おむつはずしの方法は?いつから?成功するコツや先輩ママの体験談を紹介
トイレトレーニングを始めるときに「おむつはずし」という言葉を聞く方もいるのではないでしょうか。おむつはずしとは、子どもがトイレで用を足せるようにトレーニングすることをいいます。おむつはずしは失敗が付き物ですが、できるだけスムーズに進めたいですよね。ここでは、おむつはずしの方法や、無理なく取り組むためのコツを紹介します。
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目次
おむつはずしとは?
トイレトレーニングに取り組むママやパパの中には、「おむつはずし」という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。おむつはずしとは、子どもがおむつを卒業するために、トイレでおしっこやうんちができるようにトレーニングすることをいいます。
一方で、「おむつはずれ」という言葉を聞くこともあるでしょう。おむつはずれとは、自然と子どもが自分からトイレに行って、用を足せるようになることをいいます。
おむつは、子どもが自分からはずしていくものだという考え方があるようです。いずれにおいても、おむつはずしやおむつはずれに向けて、トイレトレーニングに取り組む家庭が多いでしょう。
ここでは、主に「おむつはずし」について紹介します。おむつはずしは、子育ての中でも根気が必要だというママの意見が多い習慣のひとつです。
無理のないおむつのはずし方も気になりますよね。おむつはずしの時期や子どものペースを見極めて、できるだけ楽しくおむつはずしに取り組むことができるよう心がけてはいかがでしょうか。
おむつはずしはいつから?平均年齢は何歳?
おむつはずしはいつごろから始めると良いのでしょうか。子どもの発達や興味の対象によって実際に始める年齢は異なりますが、おむつはずしを始める目安や一般的な平均年齢を紹介します。
1歳半~2歳頃
おむつはずしを始める時期は、一般的に1歳半~2歳頃が目安といわれています。実際は、2歳の誕生日を目安に始めるというママも多いようですよ。
おむつはずしには、いつから始めるべきといった明確な基準がありません。子どもの発達やトイレに対する興味には、個人差があります。あまり焦らず、子どものペースで進めることが大切といえるでしょう。
3歳~4歳頃
おむつはずしは、無理に始めても失敗に終わることがあります。子どもの発達やトイレに興味があるかという様子を見ながら、3歳頃からゆっくりと始める方もいますよ。おむつはずしを始める時期は、下記の3つの発達を参考にしてはいかがでしょうか。
・ある程度言葉が理解でき、少しおしゃべりができる
・ひとりで歩くことができる
・おしっこの間隔があくようになってきた
まずは、おしっこやうんちが出るタイミングを伝えられ、自分の力でトイレに行くことができるようになってから始めて大丈夫ですよ。数時間おむつが濡れていない状態が続いたら、おむつはずしを始めるための身体的な発達が整ってきている証拠ともいわれています。
おむつはずしを始める時期に迷う場合は、市や企業で行われている育児相談を活用して悩みを解決していけると良いですね。
年齢にとらわれない
おむつはずしが成功する時期は、個人差が大きいといわれています。1歳過ぎの早い時期でおむつがはずれたという子もいれば、4歳頃にようやく成功したという子もいます。
おむつはずしは、何歳から始めて何歳までに完了するという、明確なデータはありません。年齢にとらわれず、子どものペースを保ちながら進めてはいかがでしょうか。
おむつはずしのコツは?
子どものおむつはずしに悩むママは多いようです。おむつはずしのコツをつかんでおくと、親子で焦らずに取り組むことができるのではないでしょうか。ここでは、おむつはずしのコツを紹介します。
おむつはずしの大原則
おむつはずしの大原則は、「子どもにおむつはずしを無理強いしないこと」「トイレで排泄できなくても怒らないこと」です。子どもにとってトイレは、怖いもの、未知なるものなど、大人とは違う感情を持っていることがあります。おむつはずしの大原則はおむつはずしのコツでもあります。子どもの気持ちを想像して、気をつけることができると良いですね。
時期やタイミングを見極める
おむつはずしは、一般的に春~夏に行うと良いとされています。おむつはずしを行う場合は、子どもがおもらしをしてしまうなど失敗が付き物です。洗濯物が乾きやすい暖かい時期に行うと良いでしょう。
一方で、子どもの年齢や発達によっては、秋~冬にかけて始めるのがちょうど良いという場合もあります。季節にとらわれず、子どもの発達や興味の対象により、おむつはずしが始められるタイミングを見極めるように心がけてはいかがでしょうか。
まずは、朝や昼寝から目覚めたときなどのおしっこが出そうなタイミングを見計らい、トイレに誘ってみることから始めても良いですね。
対策を万全にする
おむつはずしの時期は、子どもがいつおもらししても良いように対策しておくことをおすすめします。半年以上かかってようやくおむつがはずれたという子どもが大半です。最初は、失敗して当たり前というスタンスで取り組んむことも大切でしょう。
おむつはずしを始める際は、おまるやトレーニングパンツなど、おむつはずしをサポートするアイテムを揃えることも大切です。お昼寝の際におねしょをしても良いように、防水シーツやおねしょケットを用意しても良いですね。おもらしをしたときの対策を万全にすることで、おむつはずしをスムーズに進められるかもしれません。
保育園や幼稚園の方針に合わせる
保育園と幼稚園では、おむつはずしに関して少し対応が異なるようです。
■保育園に通う場合
おむつはずしを始める時期は、2歳前後が一般的です。子どもが保育園に通っている場合は、保育園の方針に合わせて行ってはいかがでしょうか。布おむつで過ごす園もあれば、思い切ってパンツに切り替える園もあります。おむつはずしに取り組む期間は、自宅でも園の方針に合わせて過ごすことで、子どもが戸惑わずに済むかもしれませんね。
■幼稚園に通う場合
幼稚園の場合、子どもが入園するまでに、できる限りおむつはずしを完了するようにと周知されることが多いようです。しかし、子どもが早生まれであるなど、年齢的なことからおむつはずしに苦戦している方は少なくありません。まずは入園を検討している園に、おむつ登園をする場合の対応を相談してみましょう。焦らずにおむつはずしを行うことが大切ですよ。
おむつはずしに効果的なアイテムを使う
おむつはずしに取り組む際は、おまるや補助便座など、おむつはずしに効果的なアイテムを使用してはいかがでしょうか。子どもが好むキャラクターや色のアイテムを使用することで、やる気が沸き起こったり楽しく取り組めたりするはずです。
トイレやおまるでおしっこができたらご褒美シールを貼るなど、子どもが喜ぶ工夫をしてあげても良いですね。
おむつはずしができない!
いざおむつはずしにチャレンジしても、なかなか上手くできなかったり失敗ばかりしていたりと悩むママはたくさんいます。おむつはずしは、いったん成功したと思っても再び失敗することが多く、一度に上手くいくものではありません。おむつはずしができない場合は、下記で紹介するポイントを参考にしてみてくださいね。
子どものペースに合わせる
おむつはずしを行う場合、まずは子どものペースに合わせることが大切です。子どもは、気分によってトイレに行きたくないときや、遊びに夢中になっていつの間にかおもらしをしてしまうときがあります。
ママは子どもの様子を見ながら「今日は体調が悪そうだから、おむつで過ごそうかな」「たくさん水を飲んだから、早めにトイレ(おまる)に連れて行ってあげようかな」と、そのときどきで、おむつはずしの方法にバリエーションを持たせてはいかがでしょうか。
昼夜でやり方を変える
おむつはずしが上手くいかない場合、昼間の数時間だけトレーニングパンツで過ごすことから始めてはいかがでしょうか。まずは、短時間からおむつはずしにチャレンジし、子どもに成功体験を与えてあげるのも効果的です。
子どもがおねしょをして布団を濡らさないよう、夜だけおむつを履かせているママもたくさんいますよ。昼間におもらしをする回数が減ってから、夜のおむつはずしにチャレンジしても良いですね。
ママ友の子どもと比較しない
おむつがはずれ、トイレで用を足せるようになる年齢には個人差があります。ママ友の子どもがおむつはずしに成功したとしても、「うちの子はまだできない…」と比較しないことが大切です。
子どもには子どものペースがあります。ママ友の子どもの様子やおむつがはずれる平均年齢にとらわれず、心にゆとりを持ちながら進めて大丈夫ですよ。
おむつはずしをサポートするアイテム5選
子どもやママの負担を減らすためにも、おむつはずしをサポートするアイテムを活用してはいかがでしょうか。子どもが好きなキャラクターや色のアイテムを使うことで、楽しくおむつはずしに取り組めるかもしれませんね。
おまる
本体サイズ:寸法/33×34×24.5cm
重量:1380g
リッチェル「ポッティス イス型おまる」は、洋式トイレに似た形が使いやすいと評判のおまるです。ズボンをずらすだけで用を足すことができ、ママの負担が少ないとの口コミがたくさんあります。
イス型おまるは、おまる以外としても使用できます。おむつはずしの進み具合によって、座る部分を便座に取り付けたりおしっこを受け取る部分を足台にしたりと、さまざまな使い方がありますよ。
トレーニングパンツ
6層
2枚組
おむつはずしを行う際は、トレーニングパンツを数枚用意しましょう。トレーニングパンツにはさまざまなタイプがありますが、最初は失敗することを考えて厚めの素材のものがおすすめです。子どもの好きな柄を用意することで、意欲的にトレーニングパンツをはいてくれるかもしれませんね。
補助便座
対象:12ヶ月~36ヶ月
全3色
リトルプリンセス「ステップ式 トイレトレーナー」は、3段階で便座とステップが調整できる補助便座です。ステップと便座が一体になったタイプは、子どもがひとりで便座へ上がることができるため、使いやすいと感じる方も多いようですよ。使用後はコンパクトに折りたたんで片付けることができ、スペースを有効に使えます。
防水シート
小:60×70cm(±3cm)
オーガニックビーン「マイクロファイバー 防水シーツ」は、お昼寝や就寝のときのおねしょ対策に使用したいシーツです。かわいらしい絵柄が入っているため、子どもも馴染みやすいのではないでしょうか。
ダニやハウスダストを通さないよう加工され、清潔を保てます。赤ちゃんや小さな子どもも安心して使用できますよ。
おねしょケット
約45cm×長さ50cm
ディズニーの「ミッキー&ミニー おねしょケット」は、おねしょ対策に使用したい防水加工が施されたケットです。寝ている子どもにはかせることで、万が一おもらしをしたときにケットがシーツへの漏れを防いでくれますよ。寝ているときによく動き、防水シーツでは心配な子どもにもおすすめのです。
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おむつはずしに関する体験談
ここでは、ままのて編集部に寄せられた、おむつはずしに関する体験談を紹介します。
我が家の長男がおむつはずしに挑戦したのは、2歳頃でした。おしっこの間隔は2~3時間程度だったと思います。最初はおもらしをされるのが怖かったため、昼間の数時間だけはずすことから始めました。家事が忙しかったり外出したりするときは、負担を減らすためにもおむつをはかせていましたよ。
夜は、子どもがおねしょをすることで寝不足になるのを避けたかったため、無理をせずにおむつをはかせることが多かったです。昼間のおむつはずしがほぼ完了してから、夜のおむつはずしにチャレンジしました。
我が子は、おむつはずしにとても苦労をしました。言葉を話すのが少し遅かったせいか、なかなかおしっこを伝えてくれなかったのです。2歳半を過ぎると、おむつはずしに成功したというママ友もちらほらいたと思います。子どもがおしっこに失敗したときは、叱らないほうが良いとわかっていても「なんで言ってくれないの」と叱ることもありました。
しかし、心に余裕がなかったのは、ママ友の子どもと我が子を比較していたのだと気付きました。それからは、出ないときは無理に誘わないなど、子どものペースに合わせておむつはずしを進めることにしましたよ。
トイレでおしっこができたときはシールを貼るなど工夫をすることで、楽しくおむつはずしに取り組めたと思います。のんびり構えたのが良かったのかはわかりませんが、幼稚園に入園するころにはすっかりおむつがはずれていました。
我が子は、年少で幼稚園に入園しました。もうすぐ入園という時期になってもおむつがはずれず、焦りを隠せませんでした。そんなとき、入園説明会で幼稚園のベテラン先生から「おむつがはずれなくて、焦っているママがいるかもしれません。でも、失敗したとしても絶対に叱らないでください。ほめて伸びる子どもはたくさんいますが、叱って伸びる子どもはいません」とアドバイスをもらいました。
その言葉を聞いて心がスッと軽くなり、心に余裕を持っておむつはずしに励むことができましたよ。
おむつはずしは焦らず子どものペースで取り組もう!
おむつはずしは、1歳半~2歳頃からチャレンジする方が多いようです。最初はどのように取り組めば良いのか悩むママが多いでしょう。まずは昼間の数時間だけトレーニングパンツで過ごすなど、少しずつおむつはずしに挑戦してみてはいかがでしょうか。
おむつはずしの時期は、子どもの発達や興味の対象によって個人差があります。他の子どもと比べたり焦ったりしないようにしましょう。
それでも、思わず叱ってしまうこともありますよね。ママは叱ったことに対して後悔するかもしれませんが、それだけ子どもと向き合っているという証拠です。周りと比較せずに、子どもとママのペースを保ちながらおむつはずしに取り組めると良いですね。