更新日:2017年06月12日

双子は自然分娩できる?双子出産の準備と費用、リスクとは

「妊娠が分かったと思ったら双子だった!」というママのために、双子を出産する場合に必要な準備や費用、双子出産のリスクについて解説します。通常と同じように自然分娩は可能かどうかについても説明しているので、双子を妊娠して不安な方は参考にしてみてください。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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双子は自然分娩できる?

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双子を妊娠したけど、できれば自然分娩したいと思うママも多いでしょう。双子を出産する場合でも、自然分娩は可能かどうかを説明していきます。

6~7割が帝王切開

双子の6~7割は帝王切開によって生まれています。双子を妊娠することによって母体に負担がかかり、出産時にかかるリスクが大きくなることから、帝王切開を選択するママが多いようです。

自然分娩するための条件

条件を満たせば、双子を出産するときでも自然分娩を行うことができます。

・前期破水の危険性がない
・赤ちゃんがふたりとも出産時に産道を通りやすい位置にいる
・最初に出てくると予想される方の赤ちゃんの頭が正常で下向きになっている
・出産までの妊婦健診で母子ともに健康な状態である

少なくとも上記の条件を満たした状態なら、自然分娩の許可がおりることがあります。自然分娩を希望する場合は担当の医師とよく相談し、出産までに母体を健康に保つことが大切です。

自然分娩するときのリスク

双子の出産では、1人目が生まれた後に2人目の位置が変わりやすいため、分娩の途中でもトラブルが起こる場合があります。弛緩出血を起こしやすいことも双子の出産の特徴です。

緊急帝王切開に切り替えることもある

1人目のお産が順調でも、2人目が難産になり、分娩の途中で緊急帝王切開に切り替えられることも珍しくありません。それほど双子の出産には母体に負担がかかりやすいため、あらかじめ自然分娩でのリスクを把握しておく必要があります。

双子を出産する病院の選び方

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双子を妊娠した場合は、どこの病院でも出産できるわけではありません。緊急時にもすぐに対応できるよう、できるだけ安心して双子を出産できる病院を選ぶようにしましょう。

助産院では出産できない

助産院では医療行為ができないため、出産時に何かトラブルがあった場合に対処することができません。双子を出産する際は、助産院以外の病院で出産することになります。

小規模な産院では受け入れできないこともある

小規模な産院では、双子を妊娠しているママを受け入れられないことがあります。万が一何かトラブルがあった場合は大きな病院に搬送されることが多く、双子の出産はできない産院も少なくないのです。通いやすかったり相性が良かったりしても、必ずしもその産院を選べないこともあるので注意が必要です。

設備の整った総合病院が安心

双子の出産では、緊急の場合でもすぐに対応できる医療設備の整った総合病院を選ぶと良いですね。自然分娩から緊急帝王切開に移行する際もスムーズで、母体や赤ちゃんの負担も最小限に抑えられます。何かトラブルが起こった場合もすぐに対応できるので、ママも安心できるでしょう。

双子を出産する前に準備しておくもの

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双子を出産する際は、通常よりも多めの準備物が必要になります。出産前に、必要なものはある程度揃えておくようにしましょう。

消耗品は1.5倍

おむつなどの消耗品は多めに用意しておくと良いでしょう。病院で使っているおむつや新生児用の少し小さめのおむつを買っておくと安心です。おしりふきもいくらあっても困らないので、たくさん買っておくことをおすすめします。

ひとつあれば十分なもの

双子を出産しても、ベビーバスやつめ切り、体温計などはひとつあれば共同で使えます。出産後、退院するまでに少しずつ揃えても良いですし、場合によって使いわけたいものについてはふたつ購入すると良いですね。

ふたつ必要なもの

衣類や哺乳瓶などはふたつ必要になってきます。粉ミルクはママの母乳の出にもよりますが、双子だと消耗が激しくなるため、ふたつ買っておくと安心です。また、ベビーベッドはふたつ必要になることもあります。

あると便利なもの

授乳クッションやハイローラックなどがあると便利です。双子を出産すると育児も大変になるため、できるだけお助けグッズなどを活用すると子育てが楽になります。

双子の出産にかかる費用

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60~80万円が目安

双子の出産費用は、60~80万円の間が目安です。単純にふたり分の出産費用と考え、自然分娩か帝王切開かによっても金額は違ってきます。管理入院・帝王切開手術代・分娩代で約50~60万円、それに赤ちゃんの入院費があわせた金額が上乗せになる形になります。

限度額適用認定証を発行してもらう

双子を出産するにあたっては、治療費が高額になることがほとんどなので、加入している健康保険に申請して「限度額適用認定証」を発行してもらいましょう。

一定の金額を超えた場合の医療費を免除してくれる制度なので、出産費用以外にも高額な医療費の請求がきた場合に限度額適用認定証を持っていれば、オーバーした分の医療費を払わなくても済みます。出産前に健康保険に確認して申請しておくと良いですね。

出産育児一時金は84万円受け取れる

通常の出産時に受け取れる出産一時金は42万円ですが、双子の出産の場合はふたり分の84万円を受け取ることができます。しっかりと申請して出産一時金を受け取れるようにしておきましょう。

双子出産のリスク

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双子の出産には、当然いろいろなリスクも付きものです。軽い症状から赤ちゃんへの影響まで、双子出産のさまざまなリスクを説明していきます。

妊娠線

双子を妊娠すると、当然お腹にふたりの赤ちゃんが入っているので、通常の妊娠よりも皮膚が引っ張られるために妊娠線が出やすくなります。妊娠線予防をしていても、お腹が大きくなってくると妊娠線が出てくるママは多いです。

貧血

双子妊娠ではふたり分の血液が必要になるため、通常より貧血になりやすくなります。普段から鉄分を多く摂取していても貧血になる場合が多いので、鉄剤などで補給しながら経過を観察するようにしましょう。

妊娠高血圧症候群

妊娠20週以降、出産後12週頃までに妊娠高血圧症候群になる確率が高くなります。双子を妊娠しているママは、単胎児を妊娠しているママに比べて約6倍も妊娠高血圧症候群にかかりやすいといわれており、尿タンパクが検出されたり高血圧に悩まされる心配があります。

羊水過多症

双子の出産では羊水過多症になることも珍しくありません。症状としては体重の増加やむくみや胃の圧迫感などがあり、呼吸困難などの重症に陥る可能性もあります。また、急激に羊水量が増えることもあるので、体に異常を感じた場合はすぐに受診しましょう。

早産・難産

双子の出産は、約5割が早産や難産になりやすいといわれています。単胎児の場合と違い、妊娠8ヶ月の時点で通常の臨月と同じくらいのお腹の大きさになることから、予定日より早く出産することになるケースも多いです。

出産が早まることで、母体に負担がかかって難産になることもあるので、妊娠8ヶ月になる前から出産準備を少しずつ進めておくようにしましょう。

低出生体重児

双子の出産では、低出生体重児が多い傾向にあります。単胎児と違い、臨月ギリギリまでお腹の中にいられるケースは多くありません。そのため、どうしても出産予定日より早い出産になってしまい、生まれた赤ちゃんが低出生体重児になることが多いようです。

双子を妊娠したら準備をしっかりと

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双子の出産には、さまざまなリスクがあります。出産に向けて母体を健康に保ち、無理をしないことが大切です。

出産するまでに必要なものを少しずつ準備し、妊娠8ヶ月頃までに、出産への心と身体の準備をしておくと良いですね。双子を安心して出産できる病院を選び、少しでも出産の負担が少なくなるように頑張りましょう。

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