二人目の育休でも育児休業給付金はもらえる?給付金の算出方法は?二人目育休について解説

「一人目の育休からいったん復帰して、二人目の育休を取るべき?」「育児給付金の額は一人目のときより減る?増える?」「三人目を考えている場合、今の内からしておく対策はある?」など、二人目育休の疑問や気になることについて詳しく解説します。特に「自分のキャリアより、目の前の給付金が優先」という方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 二人目の育休でも育児休業給付金はもらえる?
  2. 休み方・働き方で給付金額がかわる?
  3. 三人目の育児給付金受給は対策が必要なことも
  4. 安心して二人目の育児をスタートさせましょう
  5. あわせて読みたい

二人目の育休でも育児休業給付金はもらえる?

二人目の育児休業でも一人目と同じように育児休業給付金をもらうことができるのでしょうか?ここでは、二人目育児休業のよくあるケースで受給条件をクリアできるのか解説します。

解説するのは…

ベンゾー

本業で社会保険労務士事務所に7年以上勤務し、SNS等で年間200件以上の育休相談に対応しているベンゾーです。

【ベンゾーさん運営メディア】
・育児休業の解説と個別相談サービス「私の育休ホットライン」

・出産内祝いのマナーの本音を解説「内祝いとか正直めんどい」

一人目でもらえたなら二人目ももらえる

まず安心していただきたいのは、基本的に「一人目はもらえたけれど二人目はもらえない」というのはレアケースだということです。一人目の育休から復帰せずに二人目の産休育休に入る場合や、復帰して少しだけ働いて二人目の産休育休に入る場合、さらに一人目の育休で2歳まで延長をした場合のいずれのケースも受給対象になることが多いです。

もらえないケースがあるとしたら…

・1歳まで取らず、早めに一人目育休から復帰する。
・復職後、会社を休んだり出勤したりを1年以上繰り返す。
・その後二人目の産休育休に入る。

上記をすべて満たしていた場合です。あるいは、一人目の時点で「育休開始前2年で11日以上勤務した月が12回以上」という受給条件がギリギリクリアの状況だったというケースですね。もちろん実際に計算をしてみないと、ハッキリしたことは言えません。ただ、最初に書いたように一人目ではもらえているけれど二人目ではもらえないのはレアケースです。

休み方・働き方で給付金額がかわる?

二人目でも育児休業給付金はもらえることがわかりました。次はよくある休み方を2パターン用意し、それぞれで給付金がどう変わるのか解説します。

事例1|連続して二人目の育休に入る場合

一番よくある事例かもしれません。一人目の育休から連続して二人目の産休育休に突入するパターンです。年齢で言うと上の子と1歳差。延長をしていた場合なら2歳差くらいのパターンですね。まず育児休業給付金は基本的に一人目のときと同額になります。一応、給付金額には毎年更新される上限と下限があるので、そこに触れている方だけは少し変わります。ですが気が付かない程度の違いですね。

そして見落としがちなのが「出産手当金」です。出産手当金というのは、産休期間中に健康保険から給付されるお金で、育児休業給付金ほどでは無いですが高額です。受給できる期間は産休に該当する期間。つまり、出産日や出産予定日の6週前~産後8週間です。

実はこの出産手当金。一人目の育休から産休期間に突入する場合、併給。つまり両方とももらえる性質があります。育児休業給付金も出産手当金も必ず申請しておきましょう。

事例2|いったん復帰してから二人目の育休に入る場合

続いて、いったん一人目の育休から復帰してから二人目の育休に入るパターン。年齢で言うと上の子と2~4歳差くらいのパターンですね。このとき育児休業給付金の金額は、復帰時の給料に影響を受けます。育児休業給付金は育休前の給料を見ます。ただし、「基礎日数」が11日未満の月の給料は見ない仕組みになっています。

「基礎日数」というのは、難しい言葉でいうと賃金のもととなった日数のこと。簡単にいうと「出勤日数+有給休暇数」です(実際は少し違った計算をします)。つまり復帰時に基礎日数がギリギリ11日以上の月ばかりだと、給付金額が激減します。いっそのこと、11日未満の月ばかりの方が減らずに済む可能性も。

復帰時だと働き方って「下の子の対応で欠勤しがち。出勤しても短時間勤務で残業もない」という場合が多いですよね。もし調整可能なのであれば、対策していきたいところです。

三人目の育児給付金受給は対策が必要なことも

先に書いた通り、二人目までは何も気にしなくても受給対象になることが多いです。しかし、三人目は受給対象にならなかったというケースも。筆者に来る相談でも、三人目の出産前に対策をしていく方が多いです。

三人目のときは、これっていう決まり切った対策方法がありません。個別の状況に合わせて対策をしていくのが、今のところベストだと思っております。対策したい方はぜひご相談を。

安心して二人目の育児をスタートさせましょう

引用:育児休業の解説と個別相談サービス「私の育休ホットライン」https://ikukyu-hotline.com/

二人目の育児休業給付金についてまとめ

・二人目の育児休業給付金はもらいやすい
・給付金額は復帰時の働き方で変わる
・三人目は事前に対策をしておいた方が良い

一人目の育休で育児休業給付金をもらえた方なら、基本的に二人目の育児休業給付金も受給対象になります。ただし必ずもらえるわけではないので、事前に確認をしておきましょう。

二人目の育児休業給付金は、一人目の育休終了後の給料から計算します。復帰時の働き方次第で給付金額が変わるということですね。さらに、三人目の育児休業給付金はもらえなくなるケースが多いです。ただし事前の対策次第では受給することも可能。二人目のとき以上にしっかりと確認をしておくのがおすすめです。

ネットの情報も人事の方も誤っていることは多々あります。場合によってはハローワークの方が誤ることも。少しでも不安がある方は、ぜひ私(ベンゾー)にご相談ください。早めのご相談で、提案できる方法が増えます。

相談希望の方は「【育児休業給付金】「私の場合はどうなる?」をベンゾーに実質0円で相談する方法」をご覧ください。

執筆者情報

ベンゾー

■ベンゾー
・育児休業給付金の解説と相談の専門家
・SNSで始めた育休相談は累計500件以上対応
・社会保険労務士事務所に7年以上勤務
・子育て世代のための情報を発信するWebサイトを運営

【運営メディア】
・育児休業の解説と個別相談サービス「私の育休ホットライン」
https://ikukyu-hotline.com/
・出産内祝いのマナーの本音を解説「内祝いとか正直めんどい」
https://uchiiwai-mendoi.com/

※この記事は2022年11月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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