【助産師監修】母乳パッドを使って授乳のストレスを軽減!選び方とおすすめ商品9選
産後アイテムのひとつに母乳パッドがあります。母乳パッドは、下着や衣服に母乳が漏れるのを防いだり、乳首を保護したりするときに役立つアイテムですが、どのようなものを用意しておくとよいのでしょうか。母乳パッドの種類や選び方、母乳パッドのおすすめ商品を紹介します。
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目次
母乳パッドは必要?
母乳パッドは必ず用意しておかなくてはいけないのでしょうか。赤ちゃんが生まれてすぐは母乳の量が安定しないため、母乳パッドは必要ない感じるかもしれません。
しかし、赤ちゃんの成長とともに母乳の出方も変わってくるため、母乳量が増えてきたときに備えて母乳パッドを用意しておくのがおすすめです。また、新生児から生後2~3ヶ月までは頻回授乳による乳首のトラブルが起こりやすく、母乳パッドは乳首を保護するのにも役立ちます。
母乳パッドを使うメリットは?
母乳漏れ対策になる
母乳パッドはやわらかいクッション素材でできており、乳首からにじみ出る母乳を吸収し、表面をさらさらに保つことができます。母乳育児中は、授乳していないときや授乳中に飲ませていないほうのおっぱいから母乳が出てしまい、下着や洋服がぬれてしまうことがあります。
ハンカチやタオルなどの布ではすぐにビショビショになり、表面を乾いた状態に保つことができません。その点、母乳パッドはすばやく母乳を吸収して逆戻りを防ぐ仕様になっているため、長時間快適に過ごすことが可能です。またコンパクトで携帯してもかさばらず、簡単に新しいものに取り替えることができるため、外出時の備えに母乳パッドがおすすめです。
乳首のケアができる
母乳パッドのもうひとつのメリットは、産後にトラブルが起こりやすい乳首のケアができることです。生まれてすぐの赤ちゃんはおっぱいを吸うのがあまり上手ではなく、またママも、乳首の含ませ方に慣れていなかったりするため、乳首が切れてしまったり、表面が荒れて痛みを感じることがあります。
母乳パッドはクッション性があり、表面もふわふわと肌触りが優しいため、乳首の保護に役立ちます。市販されている母乳パッドの中には乳首の保護を重視した商品が売られています。洋服がこすれて痛かったり、乳首に傷ができていたりするときは、立体構造の母乳パッドややわらか素材でつくられた母乳パッドがおすすめです。
母乳パッドの種類と選び方
母乳パッドには、下記の2種類があります。
・布タイプ
・使い捨てタイプ
布タイプは肌触りが良く、繰り返し使えるため経済的ですが、洗濯が必要です。一方使い捨てタイプは吸収力が高く、常に清潔に利用できるというメリットがあります。
漏れてしまう母乳量が少ない場合は布製の母乳パッドが、多い場合は使い捨てタイプの母乳パッドがおすすめです。家にいるときは布製を利用し、外出時には使い捨てを利用するなど、シチュエーションに合わせて使い分けるのも良いですね。
母乳パッドは乳首に直接触れるものなので、やさしい素材で作られているか、通気性が良いかなどの機能性も母乳パッドを選ぶポイントです。素材が良いものは価格帯が上がりますが、その分肌触りが良く、蒸れやごわつきなどのストレスも軽減できます。
布タイプの母乳パッド
布製パッドのメリット
布タイプの1番のメリットは、繰り返し使えるので経済的ということです。コットンなどを使って3層から6層ほどの厚みを持たせることにより、母乳の吸収率を上げ、表面がベタつかないよう工夫されています。
オーガニックコットンでできているものや、乾きやすいポリエステルの素材を利用しているものなど種類も豊富なので、自分好みのアイテムを選ぶことができます。
紙製に比べると、身に着けているときの違和感が少ないため、下着の延長線上でストレスなく着用することができます。
布製パッドのデメリット
布製の母乳パッドは洗濯が必要です。母乳量が多い場合は頻繁に取り替える必要があるため、洗い替えを含め、多めの枚数を用意しなければならないでしょう。また、外出時に取り替えた場合は、汚れた母乳パッドをしばらく持ち歩かなければなりません。
また、布製の母乳パッドにはテープがついていないため、動いているうちに下着の中でずれやすく、母乳が漏れてしまう場合もあります。
使い捨てタイプの母乳パッド
使い捨てパッドのメリット
使い捨てタイプの最大のメリットは、利用したら捨てるだけという使い勝手の良さです。常に新しいものに替えるため、清潔に利用できます。各社が吸収力の優れた製品を出していますので、漏れる母乳量が多いという方にもおすすめです。
また、テープがついているものが多く、下着の中でずれるのを防止してくれます。母乳を吸って重くなると、テープがはずれて落ちてしまうこともあるため、母乳量が多い場合は、テープの量や粘着力をチェックし、しっかりと固定できるものを選びましょう。
使い捨てパッドのデメリット
使い捨てのデメリットは、紙おむつや紙ナプキンと同じように、ランニングコストがかかる点です。しかし、もったいないからと長時間同じ母乳パッドを装着してしまうと、清潔を保てずにしみ込んだ母乳が腐ったり細菌が繁殖したりすることがあるため、授乳のたびに取り替えることが大切です。
使い捨て母乳パッドのおすすめ5選
使い捨ての母乳パッドを選ぶときには、表面のさらさらとした感触が持続できるもの、母乳パッドのシール部分やふちどり部分のかさつきが気になりにくいものがおすすめです。
【ピジョン】フィットアップ
入数:126枚
母乳専用の瞬間吸収ポリマーが瞬時に母乳を吸収し、蒸れずにさらさらを実感できる母乳パッドです。ずれを防止するテープが5本もつき、よれを防ぐ立体構造なので母乳が漏れる心配がありません。品質と価格のバランスのとれたアイテムのため、「初めて買うのでどれが良いかわからない」と母乳パッド選びに悩む方にもおすすめです。
【moony】母乳パッド
入数:108枚
量の多い母乳もしっかりと吸収し、通気性の良さにも気を配った母乳パッドです。2本の長いロングテープで、ずれを防止します。両サイドにギャザーがついていて、胸の形にぴったりとフィットします。1個ずつの個包装なので、片方の胸だけに使用したいときにも便利です。
【ピジョン】フィットアップ プレミアムケア
入数:102枚
乳首がデリケートなママ向けの、プレミアム品質の母乳パッドです。乳首があたる部分には特にやわらかいクッションを採用し、かゆみや肌荒れといったトラブルが起きないように配慮されています。全面通気シートで蒸れも感じず、5本のテープがずれを防止します。
乳首に傷ができてしまった場合や、布地とこすれるのも痛いというママに、ぜひ使って欲しい商品です。
【dacco】マミーパット
入数:152枚
助産師さんとママの声から生まれた母乳パッドで、授乳期の敏感な乳首をやわらかく包む形状になっています。洋服に響かないすっきりとしたサイドカットのデザインで、色も肌色のため薄着のときも気になりません。長い5本のテープが、しっかりと母乳パッドを固定してくれますよ。
【チュチュベビー】母乳パッド
入数:130枚
肌に触れる部分は新素材の弱酸性シートを使い、肌の清潔を保つ母乳パッドです。吸水性ポリマーを採用していて、母乳を瞬間吸収し表面を快適に保ちます。立体プリーツ加工で乳房にしっかりフィット。5本のテープがずれを防ぎ、洋服や下着を守ります。1枚ずつの蝶超コンパクト個包装で使い勝手も抜群です。
おすすめの布製母乳パッド4選
布製の母乳パッドは、クッション性が高く、肌に直接触れる部分の布地がやわらかく刺激の少ないものを選びましょう。
母乳パッド ふっくらやわらかオーガニックコットン100%
オーガニックコットン100%の素材でできた布製の母乳パッドです。6層構造になっていて、母乳が多いときもしっかりと吸収します。漂白をしたり化学染料を利用したりしていないため、自然の色合いそのままのナチュラルカラーです。日本国内でていねいに作られているので、品質にも信頼がおけますね。
立体構造の4層式母乳パッド
胸の形に合わせた立体構造なので、型くずれしにくくなっています。母乳をすばやく吸収してくれる高機能素材を使った四層構造になっているため、表面はさらりとした状態をキープできます。
竹繊維を使った布製母乳パッド
マタニティウェアなどを扱うスウィートマミーの布製母乳パッドです。肌に触れる部分はやさしい竹繊維素材を使い、やわらかな肌触りです。吸水・速乾性も抜群です。安心の三層構造で、表面ははっ水加工がされているため、洋服や下着への漏れもなく安心です。
滑り止めつきでずれにくい母乳パッド
滑り止めがついてずれにくい母乳パッドです。取り外しがしやすいように、ポケットがついているのもポイントです。吸水性ニードルパッチコットンを使用し、吸水性と速乾性にもすぐれています。表地の種類が豊富なので、好みの色柄を選ぶことができるのも嬉しいですね。
母乳パッドは手作りもできる!
使い捨てタイプが肌に合わなかったり、布製の母乳パッドで気に入るものがなかったりした場合は、母乳パッドを手作りしてみてはいかがでしょうか。必要な布の量もそれほど多くなく、作り方もシンプルなので、気負わずに作ることができますよ。
いろいろな作り方がありますが、基本的には母乳パッドに使いたい布を胸の大きさに合わせて裁断し、何枚か重ねて外周を縫えば完成です。
母乳パッドの交換時期は?いつまで使う?
交換の目安
母乳パッドを利用していて迷うのが、どのくらいの頻度で交換すべきかということです。母乳がついたままの母乳パッドを利用し続けていると、その中で細菌が繁殖してしまい、乳口から細菌感染してしまう場合もあります。
母乳パッドは、基本的には授乳のたびに交換しましょう。また母乳がよく出る方は、授乳のタイミングでなくても、母乳パッドが湿っていると感じたら交換した方が良いでしょう。
特に使い捨てタイプの母乳パッドは吸収力があるため、長時間使っていても表面はさらりとしていることがあります。不快に思わなくても、母乳を吸ったパッドは細菌の温床になりやすいので、忘れずにこまめに替えるのがおすすめです。
いつまで使うのか
母乳パッドの使用期間には個人差があります。赤ちゃんが産まれて数ヶ月がたち、母乳量が安定してからは漏れることがなくなったので使用をやめたという方もいれば、卒乳するまでずっと利用していたという方もいます。
卒乳後もしばらくは母乳が作られるため、母乳パッドが必要になることもあります。段々とにじみ出る母乳量が少なくなり、半日~1日のあいだ母乳パッドが湿ることがなくなれば、母乳パッドは不要となります。
母乳パッドからにおいがするときは?
長い時間濡れたままの母乳パッドを身に着けてしまうと、細菌が繁殖してにおいの原因になることがあります。
特に夏場は汗などで母乳パッドが蒸れやすくなるので、よりこまめに替えるよう心がけましょう。また布製の母乳パッドを利用している場合は、使用後はしっかりと洗い、完全に乾燥するまで、風通しの良い場所で乾かしておくのがおすすめです。
母乳パッドに関する体験談
筆者はあまり母乳が出る方ではなく、長時間の頻回授乳を行っていたこともあり、乳首の裂傷に悩まされました。そのときに役立ったのが母乳パッドです。赤ちゃんの口に入っても安全なクリームを乳首にぬり、母乳パッドを着けることで、洋服の擦れから乳首を守ることができました。
また、卒乳後もしばらくは母乳が出ていたため、母乳パッドが重宝しました。母乳が下着や洋服にしみると、特に冬場は身体が冷えてしまうので、夜寝るときもカップ付きキャミソールに母乳パッドを着けていました。
「母乳パッドを買ったけれどあまり使っていない」という方も、筆者のように卒乳時に必要になる場合がありますので、捨てずに保管しておくのをおすすめします。
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母乳パッドを上手に利用して、快適な授乳期間を過ごしましょう
タオルなどで代用はできるものの、専用の母乳パッドがあるとストレスが軽減します。母乳量が多く、使い捨てタイプではお金がかかるという方は、布製のものを併用したり、外出時や夜間のみ使い捨てのものを利用したりするといった方法もあります。
お気に入りの母乳パッドを見つけて、授乳期間を快適に楽しく過ごしてくださいね。
※この記事は2025年2月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。