赤ちゃんのずりばいはいつから?しないときの練習方法は?

赤ちゃんが生後7~8ヶ月頃になると、うつ伏せの体勢から身体を引きずって移動する「ずりばい」がみられるようになります。赤ちゃんの行動範囲が広がるとともに、さまざまな危険もあります。ここでは、赤ちゃんのずりばいの役割、いつから始まるか、練習方法、誤飲や事故などの危険を回避するためポイントなどを詳しく紹介します。

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この記事の監修

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小児科医
千葉 智子

目次

  1. 赤ちゃんのずりばいとは?
  2. ずりばいの時期はいつから?何ヶ月頃?
  3. ずりばいからハイハイへの移行は?ずりばいの役割
  4. 赤ちゃんがずりばいしないと心配なの?
  5. ずりばいの練習方法
  6. ずりばいが始まったら部屋の環境を整えよう!
  7. 赤ちゃんのずりばいに関する体験談
  8. 赤ちゃんのずりばいが見られるのはほんのわずか
  9. あわせて読みたい

赤ちゃんのずりばいとは?

ずりばいとは、ハイハイをする前の赤ちゃんに多く見られるもので、ほふく前進のような這う動きのことを指します。ハイハイはお腹やお尻が持ち上がった状態で行われますが、ずりばいでは身体を引きずったまま進みます。足の力より腕の力が強い赤ちゃんは、前に進まずに後ろに下がるような動きをすることもあります。

ずりばいの時期はいつから?何ヶ月頃?

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赤ちゃんのずりばいはいつから始まるのでしょうか。ずりばいが始まる月齢は赤ちゃんによってさまざまです。生後7~8ヶ月頃が多いとされていますが、早い赤ちゃんでは生後5~6ヶ月頃からずりばいを始めることもあります。

生後9ヶ月を過ぎてもずりばいをしないこともあります。赤ちゃんがなかなかずりばいを始めないと、いつ始めるのか心配になるかもしれません。しかし、ずりばいをする時期には個人差があるので、遅いからといってあまり心配する必要はありません。

ずりばいからハイハイへの移行は?ずりばいの役割

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赤ちゃんのずりばいは、ハイハイや、その後の二本足で立つための準備期間です。ずりばいによって腕や足、背中の筋力をバランスよくつけていき、腰を持ち上げられるようになるとハイハイに移行します。

ずりばいをする赤ちゃんをよく観察すると、カエルの足のようにがに股で力強く床を蹴っていまることがわかります。床を蹴るときは、骨盤の上から腰のあたりにかけて身体を大きく反らせています。この「腰の反り」が、人間が二本足で立っていられるポイントでもあると考えられているのです。

ずりばいを始めると、ねんねのころよりも運動量が増えます。そのため、食欲が増え離乳食が進みやすくなる、熟睡できるようになる、といったメリットもあるでしょう。

ずりばいの役割は赤ちゃんの体力をつけることだけではありません。赤ちゃんの情緒面でも大きな役割があります。好奇心旺盛な赤ちゃんは気になるものがあると、そちらの方向へ進みます。行動範囲が広がるので、視覚、嗅覚、触覚、聴覚などあらゆる感覚が刺激され、脳の発達にも良い影響を与えてくれるでしょう。

ずりばいからハイハイへの移行に関する体験談

ずりばいからハイハイへの移行に関して、ままのてに寄せられた体験談を紹介します。

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ずりばいからハイハイまで1ヶ月

ずりばいを始めてから1ヶ月もすると、普通にハイハイができるようになりました。ゴミや荷物など安易に置かないように気をつけないといけませんでした。
(ナミエさん/34歳)

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ずりばいから徐々にハイハイに移行

生後9ヶ月からハイハイを始めました。ずりばいは生後7ヶ月頃からしており、徐々にハイハイに移行しました。
(cocinelleさん/39歳)

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ずりばいからハイハイせずに歩き始めました

生後7ヶ月にずりばいを始めました。ハイハイになるのを楽しみに待っていましたが、ハイハイすることなく生後11ヶ月で歩き始めました。
(りんごさん/30歳)

赤ちゃんがずりばいしないと心配なの?

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なかにはずりばいしないままハイハイをする赤ちゃんや、ハイハイをせずにたっちに移行する赤ちゃんもいます。また「シャフリングベビー」や「いざりっ子ちゃん」と呼ばれるような、座ったまま動く赤ちゃんもいます。

特に体重が重い赤ちゃんやうつぶせ寝が苦手な赤ちゃんは、ずりばいをしないことがあるようです。赤ちゃんの成長には個人差があるので、あまり心配する必要はありませんが、心配なことがあれば乳児健診のときや小児科を受診した際に医師に相談すると良いでしょう。

ずりばいの練習方法

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赤ちゃんにずりばいを促すためには、やはりママが「おいで」と笑顔で声かけしながらの練習が一番効果的でしょう。ほかにも下記のような練習方法やコツがあります。参考にしてくださいね。

うつぶせで遊ぶ時間を増やす

赤ちゃんをうつ伏せの姿勢に慣れさせるようにしましょう。うつ伏せの体勢のまま遊べるおもちゃをおいてあげるのもおすすめです。頭を床にぶつけてしまわないよう、ベビージムのマットや布団の上で練習させましょう。

動きやすい服を着せる

赤ちゃんがずりばいしやすいよう、動きやすいシンプルな服を着せることも練習のために大事です。正面に飾りがあるとうつ伏せになったときに不快に感じたり、床との摩擦が大きくなるために進みにくくなったりします。また、赤ちゃんの動きがより活発になるので、伸縮性がある素材をおすすめします。

好きなおもちゃを赤ちゃんの目の前に置く

目の前にある好きなおもちゃを取りに行こうとすると、ずりばいのような動きになり、ずりばいの練習になります。あまり遠くにあると視界に入らないので、30cmくらい離れたところから始め、徐々に距離を伸ばしてあげましょう。鏡を置いて赤ちゃん自身の顔をうつしてあげるのも良いでしょう。

赤ちゃんの足の裏を支えてあげる

赤ちゃんにキックの動きがみられたら、足の裏を床や壁に押しあてて蹴りだすようにサポートしてあげましょう。その反動で前に進めることが実感できれば、少しずつずりばいのコツが掴めるようになります。

ずりばいが始まったら部屋の環境を整えよう!

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ずりばいをするようになったら、怪我や事故を防ぐために部屋の環境を整えてあげましょう。主に注意が必要な点は次の通りです。

床にマットなどを敷く

頭をフローリングに打ちつけてしまわないよう、クッション性が高いマットやカーペットを敷くようにしましょう。ただし、じゅうたんなどはほこりやダニなどの汚れが付きやすく、赤ちゃんが吸い込んでしまうおそれがあります。こまめに掃除をしましょう。

家具の安全対策をする

机やタンスの角をコーナークッションで保護する、引き出しや家具の扉が開かないようにする、コンセントカバーをつけるといった安全対策を施しましょう。アイロンやストーブなど、やけどの危険性があるものも要注意です。

いずれ歩くようになってからも、いたずら防止対策として役に立ちます。一度大人も四つん這いになってみて、赤ちゃんの目線で、どこにどんな危険があるか部屋全体を見渡してみると良いでしょう。

誤飲がないように掃除をする

特に注意が必要なのが誤飲です。ほこりやゴミなどの汚れがないよう、こまめに掃除しましょう。上の子がいる場合は食べこぼしをきれいに掃除する、おもちゃを都度片付けさせるなど、パパやママが目を光らせながら、物が床に散らばらないようにします。

特にボタン電池を使うものや薬品、灰皿、画鋲は、赤ちゃんの手が届かない高い位置に収納するようにしてください。

赤ちゃんの行動範囲をゲートで制限

後追いが始まると、赤ちゃんはママの後をつけてあちこち動き回ります。特にキッチン周辺や階段のそばは危険が多いため、赤ちゃんに入ってきてほしくないですよね。そんなときはゲートを使った対策がおすすめです。赤ちゃんやママの行動範囲にあわせて、ゲートの位置を検討しましょう。

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赤ちゃんのずりばいに関する体験談

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赤ちゃんのずりばいに関して、ままのてに寄せられた体験談を紹介します。

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ずりばいの環境を調える工夫をしました

長女は生後9ヶ月ごろからずりばいを始めました。周りの子は生後7ヶ月頃からずりばいをしていたので、ほかの赤ちゃんよりもやや遅く、いつから始めるのか…とずりばいをしないことを気にしたこともありました。

しかし、ずりばいが始まると目が離せなくなり、怪我や事故を起こさないかとハラハラドキドキでした。気が付くとゴミ箱をあさっていたり、家電のスイッチを押していたりと、家事にも集中できずにストレスやイライラがたまってしまったこともありました。

それでも、ずりばいは赤ちゃんの発育に大事な役割があると聞いていたので、なるべくたくさんずりばいさせられる環境にしてあげようと思いました。当時は小さなアパートに住んでいたので、午前中は近所の子育て支援センターに積極的に通い、広いスペースで子どもが自由に動き回れるようにしました。

たくさん運動したおかげもあり、午後は熟睡してくれました。お昼寝の時間を使って家事や休憩をするようにしました。また、家具の配置を変えたり、ガードを設置したりと対策を施しました。たくさんずりばいをさせたおかげもあってか、体格も良くすくすく元気に育ってくれています。

赤ちゃんのずりばいが見られるのはほんのわずか

赤ちゃんがずりばいを始めると行動範囲が広がるため、パパやママは目が離せなくなり、ストレスを感じることがあるかもしれません。しかし、赤ちゃんがずりばいをしている期間はほんのわずかしかありません。

早い子では、数日のうちにハイハイに移行してしまいます。1歳を越えると歩けるようになり、ハイハイの姿は見られなくなります。赤ちゃんのずりばいが見られるのは今のあいだだけなので、しっかりとそのかわいい姿を目に焼き付けてださいね。写真や動画にもたくさん残してあげましょう。

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