【一覧表】おむつのサイズを比較!サイズアップの目安やタイミングは?人気商品を一覧で紹介|助産師監修
赤ちゃんや子どものおむつは、どのタイミングでサイズアップをしたら良いか悩むママやパパが多いようです。サイズアップを検討する際は、おむつの種類(サイズ、大きさ)や各メーカーの特徴を知っておくと選びやすいですよ。ここでは、おむつのサイズアップの目安やタイミングとともに、人気メーカーの商品の比較を紹介します。
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目次
おむつの種類
おむつの種類には、サイズや形など、さまざまな違いがあります。赤ちゃんに合ったおむつを選ぶために、おむつのサイズや形、目的に応じたタイプを知っておきましょう。
サイズ
市販されている紙おむつは、子どもの月齢や体重・体型により合ったものが使用できるように、主に下記のサイズに分けられています。
・新生児用(小)
・新生児用(大)
・Sサイズ
・Mサイズ
・Lサイズ
・ビッグサイズ
・ビッグより大きいサイズ
・スーパービッグ
新生児用はメーカーに関わらず、誕生してすぐの生後0日から使用できるテープ式が一般的です。おむつのパッケージには、使用に適した体重の目安が表記されています。赤ちゃんや子どもの体重・体型・動きなどによって、おむつのサイズを選びましょう。
形状
市販されている紙おむつには、テープ式とパンツ式の2タイプがあります。各おむつの特徴は下記の通りです。
・テープ式…おむつの両サイドにテープが取り付けられていて、赤ちゃんのお腹の前で止めて固定するタイプ
・パンツ式…一般的なパンツのようにはかせるタイプ
おむつの形が2種類あるのには、さまざまな理由があります。なかでも、赤ちゃんの成長や動きに合わせておむつ替えをしやすいタイプが選べる、という点が大きな理由といえるでしょう。
赤ちゃんがねんねでじっとしてくれている時期は、テープ式のほうがおむつを替えやすいです。しかし、寝返りやハイハイをするようになると、パンツ式のほうが便利というママの意見がたくさんありますし、赤ちゃんも動きやすいかもしれません。子どもの成長や動きを見ながら、ママやパパがおむつ替えをしやすい形状のおむつを選びましょう。
目的
赤ちゃんや小さな子どもにおむつをはかせる目的はさまざまです。赤ちゃんや小さな子どもは、まだ自分の力でトイレに行くことができないので、日常的におむつをはいておしっこやうんちを受け止める必要があります。夜寝るときには、一晩分のおしっこを吸収してくれる吸水性の高いおむつを使うことで、赤ちゃんもママも安心して眠ることができるでしょう。
トイレトレーニングを始めたら、おしっこが出た感触がわかるトイレトレーニング専用のおむつがおすすめです。トイレトレーニングが完了したとしても、おねしょ対策として夜だけ大きめのおむつをはかせる場合もありますよ。水遊びの際には、おしっこやうんちが水に流れ込むのを防ぐ、水遊び用のおむつが便利です。
子どもの環境や目的に応じたおむつのタイプを選ぶことで、子育てがしやすくなりそうですね。
おむつのサイズアップの目安
おむつのサイズが合っていないと、漏れやすり切れの原因につながります。赤ちゃんや子どものおむつをサイズアップする際のサインを見逃さないように気を付けましょう。
月齢や体重
おむつのサイズは、メーカーごとに適正体重が少しずつ異なりますが、一般的な体重と月齢の目安は下記の通りです。
体重 | 月齢 | |
---|---|---|
新生児・小(テープ) | 誕生~3kg | 誕生~生後1ヶ月 |
新生児・大(テープ) | 誕生~5kg | 誕生~生後1ヶ月 |
S(テープ/パンツ) | 4kg~9kg | 生後1ヶ月~3ヶ月頃 |
M(テープ/パンツ) | 6kg~12kg | 生後3ヶ月~15ヶ月頃 |
L(テープ/パンツ) | 9kg~14kg | 1歳~3歳頃 |
ビッグ(テープ/パンツ) | 12kg~22kg | 3歳以上 |
ビッグより大きい(パンツ) | 13kg~28kg | 3歳以上 |
スーパービッグ(テープ/パンツ) | 15kg~35kg | 3歳以上 |
基本的にテープ式・パンツ式ともに、同じサイズであれば、適正体重はほぼ同等と考えて良いでしょう。メーカーによっては適正体重に1kg程度の誤差が生じる場合があるため、サイズアップを検討する際は適正体重を確認してください。
太ももやお腹に跡が付く
おむつ替えの際に、太ももやお腹におむつの跡が付いている場合は、サイズアップを考えましょう。新生児用ならSサイズへ、SサイズならMサイズへの移行を検討してみると良いですね。
また、お腹周りやおしりの辺りが窮屈そうな場合もサイズアップが必要かもしれません。赤ちゃんや子どもはよく動くため、おむつと肌とのあいだに適度なゆとりがあると快適に過ごせます。赤ちゃんや子どもの様子を見て窮屈そうならば、ワンサイズ大きめのタイプを選んであげましょう。
テープを止める位置が一番外側になる
テープ式のおむつを使用している場合、テープを止める位置が一番外側になったらサイズアップを検討しましょう。お腹を締め付けないためにも、お腹とおむつのあいだには、おおよそママの指2本分のゆとりが必要です。
また、テープの位置が外側の場合、赤ちゃんが動いた拍子におむつがはずれて漏れの原因になる場合があります。親子で快適に過ごすためにも、テープを止める位置を目安のひとつにして、おむつのサイズアップを見極めましょう。
うんちの状態が変わる
赤ちゃんの哺乳量や離乳食などで、うんちの状態が変わることがあります。特に離乳食が始まると、今まで一日に数回出ていたうんちの回数が減り、固まった状態へと変化していく赤ちゃんがほとんどです。
成長に応じてうんちの状態が変わったら、ワンサイズ大きなタイプのおむつを使用してみましょう。おしりとおむつのあいだにゆとりが生まれ、快適に過ごせる場合がありますよ。おむつ替えのときに赤ちゃんのうんちの状態を確認し、おむつのサイズアップを検討すると良いですね。
おしっこやうんちが漏れる
おむつからおしっこやうんちが頻繁に漏れる場合、赤ちゃんや子どもが成長して排泄量が増えたサインかもしれません。月齢が上がるとともに、1回のおしっこやうんちの量が増えるケースがほとんどです。おむつのサイズが小さい場合は、吸水量の不足により漏れることがあるでしょう。
背中や股の辺りからおしっこやうんちが漏れるようであれば、ワンサイズ大きなおむつの使用を検討しましょう。
寝返り、ハイハイなどの赤ちゃんの動き
赤ちゃんの動きや体力に成長が見られ、寝返りやハイハイをするようになったら、おむつのサイズを見直してみましょう。おむつは身体に無理なくフィットしている状態が良いといえます。赤ちゃんが自由に動けるように、また、おしっこやうんちをおむつから漏らさず快適に過ごせるように、おむつのサイズを考えてあげましょう。
動いたときにお腹周りが窮屈そうであったり、すれて皮膚が赤くなっていたりしたらサイズアップを検討してみてください。
おむつのサイズの比較(新生児・S・M・L・ビッグ)
ムーニー | パンパース | メリーズ | グーン | |
---|---|---|---|---|
新生児(小) | 誕生~3kg (テープ) | - | 誕生~3kg (テープ) | - |
新生児(大) | 誕生~5kg (テープ) | 誕生~5kg (テープ) | 誕生~5kg (テープ) | 誕生~5kg (テープ) |
S | 4~8kg (テープ・パンツ) | 4~8kg (テープ・パンツ) | 4~8kg (テープ・パンツ) | 4~9kg (テープ・パンツ) |
M | 6~11kg (テープ・パンツ) | テープ:6~11kg パンツ:6~10kg | 6~11kg (テープ・パンツ) | 6~12kg (テープ・パンツ) |
L | 9~14kg (テープ・パンツ) | 9~14kg (テープ・パンツ) | 9~14kg (テープ・パンツ) | 9~14kg (テープ・パンツ) |
ビッグ | 12~17kg (パンツ) | 12~22kg (パンツ) | 12~22kg (パンツ) | 12~20kg (パンツ・テープ) |
ビッグより大きい | 13~25kg (パンツ) | 15~28kg (パンツ) | 15~28kg (パンツ) | 13~25kg (パンツ) |
スーパービッグ | 18~35kg (パンツ) | - | - | 15~35kg (パンツ・テープ) |
特徴 | ・全面通気シートで通気性が良い ・オーガニックコットン使用ナチュラルムーニー有 | ・しまじろうなど ・通気性、吸水性、密着性へのこだわり ・快適フィット革命Sカーブで漏れを防ぐ | ・メリーズうさちゃんなど ・3層エアスルー設計で、ムレを追い出す ・着けたてのサラサラ感が続く | ・ミッキーなど ・おしっこをすばやく吸い込む「まっさらさらシート」 ・スピード通気シートを採用 |
メーカー | ユニ・チャーム | P&G | kao | エリエール |
メーカーによっては、一般的なおむつのラインアップに加えて、赤ちゃんや子どもの肌に優しいオーガニックコットンを使用した商品や、肌触りを追及した商品を販売しています。赤ちゃんのデリケートゾーンがかぶれやすい場合は、肌に優しいタイプを試してみてはいかがでしょうか。
他にも、おむつの卒業に向けたトレーニングパンツや、水遊び用のパンツを販売しているメーカーがあります。いずれにしても、各サイズの適正体重は同じ場合がほとんどのため、目的に応じておむつの種類を選びましょう。
テープ式からパンツ式への替えどきは?
赤ちゃんが自分で寝返りを打つようになったりハイハイをしたりして動き回るようになったら、テープ式おむつからパンツ式おむつへ移行しても良いでしょう。紙おむつにテープ式とパンツ式の2種類ある理由のひとつに、おむつ替えのしやすさがあげられます。
寝返りを打つようになったりハイハイをし始めたりすると、おむつ替えのときに赤ちゃんが動き回るため、ストレスを感じる方が多いでしょう。パンツ式おむつなら、寝返った状態でもスムーズにはかせることができ、ママやパパの負担を減らすことができますよ。
また、赤ちゃんの動きが大きいためにテープの部分がすれ、腰のあたりが赤くなっていたら、テープ式からパンツ式へ移行するサインと考えて良いでしょう。赤ちゃんや子どもの成長や環境によって、うまくテープ式とパンツ式を使い分けられると良いですね。
おむつはサイズアウトに注意
赤ちゃんや子どもは成長が著しく、すぐに身長が伸びたり体重が増えたりします。同じサイズのおむつを使用する期間が短い場合もあるため、買いだめをしておいたらサイズアウトしてしまった、という経験をしたママも少なくありません。
特に、新生児用おむつの買いだめは控えるようにしましょう。新生児はうんちを1日に2~3回、おしっこは13~18回程度することから、おむつがたくさん必要であるように感じます。しかし、新生児用おむつは使用する期間が1ヶ月に満たないことが多く、1パック使用しただけでSサイズに移行したという方もいるようです。
常に赤ちゃんや子どもに合ったサイズをはかせるためにも、サイズアップのことを考え、買いだめはほどほどにしておきましょう。
おむつのサイズアップに関する体験談
初めての育児でおむつのサイズアップの目安がわからなかったころは、体重だけを目安にしてサイズを選んでいました。しかし、娘の体型は細身だったため、体重を目安に選んだおむつが大きく感じられることが多かったです。うんちやおしっこが漏れてしまうことも、珍しくありませんでした。
そこで体重はあまり重視せず、フィット感に着目しておむつを選ぶことにしました。体重だけ見ると小さめサイズのおむつでしたが、娘にはちょうど良かったようで、うんちやおしっこが漏れることが軽減されたのです。
ママ友の子どもはぽっちゃり体型で、少し大きめサイズのおむつのほうが漏れにくいと話していました。おむつ選びでは、体重だけでなく、赤ちゃんの体型にも着目すると良いかもしれません。
長男が生まれた際、産院でサンプルをもらったメーカーのおむつを数ヶ月間使用していましたが、いつも背中からうんちが漏れてストレスを感じていました。
パッケージに表記された適正体重には余裕があったのですが、子どもが成長したのかと思いサイズアップをしました。それでも漏れが続いたので、思い切ってメーカーを変更したところ、背中からの漏れがなくなり快適に育児ができたという経験があります。
ところが、次男のときは長男のときに漏れに悩まされたメーカーのほうが、漏れやかぶれが少なく、適正体重になるまで快適に使用できました。同じメーカーでも子どもの体型や肌質により使い勝手が異なるのだなと感じました。サイズアップをする前に、サンプルなどを使用していろいろなメーカーを試してみるのもおすすめですよ。
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おむつのサイズアップは子どもの成長に合わせて
おむつをサイズアップする際は、赤ちゃんや子どもの体重を目安にする他、動きや体型などを考慮するようにしましょう。太ももやお腹におむつの跡が付いたり、おしっこやうんちが漏れたりするようであれば、サイズアップのサインかもしれません。
テープ式からパンツ式へ移行する場合は、子どもの成長に応じてママやパパがおむつ替えしやすいほうを選びましょう。一般的に赤ちゃんがハイハイをし始めたらパンツ式のほうが使いやすいとされていますが、テープ式のほうがフィットするという方もいます。
子どもの成長や体型・動きに応じて、身体にフィットするタイプのおむつを常に選んであげたいものですね。