慣らし保育とは?期間や泣くときの対処法!仕事の都合でなしにできる?

保育園の入園が決まると、次に待っているのが慣らし保育。育休から仕事に復帰する直前に行う場合もあれば、転園などですでに働いているママもいます。一体どのように慣らし保育を進めていくのでしょうか。慣らし保育について、期間やスケジュール、慣らし保育中の仕事や育児休業扱い、夜泣きなどの悩みについて解説します。

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目次

  1. 慣らし保育(慣れ保育)とは?
  2. 慣らし保育のスケジュール
  3. 慣らし保育の期間
  4. 慣らし保育期間中の仕事はどうする?
  5. 慣らし保育なしで預けることもできる?
  6. 慣らし保育で夜泣きや熱…!トラブルの対処法
  7. 慣らし保育の体験談
  8. 慣らし保育は親子にとって貴重な期間
  9. ままのて限定!無料相談でプレゼントがもらえる
  10. あわせて読みたい

慣らし保育(慣れ保育)とは?

慣らし保育(慣れ保育)とは、新しく保育園生活をスタートするための準備期間のことです。保育時間を調整しながら、徐々に子どもを保育園に慣らしていきます。

慣らし保育は、ママやパパにとってもとても大切な期間です。実際に通わせることになったら送迎にどのくらい時間がかかるか、朝の準備は円滑に進められるか、ママが復職するまでにシミュレーションしておく必要がありますよね。また保育園側にとっても、慣らし保育はこれから預かる子どもの行動や性格を把握するために重要な期間です。

慣らし保育を実施している保育園が大半ですが、時期や年齢によって希望者だけ行う場合や、まったく行わない場合もあるようです。

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慣らし保育のスケジュール

慣らし保育初日は、午前中の1~2時間の保育からスタートすることが多く、子どもの様子にあわせて徐々に保育時間を長くしていくのが一般的です。初日から子どもだけの慣らし保育を行う園もあれば最初の数日は保護者も同伴で慣らし保育を行う園もあり、その方法は園によって異なります。

慣らし保育のスケジュール例

初日:1~2時間程度の保育
2日目:午前中(給食なし)のみの保育
3日目:給食まで食べたあと退園
4日目:お昼寝までして退園
5日目:おやつを食べたあと退園
最終日:終日保育

慣らし保育の期間

慣らし保育の期間は保育園によって異なり、子どもの性格や保護者の仕事の都合で異なるケースもあります。ママの復職の日程にあわせて調整してもらえることもあるので、保育園から指定された期間が難しい場合には相談してみましょう。

一般的に短くて1~2日、長いと1ヶ月間ほどかかる場合もあります。子どもの性格にもよりますが、慣らし保育の期間が長ければ長いほど子どもが慣れやすい傾向にあるようです。入園する保育園が決まったら、慣らし保育の期間を確認してスケジュールを調整しておきましょう。

慣らし保育期間中の仕事はどうする?

育休から復帰する場合

育児休業を終えて復職する場合は、復職予定日にあわせて慣らし保育を終わらせるママが多いようです。多くの自治体で育児休業終了日が属する月の1日以降から保育園の利用が可能となっています。たとえば4月1日から保育園を利用する場合には、4月30日まで育児休業を終わらせ5月1日には復職をしている必要があります。

育児休業の期間が過ぎてしまう場合は、有給休暇を利用して慣らし保育に対応することもあります。復職前に、復職する日を勤務先に相談して確認しておきましょう。

すでに復職している場合

すでに保護者が働いていて子どもが転園をする場合、新しい保育園で慣らし保育があると仕事を休まなくてはならず、困ってしまいますよね。そういった場合は家庭内で協力して休みを取得したり、祖父母や身近な人に送り迎えをお願いしたり、ときにはファミリーサポートなどのサービスを利用したりしましょう。

送り迎えがパパやママ以外になる場合には、送り迎えに来る人の情報を事前に知らせる必要がある保育園が多いので注意しましょう。ただ、転園の場合は子どもが保育園生活そのものには慣れていることから、新しい保育園での慣らし保育も早く終わることが少なくありません。

慣らし保育なしで預けることもできる?

まれに慣らし保育を不要としている保育園もありますが、いきなり長時間子どもを預けることは現実的には難しいでしょう。できるだけ子どもに負担のかからないようにしてあげたいものです。

子どもが新しい環境に慣れるためには、もし保育園側からお願いされなくても、何日か時間を調整して慣らしてあげることも必要かもしれません。その際は家族で仕事の調整をしたり、交代で送り迎えしたりと協力するようにしましょう。

慣らし保育で夜泣きや熱…!トラブルの対処法

慣らし保育で子どもが慣れない

個人差はかなりありますが、0歳児で月齢の低い赤ちゃんよりも、ある程度物事の分別がつき始める1歳前後の子どものほうがなかなか慣れず、泣いてしまうことがあるようです。逆に2歳以上になると、性格やその日の機嫌にもよりますが、言葉が出てコミュニケーションがはかりやすくなるため、環境に慣れるのは早いようです。

ママやパパと離れるのが寂しいのは当然のこと。きちんと自分の気持ちを表現できるのは立派なことです。新しい環境に慣れるためにはしっかりと泣くことが必要な子どももいるようです。なかなか保育園に慣れない子どもでも、少しずつ先生や友だちと楽しく過ごせる日が増えていきます。

保育園で頑張っている分、自宅ではしっかりと甘えさせてあげ、笑顔で保育園に送り出してあげられると良いですね。

自宅でかんしゃくや夜泣きをする

保育園に通い始めた子どもは、慣らし保育を通して新しい環境に飛び込み、不安や緊張と闘いながら子どもなりに頑張っています。その分自宅に帰るといつも以上にママにべったりで離れない、夜泣きで何度も夜起きてしまう、かんしゃくを起こしてしまう、などということもあるかもしれません。日中離れている時間が長く、精神的に不安定になっているので、その分ママの愛情を欲しがるのです。

どうしたら良いか困ってしまうママも多いかもしれませんが、そんなときはいつも以上にスキンシップをはかり、愛情をいっぱい注いであげてください。時間が解決してくれることを信じ、最大限に気持ちを受け止めることが解決への近道です。ママにも負担がかかってしまうので、パパや家族と協力して乗り切りましょう。

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慣らし保育で熱を出した

慣らし保育を進めている途中で発熱してしまう子どももいます。新しい環境に飛び込んだ子どもは、いつも以上に緊張して心身ともに疲れやすくなっています。さらにまわりに子どもがたくさんいる環境ですから、病気などをもらいやすいことも熱を出す原因のひとつです。発熱してしまったら、慣らし保育はひとまずお休みして、自宅でゆっくりと休ませてあげましょう。

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慣らし保育の体験談

ままのて編集部によせられた慣らし保育の体験談を紹介します。

筆者の子どもは年度途中で保育園の入園が決まり、1歳6ヶ月から慣らし保育をはじめました。今まで託児所に数時間預けたことは何度かありましたが、本格的な保育園は初めて。性格はやや人見知りではありますが、時間が経つと慣れるタイプだったので、あまり不安はありませんでした。

初日、2日目(午前中のみ)は特に泣くこともなく、楽しそうに過ごしていたとのこと。ところが3日目(給食後まで)、4日目(お昼寝の後まで)と進むうちに、子どもも「これからママと離れるんだ」ということがわかってきたようで、保育園に行きたくない素振りを見せるようになりました。給食も残しがち、お昼寝もしないなど、なかなかうまくいかなくて、筆者自身も不安に…。そして自宅に帰るといつも以上に甘え、夜も何度か「ママ、ママ」と泣いて起きることがありました。

5日目以降は終日預かってもらう予定でしたが、先生と相談して、慣れるまではお昼寝の後にお迎えすることにしました。いつになったら終わるのか…と途方にくれましたが、その後1週間ほどで給食も完食、お昼寝も熟睡、夜泣きもなくなり、子どもも少しずつ慣れていったようです。

いまだに朝泣いてしまうことはありますが、お別れした後はすぐに泣き止んでいると聞いてほっとしています。慣らし保育は私たち親子にとって大きな壁ではありましたが、あせらずゆっくりと時間をかけることで乗り越えられたと思っています。

慣らし保育は親子にとって貴重な期間

慣らし保育は子どもにとっても親にとっても初めての試練。何が起こるかわからないので、スケジュールには余裕を持つことが大切です。しっかりと段階を踏んで慣らしてあげることで、子どもも親ものちのち不安が少なくなるでしょう。

慣らし保育期間中の子どもの様子を保育士に聞いておくと、自宅での子どもの様子に困ったことがあったとき、原因に気づくことができるかもしれません。なかなか慣れなくても時間が解決してくれます。あせらずゆっくりすすめていきましょう。

※この記事は2024年1月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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