よもぎ蒸しは妊活に効果があるの?いつのタイミングでやるといい?頻度は?

「よもぎ蒸し」は妊活中の女性に注目されている韓国発の民間療法ですが、本当に不妊症に効果はあるのでしょうか。もし妊活のためによもぎ蒸しを行うなら、最適なタイミングや頻度も事前に知っておきたいですよね。よもぎ蒸しをすると排卵や生理が早まるという噂も気になります。ここでは、よもぎ蒸しの妊活への効果や影響について紹介します。

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この記事の監修

産婦人科医
藤東 淳也

目次

  1. よもぎ蒸しとは
  2. よもぎ蒸しの妊活への効果
  3. よもぎ蒸しは妊活中のいつのタイミングで行う?
  4. 妊活中のよもぎ蒸しの頻度はどれくらい?
  5. よもぎ蒸しをすると排卵や生理が早まるの?
  6. よもぎ蒸しは妊活を支える手段のひとつ
  7. あわせて読みたい

よもぎ蒸しとは

「よもぎ蒸し」とは韓国伝統の民間療法です。よもぎは昔から「何にでもよく効く薬草」として世界各地で使用されてきました。そのよもぎを煮立てた蒸気で下半身を蒸し温め、よもぎの有効成分を皮膚にあてるのがよもぎ蒸しで、韓国ではもともと産後の子宮復古を助けるために始まったようです。

よもぎ蒸しは、よもぎを煮立てる装置が設置された椅子に、裸の上から専用のマントをかぶって座るのが基本のスタイルです。椅子には穴が開いていて、穴からあがる蒸気で身体を温めますが、マントのおかげで蒸気が逃げずしっかり温まります。

よもぎの成分が腟粘膜に直接あたるよう、よもぎ蒸しは裸で施術するのが良いとされています。しかし、どうしても裸での施術に抵抗がある人には、紙パンツや専用の服が準備されているサロンもあるので安心してください。

よもぎ蒸しが受けられるサロンは、東京や大阪を中心に全国的に展開されているので、近隣にサロンがあるか探してみてくださいね。

よもぎ蒸しの妊活への効果

よもぎ蒸しに不妊症を治す効果があるかどうか、医学的な根拠は明らかになっていません。ただ、よもぎ自体は昔から鎮痛や解毒などの作用があるといわれ、民間療法で重宝されてきました。よもぎ蒸しについても、よもぎの成分を蒸気で取り入れることで、妊娠しやすい身体づくりをサポートする以下のような効果が期待できそうです。

身体が温まる

よもぎには血行を促進し、身体を温める効果があるといわれています。よもぎ蒸しは腟口に直接蒸気をあてて成分が吸収されやすくすることで、身体をしっかり温める効果が期待できますよ。

身体が温まると基礎代謝が上がるため、冷えの緩和にもつながります。冷えは子宮や卵巣の機能低下を招き、生理不順や不妊症の原因にもなるため、妊活中は積極的に「温活」したいですね。

ストレス解消

なかなか妊娠できないと、プレッシャーからイライラしたり憂うつになったりしてストレスを抱えることも少なくありません。ストレスは自律神経の乱れを招き、血流障害を引き起こします。血流障害は身体の冷えの原因になるので、妊活中は避けたいものです。

よもぎには「シネオール」と呼ばれる香り成分が含まれています。シネオールには副交感神経を優位にする効果があるため、よもぎ蒸しをするとイライラや焦りが和らぎ、心身をリラックスした状態にしてくれるでしょう。

また、よもぎ蒸しで身体を温めることで代謝が良くなり、たくさん汗をかきます。発汗してまるで運動した後のような爽快感が味わえるのも、ストレス解消につながるのかもしれませんね。

ホルモンバランスが整う

妊娠しやすい身体になるためには、ホルモンバランスを整えることが大切です。女性ホルモンのバランスが崩れる原因として、ストレスや身体の冷えがあげられます。

よもぎ蒸しは身体を蒸し温めて血行を良くしたり、香りでリラックスさせたりすることで、ホルモンバランスを整えるサポートをしてくれると考えられます。

よもぎ蒸しは妊活中のいつのタイミングで行う?

排卵前の低温期が良い

よもぎ蒸しにおすすめのタイミングは、生理後から排卵前の低温期といわれています。低温期は、卵子が成熟するとともに、卵子を包む卵胞から分泌されるエストロゲンの働きによって、受精卵が着床するための子宮内膜が厚くなる時期です。

身体の冷えは卵巣の働きを低下させ、エストロゲンの分泌をさまたげる原因にもなるため、この時期に身体をしっかりと温めたいですね。

高温期は避けたほうが良い

さまざまな症状に効くと重宝されているよもぎですが、経口摂取すると堕胎作用や月経刺激作用がある種類も存在し、よもぎ蒸しによる影響も明確なデータがありません。排卵後に当たる高温期は、着床が成立して妊娠超初期に入っている可能性もあるため、妊活している人は避けたほうが安心です。

高温期はプロゲステロンという女性ホルモンの影響によって心身に不調が起こりやすい時期でもあるため、妊活中ではない人も無理をしないでくださいね。

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妊活中のよもぎ蒸しの頻度はどれくらい?

妊活中のよもぎ蒸しは、回数を多く行うよりも一定の頻度で継続して行うのが良いとされています。まずは約1ヶ月の生理周期内で、生理終了直後に1回、排卵日までに追加で1〜2回行ってみましょう。

よもぎ蒸しによる体質改善の効果が現れるまでにはある程度時間がかかるといわれており、生理周期1周期だけでは効果が実感しにくいこともあります。そのため、妊活中のよもぎ蒸しは、最低でも3ヶ月くらい続けてみましょう。

よもぎ蒸しをすると排卵や生理が早まるの?

「よもぎ蒸しをすると排卵や生理が早まる」と耳にしたことがあるかもしれませんが、これに医学的な根拠はありません。

よもぎ蒸しで身体を温めたりリラックスしたりすることがホルモンバランスの調整につながり、結果として正常に排卵が起こったり生理不順が改善したりする可能性はあります。しかし、ホルモンバランスの乱れにはさまざまな要因が絡んでおり、トラブルの原因すべてが「よもぎ蒸しだけで取り除かれた」と断言することもできません。

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よもぎ蒸しは妊活を支える手段のひとつ

妊活では「これを実践すれば必ず妊娠できる」という手段はないですが、妊娠しやすい身体づくりのためにできることはたくさんあります。よもぎ蒸しもそのひとつで、冷えが気になる身体をじっくりと温めることで妊活をサポートしてくれるでしょう。妊活中はいつのまにかストレスや疲れがたまりがちなので、リフレッシュのために一度行ってみても良いかもしれませんね。

身体の冷えを改善したりホルモンバランスの乱れを整えたりするためには、バランスのとれた食事や十分な睡眠、適度な運動を行うことも大切ですよ。健康的な生活を心がけて、妊娠力アップを目指しましょう。

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