母親学級・両親学級の内容は?どこで受ける?自宅から参加できるオンライン教室や受ける時期、ポイントを紹介【助産師監修】

「母親学級・両親学級は妊娠したママが学ぶところ」というイメージはあっても、実際になにをするのか、どこで受けるのか気になっている妊婦さんは多いのですよね。母親学級・両親学級は、はじめての妊娠でも安心して受講できる講座で、オンライン教室やパパ向けの教室も登場しています。開催される場所や学べる内容などについてご紹介します。

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この記事の監修

河井 恵美
助産師・保育士
河井 恵美

目次

  1. 母親学級・両親学級とは?
  2. 母親学級・両親学級はどこで開催される?
  3. 母親学級・両親学級へ行く時期は?
  4. 母親学級、両親学級のポイント
  5. 母親学級・両親学級は絶対に参加したほうが良い?
  6. 妊娠中の悩み 個別相談のクラスも
  7. 母親学級・両親学級は参加しやすい教室を選ぼう
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母親学級・両親学級とは?

妊娠してから、少しずつ身体の変化を感じているママは多いのではないでしょうか。どこまで自分の身体が変化するのか、ママの生活がお腹の赤ちゃんにどのように影響するのかなど、不安に思うこともあるでしょう。

母親学級や両親学級は、ママたちが気になる妊娠中の生活や出産までの心身の変化、産後の育児について学べる講座です。母子保健法(※1)により定められたもので、ママとパパを対象に自治体などで行われています。講義形式と体験型の実技形式がセットになっている場合が多く、保健師や助産師、栄養士が講師を務めます。

妊娠・出産・育児に対する知識やスキルの習得を目的としていますが、最近では父親の育児・家事参加を促すための取り組みも盛んです。教室では父親の役割について話したり、重りがついたジャケットを着て妊婦体験をしたりと、出産前からパパが育児・家事にかかわりやすいよう工夫されていますよ。

母親学級・両親学級はどこで開催される?

自治体

全国の自治体では、7割近い市区町村で母親学級・両親学級を開催しています(※2)。自治体が主催する教室は保健センターが窓口となっており、ほとんどが予約制です。

講座の内容や実施回数は自治体ごとに異なりますが、総合的にバランスよく情報が網羅されており、妊娠から出産・育児を通じて全体像をつかみやすいでしょう。自治体のホームページに開催情報が公開されているので、妊娠が判明したら早めに確認しておくと安心です。

産婦人科

産婦人科や助産院でも、出産前のプログラムとして母親学級・両親学級が用意されています。産院が主催する教室では出産に向け、おっぱいマッサージや分娩時の呼吸法について解説したり、立ち会い出産について具体的な説明がなされたりすることが多く、お産の具体的なイメージトレーニングになるでしょう。

参加特典として出産準備品を用意している産院もあります。ほとんどが予約制で、参加条件としてその施設での分娩を予定しているママに限定している場合があるため、詳しくは産婦人科や助産院で確認してみましょう。

オンライン

新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するために、オンラインを利用して母親学級・両親学級を開催している自治体もでてきました。Web会議サービスを利用して、リアルタイムで講師とやり取りできるタイプと、いつでも好きなときにみられる動画配信サービスを利用したタイプがあります。

自宅で受講できるので、感染対策として人が集まる場所を避けたいママやパパにおすすめです。住んでいる自治体以外でも視聴できたり、民間の事業者がプログラムを提供したりしている場合もありますよ。

母親学級・両親学級へ行く時期は?

母親学級・両親学級は、妊娠週数や出産予定日によりコースや日程を設定していることがあります。分け方は自治体や産院で異なりますが、妊娠16~27週頃までの前期と、妊娠30週以降の後期に分けて実施することが多いようです。

特に参加する際の規定がない場合は、つわりが落ち着き体調が安定する妊娠5ヶ月から7ヶ月頃を目安にすると良いでしょう。

母親学級、両親学級のポイント

自治体主催の母親学級・両親学級で扱う情報は、妊娠から産後の育児まで多岐にわたります。具体的には妊娠中や産後に起こる心身の変化、妊娠中の栄養と食事、歯科衛生、産後の生活と準備、母乳育児、母子保健サービスなどがテーマとなっています。

働く女性へのアドバイスやワークライフバランス、パパの役割について取り上げているのも最近の特徴です。実践形式ではおむつのあて方、着替え、沐浴、抱き方が体験できます。新型コロナ感染症が流行する以前はワークショップ形式の教室が多く開催され、参加者同士の交流を深める場としても機能していました。

産院が主催する母親学級・両親学級では、バースプランの考え方など出産に向けてより実践的に役立つノウハウを得られるのがポイントです。

母親学級・両親学級は絶対に参加したほうが良い?

母親学級・両親学級は妊娠中の不安を解消するのに役立ちますが、必ず参加しなければいけないものではありません。体調がすぐれないときや近くで開催される教室がないとき、日程が合わないときなどは無理をすることはないでしょう。

しかし、妊娠中に出産や育児に関する知識を得ておくことは安心にもつながり、大切なことです。本やオンライン講座を利用して、出産や育児の概要をつかんでおきましょう。

妊娠中の悩み 個別相談のクラスも

妊娠中の母体や育児について不安や疑問があるものの、母親学級・両親学級では個人的な質問がしづらいと感じる方も少なくありません。そのようなママにおすすめなのが、助産師にマンツーマンで指導してもらうことができる有料のオンライン講座です。自宅からスマートフォンやパソコンなどのツールを使い、1対1で気兼ねなく相談しながら受講できるので必要な知識をきちんと身につけられますよ。

料金は30分で800円〜2,000円程。妊娠中の保健指導だけでなく、精神的な不調や産後の手続きに関することなど幅広い悩みに対応してもらうことが可能です。

(※)オンライン助産院サービス「エミリオット助産院」は当記事の監修者、河井恵美先生が運営する助産院です。

母親学級・両親学級は参加しやすい教室を選ぼう

コロナ禍で中止になっていることが多かった母親学級・両親学級も、感染症対策をしながら少しずつ再開する自治体が増えてきました。オンラインという選択肢も広がっています。

母親学級・両親学級は初めて妊娠するママにあわせて基本的な情報を発信しているので、「なにがわからないかも、わからない」というような状況でも安心して受講できるものです。普段の健診で医師や助産師さんに質問しづらいことでも、気軽に質問できるというメリットもあります。

保健師や栄養士が専門家の目線で発信するアドバイスなら、初めての育児で戸惑っているパパも真剣に耳を傾けてくれることでしょう。安心して妊娠・出産、子育てをするために、参加しやすい教室を選んで活用してみましょう。

※この記事は2022年9月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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