出産準備＆産後を見据えたマタニティケア：今準備すべきことまとめ

2025年は「自分自身へのねぎらい」や「セルフケア」、そして未来を見越した「備え」もがトレンドにあがりました。この流れは、出産を健やかに迎え、心身ともに健康な産後を過ごすための「マタニティケア＆出産準備」にもあらわれています。2025年のトレンドをふまえ、妊婦さんにとって欠かせないマタニティ＆出産準備を見ていきましょう。

妊娠中の冷えやむくみ、腰痛対策として人気が高まっているのが「温活」です。温活とは、身体を冷やさないための毎日の習慣や、冷えている身体を温めることをいいます。SNSでは「#妊婦温活」「#マタニティストレッチ」がトレンド入りしています。

身体を冷やさないための習慣として妊婦さんの関心が高いのは、マタニティヨガや軽いウォーキングです。それに加えて、湯たんぽや電気膝掛けなどの温熱グッズも話題を集めています。身体を冷やさないことで血流が良くなり、睡眠の質の改善や出産時の体力維持にもつながります。

2025年はヘルスケア用品として「骨盤リセットグッズ」が続々登場して注目を集めています。特に、腰痛や股関節痛に悩む妊娠後期の妊婦さんにとって、「骨盤ケア」や「姿勢サポート」は大きな関心ごと。「骨盤ベルト」や「サポートクッション」など、身体の変化に寄り添うアイテムが話題になっています。

お腹が大きくなる妊娠後期は姿勢の崩れや腰痛が起こりやすく、座り方や寝姿勢の工夫も大切です。医師監修のYouTubeチャンネルや、理学療法士監修のアプリなども人気を集めています。

出産後の回復やメンタルケアも、妊娠中から意識しておきたいことのひとつです。2025年に増加したのは、「産後ケア相談」や「母乳トラブルサポート」のサービスをオンラインで提供する「オンライン助産院」です。自宅に居ながらZoomなどを使って助産師と面談ができます。

自治体による「産後ケア」の助成制度や、オンライン母親学級の拡充も進んでいます。「出産がゴール」ではなく、「育児のスタートライン」として、自分のケアも出産準備の一部に組み込みましょう。無理せず、パートナーや家族と役割分担を話し合っておくこともおすすめです。

日々変化する身体の調子は、記録をとることでパターンを予測できたり、対策がしやすくなったりします。妊娠中の体調管理に役立つのは、体重・睡眠・胎動などを記録できるアプリです。

体調管理アプリで自分の変化を見える化することで、日々の変化を把握しやすくなり、妊娠中の安心につながります。ままのてアプリでもカレンダー機能で体調や気持ちの変化を記録できます。

出産の際に必要なものは「入院バッグ」にあらかじめまとめておくことが大切です。臨月間近になると動きづらくなるため、必要な出産グッズは、8ヶ月頃から少しずつ揃えておきましょう。

入院バッグの置き場所は、夫や家族と共有しておくことも大事なポイントです。スマートフォンの充電ケーブルや軽食など入院時に追加するアイテムは、リスト化して夫と共有しておくようにしましょう。

産後は家事や買い物などが思うようにこなせないことも増えるでしょう。そこで活躍するのが家事代行や食事宅配などのサポートが受けられるサービスです。

民間事業者が提供している「産前産後サービス」や「出産応援プラン」や子育て援助活動支援事業（通称：ファミサポ）、自治体による産後ケア事業など、利用できる地域支援を把握しておくと安心です。産前に産後ケアサービスについて調べておくことで、産後にケアを受けたいときにスムーズにサービスが受けられます。

出産準備やマタニティケアは、「整える」「温める」「備える」の3ステップが話題として取り上げられています。妊娠中の今だからこそ、自分をいたわりながら未来の生活を少しずつ整えていきましょう。2025年のトレンドを味方につけて、心も身体も健やかに出産を迎えられますように。

※この記事は2025年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。