小児科医監修|母乳育児中におすすめのハーブティー!授乳中にハーブティーを飲むときの注意点
母乳育児中のカフェイン摂取は少しの量であれば心配ないですが、飲みすぎると母乳に影響が出てしまいます。授乳期間中におすすめのハーブティーはノンカフェインというだけでなく、身体を温める・リラックス効果が期待できるなど授乳中のママにぴったりのメリットがあるといわれています。ここでは、ハーブティーのおすすめ商品をご紹介します。
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目次
母乳育児中に多い悩みにハーブティーが効果的?
母乳育児は日が経つにつれて軌道に乗ってくるものですが、母乳育児をスタートさせたばかりのママには悩みやトラブルがつきものです。母乳育児の悩みやトラブルに疲れてきたら、ハーブティーを飲んでみませんか。
ハーブティーが母乳に良いという話を聞いたことがある方もいるかもしれません。ハーブティーのなかには、母乳の分泌を促すと古くからヨーロッパで飲まれてきたものもあります。母乳とハーブティーの関連性について有力な研究結果や医学的な根拠はありませんが、カフェインを気にする必要がないため、授乳中におすすめです。
母乳が不足ぎみ・母乳が出ない
母乳育児をスタートさせたママの多くは、母乳不足を心配します。最初は赤ちゃんもママも慣れておらず、赤ちゃんがおっぱいをうまく飲んでくれないということがあります。しかし、日がたつにつれて、母乳育児が軌道に乗っていきます。
母乳の分泌は、赤ちゃんがママの乳首を吸うことによってホルモンが刺激されて量が増えると考えられています。母乳が出ない、不足しているのではないかと不安なママは、授乳回数を増やししっかりと水分補給をしましょう。ハーブティーを取り入れてみてはいかがでしょうか。
乳腺炎
乳腺炎は、授乳間隔があきすぎる、赤ちゃんの哺乳力が弱い、乳頭の傷から細菌が入り繁殖するなどさまざまな原因で起こります。乳腺炎の症状は、左右どちらか、あるいは両方の乳房が強く張り、赤く腫れ熱を持つことが多いです。悪化すると次第にママの関節に痛みやだるさが現れ、悪寒や高熱の症状が出ます。
乳腺炎を防ぐためには授乳間隔や授乳の姿勢に気をつけ、十分な休息と水分摂取を心がけることが大切です。ハーブティーを水分補給に取り入れてみても良いでしょう。
母乳過多
母乳育児のママのなかには母乳が出すぎて困っているケースもあるでしょう。母乳過多症のママは一般的に外のママにくらべて乳腺炎にかかるリスクが高く、赤ちゃんにとっても母乳の飲み過ぎがお腹の張りや吐き戻しの原因になるといわれています。ハーブティーのなかには母乳の分泌を抑えるといわれているものもあるため、利用してみても良いでしょう。
授乳中は水分補給が大切!
授乳期間中は体内の水分が母乳として出てしまうため、ママは水分不足になりがちです。特に夏場は積極的に水分を摂取しましょう。しかしコーヒーなどカフェインが多く含まれているものや、糖分が高いジュースはママの健康のためにも控えめにしたほうが良いでしょう。
そこでおすすめなのがハーブティーです。母乳のための水分補給のほかに、身体を温めたりリラックス効果を与えてくれたりと、子育て中のママに嬉しい作用が期待できるハーブティーが多数あります。口当たりもスッキリしていて飲みやすいものが多いでしょう。効果には個人差がありますが、この機会にハーブティーを試してみるのもおすすめです。
授乳期間中におすすめのハーブティーと効能
ハーブティーはヨーロッパを中心に古くから薬として飲まれてきました。有力な研究結果や医学的な根拠はないものの、古来より母乳の分泌を促すと考えられているハーブを紹介します。
フェンネル
フェンネルの果実はヨーロッパでは古くから母乳の分泌を助けるといわれています。果実や葉は魚と相性が良く、風味付けとして料理にも使用されます。また、子どもの呼吸器の状態を整えるハーブとしても知られています。
ネトル
ネトルは母乳の出を良くすると考えられているほか、ぜんそくや花粉症などのアレルギー症状を和らげるといわれるハーブです。ビタミンや鉄分、カルシウムなど、産後のママに不足しがちな栄養素を含み血流改善に効果があるといわれています。
たんぽぽ
たんぽぽは母乳の分泌を促すハーブとして古くから使用されてきました。根と葉で効能が異なり、症状に応じて使い分けられています。たんぽぽの葉は関節炎やむくみの改善として使用され、根は冷え性改善、便秘解消、リラックス効果があるといわれています。たんぽぽの根を炒ったものはコーヒーに似た香りがするため、タンポポコーヒーという名前で知られコーヒーの代用品として世界中で愛飲されています。
フェヌグリーク
フェヌグリークは世界各国の伝統医学で使われているハーブです。エジプト医学では出産準備に使われていたという記録もあるようです。血糖やコレステロールを下げる効果が期待できるとされています。栄養補給や催乳の効果もあるといわれており、母乳の分泌を促すハーブとして有名です。
レモングラス
レモングラスは名前のとおりレモンの爽やかな香りが特徴のハーブで、エスニック料理にもよく使われています。昔から母乳の出を促すと考えられてきました。ほかにも、胃もたれや消化不良、下痢止めとして効果が期待できるといわれています。疲労回復作用もあるので、育児で疲れたときにレモングラスティーで一息つくにもよいでしょう。
ママの悩み別に紹介!おすすめのハーブ
ほかにも母乳の分泌を促す以外にも授乳期のママが抱えがちな悩みを解消する効果が期待あるといわれるハーブがあります。ただし効果には個人差がありますのでハーブティーだけに頼らず病院を受診するなどの解決策を取りましょう。
母乳過多
【ペパーミント】
ペパーミントには母乳の抑制効果があるとされています。そのため母乳不足に悩んでいるママは避けたほうが良いでしょう。母乳過多で悩むママや、断乳・卒乳したママにおすすめです。
乳腺炎
【カレンデュラ】
カレンデュラは濃い黄色やオレンジ色のかわいらしい花を咲かせる植物で、料理の着色料としても使われています。古くからカレンデュラの湿布やオイルは、やけどや炎症など皮膚のトラブルに使われてきました。妊娠中の妊娠線や授乳中の乳頭ケアにもよく使われます。
ハーブティーとして飲むことで胃粘膜の補修効果があるといわれています。また、血液を促進させる作用や解熱作用もあるといわれており、乳腺炎予防にも効果が期待できるでしょう。
疲労
【ジンジャー】
しょうがを使ったハーブティーです。皮ごと乾燥させたものを使用すれば栄養価もアップ。新陳代謝を高めて身体の内側から温めます。冷え性改善や疲労回復、殺菌作用などさまざまな効能が期待できます。しょうがの味が苦手という方は、はちみつやレモンを加えると飲みやすくなりますよ。
ストレス・睡眠障害
【レモンバーベナ】
レモンバーベナは南米原産の植物。レモンの香りが特徴で料理や飲み物の香りづけや、ポプリにも使用されています。爽やかな香りに鎮静作用があるとされ、ママの気持ちをリラックスさせてくれます。
【カモミール】
カモミールは大地のリンゴとも呼ばれており、甘い香りが特徴のハーブです。イライラを抑えて心を落ち着かせてくれる作用があります。また、安眠作用があるので、睡眠不足になりがちなママにおすすめです。
授乳中にハーブティーを飲むときの注意点
ハーブティーのなかには授乳中に控えるべきものやママによっては反対の症状で悩んでいる場合があります。可能であれば専門家に相談したり、通販や市販品を購入するときにはパッケージなどの説明をよく確認したりしましょう。
また、いくらカフェインがないからといっても飲みすぎには気を付けましょう。特にアイスティーで飲む場合は、身体を冷やす恐れがあるので注意してくださいね。
母乳育児中のママにおすすめハーブティー
授乳中にはどんなハーブティーを飲めば良いか迷いますよね。そんなときは、授乳中のママ用に作られたブレンドハーブティー商品がおすすめです。
AMOMA ミルクアップブレンド
AMOMAの「ミルクアップブレンド」は母乳育児に悩むママにおすすめのハーブティーです。「タンポポ」や「レモングレス」、「ジンジャー」などオーガニックで無農薬栽培のハーブを配合しています。「フェンネル」というハーブが含まれているので、ふわっとスパイシーな香りがするかもしれません。授乳前に飲む人もいれば、水分補給として飲む人もいて、好きなタイミングで飲むことができます。飲んだ後は身体がポカポカしてくると評判ですよ。
AMOMA ミルクスルーブレンド
AMOMAの「ミルクスルーブレンド」は、さらさら母乳を目指すママのためのハーブティー。母乳育児を頑張るママが笑顔で授乳期を過ごせるよう、何度も配合を繰り返し開発されました。イソフラボンが含まれているレッドクローバーや、レモンのようなフレッシュでやさしい香りのレモンバーベナなど、6種類のオーガニックハーブを厳選しています。
ノンカフェインはもちろん安全性にもこだわり、無香料・無着色で国内製造。くせのない味が飲みやすく、ハーブティーは初めてという人にも続けやすいと評判ですよ。
AMOMA ミルクセーブブレンド(卒乳ブレンド)
AMOMAの「ミルクセーブブレンド(もと卒乳ブレンド) 」は授乳中のママにおすすめのハーブティー。日本人にもなじみの深いペパーミントやマスカットのような甘い香りが特徴的なエルダーフラワーなど、5種のオーガニックハーブをブレンドしています。
1日1~3杯を常温以下で飲むのがおすすめです。就寝前や仕事の前に飲む女性も多いようですよ。無香料・無着色、ノンカフェインなのもうれしいポイントです。
育児の合間にハーブティーでリラックスしませんか
産後は多くのママが体力や体調も回復していないなか、赤ちゃんにつきっきりでお世話をしなければならず、疲労やストレスを抱えてしまうことも少なくありません。そんなときは自分の体質、体調にあったハーブティーでリラックスタイムをとりましょう。
母乳の分泌を助ける以外にも、ハーブの香りに包まれることで気持ちを落ち着かせたり心に余裕が生まれたりするかもしれませんね。