ハンドリガードとは?やらないけれど大丈夫?【体験談・イラスト付き】
生後2~3ヶ月の赤ちゃんにみられることが多いハンドリガード。赤ちゃんが手を見つめたりこぶしをしゃぶったりする行動で、成長の証ともいわれています。それだけに、ハンドリガードをしないことに不安を持つパパやママも多いのではないでしょうか。ここではそんなハンドリガードの内容や理由について、体験談やイラストを交えて紹介します。
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目次
ハンドリガードとは?
ハンドリガードとは、一般的に、赤ちゃんが遊びの中でする次のような動作をいいます。
・目の前で手をひらひらさせてじっと見つめる
・こぶしを口に入れてしゃぶる
・手先をグーパーと開閉する
ハンドリガードのやり方は個人差が大きく、片手をグーパーする子もいれば、両手を胸の前に持ってきて指先を合わせる子もいます。
ハンドリガードは目や筋肉が発達してきた証なので、赤ちゃんの成長の目安のひとつにもなるでしょう。
ハンドリガードをするのはいつからいつまで?【体験談】
ハンドリガードを始める時期は、生後2~3ヶ月といわれていますが、赤ちゃんによって個人差があります。生後5~6ヶ月で始める子や、ハンドリガードをせずに成長していく子もいます。
ハンドリガードが終わる時期もそれぞれで、短期間で終わる子もいれば、生後7~8ヶ月から1歳頃まで続く子もいるようです。
生後2ヶ月半頃、息子は手の存在を認識したようです。息子の場合、こぶししゃぶりを始めてから、たまにこぶしを眺めるようになりました。それ以来、熱心にこぶししゃぶりをしたり手をじっと眺めたりしています。生後3ヶ月半になった今は、こぶししゃぶりだけでなく指しゃぶりもするようになり、毎日一生懸命に口や手を動かしています。上の娘のときは、生後4ヶ月頃から足しゃぶりも始まったので、息子のこれからの成長が楽しみでなりません。
私の娘は、生後2ヶ月になる直前ごろからハンドリガードをし始めました。自分の手を不思議そうにじっと見て、時折口元に持ってきていました。手を見つめているときに寄り目になっていて、その姿もまた可愛らしいなと思いました。生後4ヶ月を過ぎたころには動作を見せなくなり、指しゃぶりへと移行しました。たまに顔を引っかいていたので、冬生まれの娘にはミトンをつけていました。
赤ちゃんがハンドリガードをしない!大丈夫?【体験談】
ハンドリガードをしないからといって、必ずしも赤ちゃんの成長に問題があるわけではありません。
ハンドリガードをまったくせずに成長していく赤ちゃんもいます。ハンドリガードをしない場合であっても、自分の好きなおもちゃに手を伸ばしたり、他の気になるもののほうに手を伸ばしたりするようであれば問題はありません。
自閉症や発達障害は?
ハンドリガードをしないことで、自閉症や発達障害を連想して心配するママやパパも多いようです。しかし3歳以前の乳幼児にみられる言動は、発達の上での個人差が大きいものです。ハンドリガードの有無だけで、医師や専門家が赤ちゃんの自閉症を判断するのは難しいでしょう。
一方で、赤ちゃんが長い期間ハンドリガードを続けていることを心配するママやパパもいるようです。赤ちゃんが長い期間ハンドリガードをしているのは、それだけ自分の手で遊ぶのが面白いということなのでしょうね。ハンドリガードが終わる時期にも個人差がありますが、もし気になるようであれば、乳児健診や小児科に行った際に相談してみると良いでしょう。
保育園でたくさんの0歳児さんを見てきましたが、ハンドリガードは赤ちゃんの自然な動作で、さまざまな月齢の子どもたちに見られました。ハンドリガードをしないまま1歳のお誕生日を迎えた子も、1歳児クラスに上がると、お友だちと一緒になって、元気に園庭を走り回っていましたよ。
ハンドリガードで利き手が分かる?
ハンドリガードをする手が利き手かどうか、気になるママも多いようです。ハンドリガードと利き手の関係性を示す科学的な根拠はありません。利き手がわかるのは3~4歳頃といわれているため、赤ちゃんが左手でハンドリガードをしていても、左利きであるとは限らないでしょう。左右どちらの手でハンドリガードをするかは、赤ちゃんの気分や向き癖にも影響されるようですよ。
ご自分のお子さんが左利きなのかどうか、気になるパパやママも多いようですね。赤ちゃんがいつも同じ手でハンドリガードしていると「そっちが利き手かな?」と思う方も多いようです。しかし、左手でハンドリガードしていた子も、1歳児クラスに上がると右手でスプーンやフォークを持って食べていたりします。どちらの手でハンドリガードをするは、赤ちゃんのその日の気分にもよるのかもしれませんね。
ハンドリガードは成長のステップのひとつ
ハンドリガードは、赤ちゃんの成長のステップのひとつです。だからといって、ハンドリガードが見られなくても心配することはありません。赤ちゃんは一人ひとり発達のペースが異なります。周囲と比べすぎず、赤ちゃんのありのままの姿を受けとめ、たくさんの愛情を注いであげましょう。心配なことは乳児健診で相談したり、かかりつけ医を受診したりしてみてください。
ハンドリガードがみられる期間は短いため、記念に写真やビデオに残すのも良いでしょう。子どもが大きくなったときに、一緒に写真やビデオを観て当時の思い出に浸ることも、子育ての醍醐味です。我が子の大事な瞬間を見逃さないよう、あっという間の乳児期の子育てを楽しんでくださいね。