【七夕の手づかみ食べ】離乳食後期〜完了期の簡単レシピ5選!9ヶ月〜1歳半向けのメニューを紹介
7月7日は七夕です。1年に一度の行事には、子どもが楽しめる特別なメニューを用意してあげたいと思うママやパパも多いのではないでしょうか。離乳食後期には手づかみ食べをするようになり、食材やメニューの幅も広がります。ここでは、七夕におすすめの手づかみ食べメニューのレシピや手づかみ食べの注意点などを紹介します。
本ページはプロモーションが含まれています
この記事の監修
目次
【離乳食後期〜完了期】七夕手づかみ食べメニューのポイント
七夕の由来を知る
七夕は、五節句という日本の四季を彩る代表的な節句のひとつです。日本の豊作を祈る祭りと、女性が針仕事などの上達を願う中国の行事などが融合したものと考えられています。(※1)日本でも有名な「織姫と彦星が1年に一度、天の川を渡って会う」というエピソードも、実は中国由来のものです。
織姫と彦星の話で有名な七夕は、実は日本と中国の行事や伝統が混ざった文化といえるでしょう。
七夕の行事料理やモチーフを取り入れる
離乳食のメニューには、七夕の伝統料理をアレンジしてみたり七夕らしいモチーフを取り入れたりしてみましょう。七夕の伝統食はそうめんが代表的です。なぜ七夕にそうめんを食べるのかに関しては諸説ありますが、そうめんを織姫が使う糸に見立てているという説や、中国では元々病や魔よけのために、七夕に日本のそうめんの原型といわれる小麦粉を練って作られた菓子を食べていたという説などがあります。
また、天の川を渡る織姫と彦星にちなんで、星をかたどったメニューを作っても良いですね。離乳食期の赤ちゃんでも食べられるようにアレンジを加えて、ママやパパと一緒に七夕を楽しみましょう。
夏の食材を使って季節感を出す
七夕である7月7日は夏真っただ中。夏の食材を離乳食に取り入れて季節感を出してみるのも良いでしょう。きゅうりやトマト、かぼちゃなどの夏野菜が旬です。
夏野菜は夏の太陽をたくさん浴びて育っており、色鮮やかな野菜が多いのが特徴です。献立の彩りが良くなるのはもちろん、ビタミンなどの栄養が豊富なのも嬉しいですね。
七夕おすすめ手づかみ食べレシピ5選
そうめんおやき
■材料(1食分)
・そうめん(乾麺) 15g
・ひきわり納豆 10g
・片栗粉 大さじ1
・サラダ油 小さじ1/4
■作り方
1.3cm幅に折ったそうめんと水(1カップ)を大きめの耐熱容器に入れ、軽くラップをして電子レンジで5分加熱する
2.1を水洗いして水気をきる
3.ひきわり納豆、片栗粉、水(大さじ1)、2をよく混ぜ、4等分にして丸める
4.熱したフライパンに油をしき、3の両面を1~2分ずつ焼く
おやきの大きさは、赤ちゃんの成長に合わせて徐々に変えていくと食べやすいでしょう。ひきわり納豆が苦手な赤ちゃんには、鶏のひき肉や細かく切った野菜を使って作ってもおいしいですよ。
ちらし寿司風3色おにぎり
■材料(1食分)
・軟飯 100g
・にんじん(ペースト状にしたもの) 5g
・ほうれん草(ペースト状にしたもの) 5g
・炒り卵 5g
■作り方
1.軟飯を3等分にする
2.1で3等分した軟飯のうち1つに、にんじんペーストとほうれん草ペーストをそれぞれ混ぜる
3.2と白い軟飯を順番に重ねる
4.3の上に炒り卵をのせる
軟飯に混ぜるペーストは今回使用したにんじんやほうれん草のほか、コーンやトマトにしても良いでしょう。鮮やかな色の野菜ペーストを使用すると、彩りも良くなりますよ。
星形バナナサンドイッチ
■材料(1食分)
・サンドイッチ用の食パン 1枚
・バナナ 1/4本
・水切りヨーグルト 1/4カップ
■作り方
1.バナナをすりつぶし、水切りヨーグルトと混ぜる
2.半分に切った食パンの片面に、1をぬる
3.食パン2枚を重ね、星型に型抜きする
星形に型抜きしたあと、パンの端を指で押さえてくっつけると形が崩れにくくなります。離乳食完了期には、食パンを軽くトースターで焼いてもおいしいですよ。
夏野菜たっぷりサラダ
■材料(1食分)
・トマト 10g
・きゅうり 10g
・かぼちゃ 10g
・レタス 10g
・ごま油 少々
・酢 少々
・塩 少々
■作り方
1.トマトは皮を湯むきして種をとり、角切りにする
2.きゅうりとかぼちゃは皮をむいてゆで、角切りにする
3.レタスは軽くゆで、一口大にちぎる
4.1、2、3にごま油、酢、塩を加え混ぜる
サラダではありますが、赤ちゃんに食べさせる場合は必ず野菜を加熱処理しましょう。使用する野菜はなすやパプリカでも良いですね。赤ちゃんの好きな野菜、食べ慣れた野菜を選ぶと手づかみ食べも進むでしょう。
フルーツミルクゼリー
■材料(1食分)
・粉ミルク 100mLのお湯で溶かしておく
・水 50mL
・みかん 適量
・いちご 適量
・粉寒天 1g
■作り方
1.鍋に水と粉寒天を入れ中火で加熱し、沸騰したら弱火で混ぜながら2~3分加熱して火を止める
2.1に事前に作っておいた粉ミルクを加えて混ぜる
3.小さめのカップに2を入れ、あら熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やす
4.3とフルーツを食べやすい大きさに切り、一緒に盛り付ける
ゼリーは粉ミルクを使って作ることで、赤ちゃんにとってちょうど良い甘さになります。ゼリーと一緒に盛り付けるフルーツは、バナナやりんごなど、赤ちゃんが好きなものに変えてみても良いですね。
七夕手づかみ食べメニューの注意点
赤ちゃんが食べやすい大きさ・かたさにする
手づかみ食べメニューを作るときは、赤ちゃんの食べやすい大きさ・かたさに調節してあげましょう。離乳食の進み具合や歯の生え具合によって大きさやかたさを変えてあげると、赤ちゃんも食べやすいですね。
手づかみ食べが初めての赤ちゃんの場合、小さめの一口サイズから始めてみましょう。赤ちゃんが前歯で噛み切れるようになったら、徐々に具材を大きくすると良いですよ。かたさは加熱時間を変えるなどして調節してあげてくださいね。
食材は必ず加熱する
夏に旬をむかえる食材は生で食べられる物が多いですが、離乳食で使う食材は必ず加熱処理してから使用しましょう。消化や免疫の機能が未発達な赤ちゃんは細菌に弱く、お腹を壊しやすいです。
また、赤ちゃんの噛む力は大人ほど強くはありません。厚生労働省が発行する「授乳・離乳の支援ガイド」によると、離乳食後期には「歯ぐきでつぶせる固さのものを与える」とあります(※2)。大人の指でつぶせる硬さの生野菜はほとんどないため、赤ちゃんの食べやすさの観点からも加熱は必須といえるでしょう。
手づかみ食べが進まなくても焦らない
手づかみ食べを嫌がったり、つかんだ食べ物を落としたりしてなかなか手づかみ食べが進まない赤ちゃんもいるでしょう。赤ちゃんがうまく食べられなくても、無理にやらせたり焦ったりしなくて大丈夫です。
手づかみ食べで重要なのは食べることだけではありません。食卓を囲む家族とのコミュニケーションを図ることや食の楽しさを赤ちゃんに知ってもらうことも同じように大切です。
「星の形だね」「ママやパパと同じそうめんだよ」などと声をかけながら、楽しく食事してみてください。食べることに興味を持ち、食事の時間が好きな赤ちゃんになってくれると良いですね。
手づかみ食べメニューで七夕を楽しもう!
短冊に願いごとを書いたり、全国各地でお祭りが開催されたりもする七夕。七夕の伝統料理やモチーフを離乳食に取り入れることで、赤ちゃんも一緒に楽しむことができるでしょう。
また、厚生労働省が発行する「授乳・離乳の支援ガイド」によると、手づかみ食べは赤ちゃんの食への関心を高めるともいわれています(※2)。注意することも多い手づかみ食べですが、ママやパパ、そして赤ちゃんのペースで楽しく進められると良いですね。
※この記事は2022年5月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。