【2歳0・1・2ヶ月】子どもの身長・体重の目安は?言葉や発達の様子を解説!
子どもが2歳0~2ヶ月頃になると、赤ちゃんらしさはすっかりなくなり、会話する、思い切り走るなど、さまざまな成長が見られます。ここでは、2歳0~2ヶ月頃の子どもの身長・体重の目安、発達の様子や子育てのポイントを詳しく解説します。子どもの発達が気になる方や、子どもに生活習慣を身につけさせたい方は参考にしてください。
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目次
2歳0~2ヶ月は子どもが大きく成長する時期
2歳のお誕生日を迎えてから2歳2ヶ月頃までは、子どもが大きく成長する時期です。身体面と情緒面のいずれも発達し、今までできなかったことができるようになった、という場面も多く見られます。
一方で、第一次反抗期とも呼ばれる「イヤイヤ期」を迎える子もいます。子ども同士でささいなケンカになったり、ママやパパから叱られたりすることも増えるでしょう。この時期は、子どもが自分の世界を少しずつ広げながら、人とのかかわり方を学んでいく時期ともいえます。
2歳0~2ヶ月の子どもの身長・体重
厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査」(※1)によると、2歳0~6ヶ月児の子どもの身長・体重の平均は次の通りです。
男の子 | 女の子 | |
平均身長 | 86.7cm | 85.4cm |
平均体重 | 12.03kg | 11.39kg |
数字はあくまでも平均値であるため、多少の増減は心配ありません。子どもの成長が気になる方は、母子健康手帳などにある成長曲線を参考にしましょう。
2歳0~2ヶ月頃の言葉の発達の目安
2歳0~2ヶ月頃になると言葉の発達が進みます。毎日のように新しい単語を覚える子どもがいるかもしれませんね。子どもの言葉が発達すると、ママやパパも子どもとのおしゃべりが楽しくなりますよ。
二語文を話すようになる子どもが多い
最初はひとつの単語だけで会話していた子どもは、少しずつ単語と単語を組み合わせて話すことができるようになります。「おちゃ ちょうだい」「パパ おしごと」など、ふたつの言葉を組み合わせた文章を「二語文」といいます。
2歳0~2ヶ月頃になると、二語文で話すことができる子どもが多いようです。少しずつ形容詞や動詞などが使えるようになり、より複雑な表現ができるようになります。
言葉で理解できるようになる子どもが多い
2歳頃の子どもの多くは、ほとんど言葉を発しなかったとしても、大人の言葉を理解できるようになります。「パパはどこかな」と問いかけるとパパのほうを見たり、「スプーン持ってきて」というと、自分で取りに行ったりする様子が見られます。
言葉の発達には個人差がある
ママやパパの中には、自分の子どもが周囲の子と比べて言葉が少ないのでは、と悩んでいる方がいるかもしれません。しかし、言葉の発達には個人差があります。2歳0ヶ月~2ヶ月頃で言葉を発しなくても、心配する必要はないですよ。
大人の声掛けに反応し、指差しなどで意思疎通ができていれば、あまり問題はありません。言葉の発達に不安がある方は、かかりつけの小児科医や地域の保健師などに相談してみましょう。
長女が2歳を迎えるころには、覚えた言葉を組み合わせ、三語文で会話をすることがありました。発音も正確で聞き取りやすかったです。一方で長男は、2歳2ヶ月頃になっても限られた言葉しか発しません。また、子音の発音が難しいようで、何を言っているのか聞き取れないこともしばしばあります。
息子は自分の思いが伝わらず、苛立っていることも多いですが、たどたどしくも一生懸命に何かを言おうとしている姿は愛らしくもあります。
言葉の発達を促す方法は?
子どもが言葉を多く発していなかったとしても、耳から吸収して少しずつ言葉を覚えていきます。ママやパパは、子どもが自分から話そうとする機会を増やしてあげられると良いですね。子どもが言葉を覚えられるように、ママやパパは次のポイントに気をつけるようにしましょう。
・積極的に声をかける
・子どもの要求の先回りをしない
・絵本を読む
・おままごとやわらべうたなど、言葉を使う遊びをする
2歳0~2ヶ月の子どもの心と身体の発達
2歳0~2ヶ月頃の子どもの心と身体の発達についてみていきましょう。
イヤイヤ期
2歳以降は自己主張が強まり、いわゆるイヤイヤ期を迎える子どもが多くなります。イヤイヤ期は成長のあかしです。子どもがママやパパをイライラさせることもありますが、大人は可能な限りつき合ってあげましょう。
2歳児は子どもなりにもプライドが芽生えています。注意の仕方や言葉選びは慎重にしてくださいね。育児に不安を感じたら、周囲の人に相談することも大切ですよ。
なんでも自分でやりたがる
2歳頃になると、「自分は赤ちゃんじゃない」という子どもの自己主張が強まります。着替えや食事などを自分でやりたがり、ママやパパのサポートを拒むことがあるでしょう。うまくできずに泣いてしまったり、時間がかかって次の予定に遅れてしまったりすることがあるかもしれません。
ついイライラしてしまうママも多いですが、なるべく自分でできるように温かく見守ってあげましょう。
自分でやりたい気持ちが強くなり、でかけるときに靴下と靴を自分ではくようになりました。少しでも手伝おうとすると「じぶん!」と怒鳴られるので、子どもが靴をはき終わるまでじっと我慢です。靴をはくだけで5分くらいかかるので、内心イライラしています。しかし、今自分でやりたいという気持ちを大切にしてあげることが、将来自分で自分のことをするための第一歩と思い我慢しています。
大人の真似をする
2歳頃の子どもは、大人の真似をするのが楽しい時期です。どのようなことにも好奇心を持ち、大好きなママやパパが何をしているのか、どんな風にするのかなど、興味津々で見つめてインプットします。
お化粧やひげそりなどの仕草を真似して、遊びに取り入れることもあるでしょう。大人の真似は手先を起用にするほか、物事の流れを把握したり、子どもの世界を広げたりするのに役立ちます。
運動能力が発達していく
2歳になると、1歳代のころよりも思い通りに身体を動かせるようになります。以前よりも足が速くなり、公園の遊具によじ登る、両足をそろえてジャンプするといった動作が見られるでしょう。
2歳過ぎから急に力が強くなったこともあり、これまで手が届かなかった場所に手をかけることが増えました。あるときは、床から1m上にある窓枠によじ登り、カギを開けて庭に降りようとしたこともあります。成長はとても喜ばしいことですが、行動範囲が広がるため保護者としても十分に注意が必要だと感じました。
手先が器用になっていく
目と手が協調して動くようになり、細かな作業がスムーズにできるようになります。積み木を重ねる、ボタンを留める、パズルを完成させるなど、指先の力をコントロールしながら、手を器用に動かすようになるでしょう。
娘は2歳頃からボタンが気に入り、家族がボタンのある服を着ていると、留めたり外したりしてしょっちゅう楽しんでいました。手先が器用なため、学研のニューブロック、ぬり絵、紐通しなど、細かい遊びをしょっちゅう楽しんでいました。
2歳0~2ヶ月の子どもの生活リズムの整え方
2歳0~2ヶ月の子どもの生活リズムの整え方について、ポイントを説明します。
睡眠時間と昼寝
良質な睡眠は子どもの健康や発育にとって欠かせないものです。米国の国立睡眠財団(NATIONAL SLEEP FOUNDATION)が提唱している睡眠時間の目安によると、2歳児には1日11〜14時間の睡眠が必要といわれています(※2)。
2歳頃になると昼寝をしなくなる子どもがいますが、睡眠時間が足りていないようであれば、なるべく生活習慣を整えて睡眠時間を調整してあげましょう。
日中に身体をしっかりと動かす
子どもが規則正しい生活を送り、丈夫な身体を作るためには、日中に身体を動かして遊ぶ時間を作ることが大切です。天気の良い日には、お散歩や公園遊びにでかけてみてはいかがでしょうか。しっかりと身体を動かすことで食欲旺盛になり、睡眠の質が高まりますよ。
2歳0~2ヶ月の子どもの生活習慣のしつけ
2歳0~2ヶ月頃の子どもは、生活習慣・しつけを身につけていく時期です。生活習慣が身につくまでママやパパは大変ですが、子どもが自分で身の回りのことができるようになると子育てが楽になりますよ。
トイレトレーニング(おむつはずし)の進め方
2歳0ヶ月~2ヶ月頃になると、膀胱の機能がほとんど完成します。膀胱におしっこをためられるようになるので、おしっこの間隔があくようになればトイレトレーニング(おむつはずし)を始めるチャンスです。
トイレトレーニングの進め方は次の通りです。
・ママやパパ、ほかのきょうだいのトイレタイムを見せる
・おしっこが出そうなタイミングでトイレに誘う
・失敗しても怒らない
・上手にできたらしっかりほめる
保育園での指導もあり、2歳の息子はトイレでおしっこができるようになりました。気候も良かったため、日中はトレーニングパンツをはかせて庭遊びを行い、いつ漏らしても良い状態で過ごしました。まだ自分から「おしっこに行きたい」ということはできませんが、声掛けをすればトイレに応じるようになりました。
食事のしつけ
2歳頃になると、フォークやスプーンに慣れるころです。メニューによっては、お食事エプロンがなくても上手に食べられる子どももいます。2歳頃はまだ食べムラや好き嫌いがあり、食事を残してしまうことが多いものです。苦手な食べ物をうまく工夫して調理し、少しずつ食べられるようにしてあげましょう。
食事についての細かい作法はあまり気にする必要はありません。食事の前には手をしっかり洗う、いただきます・ごちそうさまを言うなど、できることからひとつずつ始めてみましょう。
歯磨き
歯は食事以外に、顔の骨や筋肉の発達、発声などと大きく関係しています。2歳児のうちに歯磨き習慣をしっかりと身につけたいですね。2歳0~2ヶ月頃は、何でも自分でやりたい時期です。上手に磨くことよりも、自分で歯ブラシをもって磨くことを優先させてあげましょう。最後の仕上げ磨きは、ママやパパが忘れずに行ってください。
歯磨きが苦手な子どもには、好きなキャラクターの歯ブラシを選ばせたり、歯磨きに関する絵本を読んだりして、歯磨きに興味を持つようにしてあげると良いですね。
着替え
少しずつ子どもが自分で着替えができるように、大人がサポートしてあげましょう。子どもがひとりで着替えることに慣れるまでには、時間がかかります。「早くしなさい」などと急かしたり、手を出しすぎたりしないように気をつけましょう。
複雑な形の服は着替えにくいため、子どもの服はシンプルなデザインでやや大きめの服を選ぶのがポイントです。脱いだ服は脱衣かごに入れる、ポケットにハンカチを入れるなど、着替えに関連した習慣も一緒に身につけられると良いですね。
お手伝い
2歳0ヶ月~2ヶ月頃になると、大人の真似や、新しいことに挑戦するのが楽しい時期です。ママのお手伝いをしたがる子どもも多いでしょう。できることから少しずつ、お手伝いをさせてみてはいかがでしょうか。2歳0ヶ月~2ヶ月頃にできるお手伝いの内容は次の通りです。
・掃除・片づけ
雑巾で床を磨く、おもちゃを分類して片づける、洗い終えた食器を拭き元の位置に戻す、靴をそろえる、など
・料理
たまねぎの皮むき、トマトのヘタ取り、葉物野菜を一口サイズにちぎる、材料を混ぜる、など
・洗濯
タオルなど簡単なものをたたむ、たたんだ服を持ち主の部屋に届ける、など
・その他
お花の水やり、下のきょうだいのお世話、など
暑い夏は庭で水遊びをするのが恒例ですが、せっかく水を出すならと思い、2歳の息子と5歳の娘と一緒に自家用車の洗車を行います。ホースで車全体に水をかけ、泡立てた洗剤をスポンジにつけてこすります。子どもは低い場所、私は高い場所を洗います。
子どもたちは濡れてもよい恰好なので、水がかかってもおかまいなしです。1歳頃は洗剤の泡を口にしそうになりましたが、2歳前からは何でも口に入れる癖はなくなりました。最後に不要なタオルをもって拭き上げます。自分ひとりなら洗車するのもおっくうですが、子どもも喜ぶので一石二鳥です。
2歳児はさまざまな成長が見られる時期
2歳0~2ヶ月頃になると、自己主張が強くなったり行動範囲が広がったりして、手に負えないと感じることがあるでしょう。特にイヤイヤ期を迎えると、ママやパパの思うようにいかないことも増えますよね。
一方で、会話による意思疎通ができる、着替えや食事が上手になるなど、さまざまな成長を実感できる時期です。子どものステップアップを家族みんなで喜んであげてくださいね。