【妊婦のマイナートラブル集】先輩ママが経験したマイナートラブルTOP3!貧血?胸焼け?意外と知られていないトラブルもご紹介
多くの妊婦さんを悩ませているマイナートラブルは、人によって出現する症状や程度が異なります。そこでままのてでは、公式Twitterで妊娠中のマイナートラブルに関するアンケートを実施しました。妊娠中や妊娠を経験した多くの方から寄せられたさまざまなマイナートラブルについて、先輩ママの体験談とともにご紹介します。
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目次
マイナートラブルとは?
妊娠による身体の変化や疲れ、気分の落ち込みなどが要因のひとつとなって起こる不快症状をマイナートラブルといいます。食欲不振、倦怠感、排便困難、立ちくらみなどその症状は多岐にわたり、ひとりの妊婦さんに発症するマイナートラブルは平均27症状にものぼるという報告もあります(※1)。
マイナートラブルは内臓や筋肉といった器官に医学的な病気がみとめられるわけではなく、多くは一過性で終わることがほとんどです。症状や程度は人それぞれ異なるため、どのような症状があるかあらかじめ確認しておくと安心ですね。
先輩ママの実録!マイナートラブルTOP3
ままのて公式Twitter 投票より 214票(2021年8月4日〜2021年8月6日)
ままのて公式Twitterでは、先輩ママが経験したマイナートラブルについてアンケートを実施しました。その結果、もっとも多かった回答は便秘(お通じ)の34.1%となりました。2位が30.4%の眠気、3位が16.8%のむくみとなっています。
※ままのて公式Twitter 投票機能 214票 2021年8月4日〜8月6日
1位 | 便秘(お通じ) | 34.1% |
2位 | 眠気 | 30.4% |
3位 | むくみ | 16.8% |
1位 便秘(お通じ)
アンケートで1位となった便秘は、ホルモンの影響で腸の働きが低下したりつわりで食事量が減ったりすることが重なって起こります。つわりが落ち着いたら、栄養バランスが整った食事と規則正しい生活を心がけ、毎日のトイレ習慣を守りましょう。
運動不足も便秘の原因となるため、安定期に入り医師の許可が得られたら適度に身体を動かすと良いでしょう。
2位 眠気
ままのてアンケートで2位となったのは強い眠気です。似たようなマイナートラブルには全身倦怠感、疲れやすさがあります。強い眠気は女性ホルモンのプロゲステロンが影響していると考えられ、特に妊娠初期は症状が強く出る傾向があります。
強い眠気があるときは車の運転など注意が必要な作業はできるだけ避け、休憩やガムをかんで対処しましょう。妊娠後期になると眠りが浅く熟睡できなかったり、なかなか寝つけなかったりすることもあります。
3位 むくみ
妊娠中は血管が大きくなったお腹に圧迫されることから、下半身のむくみが起こりやすくなります。むくみを改善する方法としては、リフレクソロジーや足浴がおすすめともいわれています。
以前は高血圧・尿蛋白とともにむくみ(浮腫)は妊娠中毒症の三大症状として扱われていました。しかし、むくみだけが症状としてみられる場合は正常な妊娠経過をたどることが多く、現在では診断項目から外されています。
妊娠中毒症は妊娠高血圧症候群へと名称が変わっています。急激な体重増加、動悸や頭痛、ひどいむくみなど心配な症状がみられるときは医師に相談しましょう。
妊娠中期頃から足のむくみが気になり始めました。特に朝起きたときに足がだるくて足首がなかなか動かせない状態に…着圧ソックスを利用してむくみを軽減していました。
その他のトラブルもたくさん
※記事内ではままのて公式Twitterにコメントいただいた方々に承諾を得て、体験談を紹介しています。
色々ありすぎます!つわりって言っても人それぞれだし。
私は便秘、眠気、吐くほどでは無い気持ち悪さ腰痛。
現在、後期に入り、息苦しさ、お腹の張り、胎動が痛い、前屈みが辛いがゆえにできないことが増えるストレス。数えきれないですね。
足の爪が自分で切れなかった。
意外と知られていないマイナートラブル
肌荒れ、ニキビ
妊娠中は女性ホルモンの影響で皮膚トラブルが起こりやすくなります。にきびや吹き出物もそのひとつです。これまで使っていた化粧品が合わなくなる人もいます。肌の清潔を保ち、バランスの良い食事と適度な休息をとり肌をケアしていきましょう。
ニキビはニキビでも、頭皮や毛の生える部分に凄くて参りました。
あとは全身からの皮脂が凄くて身体がオジサンくさい。。
汗も凄くて絞れそうなレベルで、産後一週間くらいまで続きました。
身体がかゆい
妊娠によって身体がかゆくなる症状を妊娠性皮膚掻痒(そうよう)症といいます。妊婦さんの20~30%にあらわれる症状で(※2、※3)、ちくちくとした痛みを感じることもあります。強いかゆみに湿疹をともなう症状は妊娠性痒疹(ようしん)、蕁麻疹のような丘疹をともなう強いかゆみはPUPPP(妊娠時の掻痒性蕁麻疹様丘疹:そうようせいじんましんようきゅうしん)と呼ばれます。
かゆみへの対処は保湿剤でのケアが中心となりますが、我慢できないほどのかゆみや湿疹・丘疹があらわれたときは、医師に相談すると安心です。
下腹部のPUPPPに悩まされました。
あとは妊娠中期辺りから脳貧血を頻繁に起こすようになり、週3くらいのペースで倒れてました。外出先でも倒れてしばらく失神することがありました。
貧血
妊娠中は血液の量が増加しますが、赤血球や血色素はあまり増えません。そのため血液の成分が薄まり、貧血になりやすいとされています。赤ちゃんの成長にママの鉄が使われることも貧血の一因です。
貧血になるとめまいやだるさ、動悸などが起こります。貧血を予防するためにも、赤身肉やほうれん草などの緑黄色野菜を積極的に摂取していきましょう。1日の推奨接種量は妊娠初期で9.0mg、妊娠中・後期で16.0mgです(※4)。
妊娠後期から貧血になってしまい、結局産んでからもずっと貧血でした。腰痛も悪化し、息切れもすごくて大変でした。
こむら返り
こむらがえりはふくらはぎの筋肉が突っ張ったようにこわばり、けいれんを起こすことをいいます。就寝中に起こることが多い症状です。
カルシウムなどのミネラル不足、ビタミン不足、お腹が大きくなったことによる血液循環の不良などが原因と考えられます。カルシウムやビタミンを含む食事をバランスよくとり、身体を冷やさないようにすることが大切です。
妊娠中期頃から頻繁にこむら返りを繰り返すようになりました。横になっていて起き上がろうとするときによく起こり、夫が隣で寝ているときはマッサージをしてもらっていました。
尿漏れ
大きくなったお腹に膀胱が圧迫され、尿漏れや頻尿に悩まされている妊婦さんも少なくありません。尿漏れしやすいのは咳やくしゃみ、立ち上がるといった腹圧がかかる動作で、漏れないように咄嗟に対応するのは至難の業です。
下着や洋服の汚れを防ぐために、生理用ナプキンやパンティライナーを使って対策しておくと安心です。
妊娠後期頃から頻尿になりました。あわせて、くしゃみなどでお腹に圧がかかると軽く尿漏れも起こり…生理用ナプキンやパンティライナーが必須でした。
胸焼け
胸焼けは、文字通りみぞおちのあたりが焼けるように熱く感じる症状を指します。妊娠初期のつわりの時期と、お腹が大きくなった妊娠後期にもみられます。胸焼けの原因は胃酸過多や消化不良、ホルモンバランスの影響などが考えられています。
症状を軽くするために、一回の食事量を調整したり消化の良い食事をとったりすることで対策してみましょう。痛みが強いときや食事がとれないときは、早めに医師に相談してください。
耳が聞こえにくい
妊娠中はホルモンの影響により音がこもったり聞こえにくくなったりすることがあります。この症状は耳管開放症と呼ばれ、疲れやストレスが関係しているともいわれています。妊娠中期以降に出現する傾向があり、出産とともに自然に治ることがほとんどです。
耳管開放症の場合は聴力に問題はありませんが、突発性難聴や中耳炎など別の病気が潜んでいる可能性もあります。音が聞こえない、耳が痛いといった症状がでたときは耳鼻科を受診してみましょう。
爪がボロボロになる、切りにくい
二枚爪、ひび割れ、縦じわ・横じわといった症状があると、気分も晴れませんね。妊娠中のこうした症状は女性ホルモンの変化や栄養不足が関係しています。
多くは時間の経過とともに改善しますが、症状を予防するためにも、栄養バランスの取れた食事をとるよう心がけましょう。ネイルオイルやハンドクリームによるケアもおすすめです。
マイナートラブルには落ち着いて対処しよう
多い人では40以上の症状が現れることのある妊娠中のマイナートラブルですが、症状は人によってまちまちです(※1)。人と違う症状があらわれても不安になりすぎる必要はありません。
不安によるストレスでかえって症状が悪化したり別の症状が現れたりすることもあるので、趣味を楽しんだり身体を動かしたりして気持ちをリフレッシュしていきましょう。ただし、不安を無理に我慢するのも禁物です。心配なことは医師に相談して必要な対策を講じながら、快適な妊娠ライフを目指していきましょう。
※この記事は2021年9月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。