妊娠9ヶ月の妊婦の症状と気をつけたいこと、赤ちゃんの様子は?【産婦人科医監修】

妊娠9ヶ月とは、妊娠32~35週を指します。正産期まであと少しとなり、お腹の赤ちゃんは出産に向けて準備を始めます。妊娠9ヶ月は引き続き大きなお腹によって、マイナートラブルが継続しています。今回は妊娠9ヶ月の妊婦さんが気をつけたいことと、お腹の赤ちゃんの様子について産婦人科医監修で解説します。

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この記事の監修

藤東 淳也
産婦人科医
藤東 淳也

目次

  1. 妊娠9ヶ月とは?
  2. ▼妊娠9ヶ月を週数(妊娠32~35)で詳しく見る!
  3. 妊娠9ヶ月の妊婦さんに起こる症状とは?
  4. 妊娠9ヶ月の妊婦さんが気をつけたいこと
  5. 妊娠9ヶ月の赤ちゃんの様子
  6. 妊娠9ヶ月の私の体験談
  7. いつ陣痛がきても備えられるようにしよう
  8. あわせて読みたい

妊娠9ヶ月とは?

マイナートラブルが続く

妊娠9ヶ月とは、妊娠32~35週のことをいいます。妊娠9ヶ月は、依然としてマイナートラブルに悩まされる時期です。マイナートラブルとは、妊娠により子宮が大きくなったことで起こる体調不良のことで、貧血やめまい、眠気やむくみなどさまざまな症状があらわれます。

出産準備は最終段階へ

急な出産となった場合に困らないよう、入院グッズや赤ちゃんグッズなどの出産準備は、妊娠9ヶ月までに終わらせておくと安心です。入院グッズは産婦人科により準備するものが異なるため、妊娠中に産婦人科で確認しておきましょう。妊娠9ヶ月までに出産準備をすることで、ますますママになる自覚が芽生えてきます。

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▼妊娠9ヶ月を週数(妊娠32~35)で詳しく見る!

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妊娠9ヶ月の妊婦さんに起こる症状とは?

頻尿や尿漏れ

妊娠9ヶ月には、ますます大きくなっているお腹が膀胱(ぼうこう)を圧迫して、トイレに行く回数も増えていきます。それまで妊娠中頻尿だけで済んでいた妊婦さんも、くしゃみやお腹に力が入って尿漏れをする場合もあります。妊娠により尿漏れの心配がある場合は、生理用ナプキンやおりものシートなどを有効活用しましょう。

息苦しさが強くなる

妊娠9ヶ月になると、妊娠により以前から感じていた動悸・息切れが、さらに強く感じられるようになります。胃や心臓、肺、横隔膜も圧迫されるようになり、妊娠中は階段を少し上がるのも難しくなってきます。妊娠中は無理をせずにエレベーターやエスカレータを使い、動悸が続くようであればベンチなどに座って身体を休めましょう。

足がむくむ

妊娠9ヶ月に入っても、足のむくみは継続して起こります。妊娠によるホルモンバランスの変化や大きくなったお腹を支えるために足はむくみやすくなっています。

足の下にクッションを置いて足を高くして寝たり、お風呂でマッサージしたりするのも効果的です。妊娠中は水分を多く摂ることや塩分を控えることも、むくみ予防に効果があります。

妊娠9ヶ月の妊婦さんが気をつけたいこと

妊娠後期の外出

妊娠後期の外出は、体調と相談しながら決めましょう。もし妊娠によりお腹が張りやすく継続的な張りが続く場合など、体調が優れない場合は無理をして外出することは避けてください。

妊娠中の旅行などの予定は事前に医師に相談して、可能であれば行っても問題ありません。その際は、必ず母子手帳や保険証を持参してください。妊娠中は近所へランチをしたり、買い物をするだけでも気分をリフレッシュしてストレス発散にもつながります。

妊娠後期のセックス

妊娠後期のセックスは、基本的には問題ありませんがいくつか注意が必要です。妊娠中は感染症予防のために必ずコンドームをつけてください。また、お腹を圧迫するような無理な体勢は避け、お腹が張るようであれば中止しましょう。

夫婦の愛を深めるセックスはスキンシップとして大切ですが、妊娠中もし気乗りしないようであれば正直にパートナーに気持ちを伝えることが大切です。産後4~8週間で、セックスをしても問題ない状態まで戻ります。

おりもののチェック

妊娠9ヶ月は、膣や子宮が柔らかくなることで更におりものの量が増えます。妊娠中は普段からチェックすることで、おりものの量や色の変化を確認しておきましょう。妊娠により普段とおりものの様子が違う場合は、カンジダ症や膣炎などのトラブルを起こしている可能性もあるため、違和感がある場合は早急に医師へ相談しましょう。

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体重の増加

妊娠9ヶ月は、引き続き体重増加に注意が必要です。妊娠9ヶ月の1日の摂取カロリーの目安は、2000~2600kcalです。妊娠9ヶ月は塩分を控えたバランスの摂れた食事を心がけ、適度な運動を取り入れることで体重増加に気をつけましょう。

妊娠9ヶ月の赤ちゃんの様子

赤ちゃんの体重は?

妊娠9ヶ月になると、赤ちゃんの体重は2500gほど、大きさは43~46cmまで成長しています。妊娠9ヶ月になると赤ちゃんの大きさにも個体差があらわれてきますが、大きくても小さくても健診のときに問題がなければ心配する必要はありません。

頭位が定まる

妊娠9ヶ月になり、お腹の中で赤ちゃんは身動きが取れなくなってきます。そのため、お腹の赤ちゃんは子宮の外に出る準備を始め、だいたいは頭位を下にして落ち着きます。もし妊娠9ヶ月に入っても逆子である場合は、帝王切開を考え始めます。

胎毛が消える

妊娠9ヶ月は、妊娠により赤ちゃんを羊水の刺激から守るために生えていた胎毛が薄くなり、次第に胎毛は消えていきます。赤ちゃんの全身を覆っている脂肪が皮膚を守り、出産するときに滑りやすくしてくれます。

妊娠9ヶ月の私の体験談

妊娠9ヶ月には、産休に入り里帰り出産の準備を始めました。そして、出産前最後の夫婦だけの旅行を計画していたため、医師に相談して張り止めの薬を処方してもらい旅行に出かけました。

車での長距離移動でお腹が張りやすかったのを覚えています。旅行中は体調を見て、できるだけ休憩しながら移動していました。今思うと、旅行は妊娠中期にすると良かったかなと思いました。

いつ陣痛がきても備えられるようにしよう

妊娠9ヶ月はまだマイナートラブルが続き、体調が優れないことがあるかもしれません。出産準備は体調が良いときにパートナーなどに手伝ってもらいながら進めていきましょう。

ついにマタニティ生活も終わりがみえてきました。出産まで貴重な時間を楽しんでくださいね。

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