おむつはずれは平均何歳?夜だけできない場合は?自然におむつをはずすコツを紹介
「おむつはずれ」とは、子どもが自分の力でトイレに行き、おしっこやうんちができるようになることです。どれだけトイトレを頑張っても上手くいかなかったのに、ある日突然おむつがはずれたという経験をしたママも多いようですよ。ここでは、おむつはずれの平均年齢やタイミング、おねしょ場合の対策など自然におむつをはずすコツを紹介します。
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目次
おむつはずれとは?
トイレトレーニングを行う上で、おむつがはずれてパンツで過ごせるようになるには、下記の2パターンあるといわれています。
おむつはずれ | おむつはずし |
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・自然におむつがはずれてパンツで過ごせるようになること ・身体的な発達や、おしっこを我慢する感覚が育まれているかがポイント ・トイレでおしっこをしたい、パンツで過ごしたいという子どもの気持ちも大切 | ・子どものおむつがはずれるよう、意図的にトレーニングすること ・おむつをはずすために、時間を決めてトイレに連れて行くなど工夫するケースが多い ・子どものやる気を起こさせることが大切 |
ここでは、主に「おむつはずれ」について紹介します。おむつはずれを促す場合、子どもをトイレの練習に誘う程度のトイレトレーニングを行うケースが多いでしょう。子どもの発達や興味の対象を見極め、自然とおむつがはずれるように進めていけると良いですね。
おむつはずれの平均年齢は何歳?
おむつはずれが完了する年齢には大きな個人差があり、子どもの発達や興味の対象により異なります。一般的なおむつはずれの年齢やタイミング、子どもの発達を参考にしながらゆっくり自立を促し、おむつはずれに向けてトイレトレーニングできると良いですね。
1歳半~2歳頃
一般的に、1歳半~2歳頃からトイレトレーニングを始める方が多いようです。最初は、昼間の数時間だけトレーニングパンツで過ごしてみたり、おまるや補助便座に座らせてみたりと、トイレへの関心を引くように促してみましょう。子どもが保育園に通っている場合は、保育園の方針に合わせて過ごしても良いですね。
なかには、お座りができるようになった0歳の頃から、おむつをはずした育児に取り組むママもいます。おむつはずれは、自然と身に付く習慣のひとつともいわれています。おしっこやうんちを出す練習を兼ねて、自然とトイレで用を足す習慣が身に付くよう過ごしても良いですね。
3歳~4歳
3歳~4歳頃になると身体や脳が発達し、おしっこを身体にためたりおしっこを我慢したりと、少しずつ自分で排泄がコントロールできるようになります。3歳頃の、幼稚園に入園するタイミングでおむつはずれが完了したという子どもが徐々に増えてきます。
一方で、夜間はまだおねしょをしてしまうという子どもが多い年齢でもあります。子どものペースやコンディションを見ながら、焦らずおむつはずれに向けて取り組みましょう。
年齢にとらわれない
おむつはずれの年齢は、個人差がとても大きいものです。おむつはずれが完了する一般的な年齢を参考にしたとしても、子どもの発達や興味の対象によって上手くいかないことがあるでしょう。
おむつが自然とはずれる時期は、一般的な平均年齢より早い子も遅い子もいます。おむつはずれに向けてトレーニングする場合、親子のペースで進めることも大切ですよ。
おむつはずれを促すコツややり方は?
おむつはずれが完了するには、子どもの身体や脳、生活習慣においてさまざまな準備が必要です。できるだけスムーズに練習を進めるためにも、子どもの成長に合わせたタイミングや練習のコツなどを知っておくと安心です。
ある程度言葉が理解でき、少しおしゃべりができる
おむつはずれは、ある程度言葉が理解でき、少しおしゃべりができるようになってから完了する子どもがほとんどです。言葉の発達以前におむつはずれを促してしまうと、トイレに行きたい旨を伝えられないことがあります。
言葉が発達してきたら、子どもが「おしっこ」と言いやすいような環境を整えてあげましょう。子どもがそわそわしていたら「トイレに行ってみようか」と促しても良いですね。
ひとりで歩くことができる
おむつがはずれる際は、ひとりで歩いてトイレに行く子どもがほとんどです。もちろん、抱っこしてトイレへ連れて行くママもいますが、ママに「おしっこ」と伝えるために、自分の力で歩いてやってくる必要があるでしょう。
ひとりで歩けるようになったり、おしっこがたまっていることを感じたりすることは、大脳皮質が発達してきた証拠ともいわれています。子どもがひとりでトイレに行きたいと感じられるように脳が発達することで、おむつはずれが完了に向かいますよ。
おしっこの間隔があくようになってきた
子どものコミュニケーション能力が発達し、ひとりで歩けるようになったら、おしっこの間隔がどれくらいあいているかチェックしましょう。一般的に、一度おしっこが出てから2~3時間程度あくことで、おむつはずれがスムーズに進められるといわれています。
おむつが濡れていないかをこまめにチェックすると、子どものおしっこの間隔がどのくらいあいているかがわかりやすいでしょう。
おむつがはずれない!遅いけど大丈夫?
子どものおむつはずれが遅いと、「うちの子はまだおむつがはずれない」と焦るママが多いようです。
おむつはずれの年齢は、個人差が大きな習慣のひとつです。子どもの身体や脳が発達の途中であったり、トイレに興味がなかったりする場合は、ゆっくりとおむつはずれに向かっていると考えて大丈夫ですよ。無理強いしないことと、上手く排泄できなくても怒らないことはおむつはずしの大原則です。
小学生になると、パンツで過ごせない子どもはほとんどいません。いつまでたっても子どものおむつがはずれないと悩んでも、子どもが3~4歳になると自然とおむつがはずれたという体験をしたママはたくさんいます。子どものタイミングや気持ちを尊重しながら、パンツで過ごせるまでの成長を見守れると良いですね。
夜だけおむつがはずれない!
昼間のおむつはずれが完了しても、夜だけおむつがはずれずに悩む方が多いようです。夜だけおむつがはずれない場合、どのような対策をすると良いのでしょうか。
おねしょ対策をする
夜だけおむつがはずれない場合、子どもが寝ている最中におしっこが出てしまっても良いようにおねしょ対策をすると安心です。布団やベッドに防水加工が施されたおねしょシーツを敷いたり、おねしょケットをはいたりしても良いですね。
しかし、おねしょ対策をしても布団やシーツを濡らしてしまうことがあるでしょう。夜のおむつはずれに失敗は付きものです。睡眠を優先したい場合は、夜だけおむつで過ごしても大丈夫ですよ。
寝る前にトイレに連れて行く
おねしょを防ぐために、寝る前にトイレに行く習慣を付けましょう。身体と脳の発達が進むと、徐々に一晩おしっこをためておけるようになります。夜中に尿意を感じたりおねしょをしたりするのを防ぐためにも、寝る前はトイレに行くと安心です。
就寝前の1時間は、水分を摂らないよう心がけることも効果があります。しかし、夏の暑い日などは、寝ているあいだも熱中症になる可能性があります。真夏や寝室の環境によっては、水分補給を心がけてください。
夜は起こさなくても良い?
ひと昔前の育児では、夜中に子どもを起こしてトイレに連れて行き、おむつはずれを促す習慣があったといわれています。しかし、現在は、子どもの身体や環境がおむつはずれに向かっていても、できるだけ子どもの睡眠をさまたげないことを優先する専門家がたくさんいます。
子どもが快適に眠れるよう、おねしょが心配な場合は夜だけおむつをはかせても良いでしょう。おむつはずれは、親子でストレスがかからない方法で進めていくことが大切ですよ。
おむつがはずれたのに戻ってしまった
子どものおむつが完全にはずれたのに、またおもらしをするようになったという悩みを抱えるママは少なくありません。一度成功したにもかかわらず、またおもらしをするようになると、振り出しに戻ったと感じてしまいますよね。
おむつはずれは、成功と失敗を繰り返して徐々に成功する回数が増えるというサイクルが一般的です。ひとたび数日間パンツで過ごすことができたとしても、その後、連日おもらしが続いたというケースもあります。
おむつがはずれたと思ったのに、また元に戻ることはよくあることです。子どもの体調が悪かったり、気分が乗らなかったりするのかもしれません。おむつはずれは、子どものコンディションに合わせて練習できると良いですね。
布おむつの子はおむつはずれが早い?
おむつには、紙でできた使い捨てのタイプと、布でできた繰り返し使えるタイプがあります。紙おむつは吸水性が高く蒸れにくい特徴がある一方で、布おむつはおしっこが出た感覚がわかるという特徴があります。
布おむつで過ごす場合、おしっこが出たままで過ごすと不快感を覚えます。ママに不快な感覚を訴えやすいことから、布おむつで過ごしたほうがおむつはずれが早いという説を聞いたことがある方もいるでしょう。
しかし、布おむつを使用しているからといって、おむつはずれが早いとは一概にはいえないようです。おむつはずれには個人差があります。紙おむつ・布おむつに関わらず、ママと子どもの負担にならない方法でおむつはずれを進めて大丈夫ですよ。
おむつはずれをサポートするアイテム5選
子どもにおむつはずれを促すためにも、おむつはずれをサポートするアイテムを活用すると良いでしょう。子どもが好む色やキャラクターのアイテムを使い、親子で心に余裕を持ちながらおむつはずれのタイミングをつかんでいけると良いですね。
おまる
サイズ:W12×H20cm
ホーローおまるフタ付きは、生後5ヶ月頃から使えるおむつはずれをサポートするおまるです。ホーローは、さびにくく酸やアルカリに強いため、耐久性があると評判ですよ。寒い時期に使用しておしりが冷たいと感じる場合は、おまるカバーを付けて解決しましょう。
トレーニングパンツ
サイズ:80~100cm
カラー:イエロー、ピンク、ブルー
西松屋から、子どもに人気が高いキャラクター・アンパンマンのトレーニングパンツが発売されています。使用されているパイル地は、夏でも蒸れにくい素材といえるでしょう。同じくアンパンマンの絵柄が描かれた、ピンクやブルーのカラーがありますよ。
補助便座
サイズ:31.5×24×15.5cm
対象年齢:2~6歳
Amazon:トイレトレーナー
楽天:トイレトレーナー+ステップ
ベビービョルンのトイレトレーナーは、大人用トイレへの取り付けが簡単と評判です。シンプルなデザインなので、幅広い年齢の子どもに使用できるでしょう。
ショップによっては同じデザインのステップがセットになったものが販売されいます。ステップ単品でも購入できるので、ふんばる練習がしたい方はあわせて購入しても良いですね。
おねしょシーツ
オーガニックコットン
サイズ:650×850mm
デザイン:ANDY BAMBOO、FLAMINGO BAMBOO、MOLLY BAMBOO
プチバードのおねしょシーツは、オーガニックコットンを使用した吸湿性や通気性が良い防水パッドです。薄手なので、夏から冬まで1年を通して使うことができますよ。おねしょシーツは、洗い替えを考えて2枚程度あると安心です。
おねしょケット
サイズ:(小)約43cm/(大)約53cm
寝ているときの漏れが心配な場合は、ズボンタイプのおねしょケットがおすすめです。ズボンタイプのおねしょケットは、就寝時のズボンとして使用できますよ。寝ているときにおしっこが出てもシーツまで漏れにくいと定評があります。
おむつはずれの売れ筋ランキングをチェック!
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おむつはずれをサポートする本
おむつはずれは、親子で焦らず行うことが大切です。おむつはずれを促すコツをつかんだり、悩んだときに参考にしたりするために、絵本を読んでみても良いでしょう。
「おねしょ博士」が、おむつがとれるタイミングを教えます
発売日:2009年04月
著者/編集:帆足英一
出版社:赤ちゃんとママ社
ページ数:153p
「やさしいおむつはずれ―じっくり見極めパッととる」は、ママと子どもが無理することなく、おむつはずれを考えていける本と評判です。おしっことうんちはトイレでするものだと、子どもに教えてあげられるコツが紹介されています。おむつはずれを焦らずに進めたい方におすすめですよ。
おしゃべりや音で楽しくおむつはずれ
発売日:2014年10月
著者/編集:やなせたかし、トムス・エンタテインメント
出版社:フレーベル館
アンパンマンの「すっきりきれいできるかな?」は、トイレに行くときの様子を描いた音が出る仕掛け絵本です。アンパンマンは子どもに馴染みが深いキャラクターなので、子どもがトイレに興味を示しやすいでしょう。楽しくおむつはずれの練習をしたい方にもおすすめですよ。
おむつはずれのおすすめの本を探す
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おむつはずれに関する体験談
ここでは、ままのて編集部に寄せられた、おむつはずれに関する体験談を紹介します。
我が家の長男は、2歳前後の早い段階で昼間のおむつはずれが完了しました。おむつはずれをサポートするアイテムとして、おまるを用意しましたよ。
年齢的に早い段階でおむつがはずれたため安心していましたが、夜間のおむつがなかなかはずれません。結局、小学生に上がるころまでおねしょをしていました。
夜間のおむつはずれのためにおねしょシーツやおねしょケットを使用しましたが、本人なりにおもらしをしてしまったという不快感があったようです。自然とおねしょがなくなるまで、夜間だけおむつで過ごしましたよ。
長女は、満3歳で入園できる幼稚園に通いました。長女の幼稚園は、基本的にパンツで過ごす方針のようです。ところが、入園の2週間前になってもなかなかおむつがはずれず焦っていました。
事前に先生に相談したところ「やむを得ない場合はおむつで過ごすけれど、おもらしをしても良いからパンツで登園させてほしい」とのこと。パンツの替えを何枚も持たせなくては…と心配しましたが、娘は3歳を迎えたと同時におもらしをしなくなりました。
園で友達から刺激を受けたからか、身体的な発達からかはわかりません。しかし、どれだけ頑張ってもおむつがはずれなかったのに、自然とパンツで過ごせるようになったのには驚きました。子どもには、自然とおむつがはずれる時期があるのだなと感じましたよ。
おむつはずれは子どもの発達やペースで見守ろう!
おむつはずれの完了時期には個人差があり、子どもの身体や脳が発達が大きく関わります。幼稚園入園のタイミングに合わせたり、洗濯物が乾きやすい夏場に取り組んだりと、パンツで過ごす時間を徐々に増やしてみましょう。
おむつはずれは成功と失敗を繰り返し、やがて自然とパンツで過ごせるようになるケースがほとんどです。子どもの発達や興味の対象などからおむつはずれのタイミングを見極め、親子で無理なく進めていけると良いですね。