、ぜひグズグズ予防方法を実践してみてくださいね。そして、毎日できるだけ親子のコミュニケーションの時間をとり、笑顔で保育園生活が送れることを願っています。

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著者情報:和氣 春花(わけ はるか)

乳幼児睡眠コンサルタント/夜泣き・寝かしつけ専門YouTuber。
国内外の乳幼児睡眠コンサルタントの資格を保持。YouTube「寝かしつけ専門学校 ねんねママちゃんねる」を中心に、ブログやSNS、ラジオなどで子どもの睡眠についての情報発信を行う。睡眠に悩むママやパパへのコンサルティングや育児グループサービス提供、寝かしつけ講座の講師としても活動中。

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