臨月の過ごし方!初産・二人目でどう違う?妊婦におすすめの暇つぶしは?

臨月に入ると、いよいよ出産が近づいてきます。陣痛や育児のことを考えると、そわそわするママもいることでしょう。産後の赤ちゃんとの生活に目が行きがちですが、臨月にこそおすすめしたい時間の過ごし方があります。暇のつぶし方や、出産に向けたさまざまな準備をご紹介します。

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目次

  1. 臨月はどんな時期?
  2. 臨月の過ごし方・暇つぶしの方法は?
  3. 二人目の臨月の過ごし方
  4. 臨月の過ごし方で注意することは?
  5. 臨月は気負いすぎずに心の準備を
  6. 教育資金の準備に学資保険をチェック
  7. あわせて読みたい

臨月はどんな時期?

臨月とは、一般的に妊娠10ヶ月(妊娠36週0日)を超えた時期を指します。赤ちゃんが生まれる予定の月ですね。臨月を迎えると、いつ生まれても問題ないといわれる「正期産(妊娠37週0日~41週6日)」まであと少しです。

臨月に入ると子宮が下がり始めるので、胃の辺りがすっきりするママもいます。吐き気や胸やけが治まり、食欲が増すこともあります。子宮の位置が下に来ることで、膀胱への圧迫感が増す可能性もあるでしょう。頻尿や尿漏れにも気をつけなくてはいけない時期です。

いつお産が始まっても良いように、入院や心の準備、出産後にはなかなかできない経験をしておくことも大切です。いざというときに後悔したり焦ったりしないように、余裕を持って計画的に臨月の過ごし方を考えておきましょう。

臨月の過ごし方・暇つぶしの方法は?

近場で夫とデート 

出産後は育児に忙しく、なかなか夫とふたりの時間が取れないもの。とくに初産の人の場合、今までとはまったく違う生活リズムになるので、戸惑うこともあるでしょう。互いのコミュニケーションがうまく取れず、夫とすれ違ってしまうこともあるかもしれません。

出産前に夫とゆっくりおでかけするのも、素敵な臨月の過ごし方です。陣痛が来てもすぐに病院に迎えるように、近場のスポットがおすすめです。公園でお弁当を広げても良いですし、ショッピングセンターをゆっくり歩いて赤ちゃんの服などを見てまわっても良いですね。お腹が張らないよう、途中で何度か休憩をとりましょう。

楽しい時間や気持ち良い時間を過ごすと、ストレスも緩和されます。出産後の生活や、育児について話すことで、産後のコミュニケーション不足も補えるかもしれません。恋人気分で手を繋げば、「愛情ホルモン」とも呼ばれる「オキシトシン」の分泌も促されます。相手を信頼し、愛情を確認する時間はきっと素敵な思い出になりますよ。

ただし体調が悪いときやお腹の張りを感じるときなど、自宅で安静にしたほうが良いと思われるときは外出を控えてくださいね。

ちょっと豪華な食事

赤ちゃんがいると、ゆっくり外食ができなくなる可能性があります。気になるお店があるのなら、臨月のうちに行ってみてはいかがでしょうか。これまで頑張った自分へのご褒美として、ちょっと奮発して高級レストランでも良いですね。夜景が見えるレストランなど、雰囲気の良い場所もおすすめです。

お酒は飲めませんが、最近はオシャレでおいしいノンアルコールカクテルもあります。何かあったときにフォローしてもらえるよう、夫や気の合う友人、今後お世話になる親族などを誘ってみると良いでしょう。ストレス解消や思い出作りになりますよ。

ただし、いくらおいしくても食べ過ぎは、体調や体重に影響をおよぼすこともあるので注意してくださいね。

リラックスできるアロマ・音楽

臨月に入り、出産への恐怖やストレスが大きくなるママもいます。妊娠後期になると、家で過ごす時間が多くなってくるため、リラックスできる環境をいろいろ作ってみてはいかがでしょうか。

お気に入りのアロマや音楽に包まれれば、心も身体もほぐれ、お腹の赤ちゃんも喜ぶかもしれません。胎教を考えるのならクラシック、赤ちゃんに歌ってあげるなら童謡のCDなども良いですね。

アロマは香りを楽しむ程度なら問題ありませんが、精油をつかったトリートメントは注意が必要です。種類によっては子宮収縮につながるといわれているものもあります。お腹が張るときは控えたり、専門家に相談したりして、無理のないリラックス方法を見つけましょう。

適度な運動

臨月の時期は過度な運動は望ましくありませんが、適度な運動はむしろ安産につながるといわれています。お医者さんに安静を指示されていないようであれば、散歩や家事など、お腹が張らない程度に身体を動かしてみましょう。掃除をしながらストレッチをしたり、スクワットをしたりすれば、身体も動かせて家はきれいになり、臨月の暇つぶしもできて一石三鳥です。

個人差はありますが、陣痛が始まってから赤ちゃんの誕生まで10時間以上かかることもあります。安産には、ある程度の筋肉や体力、柔軟性も必要になってきます。少しの時間でも良いので、ストレッチやエクササイズを毎日続けると効果が期待できますよ。体調が心配なときは休み、無理をしないようにしましょう。

陣痛・破水に備える

陣痛や破水に対する、精神的・物理的な準備をしておきましょう。まずは、陣痛と破水についての知識をつけておくと良いですね。流れを知ることで恐怖感が和らぎますし、いざというときにパニックにならずにすむかもしれません。

陣痛は赤ちゃんを押し出そうとする子宮収縮の痛みです。規則的に痛みが訪れ、その間隔が10分以内になると病院に連絡する必要があります。病院に行く手段、付き添いする人を事前に決めておきましょう。地域によっては、事前登録をすれば陣痛時に病院まで送ってくれる「陣痛タクシー」の利用も可能です。

破水は、赤ちゃんを包む膜が破れ、羊水が流れ出ることです。陣痛前に破水する可能性もあります。尿もれとの判別が難しいときは、病院に連絡しすぐに診てもらいましょう。大きめのナプキンを持ち歩いておくと、外出時に便利ですよ。

出産に向けた心の準備

安産においてもっとも大切なのは、ママの心の準備だといわれています。予定日が近づくと、未知の痛みや赤ちゃんとの生活に不安や焦りを覚えるママもいるかもしれません。リラックスして出産に臨むために、自分に合った心の準備を始めましょう。

たとえば、赤ちゃんと身近に接したことがないママなら、行政や産院などで開催している「母親学級」に通ってみても良いでしょう。また出産の流れをシミュレーションするという手もあります。友人や親戚の先輩ママに出産の話を聞いて具体的に想像したり、マタニティ雑誌などで知識を取り入れたりしても良いですね。

出産は個人差が大きく、陣痛の時間や進み具合、痛みの感じ方もそれぞれ違います。マニュアル通りではなくても慌てず、医師や助産師の指示を仰ぎましょう。

入院・退院の準備品購入

臨月では、いつ陣痛が来てもおかしくありません。余裕を持って入退院の準備を始めたいところですね。出産が近づくと産院から入院時に必要なリストを受けとることもあります。すでに持っているもの、買わなくてはいけないものをチェックし、揃ったものからリストに丸をしていきましょう。

散歩がてらお店で購入したり、手作りの品を用意したりしても良いですね。ネットで購入するときは、出産予定日ギリギリにならないように受け取る日時も確認しておきましょう。入院時すぐに必要になるものと、退院までに必要なものをふたつに分けて準備しておくと便利です。

夫との打ち合わせ

出産において、夫との打ちあわせは大切です。陣痛がきてから病院にどうやって行くのか、入院中のこと、退院してからのことなど、しっかり話し合っておきましょう。病院の連絡先はもちろん、ママ側の親戚など緊急の連絡先も事前に伝えおくと良いですね。

実際に出産が始まると、パパはママほど予習ができていないため、パニックになることも多いようです。陣痛とはどういうものなのか、入院はどのくらいで何が必要なのか、ママが持っている情報を共有しておきましょう。

上の子どもがいる家庭では、さらに綿密な打ちあわせが必要となってきます。預け先や日々の生活で注意することなど、口頭の説明だけではなくノートにまとめておくとパパも安心ですよ。

二人目の臨月の過ごし方

預け先を用意する

二人目の出産は、一人目とは違った悩みがでてきます。ママの入院中、上の子を誰かに見てもらう必要があるからです。パパや祖父母など、信頼できる預け先を見つけ、事前にお願いしておきましょう。パパが仕事でどうしても手が離せないときはどうするかを検討し、予備の預け先も用意しておくと安心です。

保育園や幼稚園などに通っているときは、担任や園長にも出産予定日を伝えておきましょう。急な休みや預かりに対応してもらえることがあります。預け先には、子どもの性格や好き嫌い、アレルギーの有無を伝えておきましょう。ママの入院中、子どもは子どもなりに孤独や不安と戦っています。できるだけ安心できる環境を整えてあげたいものですね。

上の子との時間をつくる

下の子が産まれれば、上の子とママのふたりきりの時間はなかなか取れなくなるかもしれません。子どもの年齢にもよりますが、二人目の子がうらやましくなったり、赤ちゃん返りしたりする子も見られます。ママが育児に忙しく、十分に構ってあげられない可能性もあります。

赤ちゃんが産まれるまでの時間を子どもと一緒に大切に過ごせると良いですね。たくさん抱っこしてあげたり、遊んであげたりしましょう。愛情を言葉や態度で伝えることで、子どもは安心できるはずです。仕事で忙しかったママは、産休はむしろ上の子どもとゆっくり接する良い機会かもしれません。臨月の過ごし方は上の子優先で、パパやママに存分に甘えさせてあげましょう。

お兄ちゃん(お姉ちゃん)としての自覚を持たせる

赤ちゃんが生まれた瞬間に、上の子はお兄ちゃん(お姉ちゃん)になります。徐々に自覚は芽生えてくるものですが、ママと一緒に心の準備ができればなお良いですね。上の子がぐずらずにお手伝いをしてくれると、ママも産後のストレスが減るかもしれません。

絵本にも、二人目が生まれることを描いたものがいろいろあります。そのような本を読み聞かせすると、自分と重ねあわせて興味を示すかもしれません。一緒に赤ちゃんのお世話のおままごとをして、弟や妹のお世話をシミュレーションしても良いですね。公園などで思いっきり遊べない分、気ママと上の子の気分転換になり、臨月の暇つぶしができますよ。

臨月の過ごし方で注意することは?

無理しない

臨月はゆっくりと過ごすのが基本です。いろいろ行きたいところややりたいことがあるでしょうが、予定を詰め込みすぎないようにしましょう。お腹が張らない程度に遊ぶことが重要です。外出するときは休憩が取れる場所を事前に探しておきましょう。

妊娠10ヶ月からは健診が1週間に1度になります。これまで順調な妊娠生活を送っていたママでも、急な変化が起こる可能性はゼロではありません。お腹の痛みや出血といった症状がみられた場合は、すぐに病院に連絡しましょう。

食べ過ぎない

臨月になると子宮が少しずつ下がってくるため、胃の圧迫感が減り食欲がわくママもいます。しかし、臨月の暇つぶしでついつい食に手が伸びて食べ過ぎてしまうのには注意が必要です。妊娠中に体重が増えるのはごく自然なことですが、妊娠中に急激に体重が増えると、さまざまなリスクが上昇するからです。

子宮や産道に脂肪が過剰につくと、赤ちゃんの通り道が狭くなり、帝王切開や吸引分娩などのリスク上昇の可能性があります。また、肥満や過度の体重増加は妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病につながることも考えられます。

体調が良くなっても、食べすぎには注意し、出産までしっかり体重管理しましょう。適度な量をよく噛んでゆっくりと味わえば、消化にも良いですし満腹感も得られますよ。体重は増えすぎも良くありませんが、増えないことも問題となるケースがあります。適度な体重増加量を保ちつつ、バランス良く栄養を摂取してくださいね。

必須携帯品を忘れない

ちょっとした外出でも、必須携帯品は持ち歩きましょう。外出先で陣痛が始まれば、そのまま入院ということもありえます。小さめのリュックや肩掛けカバンにいつも入れておけば、両手が開くので便利ですよ。

必須携帯品は、以下のようなものがあります。

・母子健康手帳
・健康保険証
・予約した産院の診察券
・大きめの生理用ナプキン
・携帯電話

破水やおしるしなどに備えて、ナプキンと一緒に替えのショーツを持ち歩くと安心です。塗れたものを入れておく小さなビニール袋も携帯しておくと便利ですよ。携帯電話には、産院や陣痛タクシー、入院中お世話になる人の電話番号を登録しておきましょう。「お気に入り」や「よく使う項目」などの機能を使うと呼び出しやすいですよ。

病院によっては入院時に印鑑が必要なこともあります。入院後はパジャマや産後ショーツ、スリッパやコップ、洗顔用品、退院時の赤ちゃんの服などが必要になりますが、これはつねに持ち歩く必要はありません。事前に旅行カバンなどに詰めておき、入院後に持ってきてもらいましょう。

臨月は気負いすぎずに心の準備を

臨月は、入退院の準備や赤ちゃん用品の購入などいろいろ忙しい時期ですよね。出産への不安もあって、気分転換するのも難しいかもしれません。でも赤ちゃんが産まれる前の今だからこそ、できることもあります。

夫とふたりきりのデートや、上の子との思い出作りなどを計画してみてはいかがでしょうか。家族と一緒の時間を過ごすなかで、出産に向けて絆がさらに深まるかもしれません。心の準備を整えながら、かわいい赤ちゃんに出会える日を待ちましょう。

※この記事は2024年11月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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