【ワンオペでも安心】アウトバス沐浴とは?ベビーバスがなくてもできる?わかりやすく手順を解説
アウトバス方式の沐浴は、プレママ教室などで取り上げられている沐浴法のひとつです。新米のママ・パパにとって難関のひとつである沐浴も、アウトバス方式なら負担が軽くなります。両手でしっかり汚れを落とせるアウトバス沐浴の手順やメリット・デメリット、便利な沐浴グッズをご紹介します。
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目次
アウトバス沐浴とは?
生まれたばかりの赤ちゃんは、細菌などへの抵抗力が強くありません。そこで新生児期のお風呂は、感染予防のため大人とは別に赤ちゃん専用のベビーバスを使います。これを沐浴といいます。
一般的な沐浴ではベビーバスにお湯を張り、その中で赤ちゃんの身体を洗います。これをインバス方式といいます。これに対し、ベビーバスの外で赤ちゃんの身体の汚れを洗う沐浴法がアウトバス方式です。
アウトバスで身体を洗った後は、ベビーバスに張ったお湯かシャワーで石けんを洗い流します。大人が入浴するときに、湯船の外の洗い場で身体を洗うのと似ていますね。
アウトバス沐浴のメリット&デメリット
アウトバス沐浴のメリット
沐浴をアウトバス方式で行うメリットはいくつかありますが、新生児の沐浴に慣れていないママやパパも、落ち着いて沐浴できるのがアウトバス方式の大きな利点といえるでしょう。
アウトバス沐浴では赤ちゃんを安全な場所に寝かせて身体を洗うため、ママやパパは両手を自由に使えます。石けんで手が滑ったり、赤ちゃんが動いて不安定になったりする心配が減り、ワンオペで沐浴する際も安心です。
肌トラブルの原因となる汚れをしっかり落とせるのもポイントです。首の下やお尻など、片手で洗いにくいくびれ場所もきれいに汚れを落とすことができます。湯船の中で赤ちゃんの身体を支えている時間が短くなり、ママやパパの負担も軽くなりますよ。
アウトバス沐浴のデメリット
お湯につかりながら身体を洗うインバス方式の沐浴と違い、アウトバス方式では湯船の外にいる時間が長く赤ちゃんの身体が冷えやすいのがデメリットです。
アウトバス沐浴を行う際は、赤ちゃんの身体が冷えないよう部屋を25℃前後の快適な温度に保ち、すきま風や冷暖房などの風が当たらないようにしましょう。
アウトバス沐浴で準備するもの
ベビーバス・洗面器、ベビーバスマット
ベビーバスは身体を洗った石鹸を落としたり、身体を温めたりするときに使います。水抜き用の栓がついていると排水しやすく便利です。上がるときのかけ湯を入れる洗面器も用意しておきましょう。洗面器はボウルでも代用できます。
ベビーバスマットは、ベビーバスを使わずにお風呂やシンクなどのシャワーを使ってアウトバス沐浴をするときに使います。沐浴の環境や赤ちゃんが生まれる季節などを踏まえて、どちらを使うか決めていきましょう。
いずれかひとつがあれば良いですが、ふたつとも用意してワンオペのときはバスマット、ふたり以上の人手があるときはベビーバスなど、家庭の状況にあわせて使い分けることもできます。
ベビー石鹸
赤ちゃんの肌にやさしい石鹸を使います。ベビー石鹸には固形・液体・泡タイプといくつかの種類がありますが、泡立てる必要がなく片手で操作できる泡タイプのポンプ式石鹸がおすすめです。
沐浴布、タオル・ガーゼ
赤ちゃんが不安にならないよう、裸にした赤ちゃんの胸からお腹にかけて沐浴布をかけてあげましょう。タオルやガーゼは顔や頭の泡を落とすときに使います。
バスタオル・着替え
沐浴後にすぐに着替えができるように、バスタオルもしくは着替えマットの上に新しい着替えを用意します。
ベビー服・肌着の順番に重ね、その上におむつを広げておくと、風呂上がりの着替えがスムーズです。その着替えの上に、身体を拭くバスタオルを広げてセットしておきましょう。
おしりふき・お手入れグッズ
入浴準備中や着替え中におしっこやうんちをしたときに備え、おしりふきを用意しておきます。風呂上がりに使う肌の保湿剤やおへそのお手入れグッズも、使いやすい場所に置いておくと便利です。
ベビーバスを使ったアウトバス沐浴の手順
1.沐浴の準備
部屋を快適な温度に設定し、ベビーバスに38℃前後のお湯を張ります。ガーゼや着替え、お手入れグッズを使いやすいようにセットし、洗面器に約40℃のかけ湯を用意します。沐浴をする人の手は、石けんで洗って清潔にしておきましょう。
2.全身の状態を確認する
バスタオルの上に赤ちゃんを寝かせ、服を脱がして全身の状態を観察します。脱いだ服は身体の下に敷いておきます。肌の赤みや湿疹などがないか確認したら、身体の上に沐浴布をかけましょう。
3.頭と顔を洗う
濡らしたガーゼか、清潔にしたママの指の腹を使い目の汚れをふき取ります。感染症予防のため、左右の目でガーゼの面や使う指を変えましょう。
次に、たっぷりの泡で頭から耳の後ろにかけてやさしく洗い、続いておでことほほ、あごに石けんの泡をのせて洗っていきます。赤ちゃんの肌はデリケートなので、こすらずなでるようにやさしく洗うのが基本です。洗い終わったら顔と頭についた石けんを濡れたタオルかガーゼですばやくぬぐいます。
沐浴ではガーゼを使って汚れを落とすのが一般的ですが、最近は摩擦による刺激を減らすため、指の腹を使うよう指導する産院もみられます。
4.身体を洗う
泡を手にとり、首から胸、お腹、脇、手、足、背中、股間の順に汚れを洗います。首や股間のしわ、手首・足首のくびれ、手のひら、指のあいだは特に汚れがたまりやすい場所です。両手を使って、ていねいに汚れを落とすのがポイントです。
5.ベビーバスで身体の泡を落とす
抱き上げたときに石鹸で手が滑らないように、脱いだ服で身体についている泡を軽くふき取ります。泡が落ちたら赤ちゃんを抱き上げ、汚れた洋服や使用したおむつは横によけておきましょう。
赤ちゃんの身体を支えながらベビーバスのお湯に入れ、残った泡をしっかり洗い流します。お湯に入れるときは、沐浴布をかけてあげると赤ちゃんが落ち着きますよ。
6.身体を温める
ほんのひと呼吸のあいだお湯で身体を温めたら、仕上げに洗面器に用意したお湯でかけ湯をします。お湯を赤ちゃんにかける前に、温度が適温か確認すると安心ですね。
7.タオルで拭き保湿をする
きれいなタオルの上に寝かせて身体を拭きます。ごしごしと拭き取るのではなく、タオルで包み込むようにして水分を吸収させましょう。おむつをつけ、肌の保湿やおへそのお手入れをしたら沐浴の終わりです。
バスマットを使ったアウトバス沐浴の方法
ベビーバスを使った沐浴よりも手軽にアウトバス沐浴できるのがバスマットを使った沐浴です。この方法では、シャワーのある浴室やシンクなどにベビーバスマットを敷き、裸にした赤ちゃんを寝かせて顔や頭、身体を洗います。
基本的な流れはベビーバスを使った沐浴と変わりませんが、泡を洗い流すのはシャワーのお湯を使います。頭と頭を洗った後もシャワーで泡を流し、その後に身体を洗いましょう。背中や後頭部を洗うときは、赤ちゃんの身体を横に傾けるとしっかり洗えます。寒い季節は、必要に応じてベビーバスと併用しても良いでしょう。
シャワーの湯温は38~39℃に設定し、使う前に温度を必ず確認することも大切です。一度シャワーを止めてしまうと水温が下がってしまうことがあるため、適温にしたらシャワーは出しっぱなしにしておきます。シャワーの水圧が強いときは手でお湯をかけると良いでしょう。
アウトバス沐浴におすすめのグッズ
泡ソープ
内容量:400mL
99%以上天然由来成分でつくられた、しっとりとした洗い上がりのベビーソープです。泡で出てくるので片手でも扱いやすく、顔も頭も身体もこの一本で汚れが落とせます。クリーミーな泡立ちながら、お湯で流すとさっと流れる泡切れ処方なのも魅力です。
ガーゼ
セット内容:沐浴ガーゼ2枚、ガーゼハンカチ2枚
沐浴布とガーゼハンカチが色無地と柄の組み合わせで入っているお風呂4点セットです。赤ちゃんに安心の日本製で、綿100%でつくられています。肌触りはふんわりとやわらかく、デリケートな肌にもやさしい使い心地です。
ベビーバスマット
新生児から生後6ヶ月頃まで使えるベビーバスマットです。ほんのりと温かさを感じる発泡ポリプロピレン製で、水はけが良いのが特徴です。シャワーだけの沐浴や、ベビーバスを卒業してからひとりでお風呂に入れるときにも使えて便利です。
アウトバス方式で楽しく沐浴
新生児期の沐浴は、赤ちゃんを落としてしまわないかきちんと汚れが落とせているかと心配になりますね。特にママは産後の身体の不調が残っていると、つらく感じることもあるかもしれません。
アウトバス方式の沐浴なら、安全なところに赤ちゃんを寝かせた状態で身体を洗えるため、ママやパパの負担も軽くなります。赤ちゃんとスキンシップを取りながら、楽しい沐浴の時間を過ごしてくださいね。
※この記事は2025年2月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。