高温期13日目、妊娠の兆候は?基礎体温や症状、おりものの変化
高温期13日目になると、高温期もそろそろ終わりです。妊娠を希望している人は早く結果が知りたくてそわそわしているかもしれません。高温期13日目に妊娠検査薬を試すと陰性・陽性どちらになるか、検査結果が変わることはあるか、腹痛や吐き気などの症状やおりものの変化は妊娠の兆候なのかといった疑問について解説します。
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目次
体温が上がる高温期、体温が下がる低温期
排卵・生理・妊娠といった女性の身体の変化を読み取ることができる「基礎体温」を体調管理や妊娠の確率を高めるために用いている人は多いかもしれません。体温を測り記録するだけで身体や心の変化を読み取ることができるため、手軽で試しやすい体調管理法のひとつです。基礎体温は、一般的な体温とは異なり、もっとも安静な状態で体温を測ります。生命維持に必要な最低限のエネルギーのみを消費している状態での体温を測ることで、身体の変化による体温の変化を確認するためです。
基礎体温は「女性ホルモン」の分泌量の変化によって変動します。女性ホルモンは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)と呼ばれる2種類のホルモンの総称で、排卵・生理・妊娠といった女性の身体の変化や髪・肌のハリ、自律神経など広範囲に影響を与えます。妊娠を助ける・維持する役割を担うプロゲステロンは体温を上げる働きがあるため、プロゲステロンの分泌が多くなる排卵後から次の生理までの約2週間は基礎体温が高くなる「高温期」になります。一方で、生理開始から次の排卵までのあいだは基礎体温が低くなる「低温期」になります。
排卵・妊娠などの身体の変化と基礎体温
基礎体温の変化を継続的に記録していくことで、自分の身体や心の変化のリズムを読み取ることができるようになります。生理が始まってから次の生理が起こるまでの「生理周期」の中で、基礎体温は月経期・卵胞期・排卵期・黄体期といった身体の変化に応じて体温が変動するためです。月経期を含めて心も身体も元気な時期になる月経期の終わりから排卵までを「低温期」、体調が悪くなったりイライラ・不安などを感じやすかったりする時期である排卵後から黄体期までを「高温期」と呼びます。
体温には個人差があるため、36.7℃以上は高温期といったような基準で低温・高温を区別することはありません。低温期の体温から0.3℃以上の差が確認できれば、高温期と判断して良いでしょう。室温や前日の食事、飲酒の有無、体調などに体温は影響受ける場合がある点には注意しましょう。また正しい測り方ができていない場合や生理周期が安定していない場合には誤差が生じる場合もあります。高温期に体温が下がった・上がった場合には、外的要因や測り方に注意してみると良いかもしれません。まれに病気のケースもあるため、高温期が短い状態が続く場合などには病院を受診しましょう。
ほぼ一定の日数になる約2週間の高温期が、2週間以上続くようであれば妊娠の可能性があるといわれています。基礎体温のみで妊娠の判断をすることができませんが、高温期が続くようであれば妊娠初期症状はないか、市販の妊娠検査薬を試すとどうなるかといったことを確認し、最終的には病院で妊娠の確定を行なってもらいましょう。
妊娠検査薬が陰性・陽性になる仕組みと注意点
妊娠の可能性がある場合にまず「妊娠検査薬」を試すことを考える人は多いでしょう。高温期13日目に入ると、約2週間の高温期の終わりが近づいているため、妊娠を希望している人であれば、そろそろ妊娠検査薬の用意を始めている人もいるかもしれません。妊娠検査薬は妊娠すると分泌が始まるhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)が尿から検出できるかどうかで陰性・陽性の判定をします。hCGは妊娠成立時点から少量ずつ分泌が始まっていますが、生理予定日から1週間後あたりから分泌が増えます。このため、妊娠検査薬の使用時期の目安を「生理予定日から1週間後」以降に定めている検査薬が多いようです。
妊娠検査薬は妊娠を確定するものではないという点に注意が必要です。正常な妊娠かどうかは必ず病院で確定してもらう必要があります。また、妊娠初期のhCGの分泌量が少ない人もいるため、生理予定日の1週間後に検査をして陰性だったが実は妊娠していたというケースもあるようです。「検査薬はあくまでも妊娠の有無を確認する目安のひとつ」としてとらえるのが良いかもしれませんね。
フライング検査の結果が変わることはある?
一部の妊娠を希望する人たちのあいだでは、妊娠検査薬の実施目安時期として指定されている生理予定日の1週間後よりも前に妊娠検査薬を試すことを「フライング検査」と呼ぶことがあります。フライング検査は、妊娠検査薬の使用前提条件から外れた使い方となり、信頼できる検査結果が得られるかは難しいかもしれません。
hCGの分泌が検査に必要な量には足りず妊娠しているにも関わらず陽性反応が出ない、妊娠していないにもかかわらず服用している薬の影響で陽性反応が出るといった場合もあります。陽性反応が出たとはいえ、妊娠検査薬では正常な妊娠かどうかまで判定することはできません。妊娠検査薬は信頼できる結果を得るために正しい条件で使うことが必要でしょう。
ただし生理予定日から1週間後に妊娠検査薬を試したところ陰性だったが、しばらく経ってから再度検査したら陽性だったというケースもあります。妊娠検査薬だけで判断するのではなく、妊娠初期症状に当てはまるものはないか、基礎体温の高温期は続いているかといった部分もあわせて確認しておくと良いでしょう。
高温期の「茶色のおりもの」は何のサイン?
女性ホルモンは、排卵・生理・基礎体温といったさまざまな部分に影響を与えます。子宮・腟などの分泌液が混じった「おりもの」も女性ホルモンの影響を受けて生理周期の中で変化しています。
おりものは排卵期に最も量が多くなるため、高温期には徐々に少なくなっていきます。白濁した粘り気のあるおりものになる時期で、生理が近づいてくると少量の血液が混ざることで褐色(茶色)に見えたり、下着につくと黄色がかって見えたりすることもあります。おりものは個人差が大きいため、自分のおりものの量・色・においといった変化を把握しておくことで、大きな変化が現れた際には役に立つでしょう。
下腹部痛や腰痛、胸の張りなどの症状はなぜ起こる?
高温期に現れる身体の変化と妊娠初期症状として現れる身体の変化には、共通するものがいくつかあります。高温期に現れる身体や心の変化は「PMS(月経前症候群・生理前症候群)」と呼ばれ、さまざまな症状を引き起こします。腹痛や腰痛・胸の張り・吐き気・肩こり・腰痛・イライラ・不安など、人によって症状は異なります。PMSは生理が来ることで症状が治まり、毎月同じ時期に似たような症状が起こることがひとつの判断の目安といえるでしょう。
妊娠初期症状はPMSと共通点があり、下腹部痛や嘔吐・微熱・食欲不振などがあります。妊娠初期症状の場合には市販の妊娠検査薬を使うとどうなるか、基礎体温の高温期が続いているかといったこともあわせて確認してみましょう。妊娠している可能性がある場合には、母子にとって非常に重要な「妊娠初期」であることも考えて行動する必要があります。妊娠の可能性がある場合には飲酒や薬の服用を避け、病院で正式に妊娠の検査をしてもらいましょう。
神経質になりすぎず、ストレスをためないことも大切
高温期の終わりが近づき、妊娠を希望している人はそわそわしたり、不安からイライラしたりする人もいるかもしれません。妊娠が成立した場合、すでにお腹の中で小さな命が育ち始めているかもしれない時期になっているため、あまりストレスをためこまないことも大切でしょう。妊娠初期は胎児の身体の器官が作られる大切な時期であり、流産などのリスクも高い時期でもあります。高温期13日目ともなれば、あと少しである程度は妊娠の有無がわかり始める時期にもなるため、焦らずもう少し様子を見てみることも大切でしょう。
妊活中におすすめの葉酸サプリ
妊活中の女性は葉酸の摂取を心がけましょう。厚生労働省は妊娠の可能性のある女性に対し、食事からの摂取に加えて1日400μgの葉酸を摂取することを推奨しています。
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