【体験談】保育園の入園前面接・説明会を詳しく解説!質問&服装は?子連れやパパもOK?
保育園の入園希望が通ると入園前に面接や入園説明会があります。面接や説明会の受け答え次第で内定が取り消されるのではないかと心配したり緊張したりするママもいるようです。面接や説明会での服装も気になりますよね。ここでは、一般的な保育園からの質問や説明内容、保護者側からみた注意点などを体験談も交えて紹介します。
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目次
2021年の保育園の入園前面接や説明会は、2020年に流行した新型コロナウイルスの影響で中止になったり紙面での説明のみとなったり、日程が大幅に変更されたりしているケースがたくさんあります。詳細は、各園に尋ねていただくようあらかじめご了承ください。
保育園の入園前面接・説明会とは?
入園前面接や入園前説明会は、保育園と保護者の顔合わせと子どもにまつわる情報共有を兼ねる場として行われます。子どもがママと離れて保育園生活を始める前に、安心して保育園に通えるよう普段の生活や子どもの個性などを保育園側に伝える機会です。個人面談の場合と集団説明会の場合があります。
面接や説明会の前には、当日までに準備しておく書類や保育園のしおりなどを保育園から受け取ることになるでしょう。自治体からの入園内定の通知書類に入園前面接や説明会の日程などが書いてある場合もあれば、入園が内定している保育園から日程や提出書類を郵送される場合もあるでしょう。
子どもの成長や発達が遅いと感じている部分や子育てをするなかでうまくいっていないと感じていることを正直に話すと、ダメな子ども・ダメな親と思われないかと気にする保護者もいるかもしれません。しかし、面接・説明会は保育園生活をはじめる家庭の不安や負担を軽減できるよう、預かる子どもたちのための環境づくりにいかす情報交換の場です。聞かれることには正直に答えましょう。
面談後には、入園までのあいだに準備しておく持ち物や入園の際の注意事項などの説明会、体重測定などの健康診断などがある場合もあります。余裕をもったスケジュールで面接に行けると良いですね。
保育園の入園前面接・説明会の時期はいつ?
保育園の入園前面接・説明会の日程は、住んでいる地域や保育園の形態によってさまざまです。4月入園の認可保育園の場合、地域差はあるものの内定合否の半月~1ヶ月以内に入園前面接・説明会が行われるケースが多いようです。
たとえば1月下旬に内定通知が届いた場合、2月の中旬~3月上旬にかけて入園前面接・説明会が開催されることになります。保育園の内定通知に詳細な日程が提示されていることが多いようです。不安な場合は直接各園に問い合わせてみると良いでしょう。
時期や日程は園により大きく異なりますが、参考までに、次の先輩ママたちの体験談をチェックしてみてくださいね。
入園の内定通知が1月下旬に届き、入園前健康診断が2月中旬、入園前説明会が2月下旬という日程でした。
承諾通知が1月末に来て、2月下旬に入園説明会と健康診断と翌週3月上旬の平日に改めて面談がありました。
入園一ヶ月前を切る頃に個別の説明と面談がありました。健康診断も小児科で個別受診、面談時に用紙提出でした。入園間近の説明でも、入園グッズで手作り必須のものが少なかったので大丈夫でした。
入園承諾の連絡を電話でもらい、その後あらためてメールで個別説明会の日程調整をしました。内定から入園までが10日間ほどしかなかったので、入園前面接も入園の1週間前というハードスケジュールでした。
保育園の入園前面接・説明会で確認される子どもの状況
子どもの生活リズム
子どもの睡眠やお昼寝などの生活リズムについて説明を求められるでしょう。普段の生活を記した育児日記や、すでに一時保育や認可外保育園を利用している家庭では保育園での生活が記された連絡帳などを持参すると良いですね。寝るときは添い寝が必要か、ひとりで寝られるか、寝つきの早さについても聞かれるでしょう。
排泄の状況も聞かれることのひとつです。日中の排泄回数やウンチの際の合図、便秘や下痢をしやすいかなどを確認されるでしょう。トイレトレーニングがすすまない、なかなか排泄の合図をしてくれないなど、排泄に関しては悩んでいるママも多いですよね。保育士に話すことでトイレトレーニングの良いアドバイスをもらえる場合もあります。
おむつについても、布おむつのみを使用する園もあれば紙おむつのみを使用する園もあります。ふだん家庭で使っているものと違うタイプの場合は、赤ちゃんがびっくりしたり不快な思いをしたりしないよう、入園までに慣らしておくと安心です。面接のときに、紙おむつから布おむつ、布おむつから紙おむつへと切り替える際のコツのようなものも聞けると良いですね。
子どもの個性
特に預け始めの慣らし保育のころは、子どもが保育園でどう過ごしているか保護者も心配でしょう。自宅で呼ばれている愛称や、好きな遊びを面談の際に聞かれることが多いようです。保護者からみた性格や発達についても正直に話しましょう。子どもが安心できる環境を作ることにもつながるので、詳しく説明できると良いですね。
逆に、苦手なことや反応が薄いと感じる遊びも伝えておいても良いですね。面接で外遊びが苦手なタイプだと伝えたところ、入園後は保育士に促されて友達と園庭遊びをするようになり外遊びが大好きになったという例もあります。
離乳食の進み具合や授乳の状況
入園面接の際、保育園が重視して確認することのひとつが食事面です。偏食があるかどうかや、離乳食の進み具合を聞かれます。
0歳児や1歳児の場合には授乳回数や量のほか、完全母乳で育てたいといったママの意思の確認をされることが多いようです。保育園によっては、完全母乳で育てている子どもは入園までにミルクと哺乳瓶に慣れさせておいてくださいという指示が出ることもあるようです。一方で、冷凍母乳に対応している保育園もあるでしょう。
アレルギーの有無
アレルギーのある子どもの場合、医師によるアレルギー除去食指示書という書類を面談時に求められる場合が多いようです。子どもにアレルギーがあるかもしれないと心配なママは、面接の場で相談しましょう。様子を見ましょうと言われる場合もありますが、入園までに小児科で検査を受けるよう指示が出るかもしれません。
予防接種の状況
予防接種の状況は必ず聞かれることのひとつです。母子手帳や予防接種の予定表などを持参して状況やおおよその予定などをスムーズに説明できると良いですね。このワクチンの接種は早めに受けておいてほしい、というような指示が園から出る場合もあります。
しかし、予防接種を予約していた日に子どもが熱を出してしまったり、急な残業が入って病院の開院時間内に行けなくなったりすることもありますよね。そのような場合には、保育園からの指示だからとかたくなにならず、子どもにもママにも無理のない日程で行えるよう再考しましょう。気になる点があれば、臆せずに園に相談してみると良いでしょう。
保育園の入園前面接・説明会で確認される家庭の状況
送迎の方法
自宅と勤務先からどんな経路で何分くらいかかるのか、自宅から保育園までは徒歩か自転車かなどの確認をされます。また都市部の保育園では、車での送迎はNGといった園もありその説明もあるでしょう。主に送迎に来るのはママ、パパどちらなのか、登園やお迎えのおおよその時刻なども確認されるでしょう。
通勤時間・勤務場所
保育園は出勤途中に登園し、勤務が終わったらお迎えに直行するのが基本的なルールとされています。何時から何時まで保育するのかを知るためにも保護者の勤務先や通勤時間、経路を確認されます。保育園での保育中に発熱などでお迎えの連絡をするときにも、先生たちは通勤にかかる時間を考慮しているようです。乗り換えにかかる時間や駐車場、駐輪場に到着するまでの時間も含めて申告しましょう。
平日休みの仕事をしている保護者は、土曜日の保育を希望するか、また休みの日も保育園の利用をするつもりかを確認されるでしょう。保育園は原則として家庭での保育がむずかしいときに利用できる児童福祉施設です。特に子どもの年齢が低い場合、保護者の仕事が休みであれば保育園が開いている平日でも家庭での保育をすすめられるケースもあります。休日に通院や通学をしているという保護者は説明できるようにしておきましょう。
延長保育を利用するかどうか
施設によっては延長保育にも定員があり、事前に申し込みが必要な場合があります。定員に空きがないと延長保育の利用ができない保育園では、両親の残業の頻度や時間の長さ、家族の他に頼れる親族がいないなどの理由から優先順位が決められる場合があるようです。延長保育の定員がない保育園でも、職員のシフト調整のために延長保育の利用希望があるかどうかを確認されるでしょう。
延長保育の申込書類の提出は入園前の面接時というケースもありますが、保育園入園申し込みの際に延長保育の申し込みをできる自治体もあります。入園申込書類に延長保育申込書も含まれる場合は、面談の際に理由や頻度を説明できるよう延長保育申込書のコピーなどをとっておくと良いですね。
災害時のお迎えの状況
災害時にいつもお迎えに来る保護者が迎えに来られない場合、保護者に代わってお迎えに来てくれそうな人や連絡の取れる親族などの連絡先を聞かれます。園児との続柄や関係、住所と電話番号なども知らせる必要があることに備え、緊急時の引き取り人や連絡先として園に申請する予定の人にはあらかじめ了承を取っておきましょう。
緊急時でも、保護者あるいは緊急連絡先として明記されている人にしか園児を引き渡すことはできないと念を押されることもあるでしょう。
入園前面接・説明会で保育園から説明されること
入園前面接・説明会では保護者への質問や書類の記入のほかに、保育園側から保育方針や今後の園生活についての説明があるでしょう。事前に保育園側から詳細の書かれた書類を渡されるケースがほとんどですが、もしわからないことがあれば質問できるように目を通しておきましょう。
【面接や説明会で保育園から説明される内容の例】
・保育園の保育方針
・毎日の持ち物
・行事の日程
・慣らし保育の期間や進め方
・保育園初日の案内
入園式がある場合には入園式の時間や注意事項が説明されます。またスマートフォンのアプリを連絡帳代わりに使っている保育園では、使い方の説明などがあるようです。
保育園の入園前面接・説明会での服装
面接・説明会に行くときの服装は普段着でOKです。たくさんの乳幼児が過ごす保育園にお邪魔することを考え、華美でなく動きやすい服装にすると良いでしょう。スリッパなどが用意されていない場合も多いので、素足ではなく靴下かストッキングをはいて行くと良いかもしれません。
新年度の4月入園の場合、集団での説明となる保育園も多いようです。初対面のママやパパも来ているでしょう。これから長い付き合いになる人たちですので、身だしなみには気をつけたいところですね。
保育園の入園前面接・説明会への持ち物
事前に受け取った書類を記入し、面接・説明会のときに提出するケースが多いでしょう。また保育園のしおりなどを事前に受け取っている場合、一度全体に目を通して持参するようにしてください。筆記用具と母子手帳は必須です。まだ子どもが乳児の場合は育児日記などを持参しても良いでしょう。また、寒い季節にはスリッパを持っていくママも多いようです。
禁止事項として事前に伝えられることもありますが、おやつやジュースなどの飲食品類は原則として持ち込み禁止の保育園が多いでしょう。園児のなかにさまざまなアレルギーを持つ子どもがいる可能性があるからです。麦茶やお水は持参OKという園がほとんどですが、心配なら保育園に事前に確認をとっても良いかもしれません。
保育園の入園前面接・説明会に子どもやパパも連れて行く?
面接・説明会は保護者・子どもと保育園側との面談も兼ねているので、入園予定の子どもは体調不良ではない限り参加します。
子どもと主に育児をしている保護者だけが参加する家庭がほとんどですが、両親ともに参加する家庭も最近は少なくないようです。面接・説明会は平日の日中に行われることが多いので、スケジュールに無理があるときは夫婦そろって参加する必要はありません。しかし、保育園の雰囲気を夫婦で共有できたり、家庭の雰囲気を保育園に伝えたりする良い機会です。可能ならばパパも参加しましょう。
保育園の入園前面接・説明会時に健康診断がある場合も
面接・説明会と健康診断や身長体重測定を同時に行う保育園があります。子どもは脱ぎ着しやすい服装で参加するようにしましょう。
健康診断を別日程で行うケースや、園医のところに赴いて個別に受けるという保育園もあります。園医のところで健康診断を受ける場合には、予約をしておくとスムーズです。
保育園の入園前面接に関する体験談
保育園に入園前の面接・説明会について、ままのてによせられた体験談を紹介します。
子どもは年度途中に認可外保育園から認可保育園に転園したので、入園前面接・説明会は個人面談でした。仕事の都合がついたのでパパも参加し、子どもと3人で面接を受けました。園長と主任、担任保育士のほか、保育園勤務の看護師や園医が参加し、大人数で驚きました。
面接は、事前に保育園から受け取っていた家庭や育児状況の書類や保育園のしおりの冊子を見ながら進みました。母子手帳だけでなく、認可外保育園に通っていたので連絡帳を持参し、日中の食事や排泄についてもスムーズに質問にこたえられました。
持ち物の説明のときには、園独自のお昼寝シーツや名前付けの詳しい指示がありました。持ち物のサイズや材質の決まりが細かく、既製品だけでは対応できないため、入園までに準備ができるかとても焦りました。慌ただしく準備しましたが、入園してみると保育園に予備も用意されており、準備が間に合わなかった場合の対応を質問しておけば良かったと後から思いました。
面接の最後には、園長と担任保育士から、どんな子どもに育てたいか、どんなことを大切に子育てしているか、子育てがむずかしく感じるのはどんなときかなどを質問されました。子どもの排泄や食事の進み具合より先生方が真剣に聞いてくれたのが印象に残っています。帰り際、「お母さんと一緒にお子さんの成長にかかわれることが嬉しいです。」と担任の先生に言ってもらえたことで、転園の不安がかなり軽くなりました。
私の子どもは0歳児クラスで認可保育園に新年度入園しました。内定承諾書が届いたのは1月の下旬で、約4週間後に入園説明会があり、育休中の家庭は次の週の平日に改めて面談が行われました。
当日はパパが仕事を休めなかったため、ママである自分と子どもだけで面接に行きました。30分くらいの面談だったため、少し慌ただしかったという印象があります。先生はふたり出席されていました。
私の住む地域では、認可保育園は面談を経て初めて入園決定通知が出るので、面談前は受け答え次第で入園NGになったらどうしよう、と思っていました。しかし実際には、ミルク・ごはん(離乳食の進み)・生活リズム・おむつ・性格など、保育を始めるにあたっての具体的な話ばかりで、合否の判定をされそうだなと感じるような質問はありませんでした。
寝つきなどの質問のときにどういう態勢で寝ているかを聞かれ、仰向けに寝かせるけれど必ずうつ伏せになってしまうと答えたら、やんわりと仰向けに寝る練習しようと言われてしまいました。印象に残っているのはそのくらいで標準的な質問内容と面接だったと思います。
入園説明会・面談を経て園がきめ細やかに保育していることが感じられ、信頼する気持ちが強くなり、入園の日が楽しみになりました。入園準備に買い足すものや手作りしなければならないものも多くなかったので、入園式までゆっくり子どもとの時間を過ごすことができました。
保育園の入園前面接で相互理解を深めましょう
保育園の面接・説明会は、入園前の保護者と子どもの不安を軽減するため、保育園が家庭の状況や入園児の個性・体質を理解するために行うものです。参加する保護者と子どもは見学などのときよりも保育園内に長く滞在し、多くの先生たちと接する機会にもなります。保育園側も入園してくる園児一人ひとりのためにできることを探しています。また保護者の思いえがく保育の理想を保育園と共有する場でもあります。不安なことや期待することはわかりやすく伝えられるよう、メモしていくなど工夫しましょう。なによりリラックスして臨んでくださいね。